片栗粉の賞味期限切れはいつまで?1・2年後は危険?使い道や腐るとどうなるかも紹介!

片栗粉の賞味期限を知っていますか?未開封・開封後でどれほど違うのでしょうか?今回は、片栗粉の賞味期限を、期限切れはいつまで大丈夫なのか〈2年・1年・半年〉など期間別に紹介します。片栗粉が腐るとどうなるかや、日持ちする保存方法・使い道も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 片栗粉の賞味期限はどのくらい?
  2. 【未開封】片栗粉の賞味期限
  3. 【開封後】片栗粉の賞味期限・日持ち
  4. 片栗粉の賞味期限切れはいつまで大丈夫?2年過ぎたら使えない?
  5. 片栗粉の賞味期限切れは腐っていなければ食べられる
  6. 【1ヶ月〜半年後】賞味期限切れの片栗粉
  7. 【1年後】賞味期限切れの片栗粉
  8. 【2年以上】賞味期限切れの片栗粉
  9. 片栗粉が賞味期限切れで食べられない状態は?腐るとどうなる?
  10. ①酸っぱい臭い・異臭がする
  11. ②ダニ・虫が発生している
  12. ③カビが生えている
  13. 片栗粉の日持ちする保存方法は?
  14. 賞味期限が切れた片栗粉の使い道・活用法は?
  15. ①油汚れの吸着剤として使う
  16. ②窓やシンクの水垢掃除に使う

片栗粉の賞味期限はどのくらい?

賞味期限・日持ち
未開封 約1~1年半
開封後 約1~2ヶ月

揚げ物や料理のとろみ付けとして活躍する片栗粉は、じゃがいものデンプンから作られる食品です。そのため、ほかの食品と同様に賞味期限が存在します。賞味期限が長く一度に使う量も少ないので、開封後は放置してしまいがちですが、保存方法を誤ると品質が下がる恐れがあります。片栗粉の開封前後の保存方法と日持ちについて紹介しますので、参考にしてください。

【未開封】片栗粉の賞味期限

未開封の片栗粉は、賞味期限が約1〜1年半と比較的長く日持ちします。ただし、保存方法を誤ると期限よりも早く劣化する恐れがあるので保存場所や方法に工夫が必要です。片栗粉に限らず粉物は水分を吸収しやすく湿気に弱い性質を持ち、さらに高温下に放置すると溶けて固まったり虫が湧いたりと、風味が落ちる可能性があります。

未開封であっても直射日光が当たらず、風通しの良い常温下で保存しましょう。

【開封後】片栗粉の賞味期限・日持ち

片栗粉は、一度開封すると空気に触れて劣化が早まります。常温で保存する場合、遅くとも2ヶ月以内に使い切ってください。湿気の多い時期は片栗粉が劣化しやすくなるので、冷蔵庫で保存しても良いでしょう。食品用の袋止めクリップを使って空気が入らないよう密封した後、保存袋に入れるか、気密性の高い容器に移して保存すると安心です。

片栗粉の賞味期限切れはいつまで大丈夫?2年過ぎたら使えない?

片栗粉は一度に使う量がそれほど多くないので、気づかないうちに賞味期限が切れてしまっていた、ということも少なくありません。賞味期限が切れた片栗粉は口に入れても大丈夫なのでしょうか。賞味期限切れの経過ごとに風味の変化や使用の可否を説明しますので、参考にしてください。

片栗粉の賞味期限切れは腐っていなければ食べられる

片栗粉が傷んでいる場合は、見た目や匂いに異変が見られます。片栗粉には賞味期限が設定されていますが、消費期限とは違い、多少期限を過ぎてもすぐに品質が損なわれることはありません。ただし、一度開封した片栗粉は空気や湿気の影響を受けやすく、劣化が進むので食中毒のリスクも高まります。

見た目や匂いに問題がなく見えても、賞味期限が大幅に過ぎている場合には、食べずに廃棄しましょう。

【賞味期限と消費期限の定義】
・賞味期限: 未開封かつ表示通りの方法で保存した場合、美味しく食べられる期限のこと
・消費期限: 未開封かつ表示通りの方法で保存した場合、安全に食べられる期限のこと

【1ヶ月〜半年後】賞味期限切れの片栗粉

片栗粉などの粉類は、劣化のスピードが緩やかとされています。未開封であれば1ヶ月ほど賞味期限が切れていても品質や風味に大きな変化はなく、食べても問題ないケースがほとんどです。ただし、賞味期限が切れてから3ヶ月や半年以上経っている場合、保管状態によっては粉が固まってダマになったり、異臭がしたりと変化が現れる可能性があります。

【賞味期限が1ヶ月過ぎた片栗粉の特徴】
・可食性:食べられる場合が多い
・匂い:保存状態が適していれば変化なし
・見た目:保存状態が適していれば変化なし
・食感:基本的には変化なしだが、保管状態が悪いとダマになる場合がある

【賞味期限が半年過ぎた片栗粉の特徴】
・可食性:異臭やカビなどがある場合には不可
・匂い:古臭い匂いや酸っぱい匂いがする可能性がある
・見た目:変化なし、もしくは黄色く変色している可能性がある
・食感:保管状態が悪いとダマになる可能性がある

【1年後】賞味期限切れの片栗粉

保存状態を徹底していれば未開封なら、1年ほど賞味期限切れでも見た目に変化がないこともあります。ただし、風味に異変が起こる可能性が高いでしょう。また、肉眼では確認できない微生物やカビが繁殖している場合もあります。未開封であれば賞味期限が1年切れていても使えるとの意見もありますが、異常がなくても食べない方が安全です。

【賞味期限が1年過ぎた片栗粉の特徴】
・可食性:避けた方が安全
・匂い:古臭い匂いや酸っぱい匂いがする可能性がある
・見た目:黄色に変色したり、虫やカビなどの異物が繁殖している可能性がある
・食感:粉が固まってダマになっている可能性がある

【2年以上】賞味期限切れの片栗粉

賞味期限が切れてから2〜3年以上経っている場合は、食べずに処分してください。高温多湿を避け、冷蔵庫などの低温下で保存していれば見た目に異常がないこともあるでしょう。ただし、食中毒のリスクがあるため無理に使わず処分するのが安全です。

【賞味期限が2年以上過ぎた片栗粉の特徴】
・可食性:不可
・匂い:古臭い匂いや酸っぱい匂いがする可能性が高い
・見た目:黄色に変色したり、虫やカビなどの異物が繁殖している可能性が高い
・食感:粉が固まってダマになっている可能性が高い

片栗粉が賞味期限切れで食べられない状態は?腐るとどうなる?

賞味期限が切れても保存状態が良ければ品質を保ちやすい片栗粉ですが、腐るとどのような異変が現れるのでしょうか。片栗粉が傷んでいるサインや特徴について説明しますので、参考にしてください。

①酸っぱい臭い・異臭がする

開封後の片栗粉を長期間放置しておくと腐りやすく、微生物やカビが繁殖して酸味のある異臭を放ちます。賞味期限が切れた片栗粉を使うなら、使う前に匂いを確認しておきましょう。異常があったら食べるのは避けて、すぐに処分してください。

②ダニ・虫が発生している

直射日光の当たる場所や湿気の多い環境で片栗粉を保存すると、コナダニという白い虫が繁殖する可能性があります。コナダニは粉物などの乾燥食品を餌として住みつくダニです。肉眼では見つけられないほど小さいので、誤って口に入れてしまうと湿疹や喘息などのアレルギー症状を引き起こす恐れもあります。

コナダニの繁殖を防ぐためにも保存方法を徹底して、できるだけ早く使い切りましょう。

③カビが生えている

湿気の多い場所で保管すると、片栗粉が水分を吸収してカビが発生しやすくなります。特に開封後は空気に触れやすいため、乾燥剤と一緒に保存袋に入れる、または小分けにして密閉容器に移し替えるなど、保存方法を工夫することが大切です。また、梅雨の時期は特にカビが生えやすいため、冷蔵庫や冷凍庫で保管しておくと温度や湿度が一定に保てるので安心です。

片栗粉の日持ちする保存方法は?

未開封ですぐに使う予定がない場合には、風通しの良い場所で保存しましょう。開封後すぐに使い切れない場合には、密閉性の高いガラス容器に移し替えたり、ゴムや食品用の袋止めクリップで封をしたり、空気に触れないように保存しておくと日持ちします。また、虫の発生を防ぐためにも、湿気のない冷暗所に入れて保存するのがベストです。

賞味期限が切れた片栗粉の使い道・活用法は?

賞味期限が切れても使えるからといって、実際に料理に使うのは気が引けるという人もいるでしょう。実は片栗粉は食用以外にもさまざまな使い道があります。今回は賞味期限が切れた片栗粉を捨てずに、有効に使う手段をいくつか紹介しますので、参考にしてください。

①油汚れの吸着剤として使う

片栗粉は油を吸着する性質があるため、キッチンやコンロ周りの油汚れの掃除に最適です。油汚れの上から片栗粉を振りかけ、ペーパーや布巾でこすれば片栗粉が固まります。最後に油を吸着した片栗粉を水で拭き取るだけで、簡単に汚れを落とせるでしょう。

②窓やシンクの水垢掃除に使う

片栗粉は窓のサッシやシンクの水垢、カビの掃除にも活用できます。片栗粉と漂白剤を1:1の割合で混ぜてとろみのあるペースト状を作り、汚れの上にのせて5分ほど放置した後にペーパーや布巾で拭き取れば、水垢やカビなどの汚れが落ちます。片栗粉の賞味期限が大幅に切れている場合には、掃除用として使って無駄なく消費しましょう。

片栗粉の賞味期限を知っておこう

片栗粉の賞味期限は、未開封で約1年~1年半、開封後は約1〜2ヶ月程度とされています。ただし、保存状態が悪いとカビが生えたり異臭がしたり劣化することもあるので、風通しの良い冷暗所で保存してください。特に開封後は、湿気や虫の影響により劣化が早まるので、できるだけ早めに使い切りましょう。

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