エビフライを冷凍で作り置き!保存は揚げる前?後?解凍方法・揚げ方も紹介!
エビフライの冷凍保存方法を知っていますか?今回は、エビフライの作り置きの冷凍方法を〈揚げた後・揚げる前〉に分けて、保存期間や解凍方法と併せて紹介します。手軽に真似しやすい冷凍エビフライのアレンジレシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
エビフライを冷凍で作り置き。保存は揚げる前・後?

エビフライは冷凍保存により作り置きができ、忙しい日の調理時間を短縮できます。冷凍保存をすると食品ロスも防げるでしょう。エビフライを揚げる前と後のどちらで冷凍すると良いのか紹介します。
エビフライは揚げた後に冷凍がおすすめ!
エビフライは、揚げる前と揚げた後の両方で冷凍保存が可能です。特に揚げた後の冷凍保存が良いといわれます。その理由は、調理済みのエビフライは細胞構造が安定しており、冷凍による品質劣化を最小限に抑えられるためです。
加熱していないエビフライを冷凍した場合、冷凍時にタンパク質内の水分が凍結して細胞組織を破壊し、解凍時に水分がドリップとして流出しやすくなります。一方、エビフライを揚げた後の冷凍処理では、解凍による水分流出が少なく、衣の食感も維持しやすくなります。
エビフライの冷凍での保存方法・期間は?
エビフライの冷凍保存には、揚げた後と揚げる前、それぞれに適した方法があります。正しい冷凍保存方法を実践すると、エビフライの美味しさを長い期間維持できるのです。冷凍保存したエビフライの賞味期限や保存期間についても、食品の安全性を保つために知っておきましょう。
【揚げた後】エビフライの冷凍保存方法
揚げた後のエビフライを冷凍保存する際、熱いまま冷凍すると他の冷凍食品に悪影響を与えたり、霜が付いて食感が悪くなったりします。完全に粗熱が取れてから冷凍庫に入れてください。1本ずつラップで包むと、乾燥や冷凍焼けを防ぎ、エビフライの美味しさを保てます。冷凍用保存袋に入れる際は、できるだけ空気を抜いて密閉し、匂い移りを防止しましょう。
【揚げた後のエビフライの冷凍保存の手順】
1.エビフライの粗熱を取る
2.1本ずつラップで包む
3.冷凍用保存袋に入れて冷凍する
【揚げる前】エビフライの冷凍保存方法
揚げないでエビフライを冷凍する場合も、揚げた後と同じように空気に触れないよう密閉し保存します。エビフライの作り方で大切なのは、下ごしらえをしっかりしておくことです。エビの背わたを取り、塩と片栗粉を揉み込んで水洗いをすると臭みやぬめりが取れます。
前日に下処理をするとエビの身が引き締まり食感が良くなりますが、エビは傷みやすいため基本的にその日のうちに衣付けまでを行い冷凍しましょう。
【揚げる前のエビフライの冷凍保存の手順】
1.エビの下ごしらえを完了させる
2.衣をつけて成形する
3.揚げる前のエビフライを1本ずつラップで包む
4.密閉できる保存袋に入れて冷凍する
冷凍したエビフライの保存期間・賞味期限
冷凍したエビフライの賞味期限は、手作りの場合約1ヶ月程度が目安です。市販の冷凍エビフライと比較すると、自家製の物は保存料などの添加物が含まれていないため、賞味期限が短くなります。冷凍保存する際は、温度変化を避けて冷凍庫の開閉頻度が高い場所ではなく、温度が安定している奥の方で保存してください。
また、作り置きした日付をラベルに記載しておくと、賞味期限の管理がしやすくなります。冷凍保存期間が長くなると、エビフライの食感や風味が徐々に劣化しますので、美味しく食べるには早めの消費を心がけましょう。
冷凍エビフライの解凍方法・揚げ方は?何分必要?

冷凍保存したエビフライを美味しく食べるには、適切な解凍方法と調理方法を知ることが大切です。揚げた後に冷凍した物と、揚げる前に冷凍した物では、解凍や調理の手順が異なります。それぞれの特性に合わせた最適な方法を選択すると、冷凍エビフライを美味しく楽しめます。
【揚げた後】の冷凍エビフライはオーブントースターがおすすめ!
揚げた後に冷凍したエビフライは、電子レンジで少し温めてからオーブントースターで加熱すると、揚げたてのような衣の食感を復活できるのです。電子レンジでの解凍は、水分が出て衣がべたつく原因となるので避けましょう。加熱時間は大きさにより調整が必要ですが、表面に軽く焼き色が付く程度が目安です。
【揚げた後の冷凍エビフライの解凍と加熱方法】
1.凍ったままのエビフライを耐熱皿に載せ、電子レンジで30秒ほど加熱する
2.仕上げにオーブントースターで軽く焼く
【揚げる前】の冷凍エビフライはそのまま揚げよう
揚げる前に冷凍したエビフライは、解凍してから揚げると水分が出て油が跳ねる危険性があり、衣もはがれやすくなります。冷凍状態のまま170℃の油で約3~5分揚げると、外側の衣がしっかりと固まり、中のエビがジューシーに仕上がります。揚げ時間はエビフライの大きさによって変わるので、注意してください。
一度に多くのエビフライを揚げずに、油の温度管理をしっかりすることが美味しく仕上げるポイントです。
冷凍エビフライのアレンジレシピ2選も紹介!
冷凍保存したエビフライは、そのまま食べるだけでなく、さまざまなアレンジレシピで楽しめます。冷凍エビフライを利用した美味しいアレンジレシピを2品紹介します。どちらも簡単に作れて、食卓を華やかに彩ってくれるでしょう。
①エビマヨ

【材料】
・冷凍エビフライ:10尾
・揚げ油:適量
・マヨネーズ:大さじ3
・トマトケチャップ:小さじ1
・レモン汁:少々
・練乳:小さじ1/2
・牛乳:小さじ1
・豆板醤:少々
エビマヨの作り方を紹介します。
【作り方】
1.冷凍エビフライを揚げる
2.マヨネーズ、トマトケチャップ、レモン汁、練乳、牛乳、豆板醤を混ぜ合わせる
3.揚げたエビフライに調味料を絡める
練乳入りでやや甘めの味付けに、豆板醤の辛味がアクセントになっています。ピリ辛味で、ご飯との相性も良く、食欲が湧いてくる一品です。
②エビフライサンド

【材料】
・冷凍エビフライ:2本
・ロールパンやホットドック用パンなど:2個
・キャベツ:適量
・ウスターソース:適量
・バター:適量
・タルタルソース:お好みで
エビフライサンドの作り方を紹介します。
【作り方】
1.キャベツは千切りに、冷凍エビフライは揚げる、もしくは解凍しておく
2.パンに切り込みを入れ、バター、ウスターソースを薄く塗る
3.パンに千切りキャベツ、エビフライをはさむ
4.お好みでタルタルソースをかける
片手で食べやすく、ウスターソースのスパイシーな味わいとタルタルソースのクリーミーな味とのコントラストが良い一品です。子供にも喜ばれる、食べやすい味付けになっています。
エビフライを冷凍保存してみよう
冷凍エビフライは、忙しい人におすすめの作り置き食材です。揚げた後の冷凍ならオーブントースターで温めるだけで簡単に解凍できます。揚げる前と後の正しい保存方法を守り、エビフライの美味しさを長期間保たせてください。冷凍エビフライをマスターして、毎日の食事作りをより豊かにしましょう。