プリンの賞味期限切れはいつまで?3日は?食中毒になるかや腐るとどうなるかも紹介!
プリンの賞味期限は何日までかを知っていますか?今回は、〈市販・専門店〉別のプリンの賞味期限や、〈3日・5日・10日〉など賞味期限切れはいつまで大丈夫なのかを紹介します。賞味期限切れプリンの食中毒の危険性や、腐るとどうなるかも紹介しますので参考にしてください。
目次
プリンの賞味期限は?何日まで?

| 保存状態 | 賞味期限(市販) | 賞味期限(専門店) |
| 未開封(常温) | 約4ヶ月~1年 | 不可 |
| 未開封(冷蔵) | 卵が主成分のカスタードプリンは約2~3週間 | 当日~2日 |
| 未開封(冷凍) | 約1ヶ月 | 不可の場合が多い |
| 開封後 | 当日中 | 当日中 |
プリンの賞味期限は市販か専門店か、保存方法で賞味期限が変わります。どれくらい日持ちするのか戸惑う人も多いため、未開封、開封後など状況ごとの期限を紹介しましょう。
そもそも賞味期限と消費期限の違いは?
賞味期限は、食品の品質が変化する前に食べ切るための目安です。比較的傷みにくい食品に表示されており、期限が少し切れていても保存状態が良ければ問題が起きにくいので、期限と実際の状態に差が出ることがあります。
一方で、消費期限は、体調への影響を避けるために設けられた基準です。消費期限が表示されている食品は傷みやすく、時間とともに急速に劣化が進むので、期限を守ることが大切です。
【賞味期限の定義】
・美味しく食べられる期間を示す表示
・期限を少し過ぎても、状態が良ければ食べられる
【消費期限の定義】
・安全に食べられる期間を示す表示
・期限を過ぎた食品は、食べない方が安全
【未開封・市販】プリンの賞味期限
市販のプリンは保存状態や種類によって日持ちが変わります。基本的に冷蔵で保存し、未開封なら製造日から約2~3週間が賞味期限です。ゼラチンや寒天を使用したタイプは、冷蔵で90日ほど保存できる商品もあり、冷凍すれば約1ヶ月日持ちします。
また、製造法の工夫や保存料の使用により、常温でも保存できるプリンもあります。数ヶ月から約1年の賞味期限で、お土産用に最適です。
【未開封・専門店】プリンの賞味期限
専門店のプリンは保存料を使わない物が多く、未開封でも日持ちしにくいのが特徴です。賞味期限は当日から2日ほどで、冷蔵しても劣化が進んでしまいます。素材の鮮度を大切にして作られているので、常温放置は避けて購入後はすぐに冷蔵庫へ入れましょう。
また、多くの専門店のプリンは新鮮な卵や生クリームを使い保存料無添加で作られているため、冷凍には向いていません。風味や食感が変わりやすいため、期限内でも早めに食べ切ることが大切です。
【開封後】プリンの賞味期限は当日中が原則
開封後のプリンは空気に触れることで雑菌が付着しやすく、劣化が早く進みます。冷蔵庫で保管しても品質は保ちにくいため、当日中に食べ切ることが大切です。特に常温に置いた時間が長い場合は、匂いや味を確認し、少しでも違和感があれば食べずに捨てましょう。
プリンの賞味期限切れはいつまで大丈夫?3日後でも危険?

賞味期限が切れたプリンを見ると、食べても大丈夫か悩むことがあります。特に1〜3日ほど過ぎた場合は判断が難しく、4日や5日切れている場合は迷うでしょう。期限が切れたプリンを確認する時に、気をつけたいポイントを紹介します。
プリンの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる場合もある
賞味期限は、美味しく食べられる期間を示す表示です。賞味期限が切れると風味は落ちますが、多少過ぎた程度ならプリンが腐っていなければ、食べられる場合があります。ただし、賞味期限切れのプリンを食べる場合は、自己責任で慎重な判断が求められます。変色や異臭が少しでもあるプリンは、内部で菌が増えている可能性があるため捨てましょう。
一方で、消費期限の定義は安全に食べられる期間とされています。一般的に専門店の手作りプリンに記載されているのは消費期限です。消費期限を過ぎたプリンの場合は、食中毒のリスクが高くなるため食べない方が安全です。
【1日・2日・3日】賞味期限切れのプリン
未開封で冷蔵保存されたプリンは、賞味期限が1〜3日切れても大きな変化が出ないことが多いでしょう。市販のプリンは、加熱後に密閉されているため短期間なら品質の変化が小さいからです。ただし、水分が浮いたり、表面が乾いたりする場合があり、酸味や糸引きが出ているプリンは腐敗が始まっているため食べられません。
【賞味期限が1~3日切れているプリンの特徴】
・表面のツヤが少しなくなる
・水分が少し浮く場合がある
・卵と牛乳の香りは残っている
・食感の変化は少ない
【1週間】賞味期限切れのプリン
賞味期限から1週間切れたプリンは、冷蔵保存でも雑菌が増えやすい状態になっています。プリンの匂いや見た目に大きな変化がなくても内部で菌が増えているおそれがあり、食べられる可能性は低いでしょう。10日~2週間近く経つと、腐敗のリスクがさらに高まるため捨てましょう。
【賞味期限が1週間切れているプリンの特徴】
・表面の水分が多い
・ぬめりが出やすい
・卵の香りが弱まり、酸味を感じる場合がある
・表面や底の色が濃くなる
・食感が異常に柔らかい、乾いている
【1ヶ月以上】賞味期限切れのプリン
賞味期限から1ヶ月以上切れたプリンは、見た目に大きな変化がなくても内部の腐敗が進んでいます。カビや黒ずみ、強い臭いなどの劣化したサインが現れる場合が多く、食べられません。市販のゼラチンタイプは、製造段階で半年持つ物もありますが、基本的には食べずに捨てましょう。
【賞味期限が1ヶ月以上切れているプリンの特徴】
・強い腐敗臭や刺激臭がする
・カビが発生する
・表面や内部が黒ずむ
・粘度のある異常な食感になる
プリンが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?

プリンは柔らかい食べ物のため、見た目だけでは腐っているかどうか分かりにくい場合があります。安全に食べるためには、腐り始めた時に出やすいサインを知っておくと安心でしょう。プリンが腐っているかどうかの見分け方を紹介します。
賞味期限切れで腐ったプリンの特徴
賞味期限を過ぎたプリンは、見た目が普通でも劣化が進んでいることがあります。特に卵が傷み始めると酸味や硫黄のような臭いが現れやすく、この段階のプリンは食べられません。また、表面にカビが見えない場合も内部で菌が増えているおそれがあり、安全とはいえません。少しでも異常を感じたら必ず捨てましょう。
【賞味期限切れで腐っているプリンの特徴】
・酸味のある臭いや強い腐卵臭がする
・すくうと糸を引く
・表面や内部にカビが生えている
腐ったプリンを食べると食中毒の危険も
卵や牛乳を原材料とするプリンは、傷みやすい食品です。プリンの腐敗が進むとセレウス菌などが増えやすくなり、食中毒を起こすおそれがあります。セレウス菌の活動は28~35度の温度帯で活発になるので、常温下に置いておくのは危険です。食後8〜16時間ほどで腹痛や下痢を起こす場合があります。
プリンの日持ちする保存方法は?

プリンをできるだけ長く美味しく食べるには、正しい保存の仕方が大切です。冷蔵が基本ですが、物によっては冷凍できる場合もあります。プリンを日持ちさせるための保存方法を紹介します。
プリンは基本的に冷蔵保存しよう
プリンは卵と牛乳が使われていて傷みやすいので、冷蔵保存が基本です。購入後はできるだけ早く冷蔵庫に入れると菌の増えにくくなるため、記載された賞味期限まで品質を保ちやすくなります。未開封でも温度変化しやすい場所では風味が落ちやすく、開封後は空気に触れることで劣化が早く進むため、早めに食べ切ることが大切です。
長期保存したい場合は冷凍もOK
プリンをすぐに食べ切れない時には冷凍保存が便利で、約1ヶ月日持ちします。ただし、冷凍できるのはゼラチンで固めたプリンのみです。焼きプリンや卵がメインの物は凍結で食感が変わりやすいため、冷凍は避けましょう。解凍後は食感や風味が落ちるので再冷凍を避け、早めに食べ切ってください。
プリンの賞味期限切れに注意しよう
プリンは卵と牛乳を使うため傷みやすいので、冷蔵保存が基本です。また、未開封でも期限を過ぎた物は、色や匂いの変化の確認が必要です。賞味期限が切れていて、見た目や匂いに異常があるプリンを食べると、体調を崩すおそれがあります。今回紹介した保存方法を参考に、賞味期限内にプリンを食べ切りましょう。
