数の子の賞味期限・日持ちは?切れても食べられる?腐るとどうなるかも紹介!
数の子の賞味期限・日持ち期間を知っていますか?今回は、数の子の〈塩抜き前・味付け後〉別の賞味期限や、〈半年〉賞味期限切れは食べられるかを紹介します。数の子が賞味期限切れで腐るとどうなるかも紹介しますので参考にしてください。
目次
数の子の賞味期限はどれくらい?味付け後は日持ちする?

数の子は子孫繁栄の意味があり、縁起物としておせち料理で食べる機会が多い食材です。塩漬けで販売されている数の子は、塩抜きして味付けする必要があり、塩抜き前と味付け後では賞味期限や日持ちが異なります。日常的に食べる機会が少ない数の子なので、改めて確認しましょう。
【塩抜き前】数の子の賞味期限・日持ち
数の子はニシンの卵を塩漬けした物です。長期保存できるように、あらかじめ高濃度の塩水に漬けているので、未開封で冷蔵保存すれば1~3ヶ月ほど日持ちします。おせち料理用に事前に購入した場合は、開封せずに塩漬けの状態で冷蔵庫で保存しましょう。賞味期限はメーカーによって異なるため、開封前に確認するのをおすすめします。
【味付け後】数の子の賞味期限・日持ち
| 冷蔵 | 冷凍 | |
| 市販 | 4~5日 | 2~3週間 |
| 手作り | 2~3日 | 2~3週間 |
味付け数の子には、塩漬けの数の子を自分で塩抜きして味付けする物と、調味済みの市販品があり、それぞれの冷蔵保存期間は異なるのです。市販品は保存料が含まれた調味液に漬け込まれているため、手作り品よりもやや賞味期限が長くなります。
数の子の賞味期限切れはいつまで食べられる?半年は?

ニシンの卵である数の子は、加熱処理をしていないので賞味期限を過ぎた場合の安全性が気になるところです。ここでは3つの期間に分けて、食べられるか否かを紹介します。混同しやすい賞味期限と消費期限についても確認しましょう。
数の子の賞味期限切れは腐っていなければ食べられる
賞味期限の定義は、開封前の食品を適切な環境で保存した場合に美味しく食べられる期限です。そのため、賞味期限を経過しても食品の安全性は保たれています。一方、消費期限の定義はその日を過ぎると、安全に食べられなくなる期限です。よって、賞味期限切れの数の子は、風味は劣るものの腐っていなければ自己責任で食べられます。
【1〜3日】賞味期限切れの数の子
数の子は冷蔵保存が基本なので、賞味期限を1~3日過ぎても問題なく食べられる可能性は高いです。ただし、食べる前に見た目や匂いの変化がないかしっかりと確認し、自己判断で食べましょう。
【賞味期限を1~3日過ぎた数の子の状態】
・食べられる
・匂いは変化なし
・見た目も変化なし
・食感も変化なし
【1週間】賞味期限切れの数の子
塩抜き前の数の子であれば、賞味期限を1週間過ぎても食べられる可能性はあります。一方、塩抜きした数の子は保存性が低くなるため、傷んでいる可能性があります。食べるかどうか判断が付かない場合は、食べない選択をするのが賢明です。
【賞味期限を1週間過ぎた数の子の状態】
・食べられる場合がある
・強烈な生臭さ、酸っぱい臭い、甘さを感じる腐敗臭の可能性あり
・卵の粒がふやけたり、ぬめりが出たりする可能性あり
・黒っぽく変色している可能性あり
・食べた時に酸味や刺激を感じる可能性あり
【1ヶ月以上】賞味期限切れの数の子
賞味期限を1ヶ月以上過ぎた数の子は、冷蔵庫で保存していても食べられない可能性があります。高濃度の塩水に漬けて保存性を高めているとはいえ、数の子は非加熱の状態のため傷みやすい食品です。半年過ぎた物は、食べずに廃棄しましょう。
【賞味期限を1ヶ月以上過ぎた数の子の状態】
・食べられない
・強烈な生臭さ、酸っぱい臭い、甘さを感じる腐敗臭がする
・卵の粒がふやけたり、ぬめりが出たりする
・黒っぽく変色する
・食べた時に酸味や刺激を感じる
数の子が傷んでる・早めに食べた方が良い状態は?

数の子が傷むと変色や手触りの変化、違和感のある臭いが生じるため、食べる前に判断できます。数の子が黒く変色した物は腐敗が進んでいますが、薄茶色や黄色の数の子が色抜けして白くなる場合や、数の子の断面の中心に茶色い「血合い」が見られる場合は、食べられます。食べられない数の子を見分けるポイントを理解し、食中毒を未然に防ぐようにしましょう。
【腐敗した数の子の特徴】
・薄茶色や黄色の数の子が黒っぽく変色する
・ぬめりが出たり、糸を引いたりする
・卵の膜が破れて身崩れし、粒がばらける
・カビが生える
・生臭さや酸っぱい異臭がする
・酸味や強い苦み、渋みがある
数の子を日持ちさせる保存方法は?

おせち料理用に早めに数の子を購入した場合は、適切な保存方法を知っておく必要があります。数の子を美味しく長く楽しめるように、正しい保存方法を紹介します。数の子は冷蔵保存が基本ですが、冷凍保存できる場合もあるので参考にしてください。
数の子を冷蔵保存する方法
塩漬け数の子は0~5℃を維持できる冷蔵保存が基本です。塩漬け数の子を冷凍すると食感が損なわれるため、冷凍保存はしないようにしてください。塩抜き後や味付け数の子は賞味期限が短いので、必ず冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べ切るようにしましょう。
【塩漬け数の子の保存の仕方】
・未開封の場合は、開封せずに冷蔵庫で保存
・開封した場合は、塩水に漬かった状態で密封容器に入れて冷蔵庫で保存
数の子を冷凍保存する方法
日持ちがしない味付け数の子を賞味期限内に食べ切れない場合は、冷凍保存しましょう。冷凍した数の子は、冷蔵庫で時間をかけて解凍すると、風味や旨味をキープできます。常温に置いたりレンジで加熱したりして解凍すると食感が悪くなるため、避けてください。
【味付け数の子の保存の仕方】
1.冷凍に適した密閉容器に数の子と漬け汁を入れる
2.容器の蓋をしっかりと閉じ、数の子が漬け汁に浸った状態で冷凍庫で保存
数の子の賞味期限・日持ちを知ろう
数の子は、おせち料理の食材として年末に購入する機会が増えます。数の子の賞味期限や正しい保存方法を知れば、縁起物の数の子を年始に美味しく安全に食べられます。数の子は生物なので、日持ちに注意を払うことが大切です。安全面を考慮し、大幅に賞味期限を過ぎた数の子は食べないようにしましょう。
