豆苗の保存方法は?冷凍・冷蔵で日持ちのコツは?袋のまま・常温でも大丈夫?
豆苗の正しい保存方法を知っていますか?袋のままでも良いのでしょうか?ベストな保存方法が気になりますよね。今回は、豆苗の保存方法・日持ち期間を〈冷蔵・冷凍・常温〉別に分けて紹介します。豆苗が腐るとどうなるかも紹介しますので参考にしてください。
目次
豆苗の保存方法は?冷凍できる?

天候や収穫量の影響により野菜の価格が大きく変動することがあっても、豆苗は比較的安定した価格で手に入る食材です。そんな家計にも優しい豆苗を常備し、毎日の料理にフル活用するために、豆苗の保存方法や冷凍はできるのかについて詳しく紹介します。
豆苗の保存方法や日持ちの一覧
保存方法 | 日持ち・賞味期限 |
冷蔵 | 5~10日 |
冷凍 | 1ヶ月 |
豆苗は、冷蔵、冷凍、どちらでも保存がききますが、日持ちや賞味期限はそれほど長くありません。しかし、冷凍の賞味期限や日持ちは冷蔵に比べて長くなるため、大量にストックしたい場合は冷凍保存が適しています。
豆苗の常温保存はNG
常温のまま置いた豆苗の根は成長を続け、食感は硬く筋っぽくなってしまうため、サラダのように生で美味しく食べられなくなります。また、冷蔵販売されている豆苗を常温保存すると、袋の内部に汗をかいたように水滴が発生して、腐敗の原因となります。
【冷蔵】豆苗の保存方法や日持ちは?袋のままでOK?
豆苗の冷蔵保存は、ひと手間をかけることで、より新鮮さが長持ちします。また、冷蔵で新鮮に保つ方法や日持ちは、豆苗を切った後に再び育てて2回目の収穫を楽しむためにも知っておきたいポイントです。
豆苗の冷蔵方法

カットした豆苗を水に浸して冷蔵保存する方法があります。保存するために容器に入れた水は傷みやすいことから、小まめに交換し、清潔に保つことが大切です。また、冷気が当たって豆苗の葉が変色しないよう、保存容器の蓋をしっかりと閉めて保存しましょう。
【豆苗の冷蔵保存方法】
1.豆苗の根元を切ってから、綺麗に水洗いする
2.消毒済みの保存容器に入れる
3.豆苗にかぶる程度の水を入れる
4.保存容器の蓋を閉め、野菜室、または冷蔵室で保存する
豆苗の冷蔵での日持ち
豆苗を正しい冷蔵方法で保存すると、本来のみずみずしさや青々とした葉の色を残した状態で10日間ほど日持ちします。保存用の水が傷まないよう、3日に1回程度の水の交換を忘れないようにしましょう。また、根元を切った場合は痛むのが早いため、4〜5日で食べ切りましょう。
豆苗を袋のまま冷蔵するのは避けよう
袋のまま豆苗を冷蔵すると劣化が進みます。特に未開封の豆苗を寝かせて冷蔵すると、成長した葉が擦れ合い、傷みも早く風味も悪くなってしまいます。一時的に袋のまま冷蔵庫に入れておきたいという場合は、立てて保存しましょう。
【冷凍】豆苗の保存方法や日持ちは?

豆苗は冷凍保存することで日持ちが長くなりますが、冷蔵保存と比べて食感にやや違いを感じるでしょう。そのため、解凍してそのまま食べることはおすすめできません。油との相性が良い豆苗の長所を生かして加熱調理をすると、食感も気になることなく美味しく食べられます。
豆苗の冷凍方法
豆苗を冷凍する際は、劣化や豆苗同士がくっついてしまうことを防ぐため、しっかりと水気を拭きとりましょう。また、野菜の冷凍には急冷が適しています。豆苗がなるべく早く冷凍されるように、金属トレイに乗せるか平らな状態に整えてから冷凍室に入れましょう。
【豆苗の冷凍保存方法】
1.豆苗の根元を落とし、綺麗に水洗いする
2.キッチンペーパーで水気を拭きとる
3.豆苗を3~4等分に切る
4.食品保存袋に入れ、空気を抜くようにして口を閉じる
5.冷凍室に保存する
豆苗の冷凍での日持ち
豆苗を冷凍保存した場合の日持ちは、1ヶ月ほどです。しかし、家庭用冷蔵庫の冷凍室は、頻繁にドアが開閉されて温度が上がりやすくなります。鮮度への影響も考えられるため、できるだけ早く食べきりましょう。
冷凍した豆苗の解凍方法

冷凍した豆苗は、溶けることで余分な水気が流れ出てしまうため、解凍せずに調理します。また、冷凍すると豆苗のえぐみが出たり、食感に変化を感じたりします。炒め物や、だし汁と絡めて和え物にするなど、味のしっかりした料理で楽しみましょう。
豆苗が腐るとどうなる?食べてはいけない状態は?

豆苗が腐ると、微生物による発酵でガスが発生し未開封の袋が膨らんだり、白っぽいケカビや青や緑のアオカビが生えたりなど見た目に変化が起きます。そのほかにも、いつもと違う青臭いニオイや味を感じることもあります。
【豆苗を食べてはいけない状態】
・未開封の袋が膨らんでいる
・葉が黄色に変色している
・水気が出てぬめりがある
・カビが生えている
・青臭い
豆苗の冷凍できる作り置きレシピ3選!
鮮やかな緑色と歯ごたえの良さが特徴の豆苗は、メイン料理だけでなく、副菜としても幅広くアレンジできる食材です。万能野菜の豆苗を使った、冷凍できる作り置きレシピを紹介します。
①ササミの胡麻豆板醤コチュマヨ漬け

【材料】
・豆苗:1袋
・ササミ:4本
・市販のコチュマヨソース:大さじ3
・豆板醤:小さじ2
・白すり胡麻:大さじ3
ササミの胡麻豆板醤コチュマヨ漬けの作り方を紹介します。
【作り方】
1.豆苗は2~3cmに切り、ササミは削ぎ切りにする
2.調味料と豆苗、ササミをよく混ぜ合わせる
3.密封保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じて冷凍庫で保存
豆苗や冷蔵庫に残りがちな野菜とササミ肉を漬け込んで冷凍しておけば、あとは焼くだけの時短レシピです。スパイシーな風味が食欲をそそり、お弁当のおかずにも合う料理です。
➁豆苗餃子

【材料】
・豚ひき肉:400g
・豆苗:1袋
・ねぎのみじん切り:1本分
・しょうゆ:大さじ1
・みりん風調味料:大さじ3
・練り胡麻:大さじ3
・塩胡椒:小さじ1
・餃子の皮:30枚ほど
豆苗餃子の作り方を紹介します。
【作り方】
1.豆苗とねぎはみじん切りにする
2.ビニール袋に肉と野菜と調味料を入れ、軽く揉んで冷蔵庫で保存
3.2.のあんを餃子の皮に包む
4.出来上がった餃子に片栗粉をまぶす
5.餃子を容器に並べ、冷凍庫で保存
栄養満点の豆苗が入った餃子は、子供から大人まで誰にでも喜ばれるメニューです。さらに、冷凍保存しておけば、忙しい時の時短レシピとして大活躍します。
③豆苗チヂミ

【材料】
・薄力粉:大さじ6
・片栗粉:大さじ4
・水:おたま1杯
・卵:1個
・豆苗:1袋
・胡麻油:適宜
豆苗チヂミの作り方を紹介します。
【作り方】
1.豆苗以外の材料をボウルに入れ混ぜ合わせる
2.豆苗を3cm幅くらいに切り、1のボウルに加え混ぜる
3.胡麻油を敷いたフライパンに生地を流し入れ両面をしっかり焼く
4.焼き上がったチヂミの粗熱をとる
5.一枚そのままか食べやすい大きさにカットしてラップで包む
6.密封保存袋に入れ冷凍庫で保存
調理後に冷凍保存するチヂミは、解凍後にトースターやフライパンで少し焼くとさらに美味しく食べられます。焼いた豆苗の香りも楽しめる作り置きメニューです。
豆苗の保存方法を知ろう
豆苗は冷蔵および冷凍のどちらで保存してもそれぞれ美味しく食べられる野菜です。また、栄養価も高く健康維持にも役立ちます。適切な保存方法を実践して、豆苗を使った健康メニューを食卓に取り入れましょう。