梅酢の保存方法・賞味期限は?常温はNG?保存容器の選び方も紹介!

梅酢の保存方法を知っていますか?保存期間・賞味期限はいつまででしょうか?今回は、梅酢の保存方法や<常温・冷蔵>別の賞味期限・保存期間の目安を紹介します。保存容器のおすすめや、梅酢の使い道も紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 梅酢の保存方法って?常温はNG?
  2. 梅酢の保存手順
  3. 梅酢の保存方法は梅干しの塩分濃度で使い分けよう
  4. 梅酢の保存容器の選び方は?何がいい?
  5. 梅酢の保存容器は「ガラス瓶」がおすすめ
  6. 梅酢の保存容器の消毒方法
  7. 梅酢の保存期間・賞味期限はどれくらい?
  8. 梅干しの塩分濃度が15%以上の場合|何年でも可能
  9. 梅干しの塩分濃度が15%未満の場合|半年〜1年以内
  10. 梅酢が腐った時の特徴
  11. 梅酢の活用方法・使い道は?

梅酢の保存方法って?常温はNG?

梅干しを漬けた際に自然と生まれる梅酢には、疲労回復や抗酸化といった働きがあり、美容や健康をサポートしてくれる嬉しい成分がたっぷり詰まっています。ここでは、梅酢の品質を保ちつつ、長く保存して活用するための方法をわかりやすく紹介します。

梅酢の保存手順

梅酢の保存方法・ポイントを紹介します。

①梅酢を漉す
②保存容器を消毒して乾かす
③保存容器に入れる


梅酢を保存する際は、まず中に残っている梅の繊維や赤紫蘇を丁寧に取り除きましょう。濾すことで濁りや雑菌の繁殖を防ぎ、色や風味をきれいに保つことができます。キッチンペーパーやコーヒーフィルターを使えば、手軽に漉すことが可能です。濾した梅酢は、煮沸やアルコールで消毒したガラス瓶などの清潔な容器に移して密閉します。

白梅酢も同様に濾してから保存すると透明度が増し、見た目も美しく仕上がります。

梅酢の保存方法は梅干しの塩分濃度で使い分けよう

塩分濃度 保存方法
15%以上 常温保存(冷暗所)or 冷蔵保存
15%未満 冷蔵保存
はちみつなどを入れた場合 冷蔵保存

梅酢は、梅干しの塩分濃度によって適した保存方法が異なります。塩分が15%以上ある場合は、防腐効果が高いため冷暗所での常温保存が可能です。ただし、夏場など気温が高い時期は冷蔵保存に切り替えることをおすすめします。塩分が15%未満の梅酢はカビが生えやすいため、必ず冷蔵庫で保存しましょう。塩分濃度に応じた保存を意識することで、梅酢を清潔に長持ちさせることができます。

梅酢の保存容器の選び方は?何がいい?

梅酢を保存する際には、どんな容器を使うべきか迷う方も多いのではないでしょうか。保存容器にはガラスやプラスチック、金属などさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、梅酢の保存に適した容器の選び方と、衛生的に保つための消毒方法についても解説します。

梅酢の保存容器は「ガラス瓶」がおすすめ

梅酢を保存する容器として最もおすすめなのは、遮熱性に優れ、煮沸消毒がしやすいガラス瓶です。酸に強く、においや成分が移りにくいため、梅酢の品質を長く保つことができます。ただし、金属製の蓋は梅酢の酸によって錆びやすいため、プラスチック製のキャップを選びましょう。ペットボトルなどで代用することも可能ですが、内側の消毒が難しく、長期保存にはあまり向いていません。

梅酢の保存容器の消毒方法

煮沸に耐えられるガラス瓶を使う場合は、以下の手順でしっかり消毒を行いましょう。

①容器を中性洗剤でよく洗い、汚れを落とす
②容器がすべて入る大きめの鍋に水を張る
③ガラス瓶を鍋の水の中に静かに入れる
④鍋に火をかけて沸騰させ、15分ほど煮沸する
⑤トングなどで取り出し、清潔な布の上で自然乾燥させる


沸騰したお湯にいきなり瓶を入れると割れる可能性があるため、水の状態から鍋に入れて加熱するようにしましょう。また、完全に乾燥させないと雑菌やカビの原因になるので、しっかりと水気を飛ばしてください。

プラスチック製や、鍋に入らないサイズのガラス瓶などは、以下の方法でアルコール消毒を行いましょう。

①容器を洗剤でよく洗い、水分を拭き取って乾燥させる
②アルコールスプレーやホワイトリカー(アルコール度数35度以上)で内側をまんべんなく消毒する
③蓋の裏や縁なども忘れずに消毒し、しっかり乾燥させる

アルコールを扱う際は、清潔なビニール手袋を着用し、手から雑菌が移らないよう注意しましょう。手袋も使い捨てまたはアルコール消毒済みのものを使用すると安心です。

梅酢の保存期間・賞味期限はどれくらい?

梅干しは日持ちの良い保存食として知られていますが、梅酢にも保存期間の目安があるのをご存じでしょうか。すぐに使い切れないときに備えて、梅酢がどれくらい保存できるのか、賞味期限の目安を解説します。

梅干しの塩分濃度が15%以上の場合|何年でも可能

塩分濃度が15%の梅干しから出た梅酢は、雑菌がほとんど生きられない強い殺菌力を持っています。そのため、直射日光を避けた冷暗所であれば常温でも長期間保存が可能です。きちんと清潔な状態で保存すれば、風味や色の変化も少なく、いつまでも安心して使えます。ただし、風味の変化が気になる場合は、3年以内を目安に使い切るのが安心です。

梅干しの塩分濃度が15%未満の場合|半年〜1年以内

減塩梅干しなどからとれる塩分濃度15%未満の梅酢は、保存力が弱くなります。常温での保存はカビや腐敗の原因になるため、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。時間の経過とともに風味も落ちてくるため、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。

梅酢が腐った時の特徴

以下は、保存していた梅酢が腐った時の見分け方です。

・液体が濁って透明感がなくなる
・本来とは異なる色に変色している
・ツンとした異臭や不快なにおいがする
・風味が変わり、苦味や違和感がある


特にカビが発生していた場合は、見える部分だけを取り除いても安全ではありません。カビの毒素は液体全体に広がっている可能性があるため、迷わず処分するのが基本です。見た目に問題がなくても、においや味にいつもと違う変化を感じたら口にしないようにしましょう。

梅酢の活用方法・使い道は?

梅酢には料理以外にもさまざまな使い道があります。

・酸味を活かした調味料
・風邪予防にうがい液や喉スプレー
・まな板の除菌やキッチンまわりの掃除


梅酢には強い殺菌作用があり、食品だけでなく日常の衛生管理にも役立ちます。肉や魚のにおい取り、水垢の掃除、さらには風邪が気になる季節のセルフケアにも活用することができます。

梅酢の正しい保存方法・期間を知っておこう

梅酢は健康にも美容にも嬉しい効果がある優秀な保存調味料です。長く活用するためには、保存容器の消毒や乾燥を徹底し、保存環境に合わせて常温・冷蔵を使い分けましょう。料理はもちろん、日常生活でも役立つ梅酢を正しく保存しながら、無駄なく活用してみてください。

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