生姜の冷凍保存方法・日持ちは?解凍の仕方もそのまま・すりおろし・みじん切り別に紹介!
生姜の冷凍保存方法を知っていますか?今回は、〈そのまま・すりおろし・みじん切り〉別の生姜の冷凍保存方法や、保存期間・日持ちを紹介します。冷凍生姜の使い方・解凍方法や、ふにゃふにゃでまずい場合の原因・対処法も紹介しますので参考にしてください。
目次
- 生姜は冷凍で日持ちする?まずいって本当?
- 生姜は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
- 生姜を冷凍すると食感・風味が変わることがある
- 【そのまま・丸ごと】で生姜の冷凍保存方法は?
- 生姜をそのまま・丸ごと冷凍保存する方法
- そのまま・丸ごとの冷凍生姜の使い方・解凍方法
- 【みじん切り・千切り】で生姜の冷凍保存方法は?
- 生姜をみじん切り・千切りで冷凍保存する方法
- みじん切り・千切りした冷凍生姜の使い方・解凍方法
- 【すりおろし】で生姜の冷凍保存方法は?
- 生姜をすりおろして冷凍保存する方法
- すりおろした冷凍生姜の使い方・解凍方法
- 生姜の冷凍保存に関するQ&A!変色しても大丈夫?
- ①ピンク・赤色に変色しても大丈夫?
- ②緑色に変色しても大丈夫?
- ③生姜を冷凍したら栄養価・効能は変わる?
生姜は冷凍で日持ちする?まずいって本当?

古くから薬味として幅広く使われている生姜を長持ちさせるためには、どのような保存方法が適しているのでしょうか。冷凍で保存したときの日持ちや鮮度も気になります。冷凍した生姜の日持ち期間や味の変化について紹介します。
生姜は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
生姜は、冷凍庫に入れると1ヶ月ほど保存ができ、常温よりも長く日持ちが可能です。冷蔵庫の野菜室でも保存はできますが、生姜は乾燥しやすいので水に浸したり水を入れ替えたりする必要があり、手間がかかります。冷凍庫なら、水を交換する手間をかけずに生姜の香りや風味を保存できます。
生姜を冷凍すると食感・風味が変わることがある
生姜は冷凍すると長持ちしますが、間違った保存をすると鮮度が落ちて腐りやすくなるので十分注意しましょう。何度も解凍と冷凍を繰り返して空気に触れる頻度が高くなると、生姜全体が柔らかくふにゃふにゃになります。
シャキシャキした食感や、爽やかな香りを失った生姜はまずいので、できるだけ新鮮で美味しい状態を長続きさせるためにも正しい保存方法を覚えておきましょう。
【そのまま・丸ごと】で生姜の冷凍保存方法は?

生姜をそのまま、丸ごと冷凍保存すると、使いたいときに必要な分だけをすりおろして使えるので料理の幅も広がります。生姜の皮の下には爽やかな香りや辛味成分が多く含まれているので、皮をむくのは避けて、生姜特有の風味を長持ちさせるためにも皮ごと保存してください。
生姜をそのまま・丸ごと冷凍保存する方法
生姜についている土や汚れはカビや傷みの原因となるので、あらかじめカットして取り除くか、水で洗って綺麗な状態にしておきましょう。生姜の皮はむいても良いですが、料理の香り付けとしても使えて便利なので、捨てずに冷凍保存してください。
【そのまま、丸ごと冷凍保存する方法】
1.皮付きの生姜を水で洗い、水気を拭き取る
2.空気が入らないようにラップで生姜を包む
3.包んだ生姜をさらに冷凍用の保存袋に入れて、袋に空気が入らないように密封する
4.冷凍庫で保存する
そのまま・丸ごとの冷凍生姜の使い方・解凍方法
丸ごと冷凍保存した生姜は、すりおろして料理に添えるなど薬味として使えます。凍ったままの生姜は硬く、包丁で細かくカットするのが難しいので、みじん切りや千切りには不向きです。なお、解凍してしまうと生姜の水分が抜けて香りが飛びやすいので、解凍せずに凍ったまま使いましょう。
【みじん切り・千切り】で生姜の冷凍保存方法は?

生姜をみじん切り、千切りで冷凍しておくと、料理のときにカットする手間を省けるので料理の時短になります。みじん切りや千切り、スライスなど、何種類か切り方を変えて小分けにしておくことで、料理や用途に合わせて幅広く使えるのもメリットのひとつです。
生姜をみじん切り・千切りで冷凍保存する方法
あらかじめ生姜をカットして保存しておくと、料理のときにカットする手間が省けるでしょう。生姜は繊維が多いので、切り方によっては食感に違いが出ます。千切りや薄切り、スライスにする際は、繊維に沿ってカットすると、カットしやすくシャキシャキした食感を残せます。生姜をみじん切りや刻みなどにするときには、繊維に対して垂直に断ち切ってください。
【みじん切り、千切りで冷凍保存する方法】
1.皮付きの生姜を水で洗い、水気を拭き取る
2.お好みの形に生姜をカットする
3.ペーパータオルで、生姜の水気を拭き取る
4.使いやすいように小分けにしてラップで包む
5.さらに冷凍用の保存袋に入れて平らに伸ばし、空気が入らないように密封する
6.冷凍庫で保管する
みじん切り・千切りした冷凍生姜の使い方・解凍方法
カットした生姜は、煮物や炒め物、鍋料理など幅広く使えるので薬味や隠し味としても役立つでしょう。小分けにして保存しておくことで、凍ったままでも必要な分だけ割れるので、分量も測りやすく便利に使えます。
【すりおろし】で生姜の冷凍保存方法は?

生姜をすりおろした状態で冷凍すると、料理のたびにすりおろす手間が省けて、必要な分だけ取り出せるので使い勝手が良く便利です。また、小分けにして冷凍すると冷凍庫の少ないスペースにも保存できます。
生姜をすりおろして冷凍保存する方法
生姜特有の香りや辛味を残すために、皮をむかずにそのまますりおろしてください。すりおろした生姜をまとめて冷凍しても良いですが、生姜を絞って出るしぼり汁を小分けにして冷凍しておくと、スープや鍋料理などに隠し味として入れられます。
【すりおろして冷凍保存する方法】
1.皮付きの生姜を水で洗い、水気を拭き取る
2.生姜を皮付きのまますりおろす
3.ラップの上にすりおろした生姜をのせて、できる限り薄く伸ばす
4.さらに冷凍用の保存袋に入れて、空気が入らないように密封する
5.冷凍庫で保管して板状に凍らせる
すりおろした冷凍生姜の使い方・解凍方法
すりおろして冷凍した生姜は、薬味や炒め物など幅広い料理に使えます。平たく板状に凍らせることで、必要な分だけを簡単に割れるので便利に使えます。おろし生姜としてそのまま使うときには常温で解凍し、スープや炒め物など温かい料理に入れるときには凍ったまま投入してください。
生姜の冷凍保存に関するQ&A!変色しても大丈夫?

生姜を冷凍庫で保存しておくと、いつの間にか色や見た目が変わっていることがあります。冷凍していた生姜が、ピンクや緑色など見慣れない色に変化すると、体への安全性や鮮度に不安を感じて捨ててしまうケースも少なくありません。変色した生姜の安全性や、変色の原因について解説しますので参考にしてください。
①ピンク・赤色に変色しても大丈夫?
ピンクや赤色に変色した生姜は食べても問題ありません。この反応は、野菜や果物に多く含まれているアントシアニンという色素が、空気中の酸素と反応して酸化することでピンクや赤色、紫色に変化する自然な現象です。
アントシアニンは、生姜の中でも特に新生姜に多く含まれており、抗酸化作用や疲れ目を予防する効果があります。気になる場合には取り除いても良いですが、食べても体に害はないので安心してください。
②緑色に変色しても大丈夫?
生姜が緑色に変色しても問題ありません。本来、生姜は土の中で育つ根茎の野菜であり、生姜を太陽や光に当てると光合成が起こって緑色に変化することがあります。生姜の変色を防ぐためには、冷凍庫など光の当たらない冷暗所で保存するのが良いでしょう。
③生姜を冷凍したら栄養価・効能は変わる?
生姜を冷凍しても栄養価は変わりません。冷凍庫のような低温環境で保存することで、野菜の組織や酵素の反応を抑えて栄養価を保持できます。ただし、生姜の効能は保存環境や経過とともに変化する可能性が高いので、あらかじめ原因や対処方法を知っておくと安心です。
生姜の辛味であり、体を温める効果や殺菌作用を持つジンゲロールという成分は、空気に触れると酸化して働きが低下します。生姜を冷凍庫から何度も出し入れして空気に触れる頻度が高くなると、酸化が進みやすくなるため注意してください。生姜の風味や効能を保ちたいなら、解凍せずに凍ったまま使い、冷凍後はできるだけ早く使い切るのが良いでしょう。
生姜の正しい冷凍保存方法を知ろう
生姜は、冷凍庫で保存すると1ヶ月ほど日持ちします。常温での長時間放置や何度も解凍したり、空気に触れさせる頻度が高くなったりすると、鮮度が落ちて香りや食感を損なってしまうため、正しく保存することが重要です。冷凍生姜を使うときには、解凍せず凍ったまま料理に入れて、できるだけ早めに使い切るのが良いでしょう。