料理酒の代用品6選!日本酒・みりん・焼酎の使い方や注意点も紹介!
料理酒がないとき、何で代用できるか知っていますか?今回は、料理酒の代用品になる〈日本酒・本みりん・ワイン・焼酎〉など6種類を、向く料理や味の違いとともに紹介します。水で代用できるかや、代用品に合わせて塩分・甘みを調整するポイントも紹介しますので参考にしてください。
目次
そもそも料理酒とは?

料理酒は米、米こうじ、食塩などを原料とした、料理に特化した醸造調味料で、さまざまな使い方があります。原料の米由来の有機酸やアミノ酸などは、料理に旨味やコクを付ける効果があります。
また、料理酒に含まれるアルコールが蒸発する際、共沸効果によって、肉や魚の臭みを取ることが可能です。アルコールは食材を柔らかくするほか、調味成分が食材に浸透するのも助けます。
【料理酒の役割】
・肉や魚の臭みを取る
・食材を柔らかくする
・旨味やコクを付ける
・味を染み込みやすくする
料理酒の代用品6選!
| 代用品 | おすすめ度 | 向く料理・用途 | 特徴・注意点 |
| ①日本酒(清酒) | ◎ | 煮物、酒蒸し、唐揚げの下味 | 料理酒に近いが塩分を含まないため、味付けの調整が必要 |
| ②本みりん | △ | 煮物、照り焼き | 甘みが強くなるため、砂糖を減らして調整 |
| ③ワイン | ○ | 洋風の煮込み、肉料理、魚料理 | 白ワインは酸味や果実の風味が加わるため洋風料理に、赤ワインは色や渋みが加わるため煮込み料理に使う |
| ④焼酎 | ○ | 肉や魚の下処理、濃い味の煮物 | アルコール度数が高く旨味成分はほとんどないため、水で希釈し塩を少量加えて使うか、レシピの料理酒の分量よりも少なめに加える |
| ⑤ビール | △ | 肉の煮込み | 苦みやビールの風味が加わるため、薄味の繊細な料理には向かない |
| ⑥ウイスキー | △ | ビーフシチュー、カレー、濃い味の肉料理 | 香りが強く和食や薄味の料理には向かないため、洋食の煮込み料理や洋菓子に使う |
料理酒がない場合、代わりになる物によって特徴や出来上がりが異なります。料理酒の代用品6選について、注意点や向いている料理などを詳しく解説します。
①日本酒(清酒)【おすすめ】

【向く料理・用途】
・煮物
・酒蒸し
・唐揚げの下味
日本酒は料理酒と原材料や製法が似ていることから、代用品として使えます。ただし、料理酒には食塩が含まれている製品がある一方、日本酒には食塩が含まれていないため、味を見ながら調味料の量を調整しましょう。長期間熟成された古酒や香りが強い純米吟醸酒は、料理の風味に合わないことがあり、料理酒の代用として使うのは避けてください。
②本みりん

【向く料理・用途】
・煮物
・照り焼き
本みりんは、食材に甘みを加えるほか、照りやつやを付ける調味料です。料理酒とは違って糖分が含まれるため、本みりんを料理酒の代わりに使用する場合は、甘みが加わることを考慮して砂糖の量を調整してください。なお、アルコールをほとんど含まないみりん風調味料は、料理酒の代用としては使えません。
③ワイン

【向く料理・用途】
・洋風の煮込み
・肉料理
・魚料理
クセや酸味が少ない辛口の白ワインは、料理酒と同量を置き換えて洋食や和食料理に使えます。赤ワインを使うと料理の色が濃くなり渋みも加わるため、色への影響が気になりにくく渋みがアクセントになるビーフシチューなどに使ってください。
④焼酎

【向く料理・用途】
・肉や魚の下処理
・濃い味の煮物
焼酎は料理酒よりもアルコール度数が高く、食材の臭みを取る用途で料理酒の代用になります。レシピの料理酒の分量よりも少なめから加え、しっかり加熱してアルコールを飛ばしましょう。料理酒の代わりに使う際は、クセの少ない甲類焼酎が良いでしょう。香りの強い芋焼酎などは料理の風味を変えやすく、料理酒の代用には向いていません。
⑤ビール

【向く料理・用途】
・肉の煮込み
ビールは肉を柔らかくする目的で料理酒の代用として使えますが、料理酒にはないホップの苦みやビール特有の風味が加わります。豚の角煮などの味付けが濃い肉料理に向いていますが、素材の風味を活かす薄味の煮物や繊細な味付けの和食には適していません。
⑥ウイスキー

【向く料理・用途】
・ビーフシチュー
・カレー
・濃い味の肉料理
ウイスキーは樽由来の香りが強く、料理酒の代用とするならビーフシチューやカレーなど味付けの濃い肉料理に使うと、風味を活かせます。また、パウンドケーキのような洋菓子にも代用できます。ただし、薄味やさっぱりとした味の料理には、ウイスキーの風味が残るため向きません。
料理酒は水で代用できる?

水は調理中の水分を補う目的では使えますが、料理酒が持つ素材の臭みを抑える働きや肉料理を柔らかくする働き、料理に旨味やコクを加える効果は期待できません。酒以外の代用品を探している場合でも肉や魚の下処理、酒蒸しなどには代用せず、煮物などの液体量を調整する目的などに使いましょう。
料理酒を代用するときの注意点は?

料理酒を代用する際は、どのような点に注意すれば良いのか迷う人もいるでしょう。料理酒を代用する際の注意点について詳しく解説します。
①塩分と甘みを調整する
食塩を含む料理酒を日本酒に置き替えると、料理全体の塩味が薄くなります。最初から塩を多めに加えるのではなく、ほかの調味料と合わせてから味を確認し、足りない分だけ少しずつ補いましょう。本みりんを料理酒の代わりに使う場合、料理の甘みが強くなるため、味を確認しながら砂糖の量を調整してください。
②香りとアルコール度数に注意する
焼酎は料理酒よりもアルコール度数が高いため少なめに使い、しっかり加熱してアルコールを飛ばしましょう。ウイスキーは香りが強く、ビーフシチューやカレーなど風味の濃い料理にごく少量を使用し、加熱してアルコールを飛ばします。
白ワインを使うと酸味や果実の風味が加わり、ビールを使うと軽い苦味と麦芽の旨味が足されるため、料理との相性を考えて選びましょう。香りや風味が強い酒は、薄味の料理への使用を避けてください。
料理酒の代用品を料理に活かそう
料理酒がないときは、原材料や製法が似ているため日本酒を選ぶのがおすすめです。本みりんやワイン、焼酎やビールなどは、それぞれ味や香りが異なるので、相性の良い料理に使いましょう。代用する際は塩分や甘み、香りなどを考慮し、料理に合わせて量を調整してください。
