えのきの賞味期限は?冷蔵庫で何日?腐るとどうなる?ぬめり・臭いなど見分け方も紹介!

えのきの賞味期限を知っていますか?冷蔵庫で何日持つのでしょうか?今回は、〈見た目・ぬめり・カビ〉などえのきが腐るとどうなるかを、期限切れの見分け方や保存方法とともに紹介します。腐ったえのきを食べたら食中毒になるのかや、消費レシピも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. えのきの賞味期限は?冷蔵庫で何日持つ?
  2. えのきが腐るとどうなる?期限切れの見分け方は?
  3. ①カビが生える
  4. ②全体的に茶色く変色する
  5. ③酸っぱい臭い・味がする
  6. ④糸を引くようなぬめり・ねばりがある
  7. ⑤ハリがなくしんなりする
  8. えのきが腐っているか迷う状態は?ぬるぬるしてても大丈夫?
  9. ①少しぬめりがある場合
  10. ②水っぽい場合
  11. ③黄色に変色している場合
  12. 腐ったえのきを食べたら食中毒の危険も?加熱で安全?
  13. 腐ったえのきを食べると食中毒の危険性がある
  14. 加熱しても食中毒菌は死滅しない場合がある
  15. えのきの正しい保存方法は?
  16. えのきが腐る前に消費できるレシピ3選を紹介!
  17. ①えのきのカリカリ焼き
  18. ②えのきのバターポン酢ホイル焼き
  19. ③えのきとツナの炊き込みご飯

えのきの賞味期限は?冷蔵庫で何日持つ?

えのきは外装に賞味期限が記載されていませんが、保存方法によって日持ちの長さは大きく変わります。えのきは水分が多いため、特に気温の高い季節に常温で置いておくとすぐに腐ってしまいます。

えのきを購入したら、なるべく早めに冷蔵庫に入れましょう。冷蔵でも3日程経つと腐ってしまうことがあるので注意が必要です。まとめ買いしたときやすぐに使わないときは冷凍保存することで、腐ることなく賞味期限を延ばせます。

【えのきの賞味期限の目安】
・常温保存は難しい
・冷蔵なら3日~1週間ほどが目安
・冷凍の場合は1か月保存が可能

えのきが腐るとどうなる?期限切れの見分け方は?

えのきは水分が多いため、保存状態によっては賞味期限に関わらずすぐに腐ることがあるのです。そこで、食べられるかどうかの判断に迷ったときに役立つえのきが腐ったサインを、見た目などの観点から説明します。

①カビが生える

えのきが腐ると、黒や茶色といったカビが生えます。一見カビが生えていない部分にも菌糸を広げていることが多いため、カビが生えている部分だけを取り除いて食べるのも危険です。たとえ一部だけでもカビが見られたら、必ず廃棄するようにしましょう。

②全体的に茶色く変色する

新鮮なえのきであっても、時間が経つにつれて黄色っぽくなり、腐る過程で茶色へと変色します。茶色に変色したえのきは腐敗が進行しているため、口にしない方が安心です。えのきの色合いの変化は、腐るかどうかの具合を判断できる大切な目安となります。

③酸っぱい臭い・味がする

えのきが腐ると臭いや味に変化が見られます。これはえのきの成分が発酵することで起こる現象です。見た目だけでは判断しにくいときは、臭いをかいで確認するとよいでしょう。酸っぱい臭いや味を感じたら、迷わず廃棄してください。

④糸を引くようなぬめり・ねばりがある

えのきが腐ると菌が繁殖し、糸を引くようなぬめりや強いねばりが見られる場合があります。新鮮なえのきでも調理中にはぬめりが出ます。しかし、生の状態でぬめりがみられる際は腐っている可能性が高いため、安全のため食べずに処分しましょう。

⑤ハリがなくしんなりする

えのきは古くなると袋の中に水分がたまり、全体のハリが失われてしんなりしてきます。新鮮なえのきは水分が多く茎がしっかりし、かさもパリッとしています。しかし、しんなりしたえのきは風味や食感が落ちており、腐っている可能性があるため注意が必要です。

えのきが腐っているか迷う状態は?ぬるぬるしてても大丈夫?

水分の多いえのきは保存している間に見た目や手触りが変わることがあり、腐っているのか判断に迷うことがあります。そこで、ぬめりや見た目の変化が腐る過程で起こっているものかどうかを見分けるポイントを解説していきましょう。

①少しぬめりがある場合

えのきにはムチンというぬめりの成分が含まれているため、新鮮な状態のえのきでも多少のぬめりが出ます。これは自然な現象で、食べても問題はありません。新鮮なえのきは乾燥してハリがあり、シャキッとした食感があります。しかしえのきが腐ると表面に強いぬめりが出るため、食べる際には注意が必要です。

②水っぽい場合

えのきが水っぽくなるのは、鮮度が落ちてきているサインです。新鮮なえのきは乾燥しており、茎やかさにもしっかりハリがあり、シャキッとした食感と香りが楽しめます。しかし、水っぽくなったえのきは風味や食感が落ちるだけでなく、腐る可能性も高まります。異変が見られたえのきは、たとえ賞味期限内であっても無理に食べず、早めに処分すると安全です。

③黄色に変色している場合

えのきが黄色く変色している場合は、鮮度が落ちてきているサインです。新鮮なえのきは白っぽく、シャキッとした食感とさわやかな風味があります。しかし黄色みが出てくると風味や食感が落ち、腐る可能性も高まります。判断に迷ったときは無理に食べようとせず、早めに処分しましょう。

腐ったえのきを食べたら食中毒の危険も?加熱で安全?

腐ったえのきを食べると、食中毒のリスクがあります。腐敗が進んだえのきは、賞味期限内であっても加熱したからといって安全とはいえません。そこで腐ったえのきを食べたときの危険性や、加熱による安全性について解説します。

腐ったえのきを食べると食中毒の危険性がある

腐ったえのきを食べると嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの食中毒症状が出る危険性があります。少量だから大丈夫と考えず、変色やぬめり、異臭など腐るサインが見られる場合は食べずに処分すると安全です。ただし、食中毒菌は見た目や臭いだけでは判断できない場合もあるため注意しましょう。

加熱しても食中毒菌は死滅しない場合がある

腐ったえのきは、たとえ加熱したとしても食中毒の原因となる菌が完全に死滅しないことがあります。そのため、変色や臭いなど何らかの異変があるえのきは、賞味期限に関わらず加熱しても食べずに処分するのが安全です。

えのきの正しい保存方法は?

えのきが腐るのを防ぎつつ新鮮に保つには、正しい保存方法を知っておくことが大切です。えのきは水分に弱いため、冷蔵保存する際は水分をしっかり拭き取って湿気がこもらないようにしましょう。開封前であれば立てて冷蔵室に保存し、開封後はパックに戻さずに水分を取るためにキッチンペーパーで包んで保存袋に入れると賞味期限を長くできます。

また、余ったえのきは冷凍すると約1か月ほど賞味期限を延ばすことが可能です。冷凍することで栄養素の吸収率が高まって旨味も増すので、最後まで美味しく楽しめるでしょう。

えのきが腐る前に消費できるレシピ3選を紹介!

えのきは使い勝手の良い食材ですが、水分が多いため傷みやすいのがデメリットです。腐らせてしまう前にえのきを無駄なく消費できるうえに、簡単で美味しく手軽に作れるレシピを3つ紹介します。

①えのきのカリカリ焼き

【材料】
・えのき:1袋
・片栗粉:大さじ4
・サラダ油:大さじ2
・醤油:大さじ1
・料理酒:大さじ1
・おろし生姜:小さじ1


えのきのカリカリ焼きを紹介します。

【作り方】
1.えのきの石づきを切り落とし、根元の部分を繋げた状態で縦に裂く
2.醤油、料理酒、おろし生姜を混ぜておく
3.2をえのき全体に絡めて10分程つけておく
4.汁気を軽く切って片栗粉をまぶす
5.フライパンに油を中火で加熱し、3を並べる
6.時々フライ返しなどで押さえながら、香ばしくなるまで両面焼く


えのきの旨味があふれたクセになる味わいが魅力のえのきのカリカリ焼きのレシピです。えのきに染み込んだ醤油の香ばしさと、軽い歯ごたえが美味しい一品です。あと一品欲しいときや、おつまみにも向いています。

②えのきのバターポン酢ホイル焼き

【材料】
・えのき:1袋
・有塩バター:10g
・ポン酢醤油:大さじ1/2
・塩こしょう:少々
・かつお節:1袋


えのきのバターポン酢ホイル焼きを紹介します。

【作り方】
1.えのきの石づきを切り落とし、根元を手でほぐす
2.アルミホイルを広げ、中心にえのきをのせて塩こしょうを振ってくるむ
3.トースターで10分程加熱する
4.包みを開けてポン酢醤油をかけ、かつお節をちらして中央にバターをのせる


アルミホイルに包んでトースターで加熱するだけで簡単に作れるレシピです。ポン酢醤油の量は好みで調整できるので、さっぱり味にしたい場合は少し多めにかけるとよいでしょう。えのきと一緒に別のきのこを入れても美味しく楽しめます。

③えのきとツナの炊き込みご飯

【材料】
・米:2合
・ツナ缶(オイル漬け):1缶(70g)
・えのき:1袋
・水:適量


調味料
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ2
・醤油:大さじ2
・和風顆粒だし:小さじ1
・おろし生姜:小さじ1


えのきとツナの炊き込みご飯の作り方を紹介します。

【作り方】
1.えのきの石づきを取り除いて全体を4等分にし、根元は手で丁寧にほぐす
2.炊飯器の内釜に研いだ米と調味料、水を2号分の目盛りまで足して平らになるよう混ぜる
3.ツナとえのきをのせて広げ、通常炊飯する


えのきの旨味が詰まった炊き込みごはんのレシピです。ツナ缶は缶汁ごと加えることでツナの風味をアップします。生姜のほのかな香りが食欲をそそります。おにぎりにしても美味しく楽しめるでしょう。

えのきが腐るとどうなるかを知っておこう

えのきが腐ると、さまざまな変化が現れます。たとえば、強いぬめりが出ている場合は菌が繁殖して腐っているサインです。またえのき全体がしんなりしていたり、黄色く変色していたり、酸っぱい臭いや味がする場合も腐る危険があります。このような変色や異臭など腐るサインが見られるえのきは、賞味期限内であっても無理に食べず、処分するのが安全です。

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