シャンパンの賞味期限・保存方法!未開封だと?温度や保管場所のおすすめも紹介!

シャンパンの賞味期限・保存方法を知っていますか?そもそも賞味期限はあるのでしょうか?今回は、〈モエ・エンジェル〉などのシャンパンの〈開封後・未開封〉の賞味期限や、〈温度・保管場所〉など正しい保存方法を紹介します。シャンパンは常温で保存していると腐るのかも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. シャンパンの賞味期限はある?未開封だとない?
  2. 【未開封】シャンパンの賞味期限はない
  3. 【開封後】シャンパンの賞味期限は2日程度
  4. シャンパンが劣化するとどうなる?見分け方は?
  5. 【未開封】シャンパンの正しい保存方法・保管方法は?
  6. ①温度変化の少ない涼しい場所に保管する
  7. ②光を徹底的に避ける
  8. ③ボトルは寝かせて保存する
  9. ④振動を与えない
  10. 【開封後】シャンパンの正しい保存方法・保管方法は?
  11. 【前提】開封後のシャンパンはなるべく当日中に飲み切ろう
  12. ①専用のシャンパンストッパーを使う
  13. ②冷蔵庫で立てて保存する

シャンパンの賞味期限はある?未開封だとない?

シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で、法律で定められた製造方法と規定に従って造られたスパークリングワインの一種です。高級なイメージがあり、よく祝いの席で振る舞われることが多いですが、賞味期限はあるのでしょうか。そもそもボトルのどこに書いてあるのか疑問に思う人も多いでしょう。今回はシャンパンの状態別の賞味期限の有無や違いについて説明します。

【代表的なシャンパン例】
・モエ・エ・シャンドン
・ドン・ペリニヨン
・ヴーヴ・クリコ
・ローラン・ペリエ
・アルマン・ド・ブリニャック

【未開封】シャンパンの賞味期限はない

シャンパンはアルコール度数が高いため賞味期限が設定されておらず、長く保存できるのが特徴です。ただし、シャンパンは繊細で温度や光などの保存環境に影響を受けやすく、誤った方法で保存するとすぐに劣化してしまいます。未開封なら常温でも保管できますが、季節によっては適切な温度に保つのが難しいので、できるだけ冷暗所で保存してください。

また、ノンアルコールのシャンパンは酒類ではなく食品として扱われるので、賞味期限が設けられています。美味しい状態で飲むためにも必ず期限内に飲み切りましょう。

【開封後】シャンパンの賞味期限は2日程度

一度開封するとシャンパンの液面が空気に触れるので、シャンパン特有の爽やかな味と風味が薄くなったり、炭酸が抜けたりと劣化しやすくなります。賞味期限も短いので一度開封した場合には当日中に飲み切ってください。余って飲み切れないときには、コルクや専用ストッパーで栓を締めて空気が入るのを防ぎ、冷蔵庫に入れて保存しておきましょう。

シャンパンが劣化するとどうなる?見分け方は?

シャンパンは保存環境を適切に管理すれば長期的な保管ができますが、劣化するとボトルやシャンパンの見た目や香りに変化が表れます。特に、温度や湿度の影響でボトル内の圧力が高まるとコルクを通じてシャンパンが漏れ出す恐れがあるため、できるだけ冷蔵庫に入れて保存してください。

【シャンパンが劣化したときのサイン】
・コルクにカビが生えている
・キャップシールがサビついている
・購入時よりも液面が低くなっている
・異臭がしたり茶色に変色したりしている
・炭酸が抜けている

【未開封】シャンパンの正しい保存方法・保管方法は?

一見すると管理が難しく感じるシャンパンですが、未開封の状態なら保管場所や保存方法を工夫すれば長期的に品質を保てます。シャンパンの劣化を防ぎ、できるだけ長く美味しい状態で保存する方法やポイントを説明します。

①温度変化の少ない涼しい場所に保管する

シャンパンの適切な保存温度は10〜15℃とされており、気温が高すぎても低すぎても劣化が進みやすくなります。そのため、夏場や冬場に常温で放置すると温度変化によってすぐに品質が落ちてしまうので、適切な温度や湿度に保つためにも冷蔵庫の野菜室で保存しておきましょう。

②光を徹底的に避ける

シャンパンは照明や直射日光などの光を浴び続けると、ボトルの温度が上がって液面が蒸発したり、味や風味が失われたりと劣化が進みます。長期的に品質を保つためにも、できるだけ光の当たらない冷暗所で保存してください。ボトル全体を新聞紙などで包んで冷蔵庫に入れて保存しておけば、光や紫外線によって温度が上がるのを抑えられるので安心です。

③ボトルは寝かせて保存する

自宅にワインセラーがない場合は、冷蔵庫に入れて保管する人が多いでしょう。冷蔵庫に入れるなら、ボトルは立てずに横向きに倒した状態で保存してください。コルクが乾いて小さく短縮してしまうと、隙間から入り込んだ空気によって酸化が早まります。開封後に保存する際も、必ずボトルを横にしてシャンパンの液面とコルクを当てたまま保存しましょう。

④振動を与えない

シャンパンに振動を与えると酸化が進んで劣化しやすくなります。シャンパンの配送時だけでなく、冷蔵庫の扉を開け閉めしたときの小さな振動でも味や風味が変わってしまうので、冷暗所に静置しておくのがベストです。また、振動によって開封時に炭酸が吹き出す可能性があるので、ボトルを動かしたり揺らしたりするのはなるべく避けましょう。

【開封後】シャンパンの正しい保存方法・保管方法は?

シャンパンはボトルの容量が多いため、一度に飲み切れないことも少なくありません。シャンパンが余ってしまった場合には、どのように保存すれば品質を維持できるのでしょうか。開封後のシャンパンを適切な保存方法や注意すべきポイントについて説明します。

【前提】開封後のシャンパンはなるべく当日中に飲み切ろう

シャンパンは開けた瞬間から酸化が進むため、風味や味、炭酸が少しずつ抜けてしまい劣化が進みやすくなります。最後まで美味しく楽しむためには、なるべくボトルを開封した当日中に飲み切ってください。どうしても消費できない場合には、冷蔵庫に入れて2日以内に飲み切りましょう。

①専用のシャンパンストッパーを使う

一度開封したシャンパンを冷蔵庫に入れるなら、炭酸が抜けたり風味が落ちたりするのを防ぐために、専用のシャンパンストッパーを使いましょう。ストッパーは栓の役割を果たしてボトルの口を密閉できるので、炭酸や風味を保ちやすくなります。ただし、あくまで一時的に劣化を遅らせるだけで賞味期限は延びないため、なるべく早めに飲み切ることが大切です。

②冷蔵庫で立てて保存する

シャンパンを開封していない場合には横に寝かせて保管するのがベストですが、開封後のボトルは液漏れを防ぐために縦置きにして冷蔵庫に入れて保管しましょう。縦に立てておいた方が、シャンパンの液面と空気が接触する面積が少なくなるため、横置きに比べて酸化が進むスピードを抑えられます。

シャンパンの賞味期限や保存方法を知ろう

シャンパンはアルコール度数が高いため基本的に賞味期限はありません。ただし、直射日光の当たる場所に常温で保管したり、ボトルに振動を与えたりすると劣化が進みやすいので、保存する場所や温度管理には注意が必要です。特に開封後は酸化によって味や風味が落ちやすいため、できるだけ当日中に飲み切りましょう。

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