コーンスターチの代用品5選!片栗粉は代わりになる?用途別のおすすめも紹介!
お菓子作りでよく使われるコーンスターチですが、手元にないとき、何で代用できるか知っていますか。片栗粉や小麦粉、米粉などコーンスターチの代用品を、置き換える際の分量の目安とともに紹介します。クッキーやカスタードクリームなど料理別の選び方や、代用するときの注意点も取り上げます。
目次
そもそもコーンスターチとは?

コーンスターチは、とうもろこしから作られるでんぷん粉で、加熱すると白濁したやさしいとろみが付き、冷めても粘度を保ちやすいのが特徴です。お菓子作りではカスタードクリームによく使われ、料理のとろみ付けとしても役立ちます。また、焼き菓子に使うと食感が軽くなり、揚げ物に使うと、衣の歯切れがよくなります。
【コーンスターチの役割】
・液体にとろみを付ける
・お菓子の食感を軽くする
・揚げ衣の歯切れをよくする
コーンスターチの代用品5選!
| 代用品 | 近さ・おすすめ | 向く料理・用途 | 注意点 |
| ①片栗粉 | ◎ | クッキー、料理のとろみ付け、揚げ物の衣 | カスタードクリームには向かない |
| ②小麦粉 | ○ | カスタードクリーム、チーズケーキ | とろみ付けでは入れるタイミングが異なる |
| ③米粉 | ○ | 揚げ物の衣、クッキー、料理のとろみ付け | とろみが付くまで時間がかかる |
| ④タピオカ粉 | ○ | 料理のとろみ付け、お菓子、パン | 片栗粉より粘りが強く、弾力のある食感になる |
| ⑤葛粉 | △ | 和食のとろみ付け、和菓子 | 冷やすと固まり、弾力のある食感になる |
コーンスターチの代わりとして、小麦粉や片栗粉など植物から作った粉を使えますが、料理と食べる温度によって適した粉が変わります。それは、同じでんぷん質の粉でも、とろみの強さや食感、冷めた後の変化が異なるのが理由です。それぞれの粉の特徴と、代用品としてつかうときの注意点を解説しましょう。
①片栗粉【おすすめ】

【向く料理・用途】
・クッキー
・料理のとろみ付け
・揚げ物の衣
クッキーを焼くときは、片栗粉をコーンスターチと同じ分量で使えます。焼き上がりは軽い歯触りになります。料理のとろみ付けの場合、片栗粉はコーンスターチより粘度が強くなりやすいため、少量から加えて調整しましょう。透明感のあるとろみが付きますが、冷めると粘度が低下してしまいます。特にカスタードクリームのように、冷まして使用するものには向きません。
②小麦粉

【向く料理・用途】
・カスタードクリーム
・チーズケーキ
お菓子作りのときは、小麦粉の中の薄力粉で代用が可能です。ただし、小麦粉で代用するとコーンスターチとは違い、食感が重くなりやすいので注意しましょう。
カスタードクリームを作る場合はコーンスターチと同量の薄力粉で置き換えられます。チーズケーキも同量で作れますが、薄力粉を使うとグルテンの影響で生地が膨らみやすいので、滑らかさを残すなら量を減らしましょう。
コーンスターチのようなとろみは付かないので、料理の粘度を出す用途には向きません。料理の最後に投入するとダマになって失敗してしまうので避けましょう。
③米粉

【向く料理・用途】
・揚げ物の衣
・クッキー
・料理のとろみ付け
コーンスターチの代わりに米粉を使って揚げ物をすると、揚げ衣は薄く付き、油っぽさを抑えた軽い食感になるのが特徴です。米粉の衣はグルテンを形成しないため、加水後に時間が経っても粘性はほとんど変わりません。
クッキー作りで米粉を使うと、コーンスターチよりも粉っぽい生地になり、焼き上がりは柔らかな食感を楽しめます。とろみ付けとして使用する場合は、やや粘度が低いので量を調整しましょう。
④タピオカ粉

【向く料理・用途】
・料理のとろみ付け
・お菓子
・パン
加熱すると透明感のあるとろみが付き、低い温度でも粘りが変わりにくい点がタピオカ粉の特徴です。片栗粉より粘度が高く、パンやお菓子に使うと弾力のある食感になります。プリンやカスタードクリームにも使用でき、クッキーで軽やかな食感を出したい場合は小麦粉と組み合わせるのが最適です。
⑤葛粉

【向く料理・用途】
・和食のとろみ付け
・和菓子
葛餅や葛切りに使われる葛粉は水で溶いて加熱すると、透明感のある滑らかなとろみが付き、冷やすと固まります。和食のとろみ付けに使うと、上品な口当たりになります。本葛は価格が高いので、必要な分量と費用も考えて選びましょう。
【お菓子別】コーンスターチの代用品の選び方は?

代用品を選ぶときに肝心なのは、何が目的なのかを考えて、粉を選ぶことです。焼き菓子では歯触り、チーズケーキでは口当たり、カスタードクリームでは滑らかさが選ぶ基準です。用途ごとに、コーンスターチの代わりに使いやすい粉と調整方法を紹介します。
①クッキー・サブレ
クッキーやサブレを作る際、片栗粉を使うとコーンスターチと同じ分量で置き換えが可能です。薄力粉でも代用できますが、粉っぽさが残ります。米粉はグルテンを含まないため、同じ分量で代用すると柔らかい食感になります。元のクッキーに近い軽さや食感を重視するなら片栗粉が最適です。
②チーズケーキ
滑らかな質感のチーズケーキを作るなら、薄力粉が向いています。コーンスターチと同量で置き換えられますが、薄力粉ではグルテンの形成が強くなるため生地が膨らみやすく、食感が重くなりやすいので量を調整しましょう。片栗粉や米粉でも焼けますが、チーズケーキでは薄力粉を代用品として使うのが一般的です。
③カスタードクリーム
カスタードクリームを作る場合も、薄力粉で代用しましょう。コーンスターチと同じ分量で置き換えられます。米粉ではとろみが弱く、加熱時間を長くする必要があります。片栗粉は粘りと弾力が強く、カスタードクリームらしい滑らかな食感にならないため避けましょう。
コーンスターチを代用するときの注意点は?

コーンスターチと代用品では、とろみの強さや温度による変化が異なります。元のレシピと同じ量を機械的に加えると、硬さや粘りが変わってしまうので注意が必要です。用途と食べる温度に応じた調整方法を紹介します。
①少なめから加えて調整する
置き換える量は、料理と代用品の組み合わせ次第です。クッキーに片栗粉を使ったり、カスタードクリームやチーズケーキに薄力粉を使ったりする場合、コーンスターチと同量で代用できます。一方、料理のとろみ付けに片栗粉を使う場合は、粘度が高いため、少しずつ入れながら調整していきます。米粉も割合が増えると弾力が出るので、一律に同量と考えず、用途ごとに分量を確認しましょう。
②食べる温度で使い分ける
代用品を選ぶ際は、調理中の状態だけでなく、食べるときの温度も考えましょう。コーンスターチは糊化後の安定性が良く、冷えても粘度が変わらないのが特徴です。片栗粉で代用すると、加熱したときに透明感のある強いとろみが付くのですが、温度が下がるにつれて粘度が低下してしまいます。
温かいあんやスープには片栗粉でも代用できますが、冷たいカスタードクリームには冷えても粘度が変わらないコーンスターチが欠かせません。
③置き換え量が多いと差が出る
コーンスターチを代用品に置き換える割合が増えると、食べたときに、でんぷんの種類による粘りや食感の違いが大きく表れてしまいます。一方、コーンスターチの配合量が少ない焼き菓子であれば、片栗粉などに替えても食感の差はあまり感じません。粉の配合が多いレシピで、すべての量を代用品で済ませるのは避けましょう。
コーンスターチの代用を知ってお菓子作りに活かそう
コーンスターチは、片栗粉、薄力粉、米粉などで代用できます。ただし、同じ代用品でも、クッキーとカスタードクリームなど作るものによって、適切な分量や、できあがったときの食感が異なります。料理の用途、食べる温度、求める口当たりを確認し、同じような効果を得られる粉を選びましょう。
