カステラは冷凍保存できる!日持ちは?美味しい解凍方法・食べ方をアレンジレシピと紹介!
カステラは冷凍保存できるのでしょうか?今回は、カステラを冷凍保存する方法・日持ちや、〈自然解凍・電子レンジ・そのまま〉など美味しい解凍方法・食べ方を紹介します。冷凍カステラのアレンジレシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
カステラは冷凍できる?まずくなる?

弾力のある生地とざらめの粒感が魅力的なカステラは、来客時のお茶菓子としてもお土産としても人気のお菓子です。しかし日持ちが限られるため、冷凍できるのか、味や食感はどうなるのかが気になる人も多いでしょう。カステラの冷凍保存の方法や解凍の仕方について詳しく紹介しますので参考にしてください。
カステラは冷凍で長期保存できる!
カステラは保存料や防腐剤が添加されていないことが多く日持ちしません。開封前のカステラは約2週間、開封後は常温で約1〜2日、冷蔵で約3〜4日日持ちします。しかし冷凍すると美味しい状態のまま1ヶ月ほど保存が可能です。
カステラは砂糖やはちみつなどの糖分が多く、水分が少ないため冷凍しても固まりません。そのため解凍せずに食べられます。凍ったカステラは通常時より弾力が増します。
【カステラを冷凍するメリット】
・1ヶ月ほど保存が可能になる
・冷凍しても固まらないため、解凍せずに食べられる
・食感や味わいの変化を楽しめる
カステラを冷凍保存する方法・日持ちは?袋のままOK?

カステラは冷凍保存で賞味期限を延ばせます。日持ちさせるためにはいくつかの工夫が必要です。適切に保存して最後まで美味しく食べ切りましょう。
カステラを袋のままや1本丸ごと冷凍するのはNG
カステラを袋のまま、または1本丸ごと冷凍庫へ入れると食感が悪くなります。完全に凍り切るまでに時間がかかり、中の水分が大きな氷の結晶となるためです。また、冷凍庫から出して切り分けて残りを戻すと、カステラとラップの間に結露が発生して風味が劣化します。
カステラを分けて冷凍すれば凍るまでの時間を短縮できて品質を保てる上に、食べやすいメリットもあります。カステラは必ず小分けで冷凍し、その都度食べる分だけを取り出すようにしましょう。
カステラを冷凍保存する方法
カステラは開封すると微生物が繁殖するリスクが高まるため、食べ切れないと思ったら早いタイミングで冷凍しましょう。冷凍する際のポイントは、できるだけ空気から遮断することです。乾燥や霜によるダメージから守り、味や食感の劣化を防げます。冷凍袋に入れるときは縦向きではなく横向きに寝かせて並べ、早く冷凍できるようにしてください。
もしカステラに乾燥剤が付属していたら保存袋に同封しておくと良いでしょう。より劣化を防ぐ効果が期待できます。
【カステラを美味しく冷凍する方法】
1.カステラの上に載っている紙を取り除き、1食分に切り分ける
2.空気が入らないようラップで個包装する
3.冷凍用保存袋に入れ、空気を抜きながら密封し冷凍庫へ入れる
冷凍したカステラの日持ち・賞味期限
カステラは冷凍庫で保存すると賞味期限を延ばせて、1ヶ月ほど美味しく食べられます。ただし冷凍前のカステラの賞味期限や冷凍環境により日持ち期間に差が出るため、食べる前にカステラの状態を確認してください。冷凍保存でも時間の経過とともに品質の劣化は進むので、なるべく早いうちに食べ切りましょう。
冷凍したカステラの解凍方法・美味しい食べ方は?

カステラは冷凍のままでも楽しめますが、解凍しても美味しく食べられます。解凍する場合は自然解凍と電子レンジ解凍の2つの方法があります。
①冷蔵庫で自然解凍
自然解凍する場合は冷蔵庫に移しましょう。冷蔵庫は冷凍庫との温度差が少ないため、風味を維持しながら解凍できます。カステラは完全に凍り切らないため、ひと切れ約45g分のカステラの場合は15分程度を目安に解凍してください。
なお、冷凍カステラを常温で解凍するのは避けましょう。急激な温度変化により水滴が発生し、食感が悪くなったり、微生物が繁殖しやすくカビが生えたりする恐れがあります。
②電子レンジで解凍
冷凍したカステラをすぐに食べたいときは、電子レンジでの解凍が便利です。焼き立てのような柔らかいカステラを味わえます。加熱しすぎると水分が抜けて硬くなってしまうので、様子を見ながら少しずつ温めるのがコツです。
【電子レンジ解凍の手順】
1.ラップのまま耐熱皿に乗せる
2.600Wで30秒加熱する
冷凍したカステラのアレンジレシピ3選も紹介!
カステラは冷凍前後のひと工夫で一風変わったスイーツにアレンジできます。家庭によくある材料を使ってアレンジして、冷凍カステラでさまざまな美味しさを楽しみましょう。
①カステラ牛乳アイス

【材料】
・カステラ:1切れ
・牛乳:大さじ5杯
わずかひと手間でできるカステラ牛乳アイスの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ラップを広げ、中央にカステラを置く
2.カステラの上にまんべんなく牛乳を振りかける
3.ラップで包み横向きで冷凍用保存袋に入れ、約6時間冷凍する
カステラに牛乳をかけて冷凍するだけで新感覚のデザートが完成します。冷凍によって甘みが増したカステラとシャーベット状に変化した牛乳は、絶妙な組み合わせです。冷たい口当たりと濃厚な美味しさを楽しめます。
②カステラホイップサンドアイス

【材料】
・カステラ:2切れ
・生クリーム:50cc
・グラニュー糖:小さじ1杯
贅沢な味わいのカステラホイップサンドアイスの作り方を紹介します。
【作り方】
1.生クリームにグラニュー糖を加え、角がたつ8分立てまで泡立てる
2.カステラ2切れに1.を挟む
3.ラップで包み冷凍用保存袋に入れ、約1時間冷凍する
生クリームの濃厚さがカステラの弾力ある生地と良く合い、贅沢な味わいを楽しめます。カステラの厚みと生クリームの量は、お好みで調整してください。バナナ、いちごなどフルーツを薄切りにしてサンドするとアレンジが楽しめます。
③焼きカステラ、アイスクリーム添え

【材料】
・冷凍カステラ:2切れ
・バニラアイス:180g程度
焼きたてのカステラに冷たいアイスクリームを添える至福のデザートです。
【作り方】
1.冷凍カステラを厚さ5mm程度にカットする
2.フライパンでカステラの表面に焼き色がつくまで焼く
3.器に乗せ、バニラアイスを添える
フライパンで焼くときは、油は不要です。冷凍カステラを焼くとラスクのような味わいになります。スティック状にするとさらに歯ごたえを楽しめます。冷たいアイスクリームとの相性も抜群です。
カステラを冷凍保存してみよう!
カステラは冷蔵庫では3~4日程度しか日持ちしませんが、冷凍保存すると賞味期限を延ばせます。日持ちするだけでなく、冷凍前との食感の違いを味わったりアレンジを加えてバリエーションを広げたりと、さまざまな楽しみ方ができますので、カステラの冷凍保存を試してください。