大根の保存方法・日持ち期間は?常温・冷蔵庫で長持ちのコツは?切った場合も紹介!

大根の正しい保存方法を知っていますか?今回は、〈冷蔵庫・常温〉など大根の保存方法や、日持ち期間・賞味期限を紹介します。美味しい大根の〈切った&カット・丸ごと〉別の保存方法や、長持ちのコツも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 大根の保存方法・日持ちは?
  2. 大根の保存方法・日持ち一覧
  3. 大根は3つに切る&葉・茎を切り落として冷蔵庫で保存が基本!
  4. 【冷蔵】大根の保存方法・日持ちは?
  5. 【カット・切って】大根の冷蔵保存方法・日持ち
  6. 【1本丸ごと】大根の冷蔵保存方法・日持ち
  7. 【下茹でして】大根の冷蔵保存方法・日持ち
  8. 【常温】大根の保存方法・日持ちは?
  9. 【冷凍】大根の保存方法・日持ちは?
  10. 大根を大量消費するおすすめレシピ4選!
  11. ①大根の炊き込みご飯
  12. ②大根サラダ
  13. ③大根の塩きんぴら
  14. ④冷凍大根のそぼろ煮

大根の保存方法・日持ちは?

野菜の中でも水分が多い大根は保存方法によって日持ち期間が変わるため、冷蔵、常温、冷凍それぞれの特徴を理解して、大根を無駄なく使い切りましょう。カットした大根の保存方法や、新鮮な状態を保つコツを詳しく紹介します。

大根の保存方法・日持ち一覧

保存方法 日持ち
冷蔵 1週間~3週間
常温 2週間~3週間
冷凍 約1ヶ月

大根は1本丸ごとの状態で保管する方が保存期間が長く、冷蔵庫の野菜室なら2~3週間は新鮮さを保てます。一方、大根をカットしてしまうと切った断面から水分が抜けやすく、適切な処理をして保存しないと傷みやすくなるでしょう。水分を逃さないことが、大根の食感を保つ大切なポイントです。

冬の寒い時期は温度が低い場所なら新聞紙に包んで常温保存も可能ですが、夏は腐敗が進みやすいため必ず冷蔵保存しましょう。

常温保存の場所の温度は10℃以下にし、涼しく風通しの良い場所を選んでください。常温保存は1本丸ごとの場合は可能ですが、カットした大根は向かないので、ラップなどに包んで必ず冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存の場合は、大根を凍らせる前にカットしておくと使いやすくなります。

大根は3つに切る&葉・茎を切り落として冷蔵庫で保存が基本!

大根を長持ちさせるには、購入後すぐに葉と茎を切り落としてください。葉が付いたままだと、葉から水分が蒸発し続けて根の部分の鮮度が落ちやすくなります。切り落とした葉は水洗いして水気を切り、ペーパータオルに包んでポリ袋に入れるか、新聞紙で包めば冷蔵庫で2~3日保存できます。葉も栄養豊富なので、炒め物や味噌汁の具材として利用しましょう。

大根本体は上部、中央部、下部の3つに切り分けて、それぞれキッチンペーパーとラップで包んでから冷蔵庫の野菜室で保存すると、用途に応じて使いやすくなります。また、ラップを二重にすると、乾燥や匂い移りを防げます。上部は甘みがあってサラダに、中央部は柔らかく煮物に、下部は辛味が強いので大根おろしに最適です。

【冷蔵】大根の保存方法・日持ちは?

冷蔵保存は、大根の鮮度を保つ一般的な方法です。野菜室の温度と湿度が大根の保存に適しているため、正しい方法で保存すれば長期間美味しく食べられます。カット、1本丸ごと、茹でるなど、大根の状態が違うと保存期間も異なるので注意してください。

【カット・切って】大根の冷蔵保存方法・日持ち

切った大根や使いかけの大根は、切り口から水分が失われて乾燥すると食感が悪くなります。半分に切った大根や残りの大根は、切り口にラップを密着させて空気を遮断してください。ラップで包んだ後に保存袋に入れ、葉のあった方を上にして立てて保存します。

また、湿らせたキッチンペーパーで切り口を覆い、全体をラップで包んでから保存袋に入れる方法も有効です。さらに、保存袋の外側を新聞紙で軽く包むと、冷蔵庫内での乾燥を防ぐ効果が期待できます。切った大根の日持ち期間は約1週間から10日程度で、切り口の変色や乾燥具合を確認しながら早めに使い切りましょう。

【1本丸ごと】大根の冷蔵保存方法・日持ち

丸ごと1本の大根は、そのまま野菜室に入れると野菜の水分が失われて乾燥しやすいため、必ず新聞紙やキッチンペーパーなどで包み適度な湿度を保ってください。ラップで包む方法もありますが、新聞紙などの紙類よりも通気性が非常に悪く、冷蔵庫以外の保存方法だとカビが生えてしまう可能性があるので注意しましょう。

冷蔵での保存期間は2~3週間程度で、定期的に新聞紙を交換することや立てて保管すると、日持ちがしやすくなります。

【下茹でして】大根の冷蔵保存方法・日持ち

煮物やおでんに使う大根は、下茹ですると調理時間を大幅に短縮できます。太い大根は半月切りにし、火が通りやすくしてください。皮の近くは繊維が多いので厚めにむき、角を包丁でむき取る面取りをすると、煮崩れを防いで見た目も美しく仕上がります。

茹でた大根を水につけて冷蔵に入れ、保存期間中は毎日水を交換すれば、3~4日間は日持ちします。水分がにごったり臭いが出たりした場合は、早めに水を交換してください。

【下茹でした大根の冷蔵保存する手順】

1.大根は皮をむかずに、厚さ約2cmの輪切りにする

2.大根の皮を厚めにむく

3.鍋に大根、大根が浸かるくらいの水、ひとつまみの塩を入れ、中火にかけ大根に透明感が出るまで茹でる

4.茹でた大根の粗熱を取る

5.バットなどの容器に、粗熱をとった大根を入れて、その大根が浸かるくらいの水を加える

6.容器に蓋をして、冷蔵庫で保存する

【常温】大根の保存方法・日持ちは?

冬の寒い時期なら、1本丸ごとの大根は常温でも2~3週間程度は日持ちします。保存する際は、新聞紙で包んで風通しの良い冷暗所に置きましょう。直射日光や暖房の熱が当たる場所は避け、玄関や廊下など温度変化の少ない場所が適しています。ただし、気温が15℃を超える季節は腐敗が進みやすいため、常温保存は避けて冷蔵保存に切り替えてください。

【冷凍】大根の保存方法・日持ちは?

大根は、冷凍保存すると約1か月間日持ちします。使いやすい大きさにカットしてから、水分をキッチンペーパーで拭き取り、冷凍用保存袋に入れてから冷凍してください。また、ラップで包んでから保存袋に入れると、霜がつきにくく品質を保ちやすくなります。

さらに、冷凍した大根を保存袋ごと新聞紙で包んでおくと、冷凍庫内の温度変化から守りやすくなります。輪切りやいちょう切りなど、料理に合わせた形にカットしておくと、凍ったまま調理に使用可能です。冷凍した大根は生の状態とは食感が変わりますが、味が染み込みやすくなります。

大根を大量消費するおすすめレシピ4選!

安く大量に大根が手に入った際は、さまざまな調理法で美味しく食べ切りましょう。生の大根だけではなく、冷凍した大根も使用できるレシピを紹介します。紹介するレシピは、どれも手軽に作れて、大根の美味しさを存分に味わえます。

①大根の炊き込みご飯

【材料】
・米:2合
・大根:150g
・油揚げ:1枚
・めんつゆ:大さじ2
・大根の葉:適量
・水:適量


大根を使った炊き込みご飯の作り方を紹介します。

【作り方】
1.大根は皮をむいて1cm角のいちょう切りにする
2.油揚げは熱湯をかけて油抜きし、細くカットする
3.大根の葉を塩茹でして、みじん切りにする
4.米を洗い、炊飯器に入れて調味料を加える
5.2合の目盛りまで水を入れ、大根と油揚げを加えて炊く
6.炊き上がったら、全体をしゃもじで混ぜ合わせて器に盛り、大根の葉をのせて完成


大根と米の甘味の相性が良く、炊き込みご飯にしても美味しく食べられます。油揚げの旨味が全体に行き渡り、大根の葉の食感と色味がアクセントになって、食欲をそそる味わいに仕上がります。

②大根サラダ

【材料】
・大根:150g
・ブロッコリースプラウト:30g
・はちみつ漬けの梅干し:2個
・しょうゆ:大さじ1.5
・ごま油:大さじ1.5
・白すりごま:大さじ1.5
・鰹節:適量
・刻み海苔:適量


生の大根の食感が楽しめるサラダの作り方です。

【作り方】
1.大根は千切りにして水にさらし、水気を切る
2.梅干しは種を取り除いて細かく刻む
3.ボウルに大根とブロッコリースプラウトを入れる
4.調味料を加えて和える
5.器に盛り付けて、鰹節と刻み海苔をのせて完成


ブロッコリースプラウトも入って栄養価が高く、大根の辛味と梅干しの酸味でさっぱりとした味わいに仕上がります。特にはちみつ漬けの梅干しを使うのがポイントで、優しい酸味になるので子供でも食べやすいです。

③大根の塩きんぴら

【材料】
・厚めに剥いた大根の皮:300g
・ベーコン:3枚
・にんにく:1片
・塩:小さじ0.5
・こしょう:少々
・オリーブオイル:大さじ1


大根の皮も使ったレシピを紹介します。

【作り方】
1.大根の皮を千切りにする
2.ベーコンは1cm幅に切り、にんにくはみじん切りにする
3.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて香りを出す
4.ベーコンを炒め、大根の皮を加えてしんなりするまで炒める
5.塩とこしょうで味を調える


捨ててしまいがちな大根の皮が、美味しいおかずになるレシピです。ベーコンの旨味が効いて、にんにく入りで食欲がわきます。甘めのきんぴらが苦手な人に、特に喜ばれる一品です。

④冷凍大根のそぼろ煮

【材料】
・冷凍大根:300g
・豚ひき肉:80g
・冷凍枝豆:50g
・しょうが:小さじ1
・醤油:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・みりん:大さじ1
・だし汁:100ml、大さじ1
・味噌:大さじ1
・片栗粉:小さじ0.5


冷凍大根を活用した煮物の作り方を紹介します。

【作り方】
1.しょうがはみじん切りにする
2.鍋に油を熱し、しょうがとひき肉を炒める
3.醤油、砂糖、みりんを加える
4.3に冷凍大根を凍ったまま加え、だし汁と共に汁気がなくなるまで煮る
5.味噌、片栗粉を合わせ、だし汁で溶きのばす
6.4に5を加えて軽く煮る
7.最後に冷凍枝豆を加えて温めれば完成


冷凍大根を使っているので味が染み込みやすく、短時間で美味しい煮物が完成します。ひき肉の旨味を吸った大根が絶品で、ご飯が進む味付けです。枝豆の色合いが美しく、やや甘めの味わいで、子供でも美味しく食べられます。

大根の保存方法や日持ちを知ろう

大根は保存方法によって日持ち期間が大きく変わる野菜です。正しい保存方法を実践すれば、大根の美味しさを長期間楽しめます。野菜の中でも水分を多く含む大根は、新聞紙やラップを上手に使って、水分を逃がさないことが日持ちさせるポイントです。季節や用途に応じて最適な保存方法を選び、栄養豊富な大根を日々の食卓に取り入れましょう。

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