みょうがは冷凍で長期保存できる?まずい?千切り・そのまま?使い方・解凍の仕方も紹介!
みょうがは冷凍できるのか知っていますか?まずいのでしょうか?今回は、〈そのまま・千切り・甘酢漬け〉などのみょうがを長期保存できる冷凍方法や、解凍方法・使い方を紹介します。冷凍したみょうがの活用レシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
みょうがは冷凍できる?まずいって本当?

みょうがはみずみずしい独特な歯ごたえと、すっきりとした香りが特徴的な野菜です。8月~9月が旬で、出荷の最盛期を迎えます。そんなみょうがですが、冷凍保存はできるのでしょうか。保存したらどれくらい日持ちするのか、食感や香りが損なわれてしまうのか説明します。
みょうがは冷凍すると2ヶ月ほど日持ちする!
夏の香味野菜として人気のみょうがですが、買いすぎてしまったり、料理に使いきれずに余ったりすることもあるでしょう。みょうがは冷凍で保存をすることで、2ヶ月ほど日持ちさせることができます。そのままだと傷みやすく、冷蔵庫で保管すると2~3日しか日持ちしませんので、長期保存する際は冷凍しましょう。
みょうがは冷凍すると食感がやや落ちる
みょうがは冷凍庫で保存すると、本来の食感や香りはやや落ちてしまいます。みょうがの90%が水分であるため、解凍するときに水分が流れ出て歯ごたえが失われてしまうからです。薬味としてみずみずしい食感と独特の香りを最大限に使いたい場合は、冷凍は向きません。
みょうがの冷凍保存方法は?
みょうがの冷凍保存は便利な一方で、適切に行わないと風味が損なわれ、せっかくの持ち味を活かせません。できるだけ香りや食感の質を落とさないように、適切な冷凍保存の方法を紹介します。
【そのまま・丸ごと】みょうがの冷凍保存方法

みょうがを丸ごと冷凍することで、使う際に用途に合わせて刻んだり加熱したりと、幅広く活用ができます。生の状態の時に比べて、解凍する際に水分が出やすいため、汁物や煮物などの火を通す料理に使うのが適しているでしょう。
【みょうがをそのまま冷凍保存するときの手順】
1.みょうがを洗って水分をふき取る
2.1つずつラップで包む
3.冷凍可能な保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
【千切り・みじん切り】みょうがの冷凍保存方法

あらかじめ刻みみょうがを冷凍しておくと、必要な分だけ取り出してすぐに使えます。保存袋に入れて割ったり小分けにしたりすると、少しずつ使えて便利です。丸ごと冷凍保存に比べると、断面からみょうがが傷みやすくなっているため、2週間ほどで使い切るよう心がけましょう。
【みょうがを刻んでから冷凍保存する手順】
1.みょうがを小口切りや千切りにする
2.小分けにしてラップで包む
3.冷凍用保存袋に入れて冷凍する
【甘酢漬け】みょうがの冷凍保存方法

みょうがに調味料を加えて加工済みの状態で保存することで、日持ちが良くなります。冷蔵保管で1ヶ月ほど、解凍後は冷蔵庫で1~2日以内に食べてください。さっぱりとした味わいで、箸休めにも適しています。そのまま解凍してお皿に出して食べられて便利です。
【みょうがを甘酢漬けで冷凍保存する手順】
1.みょうがの茎の部分を切り落とし、縦半分に切る
2.酢・砂糖・塩を冷凍保存袋に入れてよく混ぜる
3.みょうがを加え、軽くもみこむ
4.冷凍庫で保存する
冷凍したみょうがの解凍方法・使い方は?

冷凍みょうがは解凍の仕方によって、料理に添えた時の風味や口当たりに差が出ます。例えば薬味として爽やかに楽しむときと、火を通す料理に加えるときとでは、解凍の手順を変えることで仕上がりの美味しさが変わってきます。用途に合わせた使い方を知っておくことで、冷凍してもみょうがの持ち味をより引き出すことができるでしょう。
①凍ったまま調理する
冷凍みょうがは、凍ったまま手軽に調理できます。例えば、みそ汁の具やあんかけの具として凍ったまま加えることが可能です。刻んで和え物や酢の物にする際は、少し常温において切りやすくなるのを待ちましょう。薬味として使う場合、そうめんの麺つゆに凍ったまま入れれば、氷代わりになって麺つゆを冷やしてくれます。
②自然解凍する
冷凍みょうがを自然解凍するには、冷蔵庫に入れるか、常温において解凍しましょう。薬味として使う場合は、凍ったまま料理に沿えることもできます。急いでいる場合は、保存袋に入れたまま流水に当てると素早く解凍できます。電子レンジの解凍モードでも可能ですが、加熱ムラが出やすく風味や食感も落ちやすいため、注意しましょう。
冷凍みょうがの活用レシピ3選!
解凍したみょうがでも十分美味しく食べられるレシピを3つ紹介します。材料や手順も少ないので、忙しいときのあと一品にぜひ作ってみてください。
①みょうがとナスの味噌汁

【材料】
・みょうが:2個
・ナス:1本
・顆粒だし:小さじ1
・味噌:大さじ1
・水:400ml
みょうがとナスの味噌汁の作り方を紹介します。
【作り方】
1.ナスはヘタを取り、1cmのいちょう切りにして水に5分ほどさらし、水気を切る
2.みょうがは縦半分に切り、薄切りにする
3.鍋に水と顆粒だしを入れて中火で熱し、沸騰したらナスを加えて5分ほど煮る
4.ナスに火が通ったら弱火にし、みょうがを入れて味噌を溶き入れる
5.火を止めて器に盛ったら完成
ナスの甘みとみょうがのすっきりとした香りと食感が食欲を誘う定番の一品です。冷凍みょうがは凍った状態で加えましょう。ナスは水にさらしてアクを抜くと、渋みが抑えられて色よく仕上がります。
②みょうがの天ぷら

【材料】
・みょうが:4~5個
・てんぷら粉:50g
・冷水:70ml
・塩:小さじ1
・揚げ油:適量
みょうがの天ぷらの作り方を紹介します。
【作り方】
1.みょうがは縦半分に切る
2.ボウルにてんぷら粉と水を入れて、混ぜて衣を作る
3.2にみょうがを入れ、全体的に衣がつくように混ぜる
4.鍋にみょうがが隠れるくらいの量の油を注いで180℃に熱したら、みょうがを1分ほど揚げる
5.みょうがの油をきって器に盛り、塩を添えて完成
冷凍みょうがは少し解凍して、柔らかくなったら切りましょう。水分が多いと油が跳ねるので、よく拭いてから衣につけてください。さっぱりとしたみょうがの天ぷらは、蕎麦に添えるのが人気の食べ方です。
③みょうがとナスの煮びたし

【材料】
・ナス:2本
・みょうが:1~2個
・長ネギ:1~2本
・水:250ml
・サラダ油:大さじ1
・顆粒だし:大さじ1
・醤油:大さじ2.5
・みりん:大さじ2.5
みょうがとナスの煮びたしの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ナスは包丁でヘタをカットして、縦に2等分する。皮面に切り込みを入れ、味を染みやすくする
2.フライパンにサラダ油を回し入れ、1の皮面を下向きに並べ、中火で両面を焼く
3.両面に焼き色がついたら、水・顆粒だし・醤油・みりんを加え、さらに中火で煮る
4.ナスが柔らかくなったら皿に盛り、みょうがの千切りと、ネギをトッピングして完成
ナスの煮びたしに、千切りのみょうがをトッピングした簡単レシピです。薬味はネギやシソ、鰹節など好きな物にアレンジできます。
みょうがの冷凍保存方法を知ろう
みょうがを冷凍で保存する際は、しっかり洗って水気を切りましょう。生で食べるよりも食感や風味は劣ってしまうため、薬味として使うよりも加熱調理に重宝します。余った場合は冷凍での保存や甘酢漬けを活用して、美味しくみょうがを楽しみましょう。