オールスパイスの代用!割合は?クレイジーソルトやナツメグは代わりになるか紹介!
オールスパイスがないとき、何で代用できるか知っていますか?今回は、オールスパイスの代用品になる〈ナツメグ・シナモン・クローブ〉などを、向く料理とともに8つ紹介します。ナツメグやコショウを混ぜて作る自作レシピや、代用するときの注意点も紹介しますので参考にしてください。
目次
そもそもオールスパイスとは?

オールスパイスは、フトモモ科の植物の未熟な果実を乾燥させて作られた物です。名前から数種類のスパイスを混ぜた物と思われがちですが、スパイスは1種類です。シナモンやナツメグ、クローブを合わせたような香りが特徴で、辛味はほとんどなく、微かな甘みと苦味を感じるでしょう。香り付けにはホール、料理や生地に混ぜ込む場合は粉末が使われます。
【オールスパイスの役割】
・肉や魚の臭みを消す
・肉料理や煮込み料理に香りとコクを足す
・お菓子の風味付けに使う
オールスパイスの代用品8選!
| 代用品 | おすすめ度 | 向く料理・用途 | 注意点 |
| ①ナツメグ | ◎ | ハンバーグ、ミートソース、焼き菓子 | 香りが強めなので少量ずつ加える |
| ②シナモン | ○ | アップルパイ、カレー、煮込み料理 | 入れ過ぎると甘い香りに寄る |
| ③クローブ | ○ | チョコレートケーキ、ハンバーグの下味 | 香りが強いので控えめにする |
| ④コショウ | △ | 肉・魚の臭み消し、ソテー | 辛味が出るので入れ過ぎない |
| ⑤五香粉 | ○ | 麻婆豆腐、チャーハン、角煮 | 山椒や花椒の辛みが加わる |
| ⑥ティーマサラ | ○ | カレー、煮込み料理、料理の下味 | 少量でも香りが立つ |
| ⑦ガラムマサラ | △ | カレー | 商品によって辛みが強く出る |
| ⑧ハーブソルト・クレイジーソルト | △ | オムレツ、サラダ、パスタ、肉・海鮮 | 塩分があるので味付けを減らす |
レシピの材料にオールスパイスと書いてあっても、家に常備していない人もいるでしょう。オールスパイスの代わりとなる8つのスパイスと、それぞれに向く料理や特徴、注意点を紹介します。
①ナツメグ

【向く料理・用途】
・ハンバーグ
・ミートソース
・焼き菓子
スパイスの中でも代用として取り入れやすいのがナツメグです。ひき肉料理によく使われるため、臭みを抑える目的であれば、単品でもオールスパイスの代わりとして使えます。ハンバーグやミートソースによく合う他、焼き菓子の風味付けにも向いています。香りは強めなので、少量ずつ加えて味を見ながら調整しましょう。
②シナモン

【向く料理・用途】
・アップルパイ
・カレー
・煮込み料理
シナモンは甘く温かみのある香りが特徴で、オールスパイスと共通する風味があります。アップルパイなどの焼き菓子と相性が良いことに加え、カレーや煮込み料理の隠し味としても使えます。入れ過ぎるとシナモンの甘い香りが前に出てしまうため、分量は控えめにしましょう。
③クローブ

【向く料理・用途】
・チョコレートケーキ
・ハンバーグの下味
甘くスパイシーな香りがオールスパイスに似ているため、単品で代用できます。チョコレートケーキやキャロットケーキのような濃厚な洋菓子とよく合うでしょう。カレーや煮込み料理、ハンバーグの下味にも使えますが、香りが強いので少量ずつ加えて調整してください。
④コショウ

【向く料理・用途】
・肉や魚の臭み消し
・ソテー
最も身近な代用品ですが、クローブやシナモンに似た香りはありません。オールスパイスの風味には劣るものの、肉や魚の臭み消しには役立ちます。コショウは肉のうま味を引き立て、料理の下味や仕上げの香り付けに使えますが、入れ過ぎると辛味が強くなるので注意しましょう。
⑤五香粉

【向く料理・用途】
・麻婆豆腐
・チャーハン
・角煮
八角や山椒、花椒、シナモン、クローブなどを合わせた中国のミックススパイスです。オールスパイスは五香粉の香りと比較的近いので、煮込み料理にスパイスの風味を足したいときの代用として役立ちます。ただし、五香粉には花椒による辛みや香味が含まれるため、料理によって使い分けましょう。
⑥ティーマサラ
【向く料理・用途】
・カレー
・煮込み料理
・料理の下味
生姜や黒胡椒、カルダモンを主成分とし、シナモンやクローブ、ナツメグなどを加えたミックススパイスです。本来はチャイ作りに使うスパイスですが、オールスパイスと共通する香りが含まれているため代用できます。ティーマサラ自体に甘みはなく、料理の下味からお菓子まで幅広く使えます。少量でも香りがよく立つので、使い過ぎに気を付けましょう。
⑦ガラムマサラ

【向く料理・用途】
・カレー
コリアンダーやクミンをベースに、シナモンやクローブ、ナツメグなどオールスパイスと共通する物が配合されている場合が多く、インド料理で広く使われているミックススパイスです。カレーに加えると、スパイスのコクや香りを手軽に追加できます。
ただし、商品によってはチリパウダーやブラックペッパーの風味が強く、辛みも加わるため、料理の味を見ながら量を調整しましょう。
⑧ハーブソルト・クレイジーソルト

【向く料理・用途】
・オムレツ
・サラダ
・パスタ
・肉や海鮮
ハーブソルトは乾燥ハーブと塩を合わせた調味塩で、一般的にローズマリー、ローリエ、タイムなどが使われます。クレイジーソルトは岩塩にオニオン、ブラックペッパー、ガーリックなどをブレンドした物です。肉や魚の臭みを和らげる効果があり、オールスパイスの代用として使えます。
ただし、入れ過ぎると塩辛くなるので、代用する際には他の調味料とのバランスを見ながら加えましょう。
オールスパイスの代用品の自作レシピ3選!
手元にあるスパイスだけで、オールスパイスに近い風味を再現できないかと考える人もいるでしょう。オールスパイスの代用品になる自作レシピを3つ紹介します。
①【ナツメグ】+シナモン+クローブ
【材料】
・ナツメグ:小さじ1
・シナモン:少々
・クローブ:少々
オールスパイスの香りとして例えられることが多い、シナモンとナツメグ、クローブを組み合わせた配合です。ナツメグをベースにシナモンとクローブを少量ずつ加えることで、甘く温かみのある風味に近づけられます。ただし、3つともそれぞれ香りが強いため、入れ過ぎると味が尖ったり、いずれかの風味が消えたりする場合もあります。
自作する際には、それぞれを少量ずつ加えてバランスを調整しましょう。
②【コショウ】+ナツメグ+クローブ
【材料】
・ナツメグ:小さじ1
・コショウ:少々
・クローブ:少々
シナモンをコショウに替えた配合にすると、肉や魚の臭み消しに効果的です。シナモンを入れた配合よりも辛味が引き立つ分、お菓子作りより料理の下味や風味付けに適しています。コショウを入れ過ぎると辛味が強く出やすく、味のバランスを崩す可能性もあるため、量の調整に気をつけましょう。
③【ニンニク】+生姜
【材料】
・ニンニク:小さじ1
・生姜:小さじ1
香りや風味はオールスパイスとは別物ですが、肉の臭みを消す目的であれば代用できます。甘い香りを付けたくない料理や、肉料理の下味として使いやすい組み合わせです。ニンニクと生姜はそれぞれ風味が強く、料理全体の味に影響しやすいので、少しずつ加えて調整しましょう。
オールスパイスを代用するときの注意点は?

オールスパイスがないときに代用品を使っても、同じような風味になるのか気になる人もいるでしょう。オールスパイスを代用するときの注意点を解説します。
①少量から加えて味を見る
シナモンやクローブを始めとする代用品は、それぞれ香りの特徴や強さが異なるため、少し加えるだけでも料理の印象が変わります。最初から多く入れ過ぎると香りの調整が難しくなるので、少量から加え、味や風味を確かめながら料理に合う分量に調整しましょう。
②塩分や辛味の分を調整する
ハーブソルトやクレイジーソルトには塩分があり、コショウやガラムマサラには辛味があります。オールスパイスには塩分は含まれず、辛味も極めて弱いため、同じ感覚で使うと味が大きく変わるでしょう。塩分のある代用品は他の調味料を控え、辛味のあるスパイスは相性の良い料理を選んで使用してください。
③香りが違うので使い分ける
代用できるスパイスでも、得られる香りや風味の方向性はそれぞれ異なります。甘い香りを足したいならシナモンやクローブ、臭み消しならナツメグやコショウ、中華寄りで良ければ五香粉といった使い分けが適しています。それぞれの持ち味を理解した上で、作る料理に合う物を選びましょう。
オールスパイスの代用を知って料理に活かそう
オールスパイスの代用は、ひき肉料理ならナツメグ、お菓子作りならシナモンやクローブ、手軽さと肉の臭み消し目的ならコショウが適しています。単品で物足りない場合は、ナツメグをベースにシナモンやクローブを組み合わせることで、オールスパイスにより近い風味にできます。どの代用品も入れ過ぎると香りが強く出るため、少量から味を見て調整しましょう。
