バナナのヘタに白いふわふわが...カビ?食べられる?見分け方や対処・予防方法も紹介!
バナナのカビの見分け方を知っていますか?今回は、バナナの〈ヘタ・房〉の白いふわふわの正体・対処法や、食べられるのかを紹介します。バナナをカビさせない予防・保存方法や、腐った時の特徴も紹介しますので参考にしてください。
目次
バナナのヘタに白いものが…カビ?食べられる?

バナナを保存していると、ヘタの部分に白いふわふわとした物が現れる場合があります。見た目がカビのように見え、中身を食べても大丈夫なのかと不安に感じる人も少なくありません。保存していたバナナのヘタが白く変色する原因や食べられるかどうかについて紹介します。
バナナのヘタ・根元の白いふわふわの正体は「カビ」
バナナを袋から出した際、ヘタや付け根の部分に白い綿のような物が付着している場合があります。これはカビが繁殖したことが原因です。カビは気温が20〜30度前後、湿度が70%以上になると繁殖しやすいのが特徴です。袋に入れたままのバナナは中身が蒸れやすく、カビの原因になります。特に防カビ剤が塗布されていない軸や根元の部分にカビが生えやすくなります。
また、バナナの房が繋がる根元はクラウンと呼ばれる部位で、傷みやすい箇所です。切り口から空気が入り込みやすく、栄養が通っていた茎でもあるので他の部分よりも劣化が進みやすいと考えられます。
バナナに白いカビが生えても食べられる
ヘタに白いカビがあっても、中身を口にできないというわけではありません。表面だけにカビが確認できる場合は、まずヘタを切り落とす対処で問題ありません。バナナは厚い皮に守られ、房そのものにカビが広がっていなければ果肉は無事な場合がほとんどです。皮を剥いて変色や異臭がなければ、そのまま食べても問題ありません。
気になって安心して食べられない場合は、ヘタ付近を取り除くなどして対応すると良いでしょう。輸入品のバナナは防腐処理が施されている物もありますが、保存状態が悪いとカビが発生しやすい果物です。バナナを購入した後は、保存場所や温度に注意することが大切です。
ただし中身が腐敗している場合は廃棄しよう
白いカビが先端のヘタだけにとどまっている場合は食べられる可能性がありますが、軸からカビが広がり房そのものに広がっている時は腐敗の可能性があります。少量であれば果肉は問題なく食べられる場合もありますが、カビが生えている範囲が広いと注意が必要です。
また、皮を剥いた際に普段と異なる様子が見られるようなら、口にせず廃棄するのが安全です。どのような変化が見られたら腐敗と判断できるのかは、次の項目で紹介します。
バナナのカビ以外の腐っている特徴は?

バナナは温度や保存場所により、保存が可能な期間は変動します。保存期間を超えて成熟し過ぎたバナナは徐々に見た目、臭い、味が変わるので、それらを観察して安全に食べられるかどうかを判断しましょう。
完熟したバナナの果肉は柔らかいのが普通ですが、皮が剥けないほど柔らかかったり、黒っぽい液体が出てきている場合は腐っているので食べないでください。
一部分だけの変色であれば、その部分を取り除いて食べられる場合もあります。ただ、味や臭いに異常があれば廃棄しましょう。また、腐ったバナナは酸っぱい臭いや生ゴミのような臭いがするのが特徴です。食べると苦味や舌に刺激を感じる場合もあり、そのまま食べると危険です。
【腐ったバナナの特徴】
・果肉が異常に柔らかい
・汁が出る
・異臭がする
バナナをカビさせない保存方法・対策は?

バナナスタンドにかけてバナナを保存するとテーブルやお皿と接する面が減り、空気の通り道が確保され、湿気によるカビの発生を抑えやすくなります。ただし、スタンドにかけるだけでは保存期間が延びるのは1~2日程度です。
バナナの保存期間を延ばしたいなら、冷蔵庫の野菜室での保存が良いでしょう。バナナを新聞紙やラップ、ポリ袋で包んで保存してください。バナナをそのまま野菜室に入れると、他の野菜から発せられるエチレンガスで熟す速度が速まります。必ず新聞紙などで包み、エチレンガスによる影響を避けてください。
正しい方法で野菜室で保存すれば、バナナの食べ頃を数日~1週間ほど保てます。それ以上に保存期間を延長したい場合は、冷凍保存をしてください。冷凍保存する場合は、皮を剥くか、スライス、ペースト状にしましょう。どの場合でもラップに包み、フリーザーバッグに入れて保存してください。
【バナナをカビさせない保存方法】
・バナナスタンドを使う
・野菜室に入れる
・冷凍保存する
バナナがカビても食べられる場合がある!
バナナは保存中の温度や湿度が原因で白いカビが発生する場合がありますが、正しい温度管理と保存方法を心掛ければ、食べ頃をある程度キープできます。バナナに白いカビが生えても食べられる場合もあるので、腐っているかどうかの判断基準を覚えておきましょう。