長ネギの賞味期限!日持ちさせる保存方法は?腐るとどうなるかも紹介!
長ネギの賞味期限・日持ち期間を知っていますか?今回は、長ネギの賞味期限を〈常温・冷蔵・冷凍〉や〈丸ごと・カット〉別に分けて紹介します。長ネギが賞味期限切れで腐った時の見分け方も紹介しますので参考にしてください。
目次
長ネギの賞味期限は?日持ちする?

状態 | 常温 | 冷蔵 | 冷凍 |
丸ごと | 1週間 | 2週間 | - |
刻みネギ | - | 2~3日 | 2週間~1ヶ月 |
長ネギは丸ごとの状態とカットしてある状態では、保存期間や賞味期限に大きな違いがあります。丸ごとであれば賞味期限は比較的長く持ちますが、カットした後は日持ちしにくくなり、保存方法に注意が必要です。刻んだ状態の長ネギは冷蔵庫での保存が基本です。
また、常温では賞味期限切れが早く、水分や風味が抜けてしまいます。常温の場所に置いておくと腐敗のリスクも高まるので、カット後は常温保存を避け、必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存し賞味期限前に使い切りましょう。長ネギの傷み始めのサインや賞味期限切れの見極め方については、次の項で紹介します。
長ネギが傷み始めると?食べられない時の見分け方は?

長ネギは日常の料理に欠かせず、多めにストックしている家庭は少なくないでしょう。しかし、保存期間が長くなると傷みが進んでしまいます。安心して使い切るためにも、賞味期限切れの状態を判断する知識が必要です。賞味期限切れの傷んだ長ネギの特徴や見極めポイントを紹介します。
長ネギが傷み始めた時の特徴
賞味期限が迫った長ネギは、白い部分や葉先が黄色く変色します。この段階の長ネギはまだ食べられますが、変色部分はカットして取り除くのが安心です。表面の乾燥が見られても、外側の皮を1枚剥くと中の部分は問題なく使える場合が多いので、確認してから調理に使用してください。
長ネギが腐って食べられない場合の特徴
長ネギは日が経つにつれて品質が変化し、傷んでくると明らかに普段と異なる状態になります。見た目や手触り、臭いなどに違和感がある場合は、そのまま使うのは避けましょう。傷みが進んで食べられない状態となった賞味期限切れの長ネギを食べると美味しくないだけでなく、体調を崩す恐れがあるので、料理に使用せず廃棄してください。
【腐った長ネギの特徴】
・ネバついた液体が出る
・不快な臭いがする
・溶けている
長ネギを日持ちさせたい時は新鮮なものを選ぼう!

長ネギは、購入時の鮮度がその後の賞味期限や保存期間に影響します。スーパーや八百屋で長ネギを購入する際には、見た目や手触りをよく確認しましょう。ポイントを押さえると、新鮮な長ネギを見極められます。
【新鮮な長ネギの特徴】
・表面につやがある
・白い部分が真っ白で透明感がある
・緑の部分が鮮やか
・白と緑の境目がはっきりしている
・葉先までピンとしている
・巻きがしっかりしていて重みがある
・切り口が白く、みずみずしい
長ネギの日持ちする保存方法は?

長ネギの傷みを防ぎつつ賞味期限を長くキープするには、保存のコツを押さえるのがポイントです。保存方法を正しく覚えて、賞味期限が切れる前に最後まで無駄なく使い切りましょう。長ネギの賞味期限をできるだけ長く持たせる保存方法を紹介します。
長ネギを丸ごと保存する方法
長ネギは冷蔵庫と冷凍庫のどちらでも保存できますが、それぞれに適した手順を踏めば、賞味期限が長くなります。冷蔵保存ではキッチンペーパーや保存袋を使用し、野菜室で立てて保存すると約1ヶ月ほどの保存が可能です。この際、高さのある容器に立てると安定します。冷凍保存は使いやすいサイズにカットしておくと、必要な時にすぐ使えて便利です。
冷蔵保存する場合は、清潔を保つために濡らしたキッチンペーパーは1週間に1度交換してください。また、冷凍保存の際には空気が入らないように長ネギをラップで包むのが、乾燥を防ぐポイントです。
【冷蔵保存の手順】
1.長ネギを流水で洗い、根元を切り落とす
2.青い部分と白い部分に切り分け、白い部分はさらに2等分にカットする
3.下半分を水で濡らしたキッチンペーパーで包む
4.青い部分と白い部分を別々の冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて密閉する
5.野菜室に立てて保存する
【冷凍保存の手順】
1.長ネギを洗い、水気をキッチンペーパーで拭き取る
2.青い部分と白い部分を切り分ける
3.白い部分は5cm程度にカットする
4.一度に使う量ずつラップで包む
5.青い部分も同様にラップで包む
6.青い部分と白い部分を分けて冷凍用保存袋に入れ、平らにならして保存する
長ネギを刻んで保存する方法
料理の下準備として、刻んだ長ネギをストックしておくと便利です。薬味や炒め物などにすぐ取り出して使える状態にしておけば、調理の手間を減らせます。ただし、冷凍時にひと工夫しないと長ネギがくっついて扱いにくくなる場合もあります。
【刻んだ長ネギをパラパラのまま保存する方法】
1.長ネギを水で丁寧に洗って汚れを落とす
2.水気を拭き取った長ネギを食べやすい大きさに小口切りにする
3.キッチンペーパーを入れた冷凍用の保存袋または保存容器に切った長ネギを入れる
4.冷凍後30分ほどで一旦取り出し、袋や容器を振って長ネギ同士をほぐす
5.4の作業を2~3回繰り返すとよりパラパラになる
長ネギを期限内に消費するレシピ3選!
長ネギを適切に保存していても、賞味期限が切れて風味や食感が落ちる前に食べ切るのがベストです。そこで、長ネギの賞味期限が過ぎる前に美味しく使い切れるレシピを3つ紹介します。
①焼きネギのお浸し

【材料】
・長ネギ:1本
・サラダ油:大さじ1/2
・めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1
・水:大さじ1
・白すりごま:大さじ1/2
焼きネギのお浸しの作り方を紹介します。
【作り方】
1.長ネギを5cm幅に切り、青い部分は少量を小口切りにする
2.フライパンにサラダ油をひき、長ネギを加えて弱火で色が付くまで炒める
3.容器にめんつゆ、水、白すりごまを入れて混ぜ、焼き上がった長ネギをつけ込みラップをして10分置く
4.長ネギを裏返し、再度10分置く
5.器に盛り付け、小口切りにした長ネギをのせて完成
長ネギを弱火で焼き上げると甘い仕上がりになり、子供も喜ぶ一品になります。作り置きにもベストです。
②おかかネギ味噌

【材料】
・長ネギ:1本
・味噌:大さじ3
・みりん:大さじ1
・ごま油:大さじ2
・鰹節:1袋(4.5g)
おかかネギ味噌の作り方を紹介します。
【作り方】
1.長ネギをみじん切りにする
2.フライパンにごま油をひき、長ネギを入れて中火で1分炒める
3.味噌、みりんを加えて混ぜ、弱火で1分炒める
4.鰹節を加えて混ぜ完成
炊き立てのご飯のおかずにしたり、豆腐にのせたりしてさまざまな料理のお供に使えます。健康に良い味噌を手軽に摂取できる便利なレシピです。
③豚バラネギ塩だれ

【材料】
・長ネギ:10cm
・豚バラ薄切り肉:80g
・おろしにんにく:少々
・酒:大さじ1/2
・コショウ:少々
・レモン汁:少々
・白いりごま:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1
・塩:少々
豚バラネギ塩だれの作り方を紹介します。
【作り方】
1.豚バラ薄切り肉を食べやすい大きさに切る
2.器に調味料を全て入れて混ぜ、ネギ塩だれを作る
3.フライパンにごま油をひき、豚バラ薄切り肉を炒める
4.肉に火が通ったらネギ塩だれを加えて炒め合わせる
5.器に盛りつけて完成
濃い目の味付けで、ご飯が進むボリュームのあるおかずです。にんにくとごま油の香りが食欲を増進させます。
長ネギの賞味期限・日持ち期間を知ろう
長ネギは保存方法によって賞味期限が大きく変わります。ただし、鮮度や保管環境によっては賞味期限が早まる場合もあるので、見た目や臭いを確認しながら早めに使い切ることが大切です。適切な保存と使い切りレシピで、長ネギを最後まで無駄なく美味しく楽しみましょう。