ベーコンの賞味期限切れはいつまで大丈夫？未開封だと？日持ちする保存方法も紹介！

賞味期限は美味しく食べられる期限のことで、製造されておおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。消費期限は安全に食べられる期限のことで、生ものやお弁当など傷みやすい食品に記載されています。どちらも未開封で、適正な保存方法を守った場合のみ有効です。

【賞味期限の定義】
・美味しさの品質が保たれる期限
・期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない

【消費期限の定義】
・安全に食べられる期限
・期限が過ぎたら食べない方が良い

スーパーなどで販売されているベーコンを未開封で冷蔵庫にて保存する場合、賞味期限は10日～3週間ほどになります。なお、豚肉を塩水で漬け燻製させて真空パックされたベーコンは、賞味期限が2ヶ月の場合もあります。

ベーコンは空気に触れると、酸化やカビ、細菌の付着で劣化が早まります。開封した後、冷蔵庫で保存したベーコンの賞味期限は2日～4日程度と短いため、傷む前にできるだけ早く食べきりましょう。


また、手作りの自家製ベーコンの日持ちは4日～5日ほどです。アルミホイルに包んで冷蔵庫に入れ、定期的にアルミホイルを取り換えたり、ベーコンを拭いたり丁寧に管理すると長持ちします。

冷凍なら未開封・開封済みにかかわらず約1ヶ月保存できます。しかし、長い間冷凍していると酸化や乾燥により、冷凍焼けが進みます。美味しく食べるには、できるだけ早く使いきるようにしましょう。また、使いたい分だけ取り出せるように、スライスベーコンは1枚ずつ、ブロックベーコンは切り分けてから1個ずつラップで包んでおくと便利です。

ベーコンは加工食品であるため、長期保存に適しています。未開封かつ製品に表示されている方法で適切に保存されていることを前提として、賞味期限が1〜3日過ぎた程度であれば食べられることが多いでしょう。

【ベーコンの状態】
・食べられる
・匂いも変化なし
・見た目も変化なし
・味も変化なし

ベーコンの賞味期限は余裕をもって設定されているので、冷蔵庫で適切に保存していれば5日過ぎても食べられることがほとんどです。ただし、美味しさや品質は下がっている場合があります。安全のため生食は控え、加熱して食べましょう。

【ベーコンの状態】
・食べられることが多い
・匂いも変化なし
・見た目も変化なし
・味も変化なし

真空パックのベーコンなら空気に触れておらず、酸化が抑えられているため賞味期限が10日以上切れても食べられる可能性はあります。ただし、リスクを回避するためには食べない方が無難でしょう。トレイに入っているベーコンは未開封でも、空気に触れているので食べられません。

【賞味期限が10日以上過ぎたベーコンの状態】
・食べられる可能性もある
・匂いも変化なし
・見た目も変化なし
・味も変化なし

1ヶ月以上、賞味期限が過ぎたベーコンは細菌が繁殖し、見た目に変化がなくても腐敗が進んでいる恐れがあるので食べないようにしましょう。賞味期限が2ヶ月～3ヶ月過ぎると、味や色に変化がみられることも多いようです。冷凍保存なら半年過ぎても食べられる可能性もありますが、見た目や味を確認してから使ってください。

【2ヶ月以上賞味期限切れのベーコンの状態】
・食べるのは避ける
・茶色く変色する可能性がある
・酸味を感じることがある
・ぬめりが発生することがある

ベーコンが不自然に変色したり、不快な臭いがしたら劣化や雑菌が繁殖しています。このような状態になると、発酵が進み食べると舌がしびれることもあるので食べないでください。また、ベーコンの表面に白いつぶつぶが出ていても、それは脂肪分ですので、ベーコン自体が腐っていなければ食べられます。

【腐ったベーコンの特徴】
・赤い部分が灰色や緑色に、脂肪部分が黄色く変色する
・酸っぱい臭いがする
・酸味や苦味が出てくる
・カビが生える
・表面にぬめりがある

未開封のベーコンは、そのままパッケージごと冷蔵庫で保存しましょう。開封後のベーコンは空気に触れることによる品質の低下や乾燥を防ぐため、ラップに包んで密閉できる保存袋に入れましょう。冷蔵庫で保存する前に、殺菌作用がある酢や日本酒をキッチンペーパーに湿らせて、ベーコンを拭くと傷みにくいでしょう。

【冷蔵保存のポイント】
・隙間がないようにベーコンをラップで包み、保存袋の空気をしっかり抜く
・低温設定されているチルド室で保存する

ベーコンを冷凍保存する場合は、小分けにしてから保存します。1度解凍すると再冷凍できないので、小分けにして空気に触れないようにしっかりとラップで包んでおくと、ベーコンを無駄なく消費できます。

【冷凍保存のポイント】
・風味を逃がさないためにアルミバットにのせて急速冷凍する
・ラップで包んだあとに密閉できる保存袋に入れて、空気に触れないようにする
・ベーコン同士がくっつかないようにする

【材料】
・ブロックベーコン：80g
・じゃがいも：2個
・にんにく：1かけ
・刻みパセリ：少々
・塩：小さじ 1／3
・黒こしょう：適量
・オリーブオイル：大さじ2

ジャーマンポテトの作り方を説明します。

【作り方】
1.じゃがいもは8等分の放射状に切り分け、水にさらす
2.にんにくは半分に切って潰す
3.ブロックベーコンは5mm幅に切る
4.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが出てくるまで弱火で熱する
5.じゃがいもを入れ弱中火で7分ほど揚げ焼きにする
6.余分な油をふき取りベーコンを入れる
7.塩、黒こしょうで味を整えて、パセリを散らして完成

じゃがいもは時間をかけて揚げ焼きにすることで、香ばしく仕上がります。

【材料】
・アスパラガス：6本
・薄切りロングベーコン：6枚
・薄力粉：大さじ2
・サラダ油：小さじ2

アスパラベーコンの作り方を紹介します。

【作り方】
1.アスパラガスは根元を切り落とし、硬い皮はピーラーで剥く
2.薄切りロングベーコンに薄力粉をまんべんなく振ったら、アスパラガスを巻く
3.フライパンにサラダ油を引き中火にして、2の巻き終わりを下にして入れ3分焼く
4.全体に焼き色が付き、アスパラガスに火が通ったら完成

短いベーコンで小さめサイズに作ると、お弁当のおかずにも重宝します。黒こしょうで味を整えると、大人向きの味付けになります。

【材料】
・ベーコン：2枚
・ほうれん草：1／2袋
・バター：15g
・おろしにんにく：小さじ1／3
・塩こしょう：少々

ほうれん草とベーコンのバターソテーの作り方を紹介します。

【作り方】
1.ほうれん草は3cm幅、ベーコンは1cm幅に切る
2.フライパンにバターとおろしにんにくを入れ、香りが出たら具材を入れ2分炒める
3.塩こしょうをふり、混ぜたら完成

5分程で簡単にできるので、お弁当や朝食の付け合わせにも最適です。