きゅうりが腐るとどうなる?見分け方は?ぶよぶよは危険?食べたらどうなるかも紹介!
きゅうりが腐るとどうなるかを知っていますか?今回は、〈見た目・断面・味〉などきゅうりが腐った時の見分け方や、食べたらどうなるかを紹介します。他にもきゅうりが腐るまでの期間や正しい保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
- きゅうりが腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?
- ①表面にぬめりや濁った液体が出る
- ②酸っぱい臭い・味がする
- ③指で押すとぶよぶよして柔らかい
- ④断面が茶色く変色している
- ⑤カビが生えている
- きゅうりが食べられるか判断に迷う状態は?
- ①切ったら白い汁が出てくる場合
- ②断面が黄色・赤色に変色している場合
- ③表面に白い粉が付いている場合
- 腐ったきゅうりを食べるとどうなる?
- 腐ったきゅうりを食べると食中毒になる可能性がある
- きゅうりを日持ちさせる正しい保存方法は?
- きゅうりの正しい保存方法・ポイント
- きゅうりが腐るまでの日数・保存期間
- きゅうりを腐る前に消費できるレシピ3選!
- ①レンジでできる簡単ピクルス
- ②きゅうりの漬物
- ③トルネードきゅうりのさっぱり浅漬け
きゅうりが腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?

きゅうりは漬物にしない限りすぐ腐るほど鮮度が落ちやすく、保存状態によっては短期間で腐る野菜です。腐るのが心配な時はきゅうりのあるポイントをチェックすると、安全に食べられるか判断が可能です。きゅうりが腐る際の特徴や、判別のポイントについて紹介します。
①表面にぬめりや濁った液体が出る
きゅうりは傷み始めると水分が抜け、しなびた状態になりますが、腐ると断面に粘りが出たり濁った液体が出たりします。皮の部分に白く濁った水分が出ている場合は、内部の腐敗が始まっている証拠です。
②酸っぱい臭い・味がする
きゅうりの傷み始めの初期段階では、鼻を近づけた時に酸っぱい臭いが感じられます。さらに腐ると、ツンとした刺激臭やカビ臭に変化する場合もあります。味に関しても酸っぱさや苦みが強く出るようになりますが、味見で確かめようとすると腐った物を口にすることになるので危険です。安全のためには臭いの段階で判断しましょう。
③指で押すとぶよぶよして柔らかい
新鮮なきゅうりは握った時に硬さを感じますが、腐ると弾力が失われて柔らかくなります。指で軽く押しただけでぶよぶよと沈む状態は、きゅうりの腐敗が進行している証拠です。この柔らかさの原因は内部の水分が抜けて、組織が壊れたことで起こるものです。外見だけでなく、触感でも古いきゅうりを見分けられます。
④断面が茶色く変色している
きゅうりを切った際に、断面が通常の鮮やかな緑ではなく茶色に変色している場合、内部で腐敗が広がっている状態です。さらに腐ると、断面に粘りが出て糸を引く場合もあります。外側だけでなく内部の変色は見落としやすいので、料理の前に必ず断面の変色を確認することが重要です。断面の見た目が変色しているきゅうりは食べないでください。
⑤カビが生えている
保存中のきゅうりの表面に白カビが付着するのも、明確な腐敗のサインです。ヘタや表面にふわふわとした白い菌糸が現れると、菌の繁殖が始まっている証拠です。カビは表面上の一部だけに見えていても内部にまで広がっている場合が多く、表面だけ取り除けば食べられると判断をするのはやめましょう。この状態のきゅうりは使用せず、必ず処分してください。
きゅうりが食べられるか判断に迷う状態は?

きゅうりは鮮度が落ちてもすぐに食べられなくなるわけではなく、しなびていても問題なく使える場合があります。しかし、状態によっては腐敗の初期と見分けが付きにくく、判断に迷うでしょう。食べても良いのか処分すべきか悩む場合の判断方法を紹介します。
①切ったら白い汁が出てくる場合
きゅうりを切った際に白い液体が出る場合がありますが、必ずしも腐敗を意味するわけではありません。時間が経過して水分が抜けるときゅうりの内部が変化し、このような現象が見られます。他に臭いやぬめりなどの異常がなければ食べるのは可能ですが、鮮度は落ちているので生食よりも加熱調理に使う方が良いでしょう。
②断面が黄色・赤色に変色している場合
断面が黄色っぽくなるのは熟し過ぎによるもので、赤みを帯びるのは低温障害が原因とされています。これらは傷んでるのではなく品質の変化であり、異臭や粘りがなければ食べられます。明らかに茶色く変色している場合は腐敗が進んでいる状態なので、食べずに処分しましょう。
③表面に白い粉が付いている場合
きゅうりの表面が白く変色している場合がありますが、この白い粉はブルームと呼ばれる天然成分で、水分の蒸発を防ぎ、病気から保護する役割があります。勘違いされがちですが、農薬ではなく体に害もありません。きゅうりの臭いや色に異常がなければ、そのまま食べても問題ありません。
ただし、表面の白い物が綿状になっている場合は白カビです。白カビは表面に見える部分だけでなく、目に見えない内部まで菌が侵入している可能性があるため、口にせずに処分してください。
腐ったきゅうりを食べるとどうなる?

きゅうりは安全に食べられるかどうかの判断を誤って食べてしまうと、体調に影響を及ぼす恐れがあり危険です。腐ったきゅうりを口にした場合に起こる影響や、注意すべき点について紹介します。
腐ったきゅうりを食べると食中毒になる可能性がある
腐ったきゅうりを口にして食中毒になった場合の代表的な症状には下痢や腹痛、嘔吐や吐き気があり、原因菌によっては発熱や悪寒、頭痛などが現れる場合もあります。症状が出るまでの時間は短ければ食後1〜5時間、長い場合は8〜36時間程です。
食中毒が疑われる場合の対処法としては十分な水分補給をし、下痢止めの使用は避けてください。それでも症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
きゅうりを日持ちさせる正しい保存方法は?

きゅうりは水分を多く含み、すぐ腐るので保存方法を誤るとすぐに食べられなくなってしまいます。新鮮さをできるだけ長く保つには、環境や保存の仕方に工夫が必要です。きゅうりが腐るまでの期間を延ばし、日持ちさせる正しい保存方法を紹介します。
きゅうりの正しい保存方法・ポイント
きゅうりが腐る前に短期間で食べ切れる場合は常温保存が適しています。乾燥を防ぎ、できるだけ収穫時と同じ状態で保存するのが鮮度を保つポイントです。立てた状態を保ちやすくするには、瓶や牛乳パックを利用すると良いでしょう。短期間で食べ切れない場合は冷蔵庫で同じように立てて保存すれば、常温保存よりも日持ちします。冷蔵庫に入れる場合は野菜室が適しています。
【きゅうりの保存方法】
1.きゅうり表面を水分を拭いて乾いた状態にする
2.個別にキッチンペーパーを巻く
3.保存袋に入れて容器に立て掛け、冷暗所や冷蔵庫に置く
きゅうりが腐るまでの日数・保存期間
きゅうりは3つの方法で保存ができます。短期間で食べ切れる場合は常温保存が可能ですが、室温は変動しやすいのでできれば冷蔵庫での保存が良いでしょう。また、きゅうりは乾燥に弱い野菜です。冷蔵庫の野菜室に入れる際は必ず保存袋に入れてください。冷凍したきゅうりは本来の食感が失われているので、調理用にしましょう。
【常温での保存ポイント】
1.室温5〜20度であれば約2日間保存可能
2.5度以下では低温障害のリスクあり
3.20度以上ではカビが発生しやすい
4.冬場の暖房環境も注意
【冷蔵での保存ポイント】
1.丸ごと1本は約1週間保存可能
2.カットきゅうりは冷蔵庫で約2日間保存可能
3.保存袋に入れて乾燥を防ぐ
【冷凍での保存ポイント】
1.丸ごとでもカットでも保存期間は約1ヶ月
2.冷凍により水分が抜けて食感は変わる
3.解凍後は漬物や和え物などに利用
きゅうりを腐る前に消費できるレシピ3選!
きゅうりは鮮度が落ちやすい野菜ですが、工夫次第で保存期間を延ばしながら美味しく食べ切れます。保存期間内に美味しく消費できる簡単で手軽なレシピを3つ紹介します。
①レンジでできる簡単ピクルス

【材料】
・大根:1/8本
・赤パプリカ:1/2個
・きゅうり:1/2本
・酢:大さじ4
・砂糖:大さじ3
・粒こしょう:小さじ1
・唐辛子(輪切り):適量
・昆布茶:小さじ1
・水:100cc
レンジでできる簡単ピクルスの作り方を紹介します。
【作り方】
1.赤パプリカは縦1cm幅の細切りにし、きゅうりは縦十字に切った後横半分に、大根は棒状にカットする
2.大根を耐熱容器に入れ、ラップを軽くかけて電子レンジ600Wで2分加熱し冷ましておく
3.別の容器にピクルス液の材料を入れ、同じくラップをかけて電子レンジで2分加熱する。加熱後粗熱を取る
4.冷ましたピクルス液に野菜を加えて混ぜ合わせる
5.野菜全体が液に浸かるようにして10分ほど漬け込む
ピクルスにすると日持ちするため、きゅうりの長期保存に適しています。隠し味の昆布茶で旨味を感じるピクルスに仕上がります。
②きゅうりの漬物

【材料】
・きゅうり:5本分
・生姜:1かけ
・酢:100cc
・醤油:150cc
・砂糖:25g
・酒:大さじ1
・鷹の爪:適量
きゅうりの漬物の作り方を紹介します。
【作り方】
1.きゅうりを洗い食べやすい乱切りにし、生姜の皮を剥いて細く切る
2.鍋に酢、醤油、砂糖、酒と鷹の爪を入れて軽く煮立たせる
3.生姜を加えて再度軽く煮立たせる
4.きゅうりを加え全体を軽く混ぜ、弱火で軽く煮る
5.火を止め粗熱を取って容器に移し、冷蔵庫で味を馴染ませてから食卓に出す
傷みかけのきゅうりは食感や色が少し悪く、サラダ等には使いにくいですが、漬物にすればご飯が進む一品になります。保存期間も延びて一石二鳥のレシピです。
③トルネードきゅうりのさっぱり浅漬け

【材料】
・きゅうり:3本
・白だし:大さじ2
・塩昆布:大さじ1
・塩:小さじ1/2
トルネードきゅうりのさっぱり浅漬けの作り方を紹介します。
【作り方】
1.きゅうりの両端を除き、塩小さじ1/2をまぶしてまな板の上で転がす
2.水で洗って水分を切る
3.半分に切り、割り箸を刺す
4.きゅうりを回しながら7mm間隔で斜めに切り込みを入れ、隙間を広げる
5.同じ手順で合計6本作る
6.白だしと塩昆布を保存袋に入れ、きゅうりを加えて漬け込む
7.冷蔵庫に入れて30分ほど味を馴染ませながら冷やす
簡単にできるきゅうりの浅漬けレシピです。お酒のおつまみ、BBQなどの場面で食べると良いでしょう。なるべく真っ直ぐなきゅうりや、太さのあるきゅうりを選ぶのが上手に作るコツです。
きゅうりが腐るとどうなるか知ろう
きゅうりは見た目や触感、臭いの変化を確認しながら扱うのが安全に食べる上での基本です。保存方法を工夫すれば、鮮度を長く保ちながら腐る前に美味しく食べ切れます。日々の使い道や量に合わせて適切な保存方法を選び、最後まで無駄なく楽しみましょう。