酢の賞味期限切れはいつまで?1年は?開封済みは危険?腐るとどうなるかも紹介!
酢の賞味期限を知っていますか?未開封・開封後でどれほど違うのでしょうか?今回は、酢の賞味期限や、〈1年・2年・3年〉など期間別に賞味期限切れはいつまで大丈夫なのかを紹介します。酢が腐るのかかや、日持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
酢の賞味期限はどのくらい?腐ることはある?

| 種類 | 未開封 | 開封後(常温) | 開封後(冷蔵) |
| 穀物酢 | 2年 | 半年 | 1年 |
| 米酢 | 2年 | 半年 | 1年 |
| りんご酢 | 1年 | 3ヶ月 | 半年 |
| 黒酢 | 2年 | 3ヶ月 | 半年 |
| すし酢 | 1年 | 3ヶ月 | 半年 |
| バルサミコ酢 | 4〜5年 | 半年 | 1年 |
酢は酸味を加えることで料理を美味しくする調味料です。防腐効果や殺菌力があり、長く使えるイメージのお酢ですが、保管状況によって賞味期限が異なります。開栓後の酢は、涼しい季節であれば冷暗所で常温保存できます。さらに酢を長持ちさせたい場合は、冷蔵庫での保管を心がけましょう。
酢は腐らないが劣化する
酢は、腐りにくく殺菌効果の高い調味料です。しかし、長期間保存すると酸化が進むことで品質が劣化し、風味が変化し酢特有の酸味が抜けてしまいます。酸化は開封後に加速するので、早めに使い切ることを意識しましょう。
【穀物酢・米酢】の賞味期限
あらゆる料理に合わせやすく、日本では最も馴染みある酢が穀物酢です。小麦や米、コーンなどを配合して醸造されます。また米酢は米のうまみを生かし、まろやかに仕上げた酢です。
どちらも未開封の場合、賞味期限内は2年ほど設けられています。開封後の賞味期限は、保管状況によって異なるので注意しましょう。常温であれば半年、冷蔵庫で1年が賞味期限の目安で、酢の中でも比較的長い保管が可能です。
【りんご酢】の賞味期限
りんご酢は、りんご果汁を原料にしたフルーティーなお酢です。未開封での賞味期限は、約1年です。開封後の賞味期限は穀物酢や米酢よりも期限が短く、常温で3ヶ月、冷蔵庫での保管は半年を目安に使い切りましょう。
【黒酢】の賞味期限
黒酢には、玄米を発酵させる米黒酢と、大麦を発酵させて作る大麦黒酢があります。いずれも穀物酢の一種で、未開封の場合は2年の賞味期限が設けられています。開封後は常温で保管する場合は3ヶ月、冷蔵庫での保管は半年と、りんご酢と同様に短めなので注意しましょう。
【すし酢】の賞味期限
すし酢は、酢に塩や砂糖などの調味料を加えた加工酢の一種です。未開封の場合の賞味期限は、りんご酢と同様に1年程度です。開封後は常温の保管で3ヶ月、冷蔵庫の保管の場合は半年が使用の目安になります。
【バルサミコ酢】の賞味期限
さまざまな料理に活躍するバルサミコ酢は、ぶどうを原料としたイタリア発祥の酢です。保存性の高い酢のため、未開封で4〜5年日持ちするとされています。開封後は常温保存の場合は半年、冷蔵庫での保存の場合は1年が使用の目安です。
酢の賞味期限切れはいつまで大丈夫?

酢の賞味期限が切れてしまった場合、すぐに使えなくなってしまうのでしょうか。賞味期限が切れた酢は、冷蔵庫で未開封の状態で保管していた場合にいつまで使えるのかや、2年、3年、10年と経過したお酢の品質や風味は、どのような変化をしていくのかを説明します。
酢の賞味期限切れは劣化していなければ使える場合もある
お酢は保存期間が長いことから、食品を安全に食べられる期限を定義する消費期限ではなく、美味しく食べられる期限を示す賞味期限で表記されるのが基本です。お酢は高い殺菌成分を有する調味料です。お酢に含まれる酢酸が強酸性で、微生物や細菌が増加できないことから、賞味期限が切れても、保管方法に関わらず基本的に腐らないとされています。
腐ることはないとはいえ、賞味期限を切れた酢は品質の劣化が進みます。そのため、賞味期限が切れたお酢を口にするのは、今回紹介する基準の範囲内かどうかを確認した上で、自己責任となりますので注意しましょう。ただし、これは未開封の場合に限ります。開封後の酢は賞味期限に関わらず、早めの消費を心がけてください。
【1ヶ月】賞味期限切れの酢
1ヶ月程度の賞味期限切れは、未開封の場合は特に問題なく使えます。しかしこれは、正しく保管していることが前提です。高温や直射日光にさらして1ヶ月経過すると、使えない場合もあります。また使用する前には、見た目や味に違和感がないかどうかを確認しましょう。
【賞味期限が1ヶ月切れた酢の特徴】
・食べられる
・見た目に変化なし
・味に変化なし
【半年】賞味期限切れの酢
賞味期限が半年切れていても、酢に異変がなければ食べられます。しかし、賞味期限切れ1ヶ月の場合と同様に保管状況によっては劣化が進んでいる可能性もあるので、必ず酢の状態を確認してから使いましょう。もし酢の色が変色していたり、酸味が強く味に違和感があったりと異変が見られる場合は使わないようにしてください。
【賞味期限が半年切れた酢の特徴】
・食べられる
・基本的に見た目に変化なし
・基本的に味に変化なし
【1年以上】賞味期限切れの酢
賞味期限が1年切れると、酢本来の風味が弱まったり、酢の色味に若干の変化が見られる場合がありますが、基本的に使えます。しかし白い濁りや、繊維のような浮遊物がある場合は酢が再発酵している合図です。体に影響はありませんが、劣化はしているため食べないでください。
酢を正しい方法で保管していても、2年、5年、10年と時間が経過するにつれて品質は劣化していきます。見た目や味に問題がない場合も、2年以上賞味期限が切れた酢を食用に使うことは避けましょう。
【賞味期限が1年以上切れた酢の特徴】
・酢の色味が濃くなる
・風味が落ちる
・変色や異物が見られない場合は食べられる
酢の日持ちする保存方法は?

保存性の高い酢ですが、一度開封してしまうと自然界にいる酢酸が入り込んでしまい、再発酵が進みます。保存方法や保管場所によっては発酵が加速し、酢が濁ったり浮遊物が見られたりする場合があります。そのため、酢を美味しく長く楽しむためには、酢酸の再発酵をなるべく止めることを意識した保管が重要です。
また未開封でも保管状況によっては品質が劣化しやすい場合があるため、注意が必要です。未開封、開封後、それぞれに適した保存方法を理解しましょう。
【未開封】の酢は常温で冷暗所で保存する
未開封の場合は、直射日光を避けて戸棚の中や収納庫の中など、冷暗所での保管がベストです。保存性の高い酢ですが、直射日光や高温が苦手で、酢の成分が変化し品質が劣化してしまいます。酢は透明なボトルに入っていることが多いため、日光やコンロの熱が当たりやすい場所での保管は避けましょう。
【開封後】の酢は種類によって冷蔵庫で保存する
開封後でも涼しい環境であれば常温で保存できる酢もありますが、冷蔵庫での保管が必要な種類もあります。常温の冷暗所で保管が可能な酢は、穀物酢や米酢など、糖分や塩分がない種類に限られるので注意しましょう。糖分や出汁、塩分が入った酢は殺菌力が比較的低いため、冷蔵庫での保管が必要です。
酢の再発酵を促す酢酸菌は、30℃前後の環境が最も繁殖しやすく、劣化を促進してしまいます。そのため、夏場でも安心して保管できるよう常温を避け、冷蔵庫で保管することで酢酸菌の増加を防ぎましょう。また酢酸菌の増加は、ボトルごと酢を揺らすことでも防げるといわれています。
酢には酸化も大敵です。一度開封した酢は酸化が進んでしまい、風味の変化や品質の劣化に繋がってしまいます。使用した際は必ずキャップをしっかりと締め、冷蔵庫では縦置きで保管することで、酸素に触れる面を最小限に抑えましょう。
【冷蔵保存が特に推奨されている酢の種類】
・りんご黒酢
・すし酢
・三杯酢
・出汁入りポン酢
賞味期限切れの酢の料理以外の使い道は?

賞味期限が切れた酢を捨ててしまうのがもったいない場合は、食用以外の用途で活用できます。しかし明らかに傷んだり劣化してしまっている物は、安全面、衛生面に影響がある場合もありますので、使わずに捨てましょう。また紹介する活用方法は、すし酢やリンゴ酢などの糖分や出汁が加わっている酢や、黒酢のような色がついた酢では使えません。
①水回りの水垢落とし
酢は酸性なので、アルカリ性の汚れ落としに使えます。洗面や浴槽の鏡、蛇口、シャワーヘッドなどの水垢汚れには、酢を染み込ませたスポンジで擦ることで掃除ができます。汚れがひどい時は、酢を浸したティッシュやキッチンペーパーで汚れた部分を覆って酢の成分を汚れに浸透させてから擦ると、落ちやすくなるでしょう。
②キッチンの消臭・除菌
酢と水を1:2の割合で混ぜた酢水スプレーをシンクやまな板、ふきんなどに吹きかけて3分放置した後、布で拭き取ると消臭と除菌効果が期待できます。臭いが気になる場合は、酢と水を1:1の割合で作ったスプレーを使ってください。
またキッチンや排水溝のぬめった汚れには、酢と重曹を組み合わせた掃除方法を試してみましょう。気になる箇所に重曹をふりかけ、その上から酢をかけることで泡を発生させます。この泡の成分によって汚れが浮いたら、ブラシやスポンジで擦り、洗い流してください。網目や凹凸など綺麗にしにくい部分も、泡のおかげで掃除がしやすくなります。
③洗濯の柔軟剤代わり・消臭
お酢の酸性と洗剤のアルカリ性を中和させることで、繊維の弾力を維持して洗濯物を柔らかく仕上げられるため、酢は柔軟剤の代用になります。柔軟剤の強い香りや薬品成分が苦手な人、敏感肌の人や赤ちゃんの衣類の洗濯にも使えるので安心です。
ただし、中性や弱酸性など、アルカリ性以外の洗剤と一緒に洗うと、お互いの成分を打ち消してしまい柔軟効果が見込めません。アルカリ性の洗剤と組み合わせて使いましょう。
酢の賞味期限切れに注意しよう
賞味期限が切れた酢は、すぐに使えなくなるわけではありません。賞味期限がどの程度過ぎても使えるかは、未開封か開封済みかによって異なります。使用する前には安全に食べられるかどうか、酢の色や味の変化などを確認することが大切です。基本的に腐ることはないといわれている酢ですが、正しい保管方法を取り入れて、長く美味しく安全に使用しましょう。
