ピーマンは腐るとどうなる?ぶよぶよ・ふにゃふにゃは危険?食べたらどうなる?

ピーマンが腐るとどうなるかを知っていますか?〈ぶよぶよ・ふにゃふにゃ〉の状態は腐っているのでしょうか?今回は、〈見た目・臭い〉などピーマンが腐った時の見分け方や、食べたらどうなるかを紹介します。ピーマンが腐ると赤くなるのかや、正しい保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. ピーマンが腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?
  2. ①全体がぶよぶよで柔らかい
  3. ②酸っぱい臭い・味がする
  4. ③表面がぬるぬるしている
  5. ④種やワタが黒や茶色に変色している
  6. ⑤ヘタや表面にカビが生えている
  7. ピーマンが食べられるか判断に迷う状態は?
  8. ①ふにゃふにゃ・しわしわになっている場合
  9. ②赤く変色している場合
  10. 腐ったピーマンを食べるとどうなる?
  11. 腐ったピーマンを食べると食中毒になる可能性がある
  12. ピーマンを日持ちさせる保存方法も知っておこう

ピーマンが腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?

ビタミンCや食物繊維など、健康に欠かせない栄養素を豊富に含むピーマンは、炒め物や汁物などに幅広く調理できる野菜です。保存期限が過ぎたり保存状態が悪かったりすると傷むこともありますが、腐るとどのような状態になるのでしょうか。ピーマンが腐るとどうなるのかを、5つ紹介します。

①全体がぶよぶよで柔らかい

新鮮なピーマンは触ると硬いですが、腐ると張りがなくなり全体が柔らかくなります。腐ると実の柔らかさだけでなく、軽く押すとピーマンがへこんでしまう場合もあるのです。さらに劣化が進み、ピーマンの一部が溶けたり穴が開いたりした時も、腐っている状態なので廃棄しましょう。

②酸っぱい臭い・味がする

ピーマンは腐ると細菌が繁殖して、酸っぱい臭いや腐敗臭など鼻につく臭いを感じます。食べる前に臭いを確認し、普段とは違う異臭を感じたら食べるのを避けましょう。また見た目や臭いに問題がなくても、口に入れた時に酸味や強い苦味を感じることがあります。腐ると味にも違和感が出るので、飲み込まずに吐き出してください。

③表面がぬるぬるしている

ピーマンは劣化が進んで腐ると表面にぬめりが見られ、この状態の物は加熱しても食べることはできません。水分が多いピーマンは少しの傷から菌が繁殖しやすいため、腐りやすい野菜です。ピーマンを取り出した時にぬるぬるの触感を感じた場合は、廃棄して新しい物を購入しましょう。

④種やワタが黒や茶色に変色している

通常水分が多く新鮮なピーマンの種はクリーム色で、ワタは白色をしています。ただし、種やワタは腐ると黒や茶色に変色したり、異臭を感じたりすることがあります。また劣化が進むと緑色のヘタも黒っぽくなるので、このような変色が見られるピーマンは食べないようにしてください。

⑤ヘタや表面にカビが生えている

鮮度の良いピーマンは鮮やかな緑色で艶がありますが、腐るとヘタや表面に白黒や青いカビが発生する場合があります。カビが発生していると、ピーマンが腐って中まで細菌が繁殖しているので廃棄してください。カビが生えている部分が少なくても、見えない部分にまで菌が繁殖している可能性があるので、カビが生えたピーマンは食べないようにしましょう。

ピーマンが食べられるか判断に迷う状態は?

ピーマンは腐っていなくても、見た目に変化が出ている時があります。ピーマンの2つの状態を見て、通常通り食べられるのかを説明します。

①ふにゃふにゃ・しわしわになっている場合

ピーマンの表面がふにゃふにゃ、しわしわになっているのは、水分が抜けて張りがなくなっている状態です。ピーマンは正しく保存していないと、表面の水分が抜けてシワができ、より柔らかくなります。この状態のピーマンは問題なく食べられますが、品質は落ちているので早いうちに食べ切ると良いでしょう。

②赤く変色している場合

ピーマンの色が緑から赤に変化している場合、腐っているのではなく実が熟している状態です。ピーマンは熟していくと緑から赤色に変わり、より栄養価が高くなります。赤く完熟したピーマンは通常通り調理でき、緑色のピーマンよりも強い甘味が感じられます。

腐ったピーマンを食べるとどうなる?

ピーマンは腐ると異臭や味の違和感を覚えますが、腐った状態の物を食べるとどうなるのでしょうか。腐って品質が落ちたピーマンを食べた場合、体にどのような影響があるのかを説明します。

腐ったピーマンを食べると食中毒になる可能性がある

腐ったピーマンを食べると、下痢や腹痛、嘔吐の原因になる食中毒を引き起こす可能性があります。食中毒にならないための対処法は、腐った状態のピーマンは無理に食べずに廃棄することです。ピーマンが腐ると酸味を感じるので、万が一口にしてしまったらすぐに吐き出してください。

ピーマンを日持ちさせる保存方法も知っておこう

ピーマンは常温でも冷蔵でも保管できますが、すぐに使い切れない場合は、約1ヶ月日持ちする冷凍保存が良いでしょう。洗って水分を切ったピーマンを調理しやすい形状にカットしてラップに包んだ後に、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しておけば、解凍後の調理にかかる手間も省けます。

丸ごとのピーマンは冷蔵庫の野菜室に入れておけば2週間程度保存できますが、カットしてしまうと一気に日持ちが短くなります。ピーマンを常温で保存したい時は、新聞紙やペーパーで包んで冷暗所で保存してください。夏や梅雨で気温や湿度が高い場合は、常温ではなく冷蔵庫や冷凍庫で保存して日持ちを長くしましょう。

ピーマンが腐るとどうなるか知ろう

水分量が多く綺麗な緑色をしたピーマンは、腐るとカビや変色が起こったり、異臭を感じたりします。また、見た目や臭いに問題がなくても、腐ると酸味など味に違和感が出る場合もあります。腐ったピーマンを食べると体に悪影響を及ぼす可能性があるので、食べずに廃棄するようにしましょう。

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