オクラの賞味期限・日持ちは?冷蔵庫で何日持つ?腐るとどうなるの?
オクラの賞味期限・日持ち期間を知っていますか?冷蔵庫で何日持つのでしょうか?今回は、〈生・茹でた〉オクラの賞味期限や、腐った時の〈見た目・触感〉などを紹介します。柔らかいオクラは食べても大丈夫なのかや、正しい保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
オクラの賞味期限・日持ちは?何日持つ?

【生】オクラの賞味期限・日持ち
状態 | 冷蔵 | 冷凍 |
丸ごと | 3~5日 | 1ヶ月 |
カット | 3~4日 | 1ヶ月 |
オクラの保存期間を延ばしたい時は、茹でるより生のままの方が良いですが、それでも冷蔵庫で保管した場合の賞味期限は1週間未満です。オクラは低い温度や乾燥に弱い野菜なので、冷蔵保存をしても長くは日持ちしません。そのため、オクラがたくさんある時は、冷凍保存して日持ちを長くすると良いでしょう。
【茹でた】オクラの賞味期限・日持ち
状態 | 冷蔵 | 冷凍 |
丸ごと | 1~2日 | 1ヶ月 |
カット | 1~2日 | 1ヶ月 |
オクラは一度加熱すると日持ちが短くなるので、茹でた物を保存したい場合は冷凍庫で保管すると良いでしょう。生でも茹でた物でも冷凍庫に入れれば約1ヶ月日持ちしますので、手軽に使える様にしたい時は、茹でて食べやすい大きさにカットしてから冷凍しておくと調理しやすくなります。
オクラが腐るとどうなる?柔らかいのは危険?

冷蔵庫で1週間未満、冷凍庫で約1ヶ月日持ちするオクラですが、腐ってしまうとどのような見た目や臭いになるのでしょうか。賞味期限が切れてオクラが腐った時の特徴や、食べられるのかの見分け方を説明します。
オクラが腐った時の特徴・見分け方
賞味期限切れでオクラから腐ったような臭いや鼻につく臭いを感じたら、腐敗が進んでいるので処分しましょう。またオクラは元々ぬめりのある野菜ですが、中ではなく表面にぬめりが出ていたり茶色に変色したりしているのも、腐っている状態です。
オクラは腐ると見た目や臭いに変化が現れるので、賞味期限が切れているオクラは食べる前の確認が大切です。見た目や臭いに異常がなくても、通常とは異なる味わいを感じた時は食べるのを避けてください。
【腐ったオクラの特徴】
・異臭がする
・表面にぬめりがある
・変色している
・カビが生えている
・酸っぱい味がする
柔らかい・黒いオクラは食べられる場合もある
オクラは賞味期限切れで保存日数が長くなると水分が抜けて乾燥し、柔らかくなります。ただ乾燥でしなびているだけなら食べられる場合もありますが、柔らかくなっていたら傷んでいるので廃棄しましょう。なお、オクラの中には元から柔らかい品種もあるので、確認してから購入してください。
またオクラは、低温障害や酸化によって表面が黒く変色することがあります。低温障害や酸化による部分的な黒い変色は通常通り食べられますが、黒い部分は切って使うと良いでしょう。ただし中まで黒くなっているオクラや、一部分が傷んでいる物などは腐って劣化が進んでいるので食べられません。
オクラを日持ちさせる保存方法は?

賞味期限が短く傷みやすいオクラでも、正しく保存すれば風味や味わいを保って美味しく調理できます。どのように保管すれば品質を最大限保てるのか、オクラの正しい保存方法を冷蔵、冷凍別に紹介します。
オクラの冷蔵保存方法
オクラを冷蔵庫に入れる時は、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーで包みましょう。さらに日持ちを長くしたい時は、少量の水を入れた瓶にオクラのヘタを下にして入れて密閉する方法もあります。瓶を使って保存する時は2日に1回は水を替えて、野菜室に入れてください。
なお茹でたオクラは、カットした物を冷蔵保存する場合、水気を拭き取ってから密閉容器に入れておき、早めに食べ切るようにしましょう。
【オクラを冷蔵保存する手順】
1.オクラをキッチンペーパーで包む
2.包んだオクラを密閉袋に入れる
3.野菜室に入れて立てた状態で保存する
オクラの冷凍保存方法
オクラを冷凍保存する場合は、ヘタを取ったり板ずりしたりして下処理を済ませておくと、調理に使いやすくなります。茹でてから冷凍する時は、下処理を済ませたオクラを1分程度加熱して粗熱を取ります。粗熱が取れたら水気を拭き、密閉可能な袋に入れて保存してください。
【オクラを冷凍保存する手順】
1.オクラのヘタとガクを取り除いて、板ずりする
2.水洗いをして、水気を拭き取る
3.オクラをラップで包んで密閉袋に入れ、冷凍庫で保存する
オクラを賞味期限内に食べ切るレシピ3選!
賞味期限が短いオクラでも、正しく保存していれば長い期間美味しく調理できます。最後まで品質を保って、賞味期限内にオクラを食べ切れるレシピを3つ紹介します。
①オクラの焼き浸し

【材料】
・オクラ:16本
・ごま油:大さじ1
・麺つゆ3倍濃縮タイプ:大さじ2
・みりん:大さじ1
・砂糖:小さじ2
・水:大さじ2
オクラの焼き浸しの作り方を紹介します。
【作り方】
1.オクラをよく水洗いし、ガクとヘタを切り取る
2.フライパンにごま油を入れて、中火で熱する
3.オクラを裏返しながら炒める
4.火を弱火にして麺つゆ、みりん、砂糖、水を加える
5.少し加熱したら汁ごと皿に移して、600Wの電子レンジで4分加熱する
6.粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす
焼き浸しは、オクラを賞味期限内に大量消費できるレシピです。オクラをごま油で炒める時は、強めの中火で加熱すると風味が良くなります。最後に電子レンジに入れる時は、ラップをせずに加熱しましょう。
②オクラのお好み焼き

【材料】
・オクラ:20本
・お好み焼き粉:100g
・豚薄切り肉:5~10枚
・水:適量
オクラをたっぷりと使ったお好み焼きの作り方を紹介します。
【作り方】
1.オクラのヘタを切り、輪切りにする
2.オクラにお好み焼き粉と少量の水を加えて、粘り気が出るまで混ぜる
3.フライパンにサラダ油を熱し、豚肉とオクラを流して両面焼き上げる
通常のお好み焼きよりも、オクラを入れることでさっぱりと食べられます。上記の材料で約26cmフライパン1枚分が焼け、材料も少なく手軽に作れます。味に変化を出したい時は、チーズなどを加えても良いでしょう。
③オクラのナムル

【材料】
・オクラ:10本
・塩:適量
・ごま:適量
・ごま油:大さじ1
・中華だしの素:小さじ2分の1
・醤油:小さじ2分の1
オクラのナムルのレシピを紹介します。
【作り方】
1.オクラに塩を振って、板ずりをする
2.鍋にたっぷりのお湯を沸かして、オクラを茹でる
3.茹でたらヘタを切り落とし、食べやすい大きさにカットする
4.調味料とオクラを混ぜて、最後にごまを振る
オクラのナムルは、たくさん作って作り置きできるレシピなので、毎日の副菜やお弁当のおかずなどに良いでしょう。オクラを茹でる時は水っぽくなるのを防ぐため、ヘタをつけたままにしてください。
オクラの賞味期限・日持ち期間を知っておこう
夏野菜のオクラは冷蔵庫だと約3~5日、冷凍庫だと約1ヶ月日持ちします。一度茹でて火を通してしまうと日持ちが短くなるので、長期間保存したい時は冷凍庫で保管しておくと良いでしょう。さらにオクラのヘタを取ったり、食べやすい大きさにカットしたりしてから冷凍しておくと、調理に使いやすくなります。