レタスの冷凍保存方法・日持ちは?まずい?冷凍してしまった時の食べ方も紹介!

レタスは冷凍保存できるのか知っていますか?まずいのでしょうか?今回は、レタスの冷凍保存方法・日持ちや、冷凍してしまった場合にサラダなどの食べ方はできるのかを紹介します。冷凍保存したレタスのおすすめレシピも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. レタスは冷凍保存できる?まずい?
  2. レタスは冷凍すると3週間ほど日持ちする!
  3. ただしレタスは冷凍すると食感が落ちる
  4. 【生】レタスの冷凍保存方法は?丸ごとはNG?
  5. レタスを生で冷凍保存する方法
  6. 生で冷凍保存したレタスの食べ方・解凍方法
  7. レタスは生で丸ごと冷凍保存することもできる!
  8. 【茹でて】レタスの冷凍保存方法は?
  9. レタスを茹でて冷凍保存する方法
  10. 茹でて冷凍保存したレタスの食べ方・解凍方法
  11. レタスを冷凍したら変色する原因は?対策できる?
  12. レタスを冷凍保存するとポリフェノールが酸化して変色することがある
  13. レタスを冷凍保存する時に変色を防ぐ方法
  14. 冷凍レタスのおすすめレシピ3選!
  15. ①レタスとカニカマのスープ
  16. ②レタス雑炊
  17. ③レタスの中華炒め
  18. サニーレタスも冷凍保存できる!

レタスは冷凍保存できる?まずい?

ビタミンCやカリウムなど栄養素を豊富に含むレタスは、サラダや汁物、炒め物など幅広く調理できる野菜です。水分の多い野菜であるレタスが冷凍保存できるのかと、冷凍した場合の食感や味わいの変化を説明します。

レタスは冷凍すると3週間ほど日持ちする!

冷凍保存方法 日持ち・賞味期限
3週間
茹でて 1ヶ月

栄養価が高い野菜のレタスは水分の多い野菜ですが、正しい方法で冷凍保存すれば3週間以上品質や食感を保てます。冷蔵庫で保管した場合の保存期間は約1週間程度と短めなので、全て食べ切れない時や最後まで無駄なく食べ切りたい場合は、冷凍庫に入れておくと良いでしょう。

ただしレタスは冷凍すると食感が落ちる

水気を含む野菜であるレタスは歯ごたえの良さが特徴ですが、一度冷凍してしまった物はしんなりとした食感になるため、まずいと感じることもあるようです。しかしレタスの中でもロメインレタスの場合は葉脈が硬く、冷凍しても歯ごたえの良い食感が残りやすくなります。食感の良さを残して冷凍したい人は、ロメインレタスを選んで購入するのも良いでしょう。

なお冷凍保存したレタスは繊維が壊れるため、味が染み込みやすいメリットもあります。冷凍レタスは食感が落ちるため生で食べるサラダなどには向きませんが、汁物や炒め物、ご飯物などの加熱調理にして毎日のおかずやお弁当に使うと良いでしょう。

【生】レタスの冷凍保存方法は?丸ごとはNG?

水分の多いレタスは、正しく冷凍すれば品質が保たれて長期の保存が可能な野菜です。生のレタスを冷凍する際の正しい方法や、解凍後の美味しい食べ方などを紹介します。

レタスを生で冷凍保存する方法

水分の多いレタスは品質が落ちやすい野菜のため、鮮度が高いうちに急速冷凍することが大切です。レタスはカットしたりちぎったりすると、時間の経過とともに色が変わってしまいます。レタスを密閉袋に入れたらアルミホイルを巻き、短時間で全体が凍るようにしましょう。レタスを冷凍保存する場合、芯や色が変わっている部分は取り除いてください。

【生のレタスを冷凍保存する手順】

1.レタスの葉を1枚ずつ外し、ボウルに溜めた水で洗う

2.レタスをザルにあげて、キッチンペーパーで水気を拭き取る

3.密閉袋に、水気を切ったレタスをちぎりながら入れる

4.密閉袋全体をアルミホイルで覆って、冷凍庫で保管する

生で冷凍保存したレタスの食べ方・解凍方法

水気の多いレタスは解凍すると水分が流出し、食感や味わいが落ちてしまいます。レタスは1枚の葉が薄く、外に出しておくとすぐに解凍されてしまうため、食べる直前に取り出してください。解凍による水分の流出を抑えるため、毎日のおかずや作り置きの材料として、冷凍レタスは凍ったまま加熱調理しましょう。

なお汁物に使う場合は、レタスから出る水分で全体の味が薄くなるので、最初に少し濃い目の味付けにしてください。

【生で冷凍したレタスでできる食べ方】
・スープ
・味噌汁
・レタス炒め
・レタスチャーハン

レタスは生で丸ごと冷凍保存することもできる!

レタスはちぎって小分けにしなくても、丸ごとの状態で密閉袋に入れて冷凍保存できるので、時間をかけず簡単に保管したい時に便利でしょう。また、解凍後どのような調理方法をするか決まっていない場合は丸ごと冷凍しておけば、使う時に好きな大きさにカットしやすくなります。

ただしレタスを丸ごと保存すると冷凍庫のスペースを取ったり、全体が凍るまでに時間がかかったりしますので、時間に余裕がある時は小分けにして調理しやすくしておくと良いでしょう。

【茹でて】レタスの冷凍保存方法は?

水気の多いレタスは、一度茹でてからでも冷凍保存できるのでしょうか。レタスを加熱してから冷凍する方法や解凍方法、最後まで美味しい食べ方を説明します。

レタスを茹でて冷凍保存する方法

レタスは生の状態ではなく、加熱してから冷凍保存することも可能です。茹でてから保存するとカサが減って少しのスペースで保管できます。1回で使う分を小分けにして冷凍しておけば、解凍後の調理にかかる手間が少なくなります。茹でたレタスは1ヶ月を目安に使い切るのがベストなので、密閉袋に保存した日付などを記入しておくと良いでしょう。

【レタスを茹でてから冷凍する手順】

1.レタスを食べやすい大きさにちぎる

2.鍋にお湯を沸騰させて、レタスを1分ほど茹でる

3.レタスをザルにあげて、冷水でよく冷やす

4.レタスの水気をよく絞り、ラップで包んで小分けにする

5.ラップで包んだ物を密閉袋に入れて、冷凍庫で保管する

茹でて冷凍保存したレタスの食べ方・解凍方法

茹でて火を通したレタスは生の物と同様に、解凍せずに凍ったまま加熱調理に使用してください。スープなどの汁物やチャーハンにして食べるのが良いでしょう。茹でてから冷凍したレタスは一度火が通っているので、手間をかけず短い時間で調理できます。

レタスを冷凍したら変色する原因は?対策できる?

水気が多いレタスは生の状態でも茹でてからでも冷凍保存できますが、変色など見た目に変化は起きるのでしょうか。冷凍したレタスは変色する恐れがあるのかや、防ぐ方法を紹介します。

レタスを冷凍保存するとポリフェノールが酸化して変色することがある

包丁を使ってレタスを小分けにカットして冷凍すると、レタスに含まれるポリフェノールと鉄が反応して、酸化を起こします。酸化を起こすと品質の劣化が早まると同時に、変色を起こす原因になりますが、食べても問題はありません。レタスの変色を防ぎたい時は、丸ごとの状態で冷凍すると良いでしょう。

レタスを冷凍保存する時に変色を防ぐ方法

レタスの変色を防ぐには包丁を使わずにちぎったり、急速冷凍したりすることが大切です。レタスの品質は落ちやすく変色も早いので、素早く冷凍庫で全体を凍らせましょう。そのため、小分けにしたレタスを入れた密閉袋をアルミホイルで包んだり、アルミや金属製のバットに乗せて短時間で冷凍させたりしてください。

また、ちぎったレタスを約50~60度のお湯に2分程度入れてから冷凍すると、変色を防止できます。これはレタスの細胞同士の結びが強化され、ポリフェノールの流出が抑制できるからです。

冷凍レタスのおすすめレシピ3選!

小分けや丸ごとの状態で冷凍したレタスは、どのような料理にすれば美味しく食べられるのでしょうか。冷凍したレタスを使ったおすすめのレシピを、3つ紹介します。

①レタスとカニカマのスープ

【材料】
・冷凍レタス:4分の1個分
・カニカマ:3本
・水:3カップ
・鶏ガラスープの素:大さじ1
・塩:少々


冷凍レタスとカニカマのスープの作り方を紹介します。

【作り方】
1.カニカマを食べやすい大きさに裂いておく
2.鍋に水、鶏ガラスープの素を入れて中火で加熱する
3.沸騰したらカニカマとレタスを入れて、ひと煮立させる
4.最後に塩で味を整える


時間がない時でも、少ない材料で手軽に作れるスープのレシピです。鶏ガラスープの素ではなく、味噌を加えて味噌汁にしても美味しく食べられます。スープにボリュームを出したい時は、挽き肉などを加えても良いでしょう。

②レタス雑炊

【材料】
・冷凍レタス:3~5枚分
・水:350ml
・ウェイパー:大さじ1.5
・ご飯:1人前
・卵:1個


冷凍レタスの雑炊の作り方を紹介します。

【作り方】
1.鍋で水を沸騰させ、ウェイパーを溶かす
2.鍋に冷凍レタスを凍ったまま加える
3.レタスに火が通ったら、ご飯を加えてほぐす
4.卵を入れる


凍ったままのレタスから水分が出るので、ウェイパーで濃い目に味付けしてください。さっぱりとした雑炊は、体調が悪くても食べやすい味わいです。好みでいりごまやネギを乗せても、美味しく食べられます。

③レタスの中華炒め

【材料】
・冷凍レタス:2分の1個分
・えび:10尾
・しめじ:1パック
・にんにく:1かけ
・ごま油:小さじ2
・水:2分の1カップ
・酒:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・塩胡椒:少々
・鶏ガラスープの素:少々
・水溶き片栗粉:水大さじ2プラス片栗粉大さじ1


ボリューム感のあるレタス炒めの作り方を紹介します。

【作り方】
1.えびの殻を剥いて、背ワタを取る
2.しめじは小房に分けて、にんにくを薄切りにする
3.フライパンにごま油を熱し、弱火でにんにくを炒める
4.さらにえびとしめじを入れて、中火で炒める
5.えびの色が変わったら水、酒、砂糖、塩胡椒、鶏ガラスープの素を加えてひと煮立ちさせる
6.凍ったままのレタスを入れて炒め、水溶き片栗粉で全体にとろみをつける


凍ったままのレタスを具材と一緒に炒めることで、海鮮ときのこの旨味をたっぷりと吸い込んだ炒め物になります。満足感のある一品なので、メインのおかずなどに作るのも良いでしょう。

サニーレタスも冷凍保存できる!

サニーレタスも冷凍が可能なので、保存する場合は食べやすい大きさにちぎり密閉袋に入れましょう。密閉袋をアルミホイルで包んで急速に冷凍すれば、約3週間程美味しく食べられます。冷凍したサニーレタスはサラダなどではなく、凍ったまま加熱調理に使ってください。

レタスの冷凍保存方法を知ろう

水気が多いレタスは鮮度が落ちやすい野菜ですが、冷凍保存すれば日持ちが長くなります。より少ないスペースで保存したい人は、レタスを茹でてカサを減らしてから冷凍するのも良いでしょう。

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