ぶどう「スチューベン」とは?食べ方や種・皮の特徴は?安い理由も紹介!
スチューベンとはどんなぶどうの品種か知っていますか?今回は、スチューベンの味・糖度・種などの特徴や、種ありぶどうの美味しい食べ方を紹介します。旬の時期や産地、美味しい選び方に加え、安いといわれる理由やほかの品種との違いも紹介しますので参考にしてください。
目次
- ぶどう「スチューベン」とは?
- スチューベンの特徴は?味や糖度は?
- ①強い甘みと高い糖度
- ②小粒で皮が厚い
- ③基本的に種がある
- ④日持ちがよい
- スチューベンの旬の時期や産地は?
- スチューベンの旬の時期
- スチューベンの産地
- 美味しいスチューベンの選び方は?
- スチューベンの美味しい食べ方は?皮や種は食べる?
- ①口の中で皮をむいて食べる
- ②種は噛まずに飲み込むか取り出す
- スチューベンが安いと言われるのはなぜ?
- スチューベンとアーリースチューベン・デラウェアの違いは?
- ①アーリースチューベンとの違い
- ②デラウェアとの違い
- スチューベンの保存方法は?
- スチューベンが好きな人におすすめの黒ぶどう3選!
- ①山形産「ニューピオーネ」1.4kg【9月中旬頃〜お届け】
- ②「甲斐の里グループ」 山梨産 「巨峰」 1.4kg【8月中旬頃〜お届け】
- ③山形または山梨産 ブラックシャインマスカット「富士の輝」 1房(700g)【9月下旬頃〜お届け】
ぶどう「スチューベン」とは?

スチューベンは1947年、アメリカのニューヨーク州でウェインとシェリダンを交配して誕生しました。1952年に日本へ導入され、寒冷な気候に適することから青森県鶴田町を中心に栽培が広がりました。鶴田町周辺で栽培されるスチューベンは、「つるたスチューベン」として2019年3月20日に地理的表示保護制度(GI)に登録されています。
スチューベンの特徴は?味や糖度は?

スチューベンという名前は知っていても、詳しい特徴までは知らない人もいるでしょう。どのような味わいなのか、見た目や栄養面にはどのような特徴があるのか気になるところです。スチューベンの特徴を詳しく紹介します。
①強い甘みと高い糖度
スチューベンは甘みが強く、糖度は20度前後になることもあります。酸味が控えめで、濃厚な甘さがあるのが特徴です。果汁が豊富で香りもよく、甘い黒ぶどうが好きな人に向いているでしょう。なお、収穫時期や個体によって糖度に差が出ます。果肉にはブドウ糖や果糖などの糖質が含まれ、果皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニンも含まれています。
②小粒で皮が厚い
スチューベンは1粒が3〜5gと小さく、紫黒色の厚い果皮に覆われているのが特徴です。1房の重さは200〜300gで、小さな粒が房全体に密集しています。果皮が厚いので、食べる時は皮を残すのが基本です。
③基本的に種がある
スチューベンは種無し処理が施されておらず、粒の中に種が入っているのが一般的です。種のまわりの果肉には酸味があります。種の数や大きさには個体差があるため、気になる場合は購入時にパッケージの表示を確認しましょう。
④日持ちがよい
スチューベンは高い貯蔵性があり、収穫後も比較的長期間保存できるのが特徴です。産地では普通冷蔵で約2ヶ月間貯蔵が可能です。そのため、秋に収穫したスチューベンが冬にも流通します。ただし、この長期間の貯蔵は適切に管理された施設によって実現します。家庭で保存する場合は同じ期間を目安とせず、状態を確認しながら早めに消費しましょう。
スチューベンの旬の時期や産地は?

スチューベンがいつ頃から出回るのか、どのような地域で栽培されているのか知りたい人もいるでしょう。スチューベンの旬の時期や代表的な産地について詳しく紹介します。
スチューベンの旬の時期
収穫直後のスチューベンを味わいたいなら、青森県で最盛期を迎える10月初旬から中旬に出回る物を選びましょう。9月に着色が始まり、着色開始から40〜45日後の10月上〜中旬から本格的に収穫が始まります。
貯蔵性が高く、0℃前後、湿度95%程度で管理された低温貯蔵やCA貯蔵により、年末年始から2月下旬頃にも流通します。秋は採れたて、冬は貯蔵品というように、長い期間楽しめるのがスチューベンの持ち味です。
スチューベンの産地
スチューベンの国内の作付面積では、青森県が約69%を占めています。なかでも津軽地方の鶴田町は代表的な産地として知られ、秋田県や山形県など東北地方の各地でも栽培されています。スチューベンは温暖な地域では栽培しにくく、原産地のニューヨーク州と緯度が近い津軽地方は、栽培に適した環境です。
鶴田町では普通冷蔵で約2ヶ月貯蔵が可能な技術を生かし、スチューベンを冬ぶどうとして全国へ出荷しています。
美味しいスチューベンの選び方は?

美味しいスチューベンは、果皮の色が濃く、粒全体に張りがあるのが特徴です。果実の表面に付いている白い粉はブルームと呼ばれ、脂肪酸などでできた天然成分です。雨や朝露などをはじいて病気を防いだり、水分の蒸発を防いで鮮度を保ったりする働きがあります。ブルームがきれいに残り、軸がしっかりしている物は、鮮度がよい証拠です。
房の先端は粒が熟しやすいので、先の粒まで張りがあるかについても確認しましょう。軸が枯れている物や粒落ちが多い房は、鮮度が低下している可能性があります。粒を強く押さず、房全体の色と張りを見て選ぶのがポイントです。
スチューベンの美味しい食べ方は?皮や種は食べる?

スチューベンは皮が厚く、種が入っているのが特徴です。一般的なデラウェアや種無しぶどうとは、どのように食べ方が違うのか疑問に思う人もいるでしょう。スチューベンの美味しい食べ方について紹介します。
①口の中で皮をむいて食べる
スチューベンの粒を口に含み、中の果肉を噛まずにそのまま飲み込むように食べるのが基本です。スチューベンの皮と実の間に甘みを感じやすいので、皮に残った果汁も一緒に吸って味わうことがポイントです。実をそのまま噛まずに飲み込めば、残った皮も口の外へ出しやすくなります。
水が付くと傷みが早くなるため食べる直前に水洗いし、よく冷やしておくと甘みを強く感じられます。
②種は噛まずに飲み込むか取り出す
スチューベンの種が気にならなければ、果肉を強く噛まず、種ごと飲み込む食べ方も可能です。種の周りはやや酸味があり、噛むと甘さを感じにくくなるため、産地では種を噛まないのが一般的です。種を飲み込むことに抵抗がある場合は、口の中で果肉と種を分け、種だけを取り出しましょう。
ただし、ぶどうのように丸くて表面がなめらかな食品は、種の有無にかかわらず子供にとって窒息のリスクがあります。子供に食べさせる場合は、種を取り除くだけでなく、4分割にしてから与えてください。
スチューベンが安いと言われるのはなぜ?

青森県鶴田町では、スチューベンの収穫時期にはスーパーで1房につき数百円で販売されることがあります。収穫時期は10月で常温保存では数日しか日持ちしませんが、CA貯蔵によって2月まで鮮度を保ちながら保存が可能です。冬になるとぶどうの値段が高くなる傾向がありますが、スチューベンの値段が比較的安いのはこのような背景によるものです。
ただし、販売価格は産地や等級、内容量、出荷時期によって変わり、常に安価な品種というわけではありません。
スチューベンとアーリースチューベン・デラウェアの違いは?

スチューベンと名前が似たぶどうには、アーリースチューベンやデラウェアがあります。名前が似ているので、違いがわかりにくい人もいるでしょう。スチューベンとアーリースチューベン、デラウェアの違いについて解説します。
①アーリースチューベンとの違い
アーリースチューベンは名前にスチューベンが入っていますが、正式名はバッファローというアメリカ生まれの別品種です。ニューヨーク農業試験場にて「ハーバート」と「ワトキンス」を交配した実生から選び抜いた物を育て、1949年に登録されました。スチューベンの親品種は「ウェイン」と「シェリダン」で、アーリースチューベンとは異なります。
アーリースチューベンはスチューベンより約1ヶ月早く収穫できる早生品種で、旬は8月上旬からです。商品によってはジベレリン処理により種無しの物もあるため、種の有無は表示を確認しましょう。
②デラウェアとの違い
デラウェアは赤色系、スチューベンは紫黒色で、果皮の色が異なります。どちらも小粒で甘みが強いぶどうですが、デラウェアは甘みと酸味のバランスがよく、一般にジベレリン処理をした種無しの状態で流通します。一方、スチューベンは基本的に種があり、果皮も厚めです。
種がなくそのまま食べやすいぶどうを求める場合はデラウェア、濃厚な甘さや貯蔵性の高さを重視する場合はスチューベンが向いています。
スチューベンの保存方法は?

スチューベンは乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。房のまま保存する場合は新聞紙やラップで包むか、ポリ袋に入れてください。水分が付くと傷みが早くなるため、保存前には洗わず、食べる直前に必要な分だけ水洗いします。より長持ちさせたい場合は、実を引っ張って外すのではなく、清潔なはさみで軸を2〜3mm残して1粒ずつ切り分けてください。
切り分けた粒は保存容器や袋に入れて野菜室で保存しましょう。スチューベンは房のままなら家庭用の冷蔵庫で約1週間保存が可能ですが、風味を損なわないうちに食べ切ってください。
スチューベンが好きな人におすすめの黒ぶどう3選!
スチューベンが好きな人は、ほかにはどのような黒ぶどうがあるのか知りたい人もいるでしょう。黒ぶどうには、スチューベンとは異なる粒の大きさや香り、種無しで食べやすい品種があります。おすすめの黒ぶどうを3選紹介します。
①山形産「ニューピオーネ」1.4kg【9月中旬頃〜お届け】
ニューピオーネは紫黒色の大粒のぶどうで、爽快なマスカットの香気を持ち、風味豊かな味わいが特徴です。糖度は16度以上になり、強い甘さと酸味を持っています。ピオーネにジベレリン処理を施した種無しの品種がニューピオーネとして出回っており、種がなく皮離れもよいため食べやすいのも特徴です。
②「甲斐の里グループ」 山梨産 「巨峰」 1.4kg【8月中旬頃〜お届け】
「甲斐の里グループ」の巨峰は、豊富な果汁と、ほどよく締まった果肉が特徴です。スチューベンとは異なるコクや食感を味わえます。濃い紫黒色の果皮と甘い香りが特徴で、代表的な黒ぶどうの品種として長く親しまれています。
③山形または山梨産 ブラックシャインマスカット「富士の輝」 1房(700g)【9月下旬頃〜お届け】
ブラックシャインマスカット「富士の輝」は、「シャインマスカット」と「ウインク」を交配して生まれた品種で、濃厚な甘みと大きな粒が特徴です。糖度は24〜25度、最大で30度という記録があるほど高いです。種がなく皮ごと食べられるため、黒ぶどうならではの深い味わいを堪能できます。
ぶどう「スチューベン」を食べてみよう
スチューベンは小粒ながらも糖度が高く、濃厚な甘みと優れた貯蔵性が特徴です。厚い皮や種がありますが、果肉を飲み込むように食べると、果汁と甘みを楽しめます。食べ方や保存方法を知り、秋から冬にかけて楽しめるスチューベンを、ぜひ味わってください。



