アーモンドプードルの代用は?きなこはOK?マカロンやタルトの場合も紹介!
手作りお菓子などに使われるアーモンドプードルがないとき、どのようなものが代用品として使えるか、知っていますか。ナッツ類の粉末やきなこ、白すりごまなど、アーモンドプードルの代用となるものを、マカロンやクッキーなどお菓子別の選び方や、代用するときの注意点とともに解説します。
目次
そもそもアーモンドプードルとは?

アーモンドプードルはアーモンドを細かく粉末状にした製菓材料で、「アーモンドパウダー」という名称でも販売されています。小麦粉とは異なりグルテンを含まないため、生地が軽い食感になるのが特徴です。アーモンドに含まれる油分によって、風味豊かに焼き上がります。
【アーモンドプードルの役割】
・高級感のある香ばしい風味が付く
・油脂分が豊富で生地が柔らかくなる
・軽い食感になる
・グルテンフリーの菓子に使える
アーモンドプードルの代用品7選!
| 代用品 | 近さ・おすすめ | 置き換えの目安 | 向いているお菓子 | 注意点 |
| ①ナッツ類の粉末 | ◎ | 1:1 | 焼き菓子全般 | 自分で挽くなら使用直前に挽く |
| ②きなこ | 〇 | 1:0.8 | クッキー、フィナンシェ、パウンドケーキ | 入れすぎると生地が固くなる |
| ③白すりごま | 〇 | 1:1 | 濃厚な焼き菓子、タルト、フィナンシェ | ミルで細かく挽いてから使う |
| ④コーンスターチ | △ | 1:0.5~ | 軽い食感のクッキー、サブレ | ナッツの風味は出ない |
| ⑤片栗粉 | △ | 1:0.5~ | クッキー、スノーボール、ボーロ | 粉っぽくなりやすい |
| ⓺おからパウダー | 〇 | 1:0.4~ | クッキー、マフィン | 水分を1~2割増やす |
| ⑦薄力粉 | △ | 1:1 | パウンドケーキ、マフィン | 少量の置き換えにとどめる |
アーモンドプードルがないとき、他の材料を代わりに使えないのか、気になる人もいるでしょう。お菓子によっては、身近な材料で十分に代用できる場合もあります。アーモンドプードルの代用品になる材料の特徴や置き換える際の分量の目安、向いているお菓子について詳しく解説します。
①ナッツ類の粉末【おすすめ】

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対しナッツ類の粉末1
【向いているお菓子】
・焼き菓子全般
くるみなどのナッツ類の粉末はアーモンドプードルに近く、基本的にはレシピと同量で置き換えが可能です。違いが出るのは風味や色合いで、生地の食感や出来上がりに大きな影響はありません。皮付きのくるみやヘーゼルナッツは渋みが出やすいので、多く使う場合は量を調整しましょう。自分でナッツを挽く場合は、酸化を防ぐため使う直前に粉末にしましょう。
②きなこ

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対しきなこ0.8
【向いているお菓子】
・クッキー
・フィナンシェ
・パウンドケーキ
きなこを使うとアーモンドプードルとは異なる香ばしい風味を楽しめます。アーモンドプードルよりも吸水性が高く同量を加えると生地が硬くなるため、代用する場合は約8割にするか牛乳などの水分を少し加えるなどして調整しましょう。焼き上がりは黄色みを帯びるので、白くしたいお菓子への代用は向いていません。
③白すりごま

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対し白すりごま1
【向いているお菓子】
・濃厚な焼き菓子
・タルト
・フィナンシェ
白すりごまを使うと、コクと柔らかい食感を出せます。分量はアーモンドプードルと同量で置き換えられます。使うときは粉状のすりごまのほうが良いでしょう。粗い場合はミルなどで細かく挽くと生地に馴染みやすくなります。
ごま特有の香りが強いため、出来上がりの風味はアーモンドプードルとは異なるので、注意が必要です。黒ごまと白ごまでは、黒ごまのほうが香りが強く、風味をしっかり出したいお菓子に向いています。
④コーンスターチ

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対しコーンスターチ0.5〜
【向いているお菓子】
・軽い食感のクッキー
・サブレ
コーンスターチはとうもろこしを原料とするでんぷん粉で、アーモンドプードルに比べてコクや風味は控えめです。粒子が細かく、クッキーに使うと軽く歯切れの良い食感になります。代用するときは、牛乳などの水分を少量加えて生地の状態を調整すると使いやすくなります。
⑤片栗粉

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対し片栗粉0.5〜
【向いているお菓子】
・クッキー
・スノーボール
・ボーロ
片栗粉もはコーンスターチと同様、コクや風味は控えめで、クッキーに使うとほど良く歯応えのある食感になります。代用するときは、牛乳などの水分を少量加えて生地の状態を調整しましょう。スノーボールやボーロなど、崩れる食感のお菓子に向いています。
⑥おからパウダー

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対しおからパウダー0.4
【向いているお菓子】
・クッキー
・マフィン
おからパウダーは吸水性が高く、グルテンを含まないのが特徴です。アーモンドプードルと同量だと生地がまとまりにくいため、4割程度の量にして水分を1~2割増やして調整します。ダマになりにくい微粉タイプのほうが使いやすいでしょう。おから特有の風味は比較的控えめで、お菓子の味にはあまり影響しません。アーモンドプードルに比べてカロリーも控えめです。
⑦薄力粉

【置き換えの目安】
・アーモンドプードル1に対し薄力粉1
【向いているお菓子】
・パウンドケーキ
・マフィン
薄力粉は小麦粉の一種で、アーモンドプードルより脂質が少なく、アーモンド特有の風味やコクはありません。代用すると生地の食感や仕上がりが変わってしまうので、注意しましょう。
薄力粉にアーモンドプードルを加えるようなレシピなら、アーモンドプードルがなくても、分量をそのまま置き換えられます。ただし、アーモンドプードルの使用量が多いお菓子では、食感や風味が大きく変わってしまうかもしれません。
【お菓子別】アーモンドプードルの代用品の選び方は?

お菓子作りをする際、何を基準にアーモンドプードルの代用品を選べば良いのでしょうか。よく手作りされる4種類のお菓子について、代用品の選び方について詳しく解説します。
①マカロン
マカロンはアーモンドプードルが食感や仕上がりに大きく関わるため、代用品を使うのはあまりおすすめできません。きなこやすりごまなどを使ったレシピもありますが、きれいに焼き上げることが難しく、通常のマカロンとは風味や食感が変わります。きれいに仕上げたい場合は、アーモンドプードルを用意して作りましょう。
②クッキー・スノーボール
クッキーやタルト台は代用品を単独で使うよりも、小麦粉と組み合わせると生地が安定しやすくなります。小麦粉ときなこは3:1、すりごまは4:1を目安にすると、香ばしさや軽い食感を加えられるでしょう。
スノーボールクッキーなら、片栗粉やコーンスターチで同量の置き換えが可能です。でんぷん粉によって口の中で崩れる食感を出しやすく、アーモンドの風味がなくてもおいしくなります。
③パウンドケーキ・マフィン
パウンドケーキを作る場合は、おからパウダーを代わりに使うと良いでしょう。おからパウダーを加えると保水力が高まり、柔らかな食感になります。薄力粉だけでは軽くなりやすいので、食感を補いたい場合の代用に向いています。
片栗粉やコーンスターチを、マフィンやパウンドケーキに使うと軽い食感になります。アーモンドのような香ばしさを加えたいなら、きなこや白すりごまが良いでしょう。フィナンシェなど、コクのある焼き菓子にも合います。
④タルト・アーモンドクリーム
タルトの土台には、クレームダマンドと呼ばれるアーモンドクリームが使われます。これはアーモンドプードルが主役となるので、代用品を使うならタルト生地です。
タルト生地に使うアーモンドプードルは、薄力粉で代用できます。ただし、薄力粉の割合が増えるとグルテンが形成されやすくなるので、生地を練らずに軽く混ぜ合わせましょう。アーモンドプードル特有の風味や食感は弱まりますが、タルトとしての形は整えやすくなります。
アーモンドプードルを代用するときの注意点は?

アーモンドプードルの代用品を使って、お菓子を上手に作るにはコツがあります。アーモンドプードルの代用品を使う際の注意点を2つ紹介しましょう。
①水分量と油分を調整する
アーモンドプードルの代用品は原材料や性質が異なるため、全てを同量で置き換えると仕上がりが変わることがあります。特におからパウダーは水分を吸収する性質があるため、レシピに応じて水分量を調整しましょう。きなこで代用する場合は水分を吸いやすいので、牛乳などを少量加えます。
薄力粉やコーンスターチは油脂分が少ないので、バターを1~2割増やし、水分を少し加えて生地の状態を整えると、うまく焼けます。
②ナッツの風味は補えない
片栗粉やコーンスターチは食感を変えるために代用できますが、アーモンド由来の油分や香ばしさは補えません。アーモンドの風味を加えたい場合はきなこやごま、ナッツパウダーなどで代用しましょう。バニラエッセンスやナッツオイルを少量加えるのも一つの方法です。
焦がしバターにも香ばしい風味がありますが、アーモンドの風味までは再現できません。
アーモンドプードルの代用を知ってお菓子作りに活かそう
アーモンドプードルの代用品は、風味まで近付けたいならナッツ類の粉末、香ばしさを変えて楽しみたいならきなこや白すりごまが向いています。食感を重視するなら、片栗粉やコーンスターチを選びましょう。代用品によって吸水性や油脂分が異なるため、水分や油分を調整するのが、上手に作るコツです。作りたいお菓子の食感や風味に合わせて、適した代用品を選びましょう。
