キウイの賞味期限は?腐るとどうなる?傷んでいる・熟しすぎの見分け方など紹介!

キウイの賞味期限の目安を知っていますか?腐るとどうなるのでしょうか?今回は、キウイが賞味期限を過ぎて腐るとどうなるかや、〈腐りかけ・傷んでいる・熟している〉時の見分け方・判断方法を紹介します。腐ったキウイを食べたらどうなるかや、正しい保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. キウイが腐ったかも…?賞味期限は?
  2. まずはキウイの賞味期限を知っておこう
  3. キウイが腐るとどうなる?見分け方は?
  4. ①見た目・色
  5. ②臭い
  6. ③触感
  7. ④味
  8. キウイの腐敗・熟成を迷う状態は?赤い時は?
  9. ①キウイの中身が赤い場合
  10. ②表面が柔らかい場合
  11. 腐ったキウイを食べたらどうなる?
  12. 腐ったキウイを食べると食中毒になる危険性がある
  13. キウイを日持ちさせる保存方法は?
  14. 追熟させたい場合は常温保存する
  15. 完熟している場合は冷蔵保存する
  16. すぐに使わない時は冷凍保存する

キウイが腐ったかも…?賞味期限は?

ビタミンが豊富で健康や美容に役立つキウイは、スーパーでも1年を通して手軽に買える果物です。キウイには賞味期限が書かれていないので、自分で食べられるかどうかの判断が必要です。今回は、キウイが腐るとどうなるのかや、腐りにくい保存の仕方などを詳しく説明します。

まずはキウイの賞味期限を知っておこう

キウイを美味しく食べられる賞味期限は、キウイの状態や保存の方法によって異なるのです。未熟な状態のキウイは、常温に置くと数日~1週間で熟成し、食べ頃を迎えます。すでに熟しているキウイを購入した場合は、冷蔵保存をして1~2週間程度で腐る前に消費しましょう。冷凍では1ヶ月以上の保存ができますが、食感が変わる点に注意してください。

【賞味期限の目安】
・常温:数日~1週間
・冷蔵庫:1~2週間
・冷凍:1ヶ月以上

キウイが腐るとどうなる?見分け方は?

皮が厚く、果物の中でも日持ちをするキウイですが、実際に腐るとどのようなサインがあるのでしょうか。体調を崩さないように気を付けるべき、キウイが腐るサインについて紹介します。

①見た目・色

本来は張りのある表面をしているキウイは、腐ると水分が抜けてしわしわにしぼみます。表面にカビがあれば、全体にカビが広がっている可能性があるため廃棄が必要です。元々中が赤いルビーレッドという品種もありますが、一般的なグリーンキウイやゴールドキウイは腐ると中が赤茶色に変色します。

【見た目・色による腐る判断】
・表面に白いカビ
・皮が割れて表面から水が出ている
・小さくしぼんでしわしわ
・切ると中心が赤茶色に変色

②臭い

キウイが腐ると、中で糖がアルコール分解されるため、通常の食品が腐る時の腐敗臭とは異なる酸っぱい臭いがします。いつも通りのキウイの甘酸っぱい臭いではなく、アルコールのような発酵臭があれば腐っている可能性があります。このような臭いがあるキウイは腐っていると判断して、食べずに処分すると良いでしょう。

【臭いによる腐る判断】
・アルコールのような発酵臭
・酸っぱい臭い

③触感

新鮮なキウイは持つとしっかりと固さを感じられますが、腐るとぶよぶよとつぶれるような柔らかさになります。キウイが腐ると実が崩れて水分が出てきて、ネバネバまたはふにゃふにゃな触感で押すと指が入るほどです。このような不自然な柔らかさがあるキウイは腐っているので、食べない方が良いでしょう。

【触感による腐る判断】
・柔らかくなり、手で握るとつぶれる
・押すと指が入る

④味

完熟したキウイは酸味が少なくなり、甘味を感じますが、熟れすぎた場合は不自然な酸っぱい味に変わります。十分に完熟させたはずのキウイが酸っぱい時には、腐っている可能性があります。他にも、キウイが腐ると苦い味や渋み、えぐみを感じるので食べないようによく注意してください。

【味による腐る判断】
・強すぎる酸っぱさ
・強い苦み
・舌にぴりぴりとした刺激がある

キウイの腐敗・熟成を迷う状態は?赤い時は?

キウイが完全に腐る状態ではなく、腐りかけのキウイでは食べられるかの判断が迷いやすくなります。キウイが腐っているかどうか、見た目や触感から判断の参考になるポイントを説明します。

①キウイの中身が赤い場合

熟しすぎたキウイは中が赤茶色に変色しますが、買ったばかりのキウイで中身が赤いと驚くかもしれません。しかしそれはキウイが腐っているのではなく、元々中心部が赤い品種である可能性が高く、糖度が高く甘い味わいが感じられます。キウイの中身が赤くても、アルコールのような発酵臭がなく、ぶよぶよに柔らかくなっていなければ腐るような状態ではありません。

②表面が柔らかい場合

表面が固い果物であるキウイは、完熟すると少し弾力を感じる程度になりますが、腐ると柔らかすぎる触感になります。手で持つと形が崩れてつぶれるほど柔らかくなっているキウイは、腐る状態なので食べない方が良いでしょう。

腐ったキウイを食べたらどうなる?

万が一、キウイが腐る状態であることに気が付かず食べてしまった場合の症状や対処法について、詳しく説明します。事前に内容を知っておくと焦らず対応できるので、ぜひチェックしてください。

腐ったキウイを食べると食中毒になる危険性がある

腐ったキウイを食べると食中毒のリスクがあり、下痢や嘔吐、発熱などの症状が出る場合があります。特に、免疫力が弱くなっている人や子供、高齢者などは重症化への注意が必要です。腐る状態のキウイを食べて症状が出たら、対処法として速やかに水分補給をして、必要に応じて医療機関へ相談してください。

キウイを日持ちさせる保存方法は?

キウイをなるべく腐る状態にせず日持ちさせる保存方法について、完熟する前と後に分けて紹介します。より長期間美味しく保存するためには、冷凍もできるので、参考にしてください。

追熟させたい場合は常温保存する

キウイを買ったばかりで追熟したい場合は、常温保存が適していますが、腐る可能性がある点に注意が必要です。キウイはポリ袋にまとめて入れて、直射日光やエアコンの風が直接当たらない室内に置きましょう。りんごなどのエチレンガスを発するものをキウイと一緒に入れると、追熟が早くなります。熟したキウイは冷蔵庫へ移すと、美味しいキウイが長く保てます。

【キウイを常温保存するポイント】
・追熟が目的
・直射日光を避ける
・熟したら腐る前に冷蔵庫へ移す

完熟している場合は冷蔵保存する

冷蔵庫の野菜室では、キウイの酵素の働きが弱まって追熟が遅くなり、日持ちします。キウイの酵素は、他の野菜や果物が腐る原因になるので、なるべく他の食材と離して保存しましょう。また庫内は湿度が低く、キウイの乾燥を防ぐため、キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて保存してください。

【キウイを冷蔵保存するポイント】
・野菜室に保存する
・他の野菜や果物とは別になるようにラップや袋で包む
・キッチンペーパーで包み乾燥を防ぐ

すぐに使わない時は冷凍保存する

キウイが完熟してもすぐに食べない場合は、皮をむいてカットした状態で保存容器に入れて冷凍保存しましょう。解凍する時には、常温で長く置きすぎると腐る原因になるため、冷蔵庫で半解凍が適しています。凍ったまま、デザートやヨーグルトのトッピングに使っても美味しく食べられます。

【冷凍保存】
・皮をむいてカットしてから保存
・保存容器に入れる
・冷蔵庫で半解凍、もしくは凍ったまま食べる

キウイが腐るとどうなるかを知っておこう

キウイが腐ると、見た目や臭い、触感や味に変化が出てくるので食前にしっかり確認することが必要です。今回紹介した保存方法を参考にして、少しでも長く美味しく、安全にキウイを味わってください。

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