ぶどうの賞味期限は?冷蔵庫の日持ちはいつまで?腐るとどうなるかも紹介!
ぶどうの賞味期限・日持ち期間を知っていますか?今回は、ぶどうの賞味期限を〈小粒・大粒(巨峰)〉別に、〈常温・冷蔵・冷凍〉に分けて紹介します。ぶどうが腐るとどうなるかや、日持ちさせる保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
ぶどうの賞味期限は?冷蔵庫での日持ちは?

| 保存方法 | 日持ち(小粒) | 日持ち(大粒) |
| 常温 | 不可 | 1~2日 |
| 冷蔵 | 1房ごとで5~7日 | 1房ごとで2~3日。1粒ずつで5~7日 |
| 冷凍 | 1房ごとで3週間~1ヶ月 | 1粒ずつで3週間~1ヶ月 |
ぶどうは1房にたくさんの実がなっているので一度に食べ切れない場合があり、賞味期限が気になります。そのため、どれくらい日持ちするのか、保存期間や保存方法を知っておくと便利です。ぶどうの賞味期限を、常温、冷蔵、冷凍の保存状態や、デラウェアのような小粒と巨峰のような大粒などぶどうの粒の大きさ別に紹介します。
【常温】保存した場合の賞味期限
ぶどうは傷みやすく長持ちしないフルーツなので、常温での保存はおすすめしません。デラウェアのような小粒ぶどうの保存環境の適温は5~10度なので、常温では保存しないでください。
巨峰のような大粒ぶどうは、新聞紙やキッチンペーパーなどで包んで乾燥を防げば常温保存はできますが、気温が低い室温に限ります。ぶどうの出荷ピークは夏から秋にかけての高温多湿の時期なので日持ちは短く、賞味期限は約1~2日です。
【冷蔵】保存した場合の賞味期限
デリケートで劣化しやすいぶどうは冷蔵保存が基本的に向いていて、果物を手に入れたら速やかに冷蔵庫の野菜室で保存すると日持ちします。1房まるごと保存する方法の他に、房からぶどうの実を2~3mmほどの枝ごと切って1粒ずつ保存する方法があり、後者のほうが賞味期限は長くなります。
巨峰のような大粒ぶどうを房ごと冷蔵保存した場合の賞味期限は、約2~3日ですが、1粒ずつ冷蔵保存すれば約5~7日です。房から実を外せば、ぶどうの実が重みで潰れることがなくなり、中心の太い軸に水分を取られて乾燥するのも防げます。デラウェアのような小粒ぶどうを冷蔵庫で1房まるごと保存した場合の賞味期限は、約5~7日です。
【冷凍】保存した場合の賞味期限
ぶどうを長持ちさせたいならば、冷凍庫での保存が最適です。巨峰などの大粒ぶどうは、房ごとの冷凍保存は難しく、房から2~3mmほどの枝とともに実を1粒ずつに分けて保存します。このように保存した大粒ぶどうの賞味期限は、約3週間~1ヶ月です。実だけでも冷凍できますが、枝がないと果汁が出て傷みやすいので、枝付きの場合に比べて長持ちしません。
デラウェアのような小粒ぶどうを1房ごとに冷凍した場合の賞味期限は、約3週間~1ヶ月です。この賞味期限は目安で、保存環境によっては実際の日持ちは早まる場合がありますので、ぶどうの状態をよく見て判断してください。なお、マスカットは大粒ぶどうのように冷凍できますが、特有の香りや食感が損なわれるため、冷凍保存した後は早めに食べ切りましょう。
ぶどうが傷み始めると?腐ってる時の見分け方は?

賞味期限が切れたぶどうは、風味の劣化が進んでも腐っていなければ食べられます。しかし、日持ちする期間内でも、異変が現れたら食べるべきではありません。ぶどうが傷み始めた時の特徴や、腐敗している状態の見分け方を紹介します。
ぶどうが傷み始めた時の特徴
ぶどうは収穫したら劣化が始まる果物なので、賞味期限にかかわらず日が経つにつれ味わいや香りなどに変化が現れてくるのは当然です。例えば、鮮度が落ちてくると房からぶどうの粒が落ちやすくなります。落ちた粒は早めに食べ切りましょう。
【ぶどうが傷みだした時の特徴】
・味が落ちる
・風味が落ちる
ぶどうが腐って食べられない場合の特徴
腐敗したぶどうは外観、臭い、味とあらゆる面に変化がみられ、食べると腹痛や下痢などの症状が出る場合があります。臭いや見た目に問題を感じたら、口に入れないで処分しましょう。カビが生えたぶどうの粒は、他の粒にカビが移らないように、速やかに切り離して廃棄してください。
ぶどうは賞味期限だけに頼らずに腐っている時の特徴を把握して、ぶどうが食べられる状態か判断することが大切です。
【ぶどうが腐り、食べられない場合の特徴】
・ぶどうの表面にカビが生える
・実がしなびてきて、ぶよぶよしてかなり柔らかくなる
・実から汁が出る
・変色する
・房に触ると、ぶどうの粒がほとんど落ちてしまう
・アルコール臭や酸っぱい臭いなど異臭がする
・口に含むと、舌に刺激をともなうような強い酸味を感じる
ぶどうを日持ちさせる保存方法は?

たくさんの実からなるぶどうは、一度で食べ切れないことが多いため、長持ちさせたいフルーツです。冷蔵と冷凍の場合に分けて、大粒ぶどうと小粒ぶどう別に保蔵方法を紹介します。
ぶどうを冷蔵保存する方法・ポイント
ぶどうを冷蔵で保存する際は、ぶどうを洗わないのが前提です。ぶどうの表面にあるブルームと呼ぶ白い粉は、病気や水分蒸発を防ぐ役目をしています。ぶどうを洗うことでブルームが取れて劣化しやすくなり、賞味期限が短くなるため注意してください。
大粒ぶどうを枝ごと切る際は、手で枝をちぎろうとすると皮を傷つける可能性がありますので、必ずキッチンバサミを使いましょう。小粒ぶどうは衝撃に弱いため、長持ちさせるには袋より容器のほうが保存に向いていて、実を潰さずに房まるごと入るような高さがある容器が適切です。
【冷蔵での大粒ぶどう1房まるごとにおける保存方法】
1.ぶどうをキッチンペーパーなどでふんわりとくるみ、湿度をキープする
2.ポリ袋や大き目のジップバッグにぶどうを入れて口をとめ、乾燥しないようにする
3.冷蔵庫のゆとりがあるスペースに置き、他の野菜や果物などに接触してぶどうの粒が潰れないようにする
【冷蔵での大粒ぶどう1粒ずつにおける保存方法】
1.キッチンバサミで、1粒ずつ枝を2~3mmほど付けて房から切り離す
2.密閉式のふた付き保存容器の中にキッチンペーパーをぴったり敷いて、カットしたぶどうを並べる
3.ぶどうの上にキッチンペーパーをのせ、ふたで密閉してから冷蔵庫の野菜室に入れる
【冷蔵での小粒ぶどうにおける保存方法】
1.ぶどうをキッチンペーパーなどでふんわりとくるみ、湿度をキープする
2.高さのある密閉式のふた付き保存容器の中に、ぶどうが潰れないように丁寧に入れ、ふたをして冷蔵庫の野菜室に入れる
ぶどうを冷凍保存する方法・ポイント
ぶどうの賞味期限が最も長くなる冷凍保存では、冷蔵に比べ傷みにくいのでそのまま食べられるように、始めにぶどうを洗います。ぶどうを洗った後は、冷凍する際に水滴が付いていると霜が発生しますので、キッチンペーパーなどで十分に水気を拭うのがポイントです。
大粒ぶどうの解凍の際は、完全解凍すると水分によりベタ付いた感じになりますので、シャーベットのように食べられる半解凍が適しています。小粒ぶどうも食感が変わるため、半解凍で味わった方が良いでしょう。
冷凍した大粒ぶどうは、室温に5~10分ほど置くと半解凍になります。また、流水を当てると皮がむきやすくなります。小粒ぶどうは、指でつまむと手の体温で皮がむけますが、凍った状態で皮ごと食べても構いません。
【冷凍での大粒ぶどうにおける保存方法】
1.キッチンバサミで、枝を2~3mmほど付けたぶどうの実を1つずつ房からカットする
2.ぶどうを綺麗に洗い、キッチンペーパーなどを使って水滴を十分に拭う
3.冷凍用の保存袋の中にぶどうが重なり合わないよう並べ入れ、冷凍する
【冷凍での小粒ぶどうにおける保存方法】
1.ぶどう全てが濡れるように房の真ん中の太い軸に流水をあて、実が軸から外れないよう優しく洗い、キッチンペーパーなどを使って水滴を十分に拭う
2.ぶどうの房まるごとラップで包み、乾燥を防ぐ
3.冷凍用保存袋にぶどうを入れ、冷凍する
ぶどうの賞味期限・日持ちを知ろう
ぶどうは冷蔵や冷凍での保存ができるので、それぞれの保存方法での賞味期限を知ると役に立ちます。ぶどうの賞味期限はあくまでも目安なので、食べる前に傷みや腐敗がないか状態をチェックすることも大切です。正しく保存することで日持ちさせ、美味しいぶどうを長く味わいましょう。
