キムチは冷凍保存できる?パックのまま?小分け?乳酸菌や解凍方法も紹介!
キムチは冷凍保存できるか知っていますか?今回は、〈小分けにする・パックのままはNG〉などキムチの冷凍保存方法や、解凍方法・食べ方を紹介します。キムチを冷凍保存すると〈乳酸菌〉などはどうなるのかや、日持ち・保存期間も紹介しますので参考にしてください。
目次
キムチは冷凍できる?乳酸菌はどうなる?

キムチが残ってしまったとき、市販あるいは手作りの物でも冷凍保存ができるのか疑問に思う人もいるでしょう。そこでキムチを冷凍保存した際の乳酸菌の影響や日持ちについて詳しく解説します。
キムチは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
キムチは市販や手作りを問わず冷凍保存が可能で、保存期間は約1ヶ月です。通常、開封後は冷蔵で2週間ほどが目安ですが、冷凍すれば酸味の進行を抑えて風味を保てます。
ただし開封前のキムチは1ヶ月程度なら冷蔵保存できるため、冷凍の必要はありません。冷凍保存する際は冷凍焼けや臭い移りを防ぐ工夫を行い、1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう。
キムチを冷凍しても乳酸菌に影響はない
キムチを冷凍保存すると、乳酸菌の活動は一時的に止まります。しかし解凍すると再び活動を始めるため、乳酸菌自体が失われることはありません。つまり、冷凍保存をしても乳酸菌への影響はほとんどないといえます。
さらに冷凍によって発酵が止まることで、酸味や辛味がやわらぎ、味が落ち着きます。白菜の食感は失われますが、解凍後も美味しく楽しめるでしょう。
キムチの冷凍保存方法は?パックのままでOK?

キムチは発酵が進みやすいため、冷蔵庫で保存していても風味や酸味が変わってしまいます。そこで便利なのが冷凍保存ですが、誤った方法で保存すると冷凍焼けや臭い移りの原因になることもあります。キムチを冷凍保存するときのポイントや、パックのまま保存できるのかについて解説しますので参考にしてください。
キムチはラップで小分けにして冷凍保存しよう
冷凍庫でキムチを保存するときには、保存袋を閉じる前にしっかり空気を抜きましょう。密閉することで風味を保ちやすくなります。またアルミトレーに乗せたり急速冷凍機能を利用したりして冷凍時間を短縮すれば、鮮度を維持したまま保存できます。
【キムチを冷凍する方法】
1.少量ずつ分けたキムチをラップで包み、チャック付き保存袋に入れる
2.保存袋を平らにして密閉
3.冷凍庫に入れて保存
キムチをパックのまま冷凍保存するのはおすすめしない
キムチをパックのまま冷凍すると、必要な分だけ取り出しにくく、扱いづらくなるでしょう。さらにパックをそのまま冷凍庫に入れると、空気に触れる部分が多くなるため劣化の原因にもなりやすいのがデメリットです。あらかじめ小分けにして冷凍しておけば、発酵の進行を抑えながら空気を遮断でき、風味や品質をより長く保てます。
冷凍キムチの解凍方法・食べ方は?

冷凍したキムチは解凍方法により食感や風味が変化するため、正しい解凍の仕方を知ることが大切です。そこで、冷凍キムチを美味しく味わうための解凍方法や食べ方について詳しく紹介します。
①冷蔵庫で自然解凍
キムチを冷蔵庫で自然解凍するなら、半日〜1日ほど時間をかけてゆっくり解凍しましょう。急ぐよりもこの方法を選ぶことで、冷凍前の風味を保てます。ただし水分が出やすく、味が少し薄まったように感じることもあります。白菜の独特の食感もやや和らぎますが、その分まろやかで柔らかな口当たりのキムチとして味わえるでしょう。
②流水解凍
自然解凍には時間がかかるため、急いで食べたい場合は流水での解凍がおすすめです。流水解凍の際には、キムチが入った保存袋のまま流水に浸して解凍しましょう。解凍すると白菜の繊維が崩れて食感はやや弱まりますが、味は変わらず美味しく楽しめます。
冷凍キムチを解凍した後は水分が出やすく食感が損なわれやすいため、炒め物や鍋料理などの加熱調理に使うとよいでしょう。調理に使う場合は凍ったままでも問題ありません。ただし、キムチを一度解凍した後に再冷凍することは避けましょう。
キムチの冷凍保存方法を知ろう
キムチは冷凍することで保存期間を約1ヶ月延ばせ、発酵を止めて風味を保てます。冷凍する際は、小分けにして袋内の空気を抜き、しっかり密閉して保存しましょう。解凍は冷蔵庫で自然解凍するのが基本ですが、時間がない場合は保存袋のまま流水解凍も可能です。解凍したキムチは水分が出やすく食感も変わるため、加熱調理に使うのがおすすめです。