納豆の賞味期限切れはいつまで?5日・1週間・1ヶ月は?腐るとどうなるかも紹介!

納豆の賞味期限切れはいつまで食べられるのか知っていますか?今回は、納豆の賞味期限切れがいつまで大丈夫かを〈1日・2日・5日・1週間・10日・1ヶ月〉など日数別に、腐る・劣化するとどうなるのかとともに紹介します。賞味期限切れの納豆を食べたらどうなるのかや、日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 納豆はそもそも腐ってる?
  2. 納豆は「腐敗」ではなく「発酵」している
  3. 納豆の賞味期限はどのくらい?
  4. 【冷蔵】納豆の賞味期限は約1週間
  5. 【冷凍】納豆の賞味期限は約1ヶ月
  6. 納豆についているからしの賞味期限
  7. 納豆の賞味期限切れはいつまで大丈夫?
  8. 納豆は賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
  9. 【1日・2日・3日】賞味期限切れの納豆
  10. 【1週間〜2週間】賞味期限切れの納豆
  11. 【1ヶ月以上】賞味期限切れの納豆
  12. 納豆の賞味期限が切れて腐る・劣化するとどうなる?
  13. 賞味期限切れの納豆を食べたらどうなる?
  14. 腐った納豆の場合は食中毒の危険がある
  15. 妊婦・妊娠中は賞味期限切れの納豆を食べないようにしよう
  16. 納豆の日持ちする保存方法は?冷凍?
  17. ①密閉できる容器で冷凍しよう
  18. ②冷蔵庫のチルド室もおすすめ
  19. 納豆の賞味期限が切れる前に消費するレシピを紹介!
  20. ①納豆オムレツ
  21. ②納豆チャーハン
  22. ③納豆の油揚げ包み焼き
  23. ④納豆チヂミ
  24. ⑤納豆の味噌汁

納豆はそもそも腐ってる?

日本の伝統的な食文化のひとつに発酵食品があり、中でも納豆はその代表的な存在です。しかし発酵しているというと、腐っていると誤解されることも少なくありません。発酵と腐敗の違いを正しく理解することで、栄養価の高い納豆をより安心して毎日の食卓に取り入れられるようになります。

納豆は「腐敗」ではなく「発酵」している

発酵とは、人にとって役に立つ微生物が食べ物の成分を変化させ、栄養価を高めたり保存性を良くしたりする働きのことです。納豆は納豆菌により大豆のタンパク質を分解して、アミノ酸などの旨味成分や栄養価が増すなど体に良い成分に変化します。

一方で、微生物によって食品が傷み、食べられなくなる状態が腐敗です。もし有害な菌が増えてしまうと腐敗が進み、悪臭や異常なねばりなどが生じます。納豆は納豆菌による発酵食品であり、腐敗しているわけではありません。納豆を美味しく食べるために、賞味期限については次章で詳しく説明します。

【腐敗】
・不快な臭いが発生
・カビなどの有害物質が発生
・食べると健康を害する

【発酵】
・旨味成分や栄養価が向上
・食べると健康に良い

納豆の賞味期限はどのくらい?

納豆は発酵食なので賞味期限が長いイメージがありますが、保存状態で変わります。納豆の冷蔵庫と冷凍庫で保管した場合の比較を紹介します。使用されている納豆菌の種類や発酵の条件によって日持ちが変わるため、製造メーカーや商品ごとに賞味期限は異なります。実際にはパッケージに記載されている賞味期限の確認が必要です。

【冷蔵】納豆の賞味期限は約1週間

納豆の種類 冷蔵での賞味期限
普通の納豆 7〜10日
ひきわり納豆 5〜7日

冷蔵庫で保存した場合、普通の納豆は粒が大きいので発酵の進行が緩やかになります。ひきわり納豆と比べると賞味期限は長めです。ひきわり納豆は粒が細かいので発酵が進みやすく、賞味期限は短めです。

【冷凍】納豆の賞味期限は約1ヶ月

納豆の種類 冷蔵での賞味期限
普通の納豆 約1ヶ月
ひきわり納豆 2〜3週間

普通の納豆は粒が大きいので、冷凍しても風味を保ちやすいです。ひきわり納豆は粒が細かいので、冷凍すると風味や食感の変化が起きやすく、賞味期限は短めです。すぐに食べない納豆は、賞味期限内にできるだけ早く冷凍庫に移しましょう。

納豆についているからしの賞味期限

納豆に付属されているからしを納豆と一緒に使わなかった場合、賞味期限を意識せずについ冷蔵庫に長く保存しておこうと思いがちです。冷蔵庫内であっても長期保存すると味や香りが劣化するため、製造メーカーは長期保存を推奨していないのが現状です。納豆についているからしは、パッケージに記載されている納豆の賞味期限と同じと考えて使い切りましょう。

納豆の賞味期限切れはいつまで大丈夫?

賞味期限は食べられなくなる期限ではないため、賞味期限切れであっても自己判断のもとに食べることが可能です。賞味期限切れの食品を安易に廃棄せず、食べられるものは食べることで、食品ロス削減にもつながります。賞味期限切れから何日過ぎても大丈夫なのか、具体的な日数別に、安心して食べるための判断ポイントを紹介します。

納豆は賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる

納豆は発酵することで、大豆本来の栄養価がアップします。冷蔵庫で保管している間も発酵は進み、時間が経てば腐敗してしまいます。消費期限は食品を安全に食べられる期限です。賞味期限は美味しく食べることの出来る期限です。賞味期限切れの納豆を食べる際は、見た目や臭いなどで状態を確認することが大切です。

賞味期限切れでも美味しく食べるために、未開封の状態で冷蔵庫に保存されていた場合に何日まで大丈夫なのか、どれくらい経てば腐るのかを把握しましょう。

【1日・2日・3日】賞味期限切れの納豆

賞味期限が切れてからまだ間もない日数の場合を確認しましょう。さらに4日、5日と経過していくと、豆の色が濃い色に変化が始まり、納豆特有の匂いがより強く感じるようになります。

【1日・2日・3日】
・食べることができる
・見た目:ほとんど変化が見られない
・匂い:ほとんど変化が見られない
・味わい:ほとんど変わらない

【1週間〜2週間】賞味期限切れの納豆

賞味期限を1週間を過ぎ、9日、10日と経過していくほど、美味しさに変化を感じていきます。チロシンというアミノ酸の結晶である白いつぶつぶの発生も始まります。シャリシャリとした食感がありますが、食べても問題はありません。

賞味期限切れから15日以上経過すると、さらに発酵が進むため、納豆の状態をよく確認することが大切です。臭いの変化も始まるため、納豆特有の臭い以外を感じたら注意が必要です。アンモニア臭を感じたら、食べるのはやめましょう。

【1週間〜2週間】
・食べれないことはないが、美味しさは低下する
・見た目:豆の表面が変化する
・豆の状態:表面に白い点々が現れ始める
・匂い:発酵の進んだ別の匂いが発生
・味わい:苦味やシャリシャリとした食感がある

【1ヶ月以上】賞味期限切れの納豆

賞味期限切れから20日から3週間以上過ぎると、美味しいと感じません。チロシンの白い粒も、ジャリジャリとした食感に変化します。2ヶ月経過すると風味や食感が大きく劣化していることがほとんどです。賞味期限から3ヶ月も経過した古い納豆を食べると健康被害の恐れも出てきます。

納豆は腐敗すると苦味や酸味が出て、雑菌が入るとカビが発生することがあります。鼻にアンモニア臭がツンとする場合や納豆が糸を引かない場合は、腐っていると考えられます。賞味期限切れから半年経っている納豆は腐敗している可能性が非常に高いため、迷わず廃棄しましょう。

【1ヶ月以上】
・一般的に食べられないと判断することが多い
・見た目:黒っぽく変色
・豆の状態:乾燥して固い、白い粒が多数見受けられる、粘り気がなく、糸引きが悪くなる
・臭い:アンモニア臭が強い
・味わい:苦味が強く、ジャリジャリした舌触りがする

納豆の賞味期限が切れて腐る・劣化するとどうなる?

納豆は賞味期限を過ぎても、すぐに腐るわけではありません。日が経つにつれて風味や食感が悪くなり、最終的には腐敗します。腐っていないかを判断する見分け方を知っておきましょう。

カビが発生していたり大豆が潰れていたり、どろっとして水っぽい状態は腐敗が進んでいます。アンモニア臭を感じる異常な臭いがする場合や、納豆を混ぜても糸を引かない状態は、腐っていると判断して食べずに廃棄しましょう。もしも腐った納豆を食べてしまったら、すぐに食べるのをやめて、体調に変化がないか確認することが大切です。

【腐敗した納豆の見分け方】
・臭い:ツンとしたアンモニア臭がする
・糸の引き状態:混ぜても糸を引かない
・豆の色:黒っぽく変色
・見た目:水っぽくなり、豆が潰れている
・カビの発生:表面にカビが見える

賞味期限切れの納豆を食べたらどうなる?

賞味期限切れの納豆を大丈夫だと思って食べてしまった時に少しでも違和感があれば、すぐに食べるのをやめましょう。万が一、傷んだ納豆を口にしてしまった場合でも、あらかじめ注意するべきポイントを知っておくと安心です。

腐った納豆の場合は食中毒の危険がある

賞味期限切れの納豆を口にして違和感を覚えても、すぐに症状が出ないことがあるため、その後24時間は体調の変化に注意することが大切です。食中毒の主な症状には、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などがあります。5〜24時間ほどで、お腹を壊すなどの症状が現れた場合は、食中毒の可能性があります。早めに医療機関を受診しましょう。

妊婦・妊娠中は賞味期限切れの納豆を食べないようにしよう

納豆は、妊娠中に不足しやすい葉酸や鉄分、たんぱく質をはじめ、体にうれしい栄養素が豊富に含まれています。ただし、妊娠中は免疫力が低下しやすいため、賞味期限切れの納豆を食べると腹痛などの体調不良を引き起こす可能性があります。

また、納豆は栄養価が高い一方で、食べ過ぎには注意が必要です。大豆に含まれるイソフラボンなどの一部の栄養素を、過剰に摂取してしまう恐れもあります。賞味期限切れに関わらず適量を心がけ、1日に1パック程度を目安に取り入れましょう。

納豆の日持ちする保存方法は?冷凍?

冷蔵庫や冷凍庫内でも、納豆菌の多くは生きて活動し、栄養を保ちます。保存方法によって、風味や栄養価に差が出てきます。美味しさを保ったまま日持ちさせるための保存のコツを知って、賞味期限切れになる前に納豆を無駄なく使い切りましょう。

①密閉できる容器で冷凍しよう

冷凍保存する時は、空気を遮断することが重要です。納豆は通気性の高い容器で販売されています。未開封の納豆のパックを容器ごとラップで包むかフリーザーパックに入れて冷凍してください。もしくは、容器から出してラップに包み、密閉容器に入れてから冷凍するとより効果的です。解凍する際は、食べる前日か半日前に冷蔵庫に移して自然解凍するのが基本です。

②冷蔵庫のチルド室もおすすめ

チルド室は0~2℃と冷蔵室よりも低い温度が設定されています。発酵がゆっくりになるため、日持ち効果が得られます。未開封のパック容器のまま、空気に触れない状態を保つことで酸化を防ぎます。

納豆の賞味期限が切れる前に消費するレシピを紹介!

納豆は日本の食卓に欠かせない定番食材です。豊富な栄養素と手ごろな価格に加え、アレンジ自在な食材です。しかし、冷蔵庫に入れたまま忘れてしまい、気づけば賞味期限が近づいていることもあるでしょう。賞味期限切れになる前に納豆を無駄なく美味しく消費できるレシピを5選紹介します。

①納豆オムレツ

【材料】
・納豆:1パック
・卵:2個
・細ねぎ:1本
・ごま油:大さじ1



納豆オムレツの作り方を紹介します。

【作り方】
1.ボウルにたまごを割り入れ、納豆、納豆の付属のたれ、細ねぎを入れて混ぜる
2.温めたフライパンにごま油を入れ、1を流し入れる。中火で菜箸などでかき混ぜ、固まってきたらそのまま焼き、半熟で火を止める


混ぜながら焼くことでふわふわになります。マヨネーズやケチャップなど、好みのトッピングで美味しく食べられます。

②納豆チャーハン

【材料】
・納豆:1パック
・ご飯:150g
・卵:1個
・細ねぎ:1本
・しょうゆ:大さじ1/2
・塩:適量
・こしょう:適量
・ごま油:大さじ1


納豆チャーハンの作り方を紹介します。

【作り方】
1.納豆は付属のたれを入れてしっかり混ぜる。細ねぎは小口切りにする
2.フライパンを強火で熱し、ごま油を入れて、ネギと卵を入れ、すぐにご飯を入れ炒める
3.納豆を入れてよく混ぜ、塩、こしょうをふり、まわりからしょうゆを回し入れて軽く炒める


ご飯は温めてから使うとパラパラに仕上がります。納豆は切るように混ぜると、よりチャーハンらしい食感になります。

③納豆の油揚げ包み焼き

【材料】
・納豆:1パック
・油揚げ:1枚
・細ねぎ:2本


納豆の油揚げ包み焼きの作り方を紹介します。

【作り方】
1.油揚げは半分に切り袋状にする。細ねぎは小口切りにし、納豆とタレを入れて混ぜておく
2.油揚げに納豆を詰めて、爪楊枝で止める
3.フライパンで、両面を軽く焦げめがつくまで焼く


焼き上がりにしょうゆをさっとかけると香ばしく仕上がります。油揚げの中に詰めて焼くので、冷凍していた納豆を使っても食感が気にならず美味しいです。

④納豆チヂミ

【材料】
・納豆:2パック
・人参:1/2本
・にら:1束
・細ねぎ:大さじ2
・小麦粉:大さじ5
・片栗粉:大さじ3
・水:1カップ
・サラダ油:適量


納豆チヂミの作り方を紹介します。

【作り方】
1.野菜は食べやすい大きさに切り、納豆はタレを入れて混ぜ合わせておく
2.小麦粉、片栗粉、水を混ぜてから、卵も入れ軽く混ぜ、1の野菜を入れて混ぜる
3.熱したフライパンにサラダ油をひき、2を流し入れて両面を焼く


お好みでぽん酢を加えると、さっぱりとした風味になります。食べ応えがあるので夕飯の一品や、おつまみとしても最適です。

⑤納豆の味噌汁

【材料】
・納豆:1パック
・出汁:400ml
・油揚げ:1枚
・豆腐:100g
・味噌:大さじ1.5
・細ねぎ:大さじ1


納豆の味噌汁の作り方を紹介します。

【作り方】
1.油揚げは短冊理、豆腐はさいの目切り、ねぎは小口切りにする
2.鍋に出汁と油揚げを入れて沸騰させ、豆腐を加える
3.火を止めて味噌を溶かし、タレを入れずに混ぜ合わせた納豆を加えてひと煮立ちさせる

具材はレシピにあるものに限らず、冷蔵庫の残り物でも作れます。納豆を加えてからひと煮立ちさせるのがポイントです。

納豆の賞味期限切れに注意しよう

納豆は長く放置すると腐敗が進み、食中毒のリスクが高まります。冷蔵庫や冷凍庫で正しく保存することで、賞味期限を過ぎても食べられる場合もありますが、腐っていないか、見た目や臭い、味の違和感などをよく確認しましょう。賞味期限切れに注意しながら、納豆を毎日の食生活に美味しく取り入れてください。

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