おにぎりの消費期限は?手作りは短い?常温・冷蔵庫だと?期限切れ1日後なら大丈夫?

おにぎりの消費期限を知っていますか?常温・冷蔵庫で日持ちするのでしょうか?今回は、〈手作り・コンビニ〉のおにぎりの消費期限を〈常温・冷蔵・冷凍〉別に、〈半日・1日・2日〉期限切れでも大丈夫なのかとともに紹介します。おにぎりが腐るとどうなるかや保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 手作りおにぎりの消費期限は?冷蔵庫・常温で何時間?
  2. 手作りおにぎりの消費期限は市販品よりとても短い
  3. コンビニおにぎりの消費期限は?切れて1日後は食べられる?
  4. そもそも消費期限と賞味期限の違いは?
  5. コンビニおにぎりの消費期限は約24時間で設定されている
  6. 消費期限切れのコンビニおにぎりを食べる際は自己責任
  7. おにぎりの消費期限が切れて腐る・傷むと?見分け方は?
  8. おにぎりを手作りする際の注意点は?
  9. ①ラップで握る
  10. ②傷みやすい食材は使わない
  11. ③お酢を少し加える
  12. おにぎりを日持ちさせる保存方法は?
  13. おにぎりの冷蔵保存方法・ポイント
  14. おにぎりの冷凍保存方法・ポイント

手作りおにぎりの消費期限は?冷蔵庫・常温で何時間?

いつもの食卓や、行楽のお供に欠かせないおにぎりですが、少し心配なのが消費期限です。また、冷蔵庫や常温では何時間ほど持つのかも気になります。おにぎりの消費期限や、冷蔵庫や常温での保存時間について紹介します。

手作りおにぎりの消費期限は市販品よりとても短い

常温 冷蔵 冷凍
おにぎり(夏場) 2時間~3時間 半日~1日 約1ヶ月
おにぎり(夏以外) 8時間~24時間 半日~1日 約1ヶ月

市販のおにぎりは製造から販売まで厳しく品質管理されており、多くの商品には腐敗を防ぐpH調整剤や保存性を高めるグリシンなどの添加物が使用されています。一方、食品添加物を使用しない手作りおにぎりは雑菌が繁殖しやすく、市販のおにぎりに比べ消費期限は短くなります。

コンビニおにぎりの消費期限は?切れて1日後は食べられる?

手軽に食べられるコンビニおにぎりは、ランチだけでなく、休憩時間など少しお腹がすいた時にも最適です。しかし、買ったまま長時間放置してしまうことは危険です。コンビニおにぎりの消費期限にも注目してみましょう。

そもそも消費期限と賞味期限の違いは?

賞味期限と消費期限の定義の違いは、表示期限を過ぎても食べられるか、それとも食べない方が良いかという点です。賞味期限は、食品を美味しく食べられることを示した期限で、期限を過ぎても食べられなくなるわけではありません。これに対し消費期限は、食品を安全に食べられる期限で、期限を過ぎた場合は食べない方が良いことを意味しています。

コンビニおにぎりの消費期限は約24時間で設定されている

一部のコンビニでは食品ロス削減への取り組みの一環として、おにぎりの消費期限を24時間超に設定しています。セブンイレブンは、2024年に新たな設備の導入やブレンド米の配合割合の見直しを行い、梅や昆布など5種類のおにぎりの消費期限を24時間超に延長しました。

ローソンでもシーチキンマヨネーズや熟成紅鮭など手巻きおにぎり5品について、店舗に納品後の消費期限が最大27時間まで延びています。しかし、全てのコンビニおにぎりが対象ではなく、具材によって消費期限が変わるので注意が必要です。また、日持ちは常温で保存するのか冷蔵で保存するのかによっても左右されます。

消費期限切れのコンビニおにぎりを食べる際は自己責任

コンビニおにぎりは、安全性に配慮し消費期限が短めに設定されています。消費期限に余裕があるので、半日や1日過ぎていても問題なく食べられることが多いでしょう。

しかし、冷蔵保存が基本のコンビニおにぎりを常温で保存していた場合や、2日~3日以上も経った状態で食べる際は傷んでいることも十分考えられます。消費期限切れのおにぎりを食べるか食べないかは、自己責任で判断しましょう。

おにぎりの消費期限が切れて腐る・傷むと?見分け方は?

おにぎりの消費期限が切れて傷んでくると、口に入れた時に酸味を感じたり、割った時に糸を引いたりします。発酵したような臭いもおにぎりの傷みが進んでいるサインです。白や緑のカビが生えたり、ご飯が黒く変色したりするなど、見た目で変化がはっきりとわかる場合は、確実に腐敗しているためすぐに破棄しましょう。

【傷んだおにぎりの特徴】
・カビが生える
・ご飯が変色する
・糸を引く
・腐敗臭がする
・酸味がある

おにぎりを手作りする際の注意点は?

せっかく作ったおにぎりが、傷んでしまって食べられなかったという経験をしてしまった人もいるでしょう。作り方に少し工夫をすると、おにぎりがいつもより長持ちしやすくなります。長持ちしやすいおにぎりにするための方法や、手作りする際の注意点について紹介します。

①ラップで握る

おにぎりを素手で握ると、手に付いた雑菌がおにぎりに付着し、傷みや腐敗の原因となるのです。人の手には、食中毒を起こす原因ともなる黄色ブドウ球菌を始め、目に見えない雑菌がたくさん潜んでいます。おにぎりに直接触れないように、ラップで包んで握るようにしましょう。

またラップで包んで握る際も、手にアルコールや酢を付けることで、さらに抗菌作用が高まります。

②傷みやすい食材は使わない

傷みにくいおにぎりを作るために大切なのが、おにぎりの具材選びです。水分の多い食材や生物は、おにぎりが傷みやすくなります。具材の水分が含まれる炊き込みご飯も、腐りやすいため注意が必要です。傷みにくく長持ちするおにぎりを作るには、塩分の強い食材や佃煮などを具材として選びましょう。

【傷みやすい食材】
・いくら
・ツナマヨ
・生たらこ


【傷みにくい食材】
・梅干し
・塩昆布
・おかか

③お酢を少し加える

少量のお酢を入れて炊いたご飯で作ることも、傷みにくいおにぎりに仕上げるひとつの方法です。お酢の分量は、米2合に対し大さじ1杯ほどです。お酢の防腐作用や抗菌効果が雑菌の繁殖を防ぎ、食中毒を予防してくれます。

おにぎりを日持ちさせる保存方法は?

おにぎりを日持ちさせたい時、菌の繁殖しやすい常温での保存は厳禁です。おにぎりの米の食感や具材の風味を保ちつつ、上手に保存する方法を紹介します。

おにぎりの冷蔵保存方法・ポイント

おにぎりは適切に冷蔵保存しないと、でんぷんの老化により水分が失われ固くなってしまいます。おにぎりの粗熱を取ってからラップで包み、密閉容器に入れて冷蔵保存をすることが、米の風味を保つポイントです。また、野菜室など冷蔵庫でも比較的温度の高めな場所で保存することも、低温によるでんぷんの老化を防ぎます。

おにぎりの冷凍保存方法・ポイント

おにぎりを美味しく冷凍保存するポイントは、ご飯をあまり冷やしすぎないことです。ご飯を冷やし過ぎてしまうと、解凍をした際に硬さが残ってしまいます。おにぎりをラップに包み、粗熱が取れた程度で冷凍庫に入れましょう。

また、1ヶ月程の保存になる場合は、ラップに包んだおにぎりをさらに密閉式の保存袋に入れておくことで、乾燥や冷凍焼けを防ぎます。

おにぎりの消費期限に注意しよう

衛生管理を徹底したり、梅干しなど腐りにくい具材を使ったりすると手作りおにぎりは傷みにくくなりますが、基本的にはあまり長く日持ちする食品ではありません。おにぎりが傷んでしまわないように消費期限に注意し、正しい保存方法を心掛けましょう。

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