ベーコンは冷凍できる!保存期間は?パックのままはNG?解凍方法・焼き方も紹介!
ベーコンは冷凍保存できるのか知っていますか?今回は、〈パックのまま・カットしてパラパラに〉などのベーコンの冷凍保存方法を〈スライス・厚切り〉別に紹介します。冷凍ベーコンの〈そのまま焼く〉などの解凍方法や日持ち期間も紹介しますので参考にしてください。
目次
- ベーコンは冷凍できる?保存期間はいつまで?
- ベーコンは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
- 【スライス】ベーコンの冷凍保存方法は?パックのままOK?
- 【パックのまま・袋のまま】ベーコンの冷凍保存方法
- 【カットしてパラパラに】ベーコンの冷凍保存方法
- 【1枚ずつ小分け】ベーコンの冷凍保存方法
- 【厚切り・ブロック】ベーコンの冷凍保存方法は?
- 冷凍ベーコンの解凍方法・使い方は?
- ①凍ったまま調理
- ②冷蔵解凍
- ③氷水解凍
- ④電子レンジ【急ぎの場合】
- 解凍したベーコンの再冷凍はNG
- 焼いたベーコンの冷凍保存方法・解凍方法は?
- 焼いたベーコンの冷凍保存方法
- 焼いて冷凍したベーコンの解凍方法
- 冷凍保存したベーコンのおすすめレシピ3選!
- ①ベーコンとチーズのスティック春巻き
- ②ベーコンとブロッコリーと卵のマヨ炒め
- ③ベーコンとポテトのチーズ炒め
ベーコンは冷凍できる?保存期間はいつまで?

ベーコンの冷凍保存に関する正しい知識を身につけると、食材を無駄なく使用できます。適切な冷凍保存の方法を知れば、ベーコンをまとめ買いした際にも安心して冷凍でき、必要な分だけ取り出して調理に使えるでしょう。
ベーコンは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
ベーコンは冷凍保存により、美味しさを保ちながら長期保存ができる食材です。冷蔵庫での保存期間は開封前が10日~3週間、開封後が約2~4日程度、冷凍すると約1ヶ月ほど保存ができます。冷凍保存したベーコンは、生のまま食べずに加熱してから食べてください。
未開封の真空パックの商品であれば、冷凍保存で2ヶ月程度は品質を保てる物もありますが、半年を超えた物は異変がないか確認すると良いでしょう。1年以上も冷凍保存したベーコンは、見た目に異常がなくても、本来の味わいが大幅に損なわれているので避けてください。
【スライス】ベーコンの冷凍保存方法は?パックのままOK?

形状別のベーコンの冷凍保存テクニックを覚えると、料理によって使い分けができ、調理時間の短縮にも繋がります。パックの状態や切り方によって最適な冷凍方法が異なり、用途に応じた保存方法を選択するのが重要です。
【パックのまま・袋のまま】ベーコンの冷凍保存方法
真空パック入りの未開封ベーコンは、パッケージのまま冷凍庫で保存できます。しかし、解凍後は全量を調理する必要があるので、少量ずつ使いたい場合は小分けしてから冷凍してください。小分けされた真空パック商品であれば、そのまま冷凍しても問題ありません。一度解凍したベーコンの再冷凍は、品質劣化や食中毒のリスクが高まるので必ず避けてください。
【パックのままや袋のままのベーコンを冷凍保存する方法】
1.未開封の場合、パック入りのベーコンはそのまま冷凍庫へ
2.冷凍後は残さずに使い切る
【カットしてパラパラに】ベーコンの冷凍保存方法
開封後のベーコンをカットして冷凍する方法は、必要な分だけ取り出せる利便性があります。袋を振ることでベーコン同士がくっつくのを防げ、パラパラの状態で冷凍できるでしょう。冷凍庫に入れてから2〜3時間後に再度振ると、バラしやすくなります。
【カットしてパラパラにベーコンを冷凍する方法】
1.使いやすい大きさにベーコンを切り、ポリ袋に入れる
2.ポリ袋の口を結んで上下に振る
3.一度冷凍する
4.冷凍庫に入れてから2〜3時間経過したら、取り出して再度上下に振る
5.冷凍用保存袋に移し、空気を抜いて袋の口を閉じてから冷凍庫に入れる
【1枚ずつ小分け】ベーコンの冷凍保存方法
1枚ずつ小分けする方法は、少量使いに最適な冷凍テクニックです。冷凍前にベーコンの水分をキッチンペーパーで拭き取ると、霜付きを防げます。ラップで包む際は空気が入らないよう密着させ、端から丁寧に折りたたんでください。開封後の薄切りベーコンでも、この方法で冷凍するなら1枚ずつ取り出して調理に使いやすくなります。
【1枚ずつ小分けにベーコンを冷凍する方法】
1.ラップにベーコンを1枚並べる
2.ラップを端から折りたたむ
3.1枚ずつラップした物をまとめて冷凍用保存袋に入れてから、冷凍庫へ
【厚切り・ブロック】ベーコンの冷凍保存方法は?
ベーコンを塊のまま冷凍すると解凍に時間がかかるので、炒め物用なら角切りに、ステーキ用なら厚めにカットするなど、調理方法を想定して切り分けてください。切った後は冷凍用保存袋に平らに並べ、空気をしっかり抜いて密封します。厚切りベーコンは冷凍により食感が若干変わる場合がありますが、加熱調理すると美味しく食べられます。
【厚切りやブロックのベーコンを冷凍保存する方法】
1.使う料理に合わせて、使いやすい大きさにベーコンを切る
2.冷凍用保存袋に入れて冷凍する
冷凍ベーコンの解凍方法・使い方は?
冷凍保存したベーコンを最適な状態で調理するには、適切な解凍方法を選択することが大切です。解凍方法によって食感や風味が変わるので、調理時間や求める仕上がりに応じて使い分けると、より美味しい料理を作れるでしょう。
【冷凍ベーコンの解凍方法とおすすめする人】
・凍ったまま調理:すぼらな人
・冷蔵解凍:簡単に美味しく解凍したい人
・氷水解凍:急いでいるけれど肉の旨味を逃したくない人
・電子レンジ:すぐにベーコンを使いたい人
①凍ったまま調理

冷凍ベーコンを解凍せずにそのまま焼くのは、冷蔵庫で解凍するなどの時間がかからない最も手軽な調理法です。特にパラパラの状態で冷凍したベーコンは、スープや炒め物、パスタに少量加えたい時に非常に重宝します。ただし、冷凍した厚切りベーコンの場合は中心部まで火が通るのに時間がかかるので、冷蔵庫などで解凍してからの使用をおすすめします。
②冷蔵解凍
冷蔵庫での自然解凍する場合は、冷凍ベーコンを冷蔵庫に移し、ベーコン40gあたり3時間程度を目安に時間をかけてゆっくり解凍させましょう。この解凍方法はドリップの流出が少なく、肉の旨味も逃しにくいというメリットがあります。前日の夜に冷蔵庫に移しておけば、翌朝には調理に使える状態になっているので、計画的な調理におすすめの解凍方法です。
③氷水解凍
氷水を使った解凍方法は、冷蔵庫での解凍よりも早く、かつ旨味を逃しにくいメリットがあります。密閉袋に入れた冷凍ベーコンを氷水に浸し、約1~3時間で解凍できます。薄切りベーコンならより少ない時間で解凍できるでしょう。15分ごとに氷水を交換し、温度を一定に保つとドリップの流出を最小限に抑えた解凍ができます。
④電子レンジ【急ぎの場合】
電子レンジを使用した解凍は、最も迅速にベーコンを使える状態にする方法です。電子レンジで完全に解凍してしまうと、旨味がドリップと共に流れ出てしまうので、半解凍にして調理に使ってください。ブロックベーコンの場合は600Wの電子レンジで約40秒、スライスベーコンの場合は約15秒ずつ、解凍具合を確認しながら追加で温めてください。
解凍したベーコンの再冷凍はNG
一度解凍したベーコンを再び冷凍するのは、食品安全の観点から避けてください。解凍過程で細菌が繁殖しやすい環境になり、再冷凍により細菌の増殖リスクが高まります。また、再冷凍により肉の繊維が破壊され、食感や風味が大幅に劣化してしまいます。解凍したベーコンは必ずその日のうちに調理し、使い切るようにしてください。
適切な切り方で小分け冷凍しておけば、必要な分だけ取り出して焼き方を工夫でき、無駄なく美味しく消費できるでしょう。
焼いたベーコンの冷凍保存方法・解凍方法は?

焼いたベーコンを冷凍保存すると、調理した状態で長期の保存が可能になります。朝食やお弁当の準備時間を短縮でき、必要な時にすぐ使えるので使い勝手が良くなります。適切な方法で冷凍すれば、焼きたての美味しさを保ったまま保存できるでしょう。
焼いたベーコンの冷凍保存方法
焼いたベーコンを冷凍保存する際は、余分な油分をしっかり取り除くことが重要です。焼いて出た油が多く残っていると、冷凍中に酸化が進み風味が劣化してしまいます。完全に冷めてからラップで包み、空気を抜きながら冷凍保存用袋に入れてください。
【焼いたベーコンを冷凍する方法】
1.油をひかずにベーコンを焼く
2.ベーコンから出た油をキッチンペーパーなどでしっかり取り除く
3.完全に冷ます
4.使う分ごとにラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ
焼いて冷凍したベーコンの解凍方法
焼いて冷凍したベーコンの解凍は、冷蔵庫を使わずに料理にそのまま入れて加熱したり、素早く電子レンジで解凍しましょう。再加熱する際は、フライパンで軽く温める程度にすると、パリッとした食感を復活させられます。焼いて冷凍したベーコンは調理済みなので、解凍後はそのまま食べられます。サラダやサンドイッチの具材として、料理に利用してください。
冷凍保存したベーコンのおすすめレシピ3選!
冷凍保存したベーコンを利用すると、短時間で本格的な料理を作れます。解凍の手間がかからない調理法を覚えれば、忙しい日でも美味しい食事を準備できるでしょう。冷凍ベーコンならではの利用方法を知れば、食材の無駄を減らしつつ料理のレパートリーが広がります。
①ベーコンとチーズのスティック春巻き

【材料】
・春巻きの皮:10枚
・ベーコン:3~4枚
・プロセスチーズ:40g
・小麦粉:大さじ1
・水:大さじ1
・揚げ油:適量
ベーコンとチーズのスティック春巻きの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ベーコンとチーズはスティック状に切る
2.春巻きの皮の上に、ベーコンとチーズをのせて、チーズが出ないように注意しながら折りたたむ
3.春巻きの巻き終わりを小麦粉と水を混ぜ合わせたのりで留めておく
4.170℃に熱した油で、皮がキツネ色になるまで揚げたら完成
子供でも食べやすく、カットするとベーコンのピンクとチーズの白のコントラストが可愛らしい仕上がりになります。食べやすいスティック状なので、お弁当にも重宝する料理です。
②ベーコンとブロッコリーと卵のマヨ炒め

【材料】
・ブロッコリー:100g
・カットベーコン:40g
・卵:1個
・マヨネーズ:小さじ2
・油:小さじ1
ベーコンとブロッコリーと卵のマヨ炒めの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ブロッコリーは食べやすい大きさにカットしておく
2.ボウルに卵を割りほぐし、マヨネーズを加えてよく混ぜる
3.フライパンに油を入れて熱し、ブロッコリー、凍ったままのベーコンを入れて炒める
4.具材全体をを端へ寄せる
5.フライパンの空いたところに溶いておいた卵液を流し入れて、半熟状になったところで全体を炒め合わせて完成
冷凍したパラパラベーコンを使って、手軽にあと一品が作れるレシピです。マヨネーズのコクとたまごの味わいで、シンプルながらも食べ応えがある味わいに仕上がります。
③ベーコンとポテトのチーズ炒め

【材料】
・じゃがいも:1個
・ベーコン:50g
・スライスチーズ:2枚
・にんにく:少々
・サラダ油:少々
・塩コショウ:少々
ベーコンとポテトのチーズ炒めの作り方を紹介します。
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむいて5mm厚さの薄切りにし、解凍したベーコンは1cm幅に切る
2.チーズは細かく切っておく
3.フライパンにサラダ油をひいて熱し、ベーコンとじゃがいもを炒める
4.ベーコンとじゃがいもに火が通ったらチーズを加えて、溶けたチーズを全体に絡ませる
5.塩コショウで味を調えたら完成
ベーコン、ペッパー、にんにくのパンチのある味わいで、お酒のおつまみにも最適な料理です。すでにカットして冷凍したベーコンを使えばもっと手軽に作れます。
ベーコンの冷凍保存方法や保存期間を知ろう
ベーコンは適切な冷凍方法をすると、約1ヶ月間美味しさを保ったまま保存できます。パックのままでも小分けでも、用途に応じて最適な方法を選択してください。解凍方法も調理時間に合わせて使い分けると、いつでも美味しいベーコン料理を楽しめるでしょう。冷凍保存の知識を身につけて、ベーコンを使った料理のレパートリーを広げましょう。