切り餅の賞味期限切れはいつまで食べられる?1・2年は危険?腐るとどうなるかも紹介!
切り餅の賞味期限を知っていますか?今回は、〈真空パック・個包装〉の切り餅の賞味期限や、〈2年・1年〉賞味期限切れでも食べられるかを紹介します。切り餅が腐るとどうなるかや、日持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
切り餅の賞味期限はどれくらい?

常温 | 冷蔵 | 冷凍 | |
未開封 | 12~24ヶ月 | 冷蔵保存の必要なし | 冷凍保存の必要なし |
開封後 | 不可 | 1~2週間 | 1ヶ月 |
餅米を蒸して粘り気が出るまでついて作られるお餅は、スーパーなどで個包装や数個まとめて真空パックにされた物が販売されています。お餅は日持ちする食品のため、未開封の個包装であれば常温で約1年保存が可能です。個包装されておらず外袋にそのまま入っているお餅の場合は、一度開封すると日持ちが短くなるので、冷蔵庫や冷凍庫で保管してください。
切り餅の賞味期限切れはいつまで食べても大丈夫?1年は危険?

切り餅は未開封で個包装であれば1年程度日持ちする食品ですが、賞味期限が数ヶ月や2年~3年以上切れた後でも通常通り食べられるのでしょうか。切り餅に表記される賞味期限の定義や、期限が切れた物の特徴を説明します。
切り餅は賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
食品には食べられる期限が設定されていますが、中でも切り餅には賞味期限が表記されています。切り餅などにある賞味期限は、美味しく食べられる期間と定義されており、傷みにくくすぐには劣化しない食品に記載されるものです。消費期限は安全に食べられる期間を指しており、期限を過ぎると品質がすぐに劣化する食品に設定されている物です。
切り餅はすぐには劣化しない賞味期限が設定されているので、腐っていなければ問題なく食べられます。ただし保存状態によっては品質が劣化していることがあるので、食べる前に必ず見た目や臭いを確認しましょう。
【1ヶ月】賞味期限切れの切り餅
開封後は傷むスピードが早くなりますが、未開封の切り餅であれば賞味期限が1~2ヶ月程度切れても、見た目や臭いに変化が現れることは少ないでしょう。賞味期限が 1ヶ月程切れた切り餅は、状態を確認して自己判断で食べてください。
【3ヶ月】賞味期限切れの切り餅
賞味期限が3ヶ月切れた切り餅も、1ヶ月と同様に正しく保存してカビや異臭が発生していなければ、問題なく食べられます。切り餅は美味しく食べられる期間である賞味期限が設定されているため、3ヶ月程度切れても食べられることが多いでしょう。ただし、食べる時には必ず見た目や臭いに変化がないかを確認してください。
【半年】賞味期限切れの切り餅
切り餅を未開封で直射日光が当たらず湿度の低い常温で正しく保存していれば、賞味期限が半年切れても見た目や味わいに変化は出ず、通常通り食べられることが多いようです。開封した際に、カビが発生していたり酸っぱい臭いを感じたりしたら、腐敗が進んでいるので廃棄してください。
【1年以上】賞味期限切れの切り餅
切り餅の賞味期限が1年以上切れると、腐った状態になっていることがあります。未開封であっても、腐ると餅の表面にカビや変色が見られたり、発酵したような不快な臭いを感じます。賞味期限が切れて腐った切り餅を口にすると、腹痛や下痢を引き起こす食中毒に繋がる恐れがあるので、食べるのを避けてください。
また5年や10年など賞味期限が長期に渡って切れている切り餅は、品質が劣化している可能性が高いので食べるのは控えて、新しい物を購入しましょう。
切り餅が賞味期限切れで腐るとどうなる?

日持ちの長い切り餅でも、賞味期限が切れたり保存状態が悪かったりすると腐って食べられなくなります。切り餅にカビが生えている場合、表面だけでなく中にまで菌が浸透していることがあるので、食べるのを避けてください。
また切り餅の劣化が進むと乳白色やピンクに変色したり、発酵したような酸っぱい臭いを感じたりします。この場合も切り餅が腐っている証拠なので、食べずに廃棄しましょう。
【賞味期限切れで腐った切り餅の特徴】
・カビが発生する
・変色している
・発酵臭がする
切り餅を日持ちさせる保存方法は?

切り餅は開封後であっても、正しく保存していれば長く日持ちできます。切り餅を美味しく長期間保管しておける、正しい保存方法を紹介します。
開封前は常温保存でOK
外袋から出していない未開封の切り餅や、元から真空パックになっている物は常温保存が可能です。常温保存する場合は、直射日光が当たらず湿度の高くない場所で保管してください。ただし一度でも開封してお餅が空気に触れてしまうと劣化するスピードが早まるので、開封後の常温保存は避けましょう。
開封後は冷蔵or冷凍保存する
一度開封した切り餅は日持ちが短くなるので、密閉袋に入れて空気を抜いた状態で冷蔵庫で保存します。またより日持ちを延ばしたい時は、切り餅を1個ずつラップで包んで保存容器に入れ、冷凍庫で保管しましょう。開封後の切り餅は冷蔵庫や冷凍庫で保管すると日持ちが長くなりますが、品質は徐々に落ちていくので早めに食べ切るようにしてください。
切り餅を賞味期限内に使い切るおすすめレシピ3選!
切り餅は未開封であれば長く日持ちしますが、開封後は傷みやすくなるので早い段階で食べ切るようにしましょう。切り餅の賞味期限が切れて傷んだり腐ったりする前に使い切れる、おすすめのレシピを3つ紹介します。
①切り餅のたけのこご飯

【材料】
・切り餅:1個
・米:4合
・たけのこ:適量
・醤油:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ4
・顆粒出汁:小さじ2
切り餅を使ったたけのこご飯の作り方を紹介します。
【作り方】
1.研いだ米を、刻んだ餅と一緒に炊飯器に入れる
2.醤油、酒、みりん、顆粒出汁を加えたら4合の線まで水を入れる
3.たけのこを入れて炊く
刻んだ餅を加えると、溶けておこわのような味わいになり、弾力のあり食べ応えのあるたけのこご飯になります。たけのこ以外でも、炊き込みご飯を作る時に切り餅を加えると同じような食感を楽しめます。
②トッポギ風炒め物

【材料】
・切り餅:3個
・玉ねぎ:半分
・ソーセージ:2本
・水:大さじ2
・酒:大さじ2
・コチュジャン:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・ケチャップ:小さじ1
・醤油:小さじ半分
・鶏ガラスープの素:小さじ半分
・ごま油:大さじ半分
・白いりごま:適量
約1人分作れるトッポギ風の炒め物の作り方を紹介します。
【作り方】
1.玉ねぎは細切り、ソーセージはななめ切り、切り餅は縦3等分に切っておく
2.水、酒、コチュジャン、砂糖、ケチャップ、醤油、鶏ガラスープの素を混ぜておく
3.フライパンにごま油を熱し、玉ねぎとソーセージを炒める
4.2で混ぜ合わせた調味料を入れる
5.煮立ったら弱火にして、切り餅を加えて絡める
6.皿に盛り付けて、ごまを振る
切り餅だけでなく他の具材もたっぷりと入って、ボリューム感のある一品です。1人分で切り餅を3個使うので、大人数で食べる時に作れば賞味期限が切れる前に大量消費できます。好みで一味唐辛子などを入れて、辛さを足しても美味しく食べられます。
③いちご大福

【材料】
・切り餅:1個
・いちご:2個
・あんこ:適量
・砂糖:小さじ1
・片栗粉:適量
いちご大福の作り方を紹介します。
【作り方】
1.いちごを洗って水気を拭き取り、あんこで包んでおく
2.切り餅を平たい皿に載せ、かぶる程度にお湯を注ぐ
3.600Wの電子レンジで1分加熱する
4.加熱したらお湯を小さじ2~3程度残して捨てる
5.切り餅に砂糖を加えて、混ぜ合わせる
6.バットに片栗粉を振って、切り餅を載せる
7.片栗粉をまぶしながら2等分にし、餅であんこを包む
切り餅が多く手元にある時は、電子レンジを使って手軽にスイーツを作れます。切り餅を電子レンジで加熱した際、まだ固いようであれば20秒程度追加で加熱してください。ひな祭りなどのイベント時に出すと喜ばれるでしょう。
切り餅の賞味期限切れに注意しよう
スーパーなどで販売されている個包装や真空パックの切り餅は、未開封であれば常温で1年近く日持ちする食品です。美味しく食べられる期間を指す賞味期限が設定されている切り餅ですが、賞味期限が大幅に切れたり保存状態が悪かったりするとカビや異臭が発生します。品質が保たれている内に早めに食べ切りましょう。