かぶの保存方法・期間は?葉と根は分ける?冷蔵・冷凍別に長持ちのコツも紹介!
かぶの保存方法を知っていますか?今回は、かぶの保存方法・日持ち期間を〈葉・根〉に分けて〈冷蔵・冷凍〉別に紹介します。たくさん購入してしまった時に便利なかぶの長期保存におすすめなレシピも紹介するので参考にしてみてください。
目次
かぶの保存方法は?葉はそのまま?

かぶは葉と根を適切に扱えば、鮮度を保ちやすくなります。保存の方法によって日持ちが変わるので、かぶの新鮮さを維持するには正しい方法での保存が必要です。そこで、かぶの保存に関する基本的な知識とポイントを紹介します。
かぶは冷蔵か冷凍で保存しよう
かぶは低温を好む野菜で、保存には冷蔵または冷凍が適しています。常温ではすぐにしおれてしまうので、購入後はできるだけ早く冷蔵庫の野菜室に入れましょう。特に保存に適した温度は0度前後で、冬場でも室温が高くなる地域では常温保存を避けてください。
ただし、かぶの葉は傷みやすく日持ちしません。もし数日以内に使い切れない場合は冷凍保存をすると良いでしょう。使う分ごとに小分けしておけば、調理時にすぐ使えて便利です。根の部分は冷凍しておくと、調味料が染み込みやすくなる利点もあります。食材を無駄なく使うために、冷蔵と冷凍を上手に使い分けましょう。
かぶを保存する際は根と葉を切り分けてから

葉付きのかぶを長持ちさせるには、購入後すぐに根と葉を切り分けるのが重要です。葉が付いたままの状態では葉が根の水分や栄養を吸い上げ、根がスカスカになって品質が落ちてしまいます。この状態を防ぐために根元で切り離して、それぞれ別々にするのが良いでしょう。
切り分けた葉は湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて保存します。葉は日持ちしにくく、目安として賞味期限は3日ほどです。また、赤かぶも白いかぶと保存の仕方は変わりません。
かぶの【冷蔵】での保存方法・日持ち期間は?

かぶは冷蔵保存が適していますが、正しい方法で保存しなければ美味しさが損なわれてしまうのです。かぶの正しい冷蔵保存の方法と保存期間の目安を紹介します。
かぶの冷蔵保存方法・期間【根】
濡れたキッチンペーパーまたは新聞紙で包んで保存すると、かぶの乾燥を防ぎ、みずみずしい状態を保ちやすくなります。また、一度切ったかぶは切り口が乾きやすいので、ラップで包んで冷蔵保存しましょう。使いかけの物は風味が落ちないうちに早めに使い切ってください。保存可能な日数は1週間~10日です。
【根の冷蔵保存方法】
1.キッチンペーパーまたは新聞紙を水で濡らし、かぶ全体を包み込む
2.ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫の野菜室で保管する
かぶの冷蔵保存方法・期間【葉】
かぶの葉を保管する際に、長細い容器などに立てて保存すると鮮度を維持しやすくなります。容器がない場合は半分に切ったペットボトルを利用すると良いでしょう。保存が可能な期間は3~5日です。
【葉の冷蔵保存方法】
1.キッチンペーパーまたは新聞紙を水で濡らし、かぶ全体を包み込む
2.ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫の野菜室に立てる
かぶの【冷凍】での保存方法・日持ち期間は?

消費し切れないかぶは、冷凍しておくと無駄にせず使い切ることができるでしょう。かぶを冷凍で保存する方法と、保存できる期間の目安を紹介します。
かぶの冷凍保存方法・期間【根】
調理の用途に合わせてカットしておくと、使いたい時にそのまま加熱できて便利です。冷凍したかぶは解凍せずに鍋やフライパンに直接入れて加熱するのが基本で、煮物や汁物にすると柔らかく仕上がります。また、すりおろしてから冷凍するのも可能で、味噌汁やみぞれ汁などに使用できます。保存期間の目安は3~4週間です。
【根の冷凍保存方法】
1.皮を剥き、調理に使いやすい形や大きさにカットする
2.固めに茹で、粗熱を取って水分を拭きとる
3.冷凍用保存袋に重ねずに入れる
4.冷凍庫で保存する
かぶの冷凍保存方法・期間【葉】
調理の際は根と同様に加熱してから使用するのが基本で、炒め物や汁物の具材として手軽に使えます。小分けにして保存しておくと、必要な分だけ取り出せて便利です。保存期間の目安は3~4週間です。
【葉の冷凍保存方法】
1.塩茹でして粗熱を取り、水分を拭き取る
2.使いやすい分量に切り分けてラップで包み、冷凍用保存袋に入れる
3.冷凍庫で保存する
かぶの長持ちする保存食レシピも紹介!
かぶは冷蔵や冷凍などの保存方法がありますが、調理によって長持ちさせるのも可能です。常備菜として作り置きしておけば食卓の一品として重宝し、かぶを無駄なく使い切れます。かぶを使った長持ちする保存食のレシピを紹介します。
①かぶの千枚漬け

【材料】
・かぶ:3個
・乾燥昆布:5cm
・砂糖:大さじ2
・塩:小さじ1
・酢:大さじ1
かぶの千枚漬けの作り方を紹介します。
【作り方】
1.かぶは皮を剥いた後に縦に二等分し、切った面を下にして横向きに2mmほどの薄さにスライスする
2.昆布はキッチンばさみで細くカットしておく
3.保存用の袋にかぶと昆布、調味料を加え、全体に馴染むよう手で揉む
4.袋内の空気を抜いて封をし、冷蔵庫で一晩寝かせて味を馴染ませる
千枚漬けは元々は京都の伝統的な漬物で、聖護院かぶを乳酸発酵させて作られる食べ物です。現在は一般的なかぶを使って手軽に作られるレシピも多くなっています。口の中がさっぱりとする箸休めに適しています。好みで唐辛子、ゆずを入れて辛さや風味をプラスしても良いでしょう。
②かぶの赤シソ和え

【材料】
・かぶ:2個
・塩:小さじ1/3
・ごま油:小さじ1
・ゆかり:大さじ1
かぶの赤シソ和えの作り方を紹介します。
【作り方】
1.かぶをくし形に8つに切り分ける
2.切ったかぶに塩を振ってボウルに入れ、3分程置いてから余分な水分を取り除く
3.ゆかりとごま油を加え、全体を和える
包丁だけで手軽に作れる和えるだけの時短レシピで、あと一品欲しい時にすぐに作れて便利です。赤シソふりかけの酸味がかぶに良く合い、赤い色が食卓に彩りをプラスしてくれます。食卓の彩りが足りない日の一品にすると良いでしょう。
③かぶのピクルス

【材料】
・かぶ:3個
・唐辛子:1本
・塩:小さじ1
・砂糖:大さじ2
・酢:100cc
・水:100cc
かぶのピクルスの作り方を紹介します。
【作り方】
1.かぶは茎を1cm残して切り、皮を剥く
2.かぶを6等分の放射状にカットする
3.耐熱容器に唐辛子、調味料を全て入れて混ぜ、ラップをかけて600Wのレンジで2分加熱する
4.レンジから取り出してかぶ、唐辛子を加えて粗熱を取る
5.ラップをして冷蔵庫で味が馴染むまで3時間ほど置く
甘酸っぱいピクルス液がかぶにしみ込み、箸が進む一品です。かぶ以外の野菜も一緒に漬けても良いでしょう。唐辛子を加えているので辛みもあり、食欲をそそります。辛みが苦手な人や小さな子供がいる人は、唐辛子の量を調整してください。
かぶの保存方法・日持ち期間を知っておこう
かぶは葉と根を分けて適切に処理し、冷蔵や冷凍を使い分ければ風味や食感を損なわず長く楽しめます。食べ切れない分は保存食にすると常備菜になり便利です。かぶの保存方法の基本を押さえ、美味しく食べましょう。