ブロッコリーは腐るとどうなる？見た目は？見分け方や食べたらどうなるかも紹介！

ブロッコリーは腐ると、綿状の白カビが発生する他、黒い斑点のようになる黒カビが生えてきます。カビの発生が一部分でも、菌はブロッコリーの内部にまで入り込んでいる可能性があるので、廃棄してください。なお、カビが生えたブロッコリーを加熱しても菌が残る場合があるので、食べない方が良いでしょう。

鮮度の良いブロッコリーは鮮やかな緑色をしていますが、腐ると茶色や黒色に変色します。ブロッコリーが変色しているのは品質の劣化が原因で、含まれる栄養素も失われている状態です。変色が全体ではなく一部分の場合は取り除けば食べられる場合もありますが、鮮度は落ちているので食べずに廃棄しても良いでしょう。

ブロッコリーは鮮度が落ちて劣化し始めると、酸っぱい臭いを放つことがあります。そして、さらに進み腐ると、カビのような腐敗臭や異臭が感じます。通常、ブロッコリーは無臭に近いため、調理前に強い刺激臭など異変を感じたら、食べるのは避けた方が良いでしょう。

通常、硬く締まっているはずの茎が柔らかくなっている場合は、腐る時のサインです。茎だけでなく、ブロッコリーの蕾部分が柔らかくなっている場合も、劣化が進行している可能性が高く食べない方が安全です。また、ぬめりを感じるようであれば、細菌などによる腐敗が進んでいる証拠なので、食べずに廃棄してください。

ブロッコリーは鮮度が良い状態でも、イソチオシアネートやミロシナーゼと呼ばれる成分により多少の苦味を感じます。これらの成分により感じる苦味は食べても問題ありません。しかし、通常では感じない酸味や飲み込めないほどの苦味を感じたら劣化が進んでいるので、食べない方が良いでしょう。

ブロッコリーの苦味が全て品質の劣化に由来する訳ではないので、食べる前にカビや変色、ぬめりなどの腐った状態がないかを確認してください。

ブロッコリーが黄色に変色しているのは、蕾の部分が膨らんで開いた状態なので、通常通り調理して食べられます。ただし蕾が膨らんで黄色に変色し始めると、開いた部分に栄養が流れてしまいます。そのため、ブロッコリー全体の鮮度はより落ちやすい状態といえるでしょう。腐る前に早く食べ切るようにしましょう。

ブロッコリーの蕾部分が紫色になっているのは傷んでいるのではなく、天然色素であるアントシアニンによる変化です。寒い環境下で身を守ろうとし、アントシアニンがブロッコリーの表面に出ることが変色の理由です。紫色のブロッコリーは茹でると緑色に戻るため、問題なく食べられます。なお、紫色のブロッコリーの方がより甘味を感じやすいともいわれています。

カビが生えた物や異臭がする腐ったブロッコリーを食べた場合、腹痛や下痢、嘔吐を引き起こす食中毒になる可能性があります。対処法としては、調理前にブロッコリーの見た目や臭いを確認し、いつもとは異なる状態であれば食べずに廃棄しましょう。腐る兆候が見られるブロッコリーを食べて食中毒の症状が出た場合は、医療機関を受診してください。

ブロッコリーが腐ることなく日持ちさせるには、まず芯に空洞がなく、切り口がみずみずしい鮮度の良い物を選びましょう。生のブロッコリーは新聞紙などで包み、蕾を上にした状態で袋に入れて野菜室で保存すると日持ちします。

ブロッコリーを長期保存したい時は、腐る前に冷凍するのが良いでしょう。ブロッコリーを硬めに茹でて冷まし、密閉袋に入れて空気を抜いて冷凍庫に入れます。茹でたブロッコリーを冷凍保存すると、1ヶ月程日持ちするでしょう。