トマトにカビが…取れば食べられる?白・黒カビの見分け方や食べたらどうなるかも紹介!
トマトにカビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、トマトの〈ヘタ・中身〉の〈白・黒〉カビは取り除けば食べられるかや、見分け方を紹介します。また、もしも気付かずにトマトのカビを食べたらどうなるかも紹介しますので参考にしてください。
目次
トマトにカビが生えた…取り除けば食べられる?

トマトは保存状態や環境によって、表面にカビや斑点が現れる場合があります。一見すると一部分だけの異常に見え、取り除けば他の部分は食べられそうな印象があるでしょう。トマトにカビが生えた場合、取り除けば食べられるかどうかや、食べた時の危険性についても紹介します。
トマトにカビが生えたら食べるのはやめておこう
カビが生えている場合、小さな範囲だけであっても食べない方が無難です。カビが生えた部分を切り取る、洗うことをしても、見えない部分にカビの胞子が繁殖している恐れがあり危険です。見た目に変化がなくてもカビ臭さがある場合は、そのまま置いておくとカビが発生する可能性があります。見た目や臭いでの判断に迷う場合は、廃棄してください。
なお、カビの胞子は小さく空気中に広がりやすいので、同じ袋や容器に入っていた他のトマトへ付着する可能性があります。カビが移っていなければ、しっかり洗って早めに食べ切りましょう。
トマトのカビを食べたら食中毒を引き起こす可能性がある
トマトに生えたカビを誤って食べてしまった場合、嘔吐や下痢、腹痛といった症状が現れる可能性があります。これらの不調が続く場合は自己判断を避け、専門医の診察を受けてください。対処法として、市販の下痢止めなどを安易に使用する行為は適切ではありません。体外へ排出されるべき原因物質が体内に留まり、症状が悪化する恐れがあります。
また、一般的にカビ菌は60℃で30分加熱すると死滅しますが、一部の種類は除去できません。一部のカビ菌が死滅したとしても、加熱で除去できないカビ毒が残っていた場合、中毒症状を起こす原因になります。
トマトのカビの種類・見分け方は?

トマトに生えるカビにはさまざまな種類があり、危険性も異なります。トマトに発生するカビの種類や見分ける際のポイントについて紹介しましょう。
①白カビ
トマトのヘタ周辺や皮の部分に、白いふわふわとした綿状の白カビが付着するケースがあります。主にヘタに発生しますが、実の表面へ広がる場合もあり注意が必要です。白いカビは土壌改良に用いられる有用菌として利用される種類もありますが、食品としてのトマトに付着した白カビとは異なります。
胞子は非常に小さく、目視では確認できないので購入時に異常がなくても保存中に発生する時もあります。黒カビと比べて毒性は少ないものの、安全性を考慮すると白いカビや白い斑点があるトマトは処分するのが無難です。
【白カビの特徴】
・綿のような形状
・毒性は弱い
・水分が溜まりやすいヘタに発生しやすい
②黒カビ
黒カビは毒性が強く、他の野菜にも移りやすいので、見つけ次第すぐに対処が必要です。胞子を吸い込むと喘息やアレルギーの原因にもなり、危険な種類のカビです。
また、表面には異常がなく切った際に中の実だけが黒く見えるケースもあります。この場合はカビではなく、生理的な要因による変化であり食べても問題はありません。
また、トマトの底の部分や芯の周辺が黒くなっている状態についても、必ずしもカビとは限りません。表面に胞子や付着物が見られない場合は、病気による変色と考えられます。黒い部分を取り除けば食べられることが多いです。
【黒カビの特徴】
・トマトの皮にできた傷、裂け目に発生しやすい
・白カビと比べて毒性が強い
・他の野菜に移りやすい
③緑カビ
トマトに緑色のカビが発生するケースは少なく、水分を多く含むトマトの表面部分には付着しにくいといわれています。トマト自体が緑色に見える場合でも、それはカビとは限りません。
白い斑点や黒い斑点、胞子の付着が確認できない状態であれば、単に熟成が進んでいない段階である可能性が高いといえます。未熟なトマトは全体や一部が緑色を帯びていますが、時間の経過とともに赤や黄色、オレンジなどへ色が変わります。
【緑カビの特徴】
・糖分や塩分の濃度が高い食品に発生しやすい
・乾燥した環境を好む
・トマトに緑カビはほとんど生えない
トマトのカビ以外の食べられない・腐った時の特徴は?

トマトが傷むとオレンジ色に、傷みが進行すると全体が黒色に変化します。特にヘタ周辺や表面の傷がある部分から劣化しやすいのが特徴です。腐敗が進むと全体が柔らかくなり、形を保てなくなります。さらに劣化が進んだトマトは、表面の傷や裂け目から中身が溶け出し、異臭を伴う汁が出るのが特徴です。
また、虫に食べられて穴が空いているトマトは、見えない部分に汚染が及んでいる可能性が高く、安全性の面から食べるのは避けるのが無難でしょう。見た目に異常がなくても普段とは異なる強い酸味や苦味、鼻につく臭いを感じた場合も、口にせず処分してください。
【カビ以外で食べられない原因】
・腐敗による全体的な変質
・水分の著しい減少による品質低下
・異臭や不快な臭いの発生
・ヌメリや変色を伴う劣化
・虫による食害や穴あき
トマトにカビを生えさせない予防・保存方法は?

熟したトマトは通年で冷蔵保存が基本となり、低温障害を防ぐため野菜室を使用します。トマト同士が触れ合うと表面の一部分から傷みやすくなるので、一つずつ包んでヘタを下にして保存すると良いでしょう。冷蔵での保存期間は2週間が目安です。
長期保存したい場合は冷凍も有効です。冷凍すると細胞が壊れ、うまみ成分が引き出されやすくなりますが、加熱調理向きとなります。また、水分を抜いて乾燥させたトマトは、常温や冷蔵で1か月ほど保存できます。乾燥させたトマトはカビの発生を抑えつつ、風味や栄養を凝縮できるのがメリットです。
トマトを日持ちさせたい時は新鮮な物ものを選ぼう!

鮮度の高いトマトは見た目で分かるさまざまな特徴があります。肩の部分から周辺にかけてハリがあるトマトは、品質が良い傾向にあります。ヘタが濃い緑色をして張っている物は、新鮮な証拠です。
また、手に取った際に見た目以上の重みを感じるのは、水分や果肉が充実したフレッシュなトマトです。トマトの状態によって日持ちが左右されるので、新鮮な物を選びましょう。
【新鮮なトマトの特徴】
・ツヤ、ハリがある
・色ムラが無い
・綺麗な丸い形
・ひび割れしていない
・濃い緑色をしているヘタ
トマトのカビについて知ろう
トマトが食べられるかどうかは、表面や一部分の変化だけで判断せず、見た目、匂い、触感など複数の要素を踏まえて状態を見極めるのが大切です。カビの胞子が広がる可能性もあり、早い段階での判断や対処が安全に繋がります。トマトのカビの正しい知識や見分け方を知り、安全に美味しく食べましょう。
