かまぼこの賞味期限はどのくらい?切れて1週間は?火を通せば大丈夫?

かまぼこの賞味期限はどのくらいかを知っていますか?今回は、かまぼこの〈未開封・開封後〉別の賞味期限や、〈1週間・2週間・1ヶ月〉など賞味期限切れはいつまで大丈夫なのかを紹介します。かまぼこが賞味期限切れで腐るとどうなるかや、日持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. かまぼこの賞味期限はどのくらい?
  2. 【未開封】かまぼこの賞味期限
  3. 【開封後】かまぼこの賞味期限
  4. かまぼこの賞味期限切れはいつまで大丈夫?火を通せばOK?
  5. かまぼこの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる場合もある
  6. 【1〜3日】賞味期限切れのかまぼこ
  7. 【1週間〜10日】賞味期限切れのかまぼこ
  8. 【1ヶ月以上】賞味期限切れのかまぼこ
  9. かまぼこが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?
  10. かまぼこの日持ちする保存方法は?
  11. ①冷蔵保存する方法
  12. ②冷凍保存する方法
  13. かまぼこを賞味期限内に使い切るレシピ3選!
  14. ①焼きちゃんぽん
  15. ②かまぼこのマヨネーズ胡麻和え
  16. ③木の葉丼

かまぼこの賞味期限はどのくらい?

冷蔵 冷凍
未開封(簡易包装) 1週間 非推奨
未開封(真空パック) 2週間 非推奨
開封後 2~3日 1ヶ月

正月のおせち料理に欠かせない食材であるかまぼこは、魚をすりつぶして加工しているため、微生物が増殖しやすい特徴があります。未開封で冷凍すると、冷凍ムラが起きたり、気孔のような穴ができる状態の「す」が入ったりと食感が悪くなるので非推奨です。開封後は劣化が早く進むため、食べ切れない場合は冷蔵庫や冷凍庫で保存し、早めに使い切ることが大切です。

【未開封】かまぼこの賞味期限

かまぼこは包装形態によって賞味期限が異なります。真空パックは空気が入り込むのを防いで酸化を抑えるので品質を保ちやすい特徴があり、2週間ほどの賞味期限が設定されています。簡易包装の物は空気に触れやすく酸化が進みやすいため、賞味期限は1週間ほどで、真空パックに比べてやや短いのが特徴です。

【開封後】かまぼこの賞味期限

かまぼこを一度開封したら、2〜3日以内に食べ切るのがベストです。特に切った状態で保管すると、空気に触れる断面が大きくなるので、酸化が進みやすく風味や品質が落ちる原因になります。品質を損なわず美味しい状態で食べるためにも、開封後は冷蔵庫に入れてできるだけ早めに使い切ってください。

かまぼこの賞味期限切れはいつまで大丈夫?火を通せばOK?

かまぼこは傷みやすく繊細な食品ですが、賞味期限が切れても食べられるのでしょうか。賞味期限が切れてからどのくらいまで食べられるのか、賞味期限切れの経過ごとに見た目や匂いの変化について説明しますので、参考にしてください。

かまぼこの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる場合もある

食品には美味しく安全に食べるための期限が決められています。未開封の状態で表示どおりに保存されている場合に限り、美味しさを保てる期間を賞味期限、安全に食べられる期間を消費期限と定義しています。かまぼこには賞味期限が設定されています。

多少の賞味期限切れであれば食べられる可能性が高いですが、かまぼこは傷みやすい食品のため、保存方法を誤ると食中毒の原因になることも珍しくありません。多少の賞味期限が切れたかまぼこは、必ず焼くなど十分に加熱して食べ方を工夫し、最終的には自己責任で食べるようにしましょう。

【1〜3日】賞味期限切れのかまぼこ

かまぼこは正しく保存できていれば、風味や見た目に大きな変化が見られない場合が多く、冬の寒い時期であれば5日ほど日持ちする可能性もあります。ただし、メーカーによっては保存料を使用していない商品もあり、その分傷みやすくなります。パッケージ裏面の表示を確認し、適切な方法で保存するよう心がけましょう。

【賞味期限が1~3日切れたときの特徴】
可食性:保存状態が良ければ食べられる
匂い:変化なし
外観:変化なし
食感:変化なし

【1週間〜10日】賞味期限切れのかまぼこ

正しい保存ができているだけでなく、かまぼこに保存料が入っているなら食べられる可能性があります。かまぼこが傷んでいるときには、不快な臭いや表面にぬめりが出ることもあります。1〜2週間経過している場合には、食べる前に必ず見た目や匂いを確認しましょう。食べるのが心配な人は加熱して食べても良いですが、少しでも異変を感じたら廃棄してください。

【賞味期限が1週間~10日切れたときの特徴】
可食性:保存状態が良ければ食べられる
匂い:変化なし、もしくはやや酸っぱい臭いがする
外観:変化なし、もしくは水分や変色がみられる
食感:変化なし、もしくはぬめりが出ている

【1ヶ月以上】賞味期限切れのかまぼこ

かまぼこは傷みやすい食品のため、賞味期限が1ヶ月過ぎている場合は、保存状態が良かったとしても劣化している可能性が高いでしょう。生の魚介類を加工して作られていることから、腐った状態で食べると食中毒の危険性が高まります。たとえ加熱しても死滅しない食中毒菌もあるので、安全のためにも食べずに廃棄しましょう。

【賞味期限が1ヶ月以上切れたときの特徴】
可食性:食べられない
匂い:酸っぱい臭いがする
外観:変色したり、カビが生えたりする
食感:ねばつきがある

かまぼこが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?

かまぼこは賞味期限が切れたり不適切な方法で保存したりすると、次第に腐り始めて見た目や匂いに大きな変化が現れます。かまぼこは水分を多く含むのでカビが生えやすく、一度開封すると細菌が増殖する可能性があります。賞味期限が切れたかまぼこを食べるなら、事前に腐っている状態になっていないかどうかを確認しましょう。

【かまぼこが腐っているサイン】
・弾性と張り感が失われて、かまぼこ全体から水分が漏れ出て柔らかくなっている
・本来の魚の香りが薄れて、酸っぱい刺激臭やアンモニア臭がある
・かまぼこが黒色や茶色に変色したり、糸を引いてねばついたりしている
・カビが生えている

かまぼこの日持ちする保存方法は?

他の食品と比べて日持ちしづらいかまぼこですが、どのように保管したら新鮮な状態で保てるのでしょうか。冷蔵庫と冷凍庫それぞれの適切な保管方法について紹介しますので、参考にしてください。

①冷蔵保存する方法

かまぼこについている板は、かまぼこの過剰な水分を吸い取って微生物の増殖を防ぐ働きがあります。使いたい分だけ切り分け、冷蔵庫で保存するときには板は外さずに生鮮品を新鮮に保てるチルド室に入れておきましょう。ラップに包んだ後、保存容器に入れておけば他の食材の匂い移りも防げます。

【冷蔵庫で保存する方法】
1.板はつけたまま、ラップで空気が入らないように密封する
2.保存容器に入れて、さらに空気を抜く
3.冷蔵庫のチルド室に入れる

②冷凍保存する方法

板がついたままだと扱いにくくなるので、かまぼこを冷凍するなら板は外して使いやすいよう切り分けましょう。また、かまぼこは水分が多く、時間をかけて冷凍すると水分が凍って表面に小さな穴が開いて食感が悪くなります。短時間で急速凍結させるために、金属製の容器の上に並べて冷凍してください。

常温で自然解凍させると食感が水っぽくなるので、食べるときは解凍せず煮物やスープなどの加熱料理に入れましょう。

【冷凍庫で保存する方法】
1.板がある場合には外す
2.食べやすいサイズに切り分ける
3.ラップにまとめて乗せて、空気が入らないように密封する
4.金属トレーに乗せる
5.冷凍庫に入れる

かまぼこを賞味期限内に使い切るレシピ3選!

贈り物やお正月に手に入れたかまぼこを、賞味期限内に使い切れないこともあるでしょう。今回は、賞味期限の短いかまぼこを手軽に大量消費できる簡単レシピを紹介します。かまぼこを大量消費したいときに参考にしてください。

①焼きちゃんぽん

【材料】
・かまぼこ:10枚
・ちゃんぽん麺:300g
・キャベツ:100g
・人参:50g
・玉ねぎ:50g
・もやし:50g
・ごま油:大さじ1
・水:100cc
・酒:大さじ2
・牛乳:大さじ2
・オイスターソース:小さじ1
・鶏がらスープの素:小さじ1
・塩:少々


かまぼこを使った焼きちゃんぽんのレシピを紹介します。

【作り方】
1.かまぼこ、キャベツ、人参は食べやすい大きさに、玉ねぎは薄切りにカットする
2.水、酒、牛乳、オイスターソース、鶏がらスープの素、塩を混ぜ合わせて調味液を作る
3.フライパンに油を引いて加熱し、カットしたかまぼこ、キャベツ、人参、玉ねぎを入れて炒める
4.火が通ったらもやしを投入して、さらに混ぜ合わせる
5.ちゃんぽん麺と調味液を入れて均一に混ぜ合わせる
6.水分がなくなるまで炒める
7.皿に盛り付けて完成


野菜をふんだんに使ったヘルシーな焼きちゃんぽんの2人前レシピです。野菜の旨味が溶けて麺に絡むので、満足度が高く食べ応えがあります。味が薄い場合には、塩こしょうを加えて調整してください。

②かまぼこのマヨネーズ胡麻和え

【材料】
・かまぼこ:8枚
・大葉:2枚
・マヨネーズ:大さじ2
・ポン酢しょうゆ:大さじ2
・ごま油:大さじ1
・いりごま:少々


かまぼこのマヨネーズ胡麻和えのレシピを紹介します。

【作り方】
1.かまぼこは食べやすい大きさに、大葉は細切りにカットする
2.マヨネーズとポン酢しょうゆを混ぜ合わせて調味液を作る
3.フライパンにごま油を引いて加熱し、中火でかまぼこを炒める
4.火が通ったら大葉と調味液を加えて混ぜ合わせる
5.最後にいりごまを振り、皿に盛り付けて完成


マヨネーズのマイルドな酸味と香り高い大葉の相性が抜群な1品です。具材が少ないと感じたらレンコンやきゅうりなどの野菜を加えても良いでしょう。小腹が空いたときのおつまみとして作ってください。

③木の葉丼

【材料】
・かまぼこ:5枚
・ごはん:200g
・卵:2個
・玉ねぎ:50g
・しいたけ:1枚
・小ねぎ:適量
・水:100cc
・薄口しょうゆ:大さじ1
・砂糖:小さじ2
・和風顆粒だし:小さじ1


木の葉丼のレシピを紹介します。

【作り方】
1.かまぼこは食べやすい大きさに、小ねぎは刻み、玉ねぎとしいたけは薄切りにカットする
2.水、薄口しょうゆ、砂糖、和風顆粒だしを混ぜ合わせて調味液を作る
3.フライパンを加熱して調味液、かまぼこ、玉ねぎ、しいたけを入れて3分ほど煮る
4.卵を溶いて回し入れ、半熟になるまで煮る
5.丼ぶりにごはんを盛り付け、上から煮こんだ4.を乗せて、さらに小ねぎをかけて完成


関西地方では馴染み深い、薄切りかまぼこをメインとした丼のレシピです。まろやかで上品な口当たりの薄口しょうゆが卵とかまぼこの旨味を引き出し、出汁の深い香りが食欲をそそります。

かまぼこの賞味期限を知っておこう

かまぼこは包装材質にもよりますが冷蔵庫で保存した場合、未開封で1〜2週間、開封後は2〜3日ほどの賞味期限が設けられています。かまぼこは傷みやすいので、できるだけ賞味期限内に食べ切ってください。腐るとカビが生えたり変色したりと異常がみられます。基本的には冷蔵庫のチルド室で保管し、食べきれない場合には冷凍庫に入れて、加熱料理に使いましょう。

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