デコポンの食べ方や剥き方・切り方は?薄皮ごと?おしゃれ・簡単な方法も紹介!
デコポン(不知火)の食べ方や剥き方・切り方を知っていますか?今回は、デコポンの〈薄皮ごと〉など美味しい食べ方を、剥き方・おしゃれな切り方とともに紹介します。酸っぱいデコポンを甘くする方法や、皮も活用できるレシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
- デコポン(不知火)の食べ方は?
- デコポン(不知火)は薄皮ごと食べるのが正解!
- デコポン(不知火)の食べ頃や旬
- デコポン(不知火)の剥き方・切り方は?
- 【手で】デコポン(不知火)の剥き方
- 【包丁で】デコポン(不知火)の剥き方・切り方
- デコポンの美味しい食べ方5選!皮の活用レシピも!
- ①デコポンジュース
- ②デコポンのマーマレードジャム
- ③デコポンとトマトのサラダ
- ④デコポンタルト
- ⑤デコポンピール
- 酸っぱいデコポン(不知火)の食べ方は?
- ①追熟させる
- ②電子レンジで温める
- ③皮の上から揉む
- デコポン(不知火)の保存方法は?
- デコポンのおすすめ商品4選!
- ①熊本産 屋根掛け 「デコポン」 5㎏
- ②【4月お届け】熊本産 「デコポン」 2.5kg
- ③鹿児島産 紅デコポン 「大将季(だいまさき)」 3kg
- ④広島産 自然熟葉付「デコポン」 3kg【3月中旬〜3月下旬頃お届け】
デコポン(不知火)の食べ方は?
みかんのような見た目のデコポンは、冬になると店頭に並ぶ人気の果物です。実は不知火は同じ果物の品種で、糖度13度以上、酸度1%以下という条件を満たした物だけがデコポンと呼ばれています。デコポンの食べ方や旬の時期を紹介します。
デコポン(不知火)は薄皮ごと食べるのが正解!

果物のデコポンは、薄皮ごと食べるのが最も美味しい食べ方です。果肉を包む薄皮がとてもやわらかく、剥かずに食べても口当たりがやさしいのが特徴です。白いすじには食物繊維が豊富に含まれており、薄皮ごと食べることで栄養を無駄なく取り入れられます。
デコポン(不知火)の食べ頃や旬
デコポンの主産地は熊本県で、旬の時期は12月下旬から6月頃、特に甘みが強くなるのは3〜4月です。収穫したばかりの果実は酸味が強いため、通常は1〜3週間ほど貯蔵して酸味を落ち着かせてから出荷されます。皮の色が濃く、ヘタの色が青くて乾いていない物が食べ頃です。
デコポン(不知火)の剥き方・切り方は?
ヘタが特徴的なデコポンは皮がやや厚く、剥き方や切り方に迷う人も多い果物です。果実をつぶさないきれいな剥き方と切り方のコツを詳しく紹介します。果汁の多いデコポンを、用途に合わせた剥き方や食べ方で楽しみましょう。
【手で】デコポン(不知火)の剥き方
デコポンは皮がとてもやわらかく、みかんのように手で簡単に剥ける果物です。上のヘタを軽く取ると皮がめくれやすく、果汁をこぼさずにきれいに剥けます。皮の下にある白いすじは苦みが少ないため、無理に取る必要がありません。また、包丁を使わないので、子どもでも安全に剥けます。
【手を使ったデコポンの剥き方、切り方】
1.上のヘタを指でつまんで取り除く
2.あいた部分から皮に指を入れて、全体を剥く
3.小房に分け、薄皮ごと食べる
【包丁で】デコポン(不知火)の剥き方・切り方
包丁を使った剥き方や切り方は、おしゃれで映えるデコポンの食べ方として人気です。ヘタと底を切り落とすと果物が安定し、薄皮を取り除くことでツヤが出ます。薄皮を残したくない人向けの剥き方で、簡単に果肉が取り出せます。食べやすい切り方はくし形で、お弁当やデザートにも最適です。
【包丁を使ったデコポンの剥き方、切り方】
1.ヘタと底を包丁で切り落とす
2.果実の形に沿って、縦方向に皮をそぎ落とす
3.薄皮や白いワタを取り除く
4.好みの大きさに切り分ける
デコポンの美味しい食べ方5選!皮の活用レシピも!
デコポンはそのままでも甘くて美味しい果物ですが、少しアレンジするだけでさらに風味が引き立ちます。手軽に試せるデコポンの食べ方を紹介します。
①デコポンジュース

【材料】
・デコポン:2個
・グレープフルーツ:2個
・レモン汁:小さじ1
・はちみつ:小さじ2
グレープフルーツとデコポンを合わせた、甘酸っぱいジュースのレシピです。
【作り方】
1.グレープフルーツとデコポンのヘタを切り落とし、皮を剥く
2.果肉を適当な大きさに分けてミキサーへ入れる
3.なめらかになるまで攪拌し、味をみてレモン汁とはちみつを加える
4.もう一度軽くミキサーにかけて完成
デコポンにレモン汁を少し加えて酸味を整え、はちみつでやさしい甘さを引き出すのがコツです。果実の繊維を残すと、ほどよい食感も楽しめます。
②デコポンのマーマレードジャム

【材料】
・デコポン皮:2個分
・デコポンの果実:1個分
・砂糖:約160g
デコポンの皮と果肉を使った、香り豊かで自然な甘さのジャムのレシピです。
【作り方】
1.デコポンの皮を3mm幅に細く切る
2.皮を流水で洗い、鍋でさっと茹でて苦味を抜く
3.果実と砂糖を加え、弱火で煮詰める
4.水分が減ってとろみが出たら火を止めて冷ます
弱火で時間をかけて煮ると、デコポンの果皮の香りが残ります。皮を少し厚めに残すことで、ほどよい食感と爽やかな甘みを感じられます。
③デコポンとトマトのサラダ

【材料】
・デコポン:1個
・トマト:5個
・はちみつ:小さじ1
・トマトジュース:小さじ1
・マジックソルト:ひとつまみ
・レタス:少々
・パセリ:少々
デコポンの甘さとトマトの酸味を組み合わせた、爽やかなサラダのレシピです。
【作り方】
1.デコポンを食べやすい大きさにカットする
2.トマトも一口大に切る
3.果肉を軽く絞り、はちみつとトマトジュース、マジックソルトを混ぜてドレッシングを作る
4.器にレタスを敷き、具材を盛り付けてドレッシングをかける
ドレッシングは、冷やすことで味がよくなじみます。仕上げにオリーブオイルを少し垂らすと、果実の甘みが引き立ち、全体の風味がまろやかになります。
④デコポンタルト

【材料】
・デコポン:2個
・薄力粉:80g
・アーモンドプードル:80g
・グラニュー糖:60g
・卵:2個
・食塩不使用のバター:50g
・15cmの市販のタルト:1台
・はちみつ:大さじ1
・粉糖:お好みで
見た目も華やかで、甘酸っぱいデコポンの香りが広がるおしゃれなタルトのレシピです。
【作り方】
1.材料を常温に戻し、薄力粉をふるっておく
2.デコポンは半分を搾って果汁にし、残りは5mmの輪切りにする
3.柔らかくしたバターにグラニュー糖と卵を順に加えて混ぜる
4.アーモンドプードルと薄力粉、果汁を順に加えて生地を整える
5.タルト台に生地を広げ、輪切りのデコポンを並べて180℃で約50分焼く
デコポンは薄めに切ると焼きムラが出にくく、見た目も美しく仕上がります。焼き上がり後にはちみつを塗るとツヤが出て香りも引き立ちます。
⑤デコポンピール

【材料】
・デコポン:2個
・砂糖:皮の重さの60%
・水:デコポンが浸かる量
・グラニュー糖:適量
デコポンの皮を使ったやさしい甘さのピールレシピです。フレッシュな香りとほのかな苦味、上品な甘みが楽しめます。
【作り方】
1 デコポンを塩でもみ洗いし、皮に4ヵ所切れ込みを入れて剥く
2 皮を水で数回すすぎ、苦味を抑えるため一晩水に浸す
3 白いわたをスプーンで取り除く
4 鍋に皮と水を入れ 沸騰後5分ゆでてお湯を捨てる
5.4を3回繰り返す
6 水気を切って好みの大きさに切り、皮の重さを量る
7 鍋に皮と砂糖、水を入れ 弱火で煮詰める
8 汁気が減ったら火を止め、クッキングシートに広げて乾かす
9.お好みでグラニュー糖をまぶす
デコポンピールは、お茶うけやヨーグルトのトッピングにも最適です。日持ちするため作り置きにも向いており、チョコがけにすると果物の甘みが際立ちます。
酸っぱいデコポン(不知火)の食べ方は?

見た目は甘そうなのに、酸味の強いデコポンもあります。しかし、酸味あるデコポンを甘くする方法は、あるのでしょうか。手軽に試せる酸っぱいデコポンの食べ方を紹介します。
①追熟させる
デコポンは収穫したばかりだと酸味が強いため、風通しの良い場所で1週間ほど常温保存して追熟させると甘みが増します。保存時は直射日光を避け、新聞紙などで包んで乾燥を防ぐのがポイントです。皮がやわらかくなってきたら食べ頃で、酸味がやわらぎ、濃厚な甘みが感じられます。
②電子レンジで温める
すぐに食べたい時は、電子レンジを使うと簡単に酸味をやわらげられます。破裂しないように皮に切り込みを入れて、600Wで30秒ほど温めましょう。加熱すると果汁がやわらかくなり、甘みが引き立ちます。また、温めたデコポンは、一度冷やした方が美味しくなります。
③皮の上から揉む
最も手軽にできる方法が、皮の上から揉む食べ方です。デコポンを両手で軽く包み込み、押しすぎない程度にやさしく全体を揉みほぐしましょう。外部からの刺激に対し、デコポンが自己修復のために酸味成分であるクエン酸を消費するので、やさしい甘さになります。
デコポン(不知火)の保存方法は?

デコポンは保存状態によって甘みや果汁の質が変わります。常温では風通しの良い冷暗所に置き、新聞紙で包んで乾燥を防ぎましょう。冬は2週間ほど日持ちしますが、暖かい時期は早めに食べ切ると安心です。冷蔵保存の場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋やビニール袋に入れ、軽く口を閉じて野菜室に入れるのがポイントです。
長期保存したい時は、皮と薄皮をむいて1粒ずつ保存袋に入れ、平らにして冷凍しましょう。約1か月保存でき、自然解凍や半解凍で甘酸っぱさを楽しめます。
デコポンのおすすめ商品4選!
旬の時期に店頭に並ぶデコポンは、産地やブランドによって味わいが異なります。贈答用から自宅用まで種類が豊富で、どれを選ぶか迷う人も多いでしょう。甘くて美味しい人気のデコポンを紹介します。
①熊本産 屋根掛け 「デコポン」 5㎏
熊本県で屋根掛け栽培によって丁寧に育てられたデコポンは、糖度13度以上の甘さと豊かな香りが特徴です。皮がやわらかく、手で簡単に剥けるためナイフを使わずに楽しめます。果汁を多く含む果実はみずみずしく、食後のデザートや贈り物にも最適です。
②【4月お届け】熊本産 「デコポン」 2.5kg
創業50年以上の青果専門店の九州屋では、熊本県で丁寧に育てられたデコポンを産地から直接仕入れています。温暖な気候のもとで育つデコポンは甘みと酸味のバランスが良く、香り豊かでみずみずしいのが特徴です。
③鹿児島産 紅デコポン 「大将季(だいまさき)」 3kg
紅色のデコポンである鹿児島県産の大将季は、見た目の美しさと濃厚な甘みが特徴です。大将季の果肉は鮮やかで、一口ごとに果汁が広がり、ほどよい酸味が甘さを引き立てます。贈り物や特別な日のデザートとしても喜ばれるでしょう。
④広島産 自然熟葉付「デコポン」 3kg【3月中旬〜3月下旬頃お届け】
広島県瀬戸田地区の最高級ブランドである自然熟葉付デコポンは、濃厚な甘さと上品な酸味が調和し、深みのある味わいが楽しめます。見た目も美しく、葉付きならではの香り高さが特徴です。
デコポン(不知火)の食べ方や剥き方・切り方を知ろう
デコポンは薄皮ごと食べられて、甘みと酸味の調和が取れた味わいが特徴の果物です。包丁の切り方を工夫すれば断面が美しく、デザートやサラダにも使えます。皮の色が濃く、ヘタの部分がしっかりしている物は新鮮です。そのままでも美味しい果物ですが、アレンジしてさまざまな食べ方を楽しみましょう。
