舞茸が腐るとどうなる?酸っぱい臭いは危険?見分け方や食べたらどうなるかも紹介!
舞茸が腐るとどうなるかを知っていますか?今回は、〈見た目・臭い〉など腐った舞茸の見分け方や、〈酸っぱい・黒い〉状態は食べられるかを紹介します。腐った舞茸を食べたらどうなるかや、保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
舞茸が腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?

低カロリーで栄養豊富な舞茸は、きのこの中でも芳醇な香りと歯ごたえの良さが特長です。舞茸は生鮮食品のため賞味期限が表示されていません。食べられる状態なのかどうかを判断するために、舞茸が腐った場合の特徴を紹介します。
①見た目|カビが生えている
水分を多く含む舞茸は湿度が高いとカビが生えやすく、腐ると傘や軸に青カビや黒カビが生えます。白くてふわふわとした物が付着する場合もありますが、これはきのこの一部である気中菌糸で、無害なので食べても安心です。しかし、白い物がすべて菌糸とは限らないため、臭いやぬめりと合わせて判断するのが賢明です。
②見た目|黒く変色している
舞茸は傘が薄茶色か白色、軸は白色をしています。劣化が進むと舞茸の細胞が壊れ、メラニン色素が生成されるため傘や軸に黒ずみや黄ばみが現れます。舞茸の色に変化が現れ、黒っぽさを感じたら腐っている可能性を疑いましょう。
③触感|表面にぬめりがある
新鮮な舞茸はハリがあり、触るとしっかりとした手触りがありますが、劣化が進むと表面にぬめりが出てきます。触ると形が崩れるのも、舞茸が劣化しているサインです。舞茸が腐ると表面にぬめりや湿り気が出てくるので、触って湿ってると感じた舞茸は食べないようにしましょう。
④臭い|酸っぱい異臭がする
新鮮な舞茸には独特な香りがありますが、舞茸が腐ると特有の酸っぱい臭いや発酵臭を放ちます。舞茸本来の香りとは異なるので、臭いを嗅いで判断するのも有効です。不快な臭いを感じたら、食べるのは避けましょう。
舞茸が腐っているか判断に迷う状態は?

生ものである舞茸の日持ちは短く、時間が経つにつれて傷みが目立つようになります。明らかに腐っていると判断できない場合は、食べても良いのか迷うこともあるでしょう。舞茸を破棄するべきかどうか、見極め方を紹介します。
①黒ずみ・黄ばみがある状態
黒ずみや黄ばみがある場合は、どれくらいの割合で発生しているかを確認します。部分的であれば変色部分を取り除けば食べられますが、ぬめりや異臭が無いかも合わせて確認しましょう。違和感がある場合は、無理に食べないことをおすすめします。
②水っぽい・湿っている状態
舞茸を冷蔵した場合、容器の内側に水滴が付きます。多少の湿り気であれば食べられますが、風味や食感が落ち、舞茸本来のおいしさは期待できません。舞茸が腐ると表面にぬめりが出たり水分が付着したりしますので、水っぽさを感じたら食べるのを控えましょう。
腐った舞茸を食べたらどうなる?食中毒のリスクは?

使い勝手が良い舞茸は普段に食す機会が多く、腐ると食中毒の原因になることがあるのです。腐った舞茸を食べるとどのような症状が現れるのかを紹介します。
腐った舞茸を食べると食中毒の危険性がある
腐った舞茸を食べると、腹痛や下痢、嘔吐、発熱、イガイガとした口内の違和感などを引き起こす可能性があります。食中毒を避けるため、カビや変色、異臭、ぬめりを感じた舞茸は食べないのが鉄則です。万が一体調不良が起きた場合は、速やかに病院を受診しましょう。
そもそも舞茸が腐る原因は?腐るまでの目安は?

舞茸は生もののため適切な環境で保存していても、時間の経過とともに劣化が進み、最終的には腐ります。しかし舞茸が腐る原因を知れば、日持ちを長引かせるのに有効です。舞茸が腐る原因と、腐るまでの目安を紹介します。
舞茸が腐る原因は主に温度・湿度
舞茸は水分を多く含んでいるため、多湿な環境で保存すると水っぽくなり、ぬめりが速く現れます。ビニール袋やラップに包んで冷蔵保存すると内部に水分がこもり、腐る原因になるのです。舞茸に適した保管温度は0℃~5℃のため、常温で保管するのはやめましょう。
舞茸が腐るまでの期間の目安
舞茸は冷蔵保存が基本で、3日から1週間保存する場合は、石づきを落として洗わずにキッチンペーパーに包みます。それを袋や容器に入れて密閉してから、野菜室で保存してください。購入後2日以内であれば、パックのまま冷蔵保存できます。冷凍すれば日持ちが長くなりますが、1ヶ月を目安に使い切りましょう。
【舞茸の日持ち期間の目安】
・野菜室での冷蔵保存:3日~1週間
・冷凍保存:1ヶ月
舞茸を日持ちさせる保存方法は?

舞茸は冷蔵保存が基本ですが、冷凍保存すれば日持ちが長くなります。冷凍する場合は、石づきを落として小房に分け、密閉容器や袋に入れて空気を抜き、金属製のトレーに乗せて冷凍庫で急速冷凍させます。冷凍した舞茸は解凍すると味や食感が損なわれるため、凍ったまま調理しましょう。
舞茸を日持ちさせたい時は新鮮なものを選ぼう!

密集していてボリューム感がある物や、触った時にしっかりとした感触がある物は新鮮です。また、傘の色が淡い茶色か白色で軸が白く、芳醇な香りを強く放っているのも新鮮な特徴です。舞茸が長く日持ちするように、新鮮な舞茸を選びましょう。
【新鮮な舞茸の特徴】
・傘が肉厚でしっかりとしている
・傘の色に光沢がある
・軸が白く、触るとハリと弾力がある
・舞茸特有の香りが強くする
舞茸が腐るとどうなるかを知ろう
舞茸は生もののため、購入したら早めに使い切ることが大切です。舞茸が腐ると水っぽさやぬめり、異臭、カビなどの変色が見られるので、食中毒を起こさないためにも食べるのは避けてください。腐る原因や新鮮な舞茸の特徴を知り、舞茸をおいしいうちに食べ切りましょう。
