ガムの賞味期限は?ない?10年後でも大丈夫?腐ることはあるの?

ガムの賞味期限・消費期限を知っていますか?書いてないですが、あるのでしょうか?今回は、ガムに賞味期限はあるのかや、10年前などのガムは食べても大丈夫かを紹介します。ガムは腐るのかや正しい保存法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. ガムの賞味期限はいつまで?ある?書いてない?
  2. ガムには賞味期限・消費期限ともにない
  3. 理由①原材料が劣化しにくい
  4. 理由②容器の密閉性が高い
  5. 理由③食品表示法
  6. ガムに賞味期限はない!でも腐ることはある?
  7. ガムは基本的に腐ることはない
  8. ただし開封後のガムは劣化の可能性がある
  9. 1年前・3年前・10年前のガムは食べられる?
  10. 1年前のガム
  11. 3年前のガム
  12. 10年前のガム
  13. ガムの正しい保存方法は?

ガムの賞味期限はいつまで?ある?書いてない?

口寂しい時や口臭を手軽にケアしたい時などに、気軽にガムを購入する人は多いでしょう。一見腐りにくそうですが、実際にはどれくらい日持ちするのか気になります。ガムに賞味期限や消費期限があるのかや、あるとしたらどれくらいなのかを見ていきましょう。

ガムには賞味期限・消費期限ともにない

ほとんどの食品に記載されている賞味期限や消費期限ですが、ガムに関しては一部の例外を除き表示されていません。書いてない理由は、ガムが「品質の劣化が極めて少ない物」に該当し、賞味期限を省略できるからです。

ガムといっても、ボトルガム、チューイングガム、板ガム、粒ガム、風船ガムなどさまざまな種類がありますが、基本的にどのガムも賞味期限や消費期限の記載はありません。ただし、ガムの中でも特定保健用食品の許可を受けている物には、賞味期限を表示する義務があります。キシリトール系のガムに賞味期限が書いてあるのは、このためです。

理由①原材料が劣化しにくい

ガムの原材料には、ガムベース、糖類、香料など、時間が経っても品質が変化しにくい物質が使用されています。また、水分が極めて少ないこともあり、劣化しにくい菓子です。そのため、ガムは塩や砂糖と同様に賞味期限や消費期限を記載しなくて良いとされています。

理由②容器の密閉性が高い

一般的に、市販されているガムは包装の密閉性が高いので、中身が空気や湿気に触れにくいのが特徴です。劣化に繋がる空気や水分を遮断できることから品質の劣化が起こりにくく、長期に渡って保存できます。

理由③食品表示法

ガムは、適切な環境下で保存されれば長期に渡って品質の変化が起こりにくいことから、食品の表示に関する法律により賞味期限や消費期限の表示を省略して良いとされています。

ガムの他に、アイスクリームや酒類なども、同様の理由で賞味期限や消費期限の記載がされていません。つまり、期限表示がない食品は、購入してからある程度時間が過ぎても大丈夫という見方ができます。

ガムに賞味期限はない!でも腐ることはある?

ガムは、長期保存が可能なことから、賞味期限や消費期限の表示を省略できる食品です。しかし、絶対に腐らないとは限りません。ガムが全く腐らないのかや、仮に腐るとしたらどのような状態になるのかを紹介します。

ガムは基本的に腐ることはない

未開封のガムを適切な環境下で保管する場合、基本的には腐敗しません。ただし、パッケージの状態や保存環境が悪いと品質が変化することもあります。買ってきたガムをすぐに食べない時や、セール品を大量に買った時には、パッケージに書かれた保存方法を守り美味しさをキープしましょう。

ただし開封後のガムは劣化の可能性がある

開封後のガムは、空気や湿気に触れて劣化が進むので、なるべく早く食べるようにしましょう。風味が落ちてまずくなったり、ひどい場合には体調不良を引き起こしたりするケースもあります。ガムの品質が変化しにくいのは、あくまでも未開封の製品を適切な環境で保管した場合であることを頭に入れておかなければなりません。

【劣化して食べられないガムの状態】
・乾燥している
・カビが生えている
・糖衣が溶けている
・変色している
・ねばつきがある
・異臭がする
・口に入れると変な味がする、苦味を感じる

1年前・3年前・10年前のガムは食べられる?

いくらガムが長い間保存できるとはいえ、購入してから何年も経ったガムを食べて良いのかどうかは判断がつきにくいでしょう。1年、3年、10年前のガムに分けて解説します。

1年前のガム

1年前に買ったガムは、未開封ならば食べて問題ないことがほとんどです。ただし、保存状態が悪い場合はガムが劣化している可能性があることに注意してください。食べる前には目視や匂いで、ガムの状態をチェックしましょう。なお、開封済のガムは空気や湿気に触れて劣化が進んでいるので、食べない方が無難です。

【1年前のガムの状態】
・食べられるか:未開封で適切な環境下で保管されていた場合は食べられることが多い
・匂い:大きな変化はなし
・見た目:大きな変化はなし
・味わいや食感:大きな変化はなし

3年前のガム

3年前に購入したガムは、未開封で保存状態に問題がなければ、品質が大きく変化しておらず食べられる可能性があります。ただし、状態を確認し、少しでも異変があれば廃棄してください。開封したガムは、時間の経過とともに劣化していることが多いので、食べない方が良いでしょう。

【3年前のガムの状態】
・食べられるか:未開封なら食べられる可能性があるが、開封済みなら食べない方が良い
・匂い:開封済みの場合、異臭がする可能性がある
・見た目:変色などの変化が見られる可能性がある
・味わいや食感:乾燥している、噛んでも弾力がないなどの変化が見られる可能性がある

10年前のガム

未開封の場合は、10年前のガムでも理論上は食べて問題ありませんが、推奨はできません。10年の間に、包装の破損など想定外の事態が生じ、ガムにも異変が起きている可能性が高いからです。また、開封済の物に関しては、リスクが高いので処分してください。

【10年前のガムの状態】
・食べられるか:未開封なら理論上は食べられるが推奨はしない、開封済みは食べてはいけない
・匂い:異臭がする可能性がある
・見た目:変色などの変化が見られる可能性が高い
・味わいや食感:フレーバーが飛んでいる、味がない、硬いなど、大きく変化している可能性が高い

ガムの正しい保存方法は?

ガムは、直射日光が当たらない場所で、高温多湿を避けて保存しましょう。食品の保存といえば、冷蔵庫が最良というイメージがありますが、ガムの場合は当てはまりません。なぜなら、冷蔵庫内の水分により、ガムが劣化しやすいからです。また、開封した後はジップ付き保存袋などに入れると、空気や湿気をシャットアウトできます。

ガムに賞味期限はないが開封後は注意しよう

ガムは時間が経っても原材料の品質が変化しづらく、また水分が非常に少ないことから、日持ちする菓子です。しかし、保存環境や包装の状態によっては、劣化することもあります。賞味期限や消費期限の表示がないからといって過信せず、特に開封後はなるべく早く食べ切るようにしましょう。

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