とうもろこしの保存は冷凍・冷蔵で!生・茹でた後で違いは?日持ち・解凍方法も紹介!
とうもろこしの保存方法を知っていますか?冷凍できるのでしょうか?今回は、とうもろこしの保存方法を〈冷凍・冷蔵〉や〈生&そのまま・茹でた後・レンジ〉別に紹介します。冷凍したとうもろこしの解凍方法・食べ方や、日持ち・賞味期限も紹介しますので参考にしてください。
目次
- とうもろこしの保存方法は?冷凍できる?
- とうもろこしは冷凍or冷蔵保存がおすすめ
- とうもろこしの常温保存は日持ちしない
- 【冷凍】とうもろこしの保存方法・期間は?解凍の仕方も!
- 【生・そのまま】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:約2ヶ月
- 【茹でた後】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:約1ヶ月
- 【レンジ】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:1ヶ月
- 冷凍とうもろこしの解凍は自然解凍か電子レンジ
- 【冷蔵】とうもろこしの保存方法・期間は?
- 【生・そのまま】とうもろこしの冷蔵方法
- 【茹でた後】とうもろこしの冷蔵方法
- 冷凍したとうもろこしのおすすめの食べ方を紹介!
- ①焼きとうもろこし
- ②とうもろこしとほうれん草のソテー
- ③とうもろこし入りのクリームシチュー
とうもろこしの保存方法は?冷凍できる?

コーンは甘くて美味しく、さまざまな料理に使える便利な野菜です。しかし、とうもろこしをより美味しく長期間楽しむためには、保存期間を延ばす工夫が欠かせません。とうもろこしに適した保存方法を紹介します。
とうもろこしは冷凍or冷蔵保存がおすすめ
保存方法 | 日持ち | メリット |
冷凍(生・そのまま) | 約2ヶ月 | 旨味や栄養が失われにくい |
冷凍(茹でた後に) | 約1ヶ月 | 風味が落ちにくい |
冷凍(レンジ) | 約1ヶ月 | 甘みが保てて、調理の手間がかからない |
冷蔵(生・そのまま) | 約2~3日 | 鮮度の劣化を抑えられる |
冷蔵(茹でた後に) | 約2~3日 | 温め直すだけですぐに食べられる |
とうもろこしは、収穫した時点から徐々に鮮度や甘みが落ちていく野菜なので、手に入れたらできるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫で保存して美味しさを長持ちさせましょう。特に短期間で消費できない場合は、風味や鮮度の保持に優れた冷凍保存による長期保存が適しています。
とうもろこしの常温保存は日持ちしない
とうもろこしを常温で保存した場合の賞味期限は約1日で、収穫してから24時間で甘さが半減するといわれています。どうしても常温で保存したい場合は、乾燥を防ぐために皮付きのまま新聞紙で1本ずつ包み、ひげの部分を上にして立てて日光の当たらない涼しい場所に置きましょう。
【冷凍】とうもろこしの保存方法・期間は?解凍の仕方も!

冷凍したとうもろこしは解凍後に水っぽいことがありますが、保存してから1年以上経過した場合でも食べられるのでしょうか。とうもろこしを冷凍で保存する方法や日持ちの目安、解凍の仕方を紹介します。
【生・そのまま】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:約2ヶ月
とうもろこしを一度に食べ切れない場合は、鮮度を保つために皮付きのまま冷凍する方法が適しており、約2ヶ月は日持ちします。下処理する時は、包丁ではなくキッチンバサミを使用すると、まな板が必要ありません。また、冷凍焼けを防ぐにはラップで包んだ後、冷凍用の保存袋に入れて密閉することが重要です。
【生のとうもろこしを冷凍する方法】
1.とうもろこしの外側の汚れている皮の数枚を取り除き、ひげの先をカットする
2.とうもろこしを1本ずつラップで包む
3.ジップ付きの冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍する
【茹でた後】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:約1ヶ月
とうもろこしを硬めに茹でて、厚さ3~4cmの輪切りにすれば、粒にしわが寄るのを防げて解凍しやすくなります。粒にばらして保存する場合は、実同士がくっつかないよう、ペットボトルに入れて軽く振ってから冷凍しましょう。また、冷凍用の保存袋に詰める時に空気を抜くことで、冷凍焼けなどの劣化を防ぎやすくなります。
【茹でた後にとうもろこしを冷凍する方法】
1.とうもろこしを鍋で硬めに茹でる
2.粗熱が取れたら、水気を拭き取り、厚さ3~4cmに輪切りをする
3.輪切りにしたとうもろこしを冷凍用の保存袋に詰めて空気を抜くか、粒にばらして、ペットボトルに入れて冷凍する
【レンジ】とうもろこしの冷凍方法|日持ち:1ヶ月
キッチンペーパーがない場合は、水にくぐらせたとうもろこしをラップで包み、電子レンジで加熱しても問題ありません。加熱後は熱くなるので、キッチンペーパーを外す時は、菜箸を使用してください。また、実にしわが寄るのを防ぐためには、加熱後はすぐにラップを外さずしばらく蒸らすのがポイントです。
【電子レンジで加熱してから、とうもろこしを冷凍する方法】
1.皮を剥いてひげを取ったら、余分な茎を切り落とす
2.とうもろこしを洗い、濡らしたキッチンペーパーで包む
3.電子レンジ600Wで4分30秒加熱し、粗熱が取れたらラップで包み、保存袋に入れて冷凍する
冷凍とうもろこしの解凍は自然解凍か電子レンジ
冷凍とうもろこしを自然解凍すると時間はかかりますが、風味やみずみずしい食感が保ちやすいのがメリットです。電子レンジの場合は、加熱し過ぎると食感を失うことがありますが、短時間で解凍できます。また、保存してから半年以上経過している場合は見た目やにおいに異常がなくても、食中毒を避けるためにも廃棄した方が安全です。
【冷凍とうもろこしを自然解凍する方法】
1.冷凍庫から冷蔵庫へとうもろこしを移す
2.一晩置いておく
【冷凍とうもろこしを電子レンジで解凍する方法】
1.耐熱皿に、ラップで包んだとうもろこしを乗せる
2.生のまま冷凍したとうもろこしは電子レンジ600Wで6~8分、茹でた物は3~4分加熱する
【冷蔵】とうもろこしの保存方法・期間は?

とうもろこしは、収穫後に甘みが落ちていくので鮮度を長持ちさせるのが難しい野菜です。しかし、冷蔵で正しく保存すれば、甘みや鮮度をできるだけ長持ちさせられます。とうもろこしの冷蔵での保存方法や、日持ちの目安を紹介します。
【生・そのまま】とうもろこしの冷蔵方法
時間が経つと、とうもろこしの水分が芯に吸い取られて乾燥していくので、皮付きのまま保存するのが基本です。賞味期限は2~3日程度ですが、乾燥を防ぐためにラップをきつめに巻き、とうもろこしのひげの部分を上にして立てて冷蔵庫で保存すると日持ちしやすくなります。
【生のとうもろこしを冷蔵する方法】
1.とうもろこしの外側の汚れた皮を剥がす
2.ひげの先を包丁でカットする
3.皮付きのまま、新聞紙かキッチンペーパーに1本ずつ包む
4.とうもろこしをラップで包み、ポリ袋に入れる
5.冷蔵庫で保存する
【茹でた後】とうもろこしの冷蔵方法
皮なしのとうもろこしを茹でた場合は、冷蔵庫の中の温度が上昇し他の食材にも影響が出てしまう恐れがあるので、十分に冷ましてから冷蔵で保存しましょう。熱いうちにラップに包むことで水分の蒸発を防ぎ、粒にしわが寄らず食感も保てて、冷蔵で2~3日程度は日持ちします。
【茹でた後にとうもろこしを冷蔵する方法】
1.とうもろこしを茹でたら、熱いうちに1本ずつラップに包む
2.粗熱が取れたら、冷蔵庫で保存する
冷凍したとうもろこしのおすすめの食べ方を紹介!
冷凍とうもろこしはいつでも手軽に使える便利な食材で、さまざまな料理に取り入れられます。冷凍とうもろこしを使った美味しい調理法を紹介しますので、参考にしてください。
①焼きとうもろこし

【材料】
・冷凍とうもろこし:1本
・醤油:小さじ1
・バター:小さじ1/4
屋台の味が楽しめる焼きとうもろこしのレシピを紹介します。
【作り方】
1.冷凍とうもろこしをトースターで、焦げ目が付くまで焼く
2.網の上でとうもろこしにバターを塗り、醤油を垂らす
バターがない場合はみりんで代用すると、甘みが加わり美味しく仕上がります。香ばしい風味を出したい時は、醤油を軽く焦がすのがポイントです。
②とうもろこしとほうれん草のソテー

【材料】
・ベーコン:4枚
・冷凍ほうれんそう:300g
・冷凍とうもろこし:100g
・バター:20g
・塩こしょう:少々
・鶏がらスープの素:小さじ1
・醤油:小さじ1
弁当の付け合わせに使える、ほうれん草ととうもろこしのソテーのレシピを紹介します。
【作り方】
1.ベーコンを1cm幅に切る
2.フライパンを強火で熱し、ベーコンを炒める
3.ほうれん草ととうもろこし、バターを入れて炒める
4.塩こしょうをし、鶏がらスープの素を加える
5.醤油を入れて、炒めたら完成
水っぽくならないようにするには、強火で炒めるのがポイントです。香りが立つように、醤油は鍋肌から入れましょう。
③とうもろこし入りのクリームシチュー

【材料】
・ベーコン:4枚
・じゃがいも:2個
・にんじん:1/2個
・玉ねぎ:1/2個
・舞茸:1パック
・冷凍とうもろこし:50g
・冷凍ブロッコリー:40g
・牛乳:350ml
・コンソメ:小さじ1と1/2
・塩こしょう:少々
とうもろこし入りの具沢山なクリームシチューのレシピを紹介します。
【作り方】
1.野菜とベーコンをすべて一口大に切る
2.耐熱皿にじゃがいもとにんじん、舞茸、玉ねぎを入れ水も加える
3.600Wのレンジで5分加熱する
4.鍋に加熱した野菜とベーコンを入れ、炒める
5.鍋にバターと小麦粉を入れて、混ぜ合わせる
6.混ざったら、鍋に牛乳を2~3回に分けて入れる
7.さらに、コンソメと冷凍ブロッコリー、冷凍とうもろこしを入れて5分加熱する
8.塩こしょうで味を整えたら完成
野菜を電子レンジで加熱すれば、調理の時間を短縮できます。シチューが固くなった場合は、牛乳を少し入れて調整してください。
とうもろこしは冷凍・冷蔵で保存しよう
とうもろこしは常温には不向きな野菜ですが、冷蔵や冷凍すれば鮮度が長持ちします。また、解凍する方法によっては、調理の時間の短縮にも繋がります。正しい保存の方法を実践し、普段の調理に役立ててください。