クッキー生地の冷凍方法は?そのまま焼く?解凍は必要?日持ちはいつまでかも紹介!
クッキー生地の冷凍保存方法を知っていますか?冷凍のまま焼くことはできるのでしょうか?今回は、〈型抜き・アイスボックス〉別のクッキー生地の冷凍での保存方法・日持ち期間や、解凍方法・焼き方を紹介します。冷凍庫でゆるいクッキー生地を寝かせる方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
- クッキー生地は冷凍保存できる?日持ち期間はいつまで?
- クッキー生地は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
- 型抜きクッキー生地の冷凍保存・解凍方法は?そのまま焼く?
- 型抜きクッキー生地の冷凍保存方法
- 冷凍クッキー生地は半解凍にして型抜きしよう
- 冷凍クッキー生地の焼き時間は様子見して調整がおすすめ
- アイスボックスクッキー生地の冷凍保存・解凍方法は?
- アイスボックスクッキーの生地の冷凍保存方法
- 冷凍アイスボックスクッキーの生地の解凍方法・焼き方
- 解凍したクッキー生地は再冷凍できる?
- 解凍したクッキー生地の再冷凍はNG
- ゆるいクッキー生地は冷凍庫で寝かせるのもおすすめ!
- 冷凍保存におすすめのクッキー生地のレシピ3選!
- ①プレーンサブレ
- ②アイスボックスクッキー
- ③型抜き用クッキー
クッキー生地は冷凍保存できる?日持ち期間はいつまで?

毎回一からクッキー生地を作るのは大変ですが、まとめて作って長期保存ができれば、焼きたてを好きなタイミングで味わえます。クッキー生地を長期保存する方法とどのくらい日持ちするのかを紹介します。
クッキー生地は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
クッキー生地は日持ちしないため、当日中に焼き上げないといけません。手作りクッキーは焼いた後でも常温保存で3日~1週間、冷蔵庫保存では1週間ほどしか日持ちしません。市販のクッキーの賞味期限は、未開封で1年ほどです。余ったクッキー生地を冷凍庫で保存すれば、1ヶ月~2ヶ月ほど日持ちするため、食べたい時に焼きたてのクッキーの味を楽しめます。
型抜きクッキー生地の冷凍保存・解凍方法は?そのまま焼く?
冷凍ができる型抜きクッキー生地ですが、冷凍方法や解凍方法にはコツがあります。美味しく食べるための型抜きクッキー生地の冷凍方法と解凍方法、使い方を紹介しましょう。
型抜きクッキー生地の冷凍保存方法
小麦粉と比較してバターが少ない型抜きクッキー生地は、硬いため薄く伸ばして冷凍すると扱いやすくなります。すでに型抜きをした場合も同じように1枚ずつラップで包み、密閉すると乾燥や匂い移りを防げます。
【型抜き用のクッキー生地を冷凍する手順】
1.クッキー生地を伸ばして、型抜きする時の厚さにする
2.保存容器に入る大きさに切り分ける
3.切り分けた生地を、1枚ごとラップでしっかりと包む
4.密閉袋に入れた後に、冷凍庫で保存
冷凍クッキー生地は半解凍にして型抜きしよう

冷凍しすぎたため硬くなったクッキー生地は、冷蔵庫や常温で解凍してください。解凍しすぎると生地が柔らかくなって、型抜きや切るのが難しくなります。半解凍が一番扱いやすい状態です。すでに型抜きをしてあるクッキーは、冷凍のままオーブンで焼いてください。
冷凍クッキー生地の焼き時間は様子見して調整がおすすめ
冷凍したクッキーは焼き時間が通常のクッキーよりも長くなる傾向があるので、加熱時間を5分程度プラスしてください。ただし、焼き時間は生地の厚さによって異なります。焼き色を見ながら、焦げすぎないよう気をつけましょう。
アイスボックスクッキー生地の冷凍保存・解凍方法は?
アイスボックスクッキーも型抜きクッキーと同様に冷凍保存できますが、材料の配合が異なるため、注意すべきポイントがあります。アイスボックスクッキー生地の冷凍方法と解凍方法を紹介します。
アイスボックスクッキーの生地の冷凍保存方法
型抜きクッキー生地と冷凍方法は同じです。アイスボックスクッキーは小麦粉に対するバターの割合が多く、型抜きクッキー生地と異なり冷凍しても完全には凍りません。しかし、全く解凍しない状態では切れないため、焼く分だけ切り分けられるように、1回で使う分量ずつにカットして保存しましょう。
【アイスボックスクッキー生地の冷凍方法】
1.クッキー生地を好きな形に成形して、焼く分量ごとに分ける
2.それぞれラップで密閉する
3.密閉袋に入れ、冷凍保存する
冷凍アイスボックスクッキーの生地の解凍方法・焼き方

アイスボックスクッキーも型抜きクッキーと同様に、冷蔵庫で1時間ほど置いて半解凍状態にしてください。その後、お好みの厚さに包丁で切り、オーブンで焼きましょう。アイスボックスクッキーは生地が柔らかいので、完全に解凍すると包丁で切りづらくなってしまいます。
解凍したクッキー生地は再冷凍できる?

一度解凍したクッキー生地は間違った方法で保存すると味が落ちてしまいます。冷凍したクッキー生地を解凍したものの、使いきれなかった場合の気を付けるべきポイントを紹介しましょう。
解凍したクッキー生地の再冷凍はNG
解凍したクッキー生地は再冷凍すると、水分が抜けてしまい、クッキーの風味や食感が損なわれて美味しくありません。解凍する時は必要な分だけ取り出し、余らせないよう注意してください。
ゆるいクッキー生地は冷凍庫で寝かせるのもおすすめ!
小麦粉に対して卵やバターが多い、もしくは室温が高くバターが溶けている生地はゆるく、扱いづらいでしょう。また長い時間、手でこねると体温で生地がゆるくなります。生地がベタベタしてまとまりづらい時は、冷凍庫で休ませると型抜きや成形がしやすくなるでしょう。
【ゆるいクッキー生地の冷凍方法】
1.ラップでクッキー生地を包む
2.冷凍庫に30分ほど入れる
3.クッキー生地が固くなったら、型抜き用生地は薄く伸ばす
4.アイスボックスクッキー用は棒状に成形する
冷凍保存におすすめのクッキー生地のレシピ3選!
複数のアレンジクッキーの生地を冷凍保存しておけば、好きな時に焼きたてクッキーの味を楽しめます。冷凍保存におすすめのクッキー生地のレシピを紹介しますので、参考にして作ってみましょう。
①プレーンサブレ

【材料】
・薄力粉:160g
・アーモンドプードル:40g
・無塩バター:100g
・粉糖:70g
・卵黄:1個
・塩:少々
・グラニュー糖:適量
オーソドックスなプレーンサブレのレシピを紹介します。
【作り方】
1.ボールにバターを入れて、ゴムベラでクリーム状になるまで混ぜる
2.塩、粉糖を加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる
3.2に卵黄を加え、さらにハンドミキサーで混ぜる
4.振るった薄力粉とアーモンドプードルを加え、切るように混ぜる
5.一まとまりにしたら2等分にして、直径3cmの棒状に成形する
6.ラップに包み、冷凍庫に入れて休ませる
7.グラニュー糖をまぶして1cm幅に切る
8.予熱180℃、焼き温度170℃で15〜18分焼く
バターと卵は常温に戻しておいてください。直径3cmの棒状にする時は、ラップの芯を使うときれいに成形できます。
②アイスボックスクッキー

【材料】
・無塩バター:50g
・グラニュー糖:40g
・溶き卵:1/2個
・バニラエッセンス:3滴
・薄力粉:100g
・純ココアパウダー:8g
型抜きが必要ないアイスボックスクッキーのレシピを紹介します。
【作り方】
1.ボールにバターを入れて、ラップなしの状態で600wの電子レンジで10〜20秒加熱する
2.グラニュー糖を加えてよく混ぜる
3.溶き卵とバニラエッセンスも加えて、混ぜる
4.薄力粉を振るってから加え、ヘラで切るように混ぜる
5.重量を測り、一方の生地が8g少なくなるように2つに分ける
6.8g少ない方の生地にココアを加えて混ぜる
7.生地をラップで包み、3cm角の棒状にする
8.生地を冷凍庫で1時間以上冷やす
9.生地が冷えたらプレーンとココアの生地をそれぞれ4等分に切る
10.それぞれ2本ずつ生地を組み合わせて市松模様にする
11.再度生地を冷凍庫で1時間以上冷やす
12.オーブンを170℃に予熱する
13.生地を7〜8cmの幅に切り、クッキングシートを引いた天板の上に並べる
14.170℃のオーブンで15〜18分焼いたら完成
市松模様ではなくプレーンにしたい場合は、5〜11の手順を飛ばし、プレーン生地のみで冷凍してから焼いてください。ココア生地とプレーン生地を組み合わせる時は、しっかりと密着させましょう。
③型抜き用クッキー

【材料】
・無塩バター:60g
・砂糖:90g
・食塩:1g
・全卵:15g
・牛乳:15g
・薄力粉:150g
いつでも焼きたてクッキーが楽しめる型抜き用クッキーレシピを紹介します。
【作り方】
1.バターをハンドミキサーで混ぜる
2.砂糖、塩、溶き卵、牛乳、振るった薄力粉の順番に加え、都度混ぜる
3.生地がまとまったら、平らにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存する
4.型抜きをする時は、冷蔵庫に移して解凍した後、めん棒で5mm程度の厚さに伸ばす
6.好きな型でくり抜く
7.170℃のオーブンで15分焼いたら完成
材料を混ぜてすぐにクッキーを焼きたい場合は、生地がまとまった後、冷蔵庫でしばらく寝かせてください。そのままの状態は柔らかく、型抜きしづらいため、一旦冷蔵庫もしくは冷凍庫で寝かせると扱いやすくなります。
クッキー生地の冷凍保存方法を知ろう
クッキー生地は冷凍保存すれば1ヶ月日持ちします。解凍も短い時間で済むため、焼きたてのクッキーをいつでも楽しめるでしょう。クッキー生地を上手に冷凍保存して、美味しく食べてください。