練り物は冷凍できる!賞味期限や解凍方法は?美味しい食べ方・レシピとともに紹介!
練り物は冷凍保存できるか知っていますか?今回は、〈カニカマ・はんぺん・ちくわ〉など練り物の冷凍方法・賞味期限や、袋のままできるのかも紹介します。冷凍保存した練り物の解凍方法・食べ方や活用レシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
練り物は冷凍できる?袋のままでもOK?

練り物は日々の食卓に取り入れやすい便利な食材ですが、練り物をまとめ買いした時や食べ切れなかった時に保存方法や賞味期限を心配する人もいるでしょう。練り物は冷凍保存が可能かどうか、また袋に入ったままで良いのかなど気になるポイントを紹介します。
練り物は冷凍で1ヶ月程度日持ちする!
練り物は開封すると賞味期限が短い食材ですが、冷凍しておけばおよそ1ヶ月の保存が可能です。練り物をまとめ買いしても賞味期限の心配がなく、特売の時に練り物を買い置きしておけば日々の食費の節約にも繋がります。練り物は開封後は空気に触れると傷みやすくなるので、できるだけ早めに冷凍庫へ移すことが大切です。
練り物は未開封の場合袋のままでも冷凍できる
未開封の練り物であれば特別な手間を掛ける必要がなく、保存方法としても取り入れやすいのが利点です。練り物を買ってすぐに使う予定がない場合は、そのまま冷凍庫に入れておけば賞味期限を気にせず長く保存できます。無駄なく練り物を使い切るために早めに冷凍することが大切です。
【種類別】練り物の冷凍方法は?日持ちはいつまで?
かまぼこやはんぺん、ちくわなど、練り物といっても種類によって適した保存方法や賞味期限の目安は異なります。安心して保存し使い切るために、それぞれの練り物の特徴を踏まえた冷凍方法や賞味期限について紹介します。
【ちくわ】の冷凍方法・日持ち
丸ごと1本でも食べやすい大きさに切ってからでも、約1ヶ月の冷凍保存が可能です。小分けしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫に入れると取り出しやすくなります。重ならないように平らに並べると、全体が均一に凍ります。解凍する際は冷蔵庫に移して自然に戻せば、普段と変わらない食感が楽しめ、加熱料理に使う場合は凍ったまま調理しても問題ありません。
【かまぼこ】の冷凍方法・日持ち
板から外して薄めに切り、ラップで包んだ上で重ならないよう保存袋に入れ、金属トレーや保冷剤を活用して急速に冷凍します。冷凍中に小さな気泡が入り食感が落ちる場合がありますが、味自体に変化はありません。保存期間は約2週間が目安です。雑菌が付きやすい食材でもあるので、清潔な調理器具を使い、ポリ手袋をして作業しましょう。
解凍する場合は、そのまま食べるなら冷蔵庫で半日掛けて戻します。加熱料理に使う時は半解凍や凍ったままでも問題ありません。また、気泡が入ったかまぼこは調味料が馴染みやすくなる利点があります。
【カニカマ】の冷凍方法・日持ち

使う分ごとにラップで小分けして保存袋に入れ冷凍します。保存期間は約1ヶ月が目安です。水分が多く冷凍すると若干パサつきが出る場合がありますが、解凍後はそのまま食べられます。スープや汁気のある料理に加えると食感が変わっていても気にならないでしょう。
解凍する時は食べる半日前に冷蔵庫に移して自然に戻すのが基本で、加熱して使う場合は電子レンジで温めてから料理に使用すると扱いやすくなります。
【はんぺん】の冷凍方法・日持ち
使いやすい大きさに切り分けてからラップで包み、保存袋に入れて冷凍するのが基本です。柔らかいので扱う時は力の入れ過ぎに注意し、上に物を重ねないでください。保存期間の目安は2週間程です。下ごしらえを兼ねて、アレンジレシピに使いやすい形にしてから冷凍しても良いでしょう。
解凍は調理方法に応じて使い分けるのが良く、揚げ物や焼き料理に使うなら冷蔵庫で時間を掛けて自然に戻してください。おでんや汁物などに加える場合は、半解凍や凍ったまま調理できます。
【さつま揚げ】の冷凍方法・日持ち
1つずつラップで包んでから保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。保存期間の目安は約1ヶ月です。また、袋のままではなく油抜きをしてから保存すれば、3ヶ月の保存が可能です。油抜きをすればカロリーが抑えられ、味がしみやすくなるメリットもあります。熱湯に入れて1~2分茹で、余分な油を落としてから粗熱を取り、冷ましてから保存してください。
解凍はそのまま食べる場合は冷蔵庫で半日程かけて自然に戻し、調理に使う場合は半解凍のまま、あるいは凍った状態で調理できます。比較的長い冷凍保存が可能ですが、1年程の長期保存は避けてください。
【ごぼう巻き】の冷凍方法・日持ち
ごぼう巻きは中のごぼうと外側の練り物の両方を意識して冷凍することが大切です。表面の水分を拭いてから1つずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫で約1ヶ月の保存が可能です。中のごぼうは冷凍で約1ヶ月保存が可能ですが、食感や色、風味が変化する場合があります。食感が変わっても体への影響は無く、冷蔵庫で自然解凍してそのまま食べられます。
食感や色、風味をできる限り残して食べたい場合は、半解凍や凍ったまま鍋やフライパンで調理する方法が良いでしょう。また、ごぼう巻きの練り物部分は油抜きをすれば3ヶ月の冷凍保存が可能です。しかし、中のごぼうの賞味期限が約1ヶ月と短いので、冷凍した場合の賞味期限はごぼうの1ヶ月に合わせてください。
冷凍保存した練り物の解凍方法・食べ方は?

冷凍した練り物は、解凍や調理の方法次第で食感や味わいが変わります。扱い方のコツを押さえれば風味を損なわず、美味しさの維持が可能です。冷凍保存した練り物の解凍方法と食べ方を紹介します。
冷凍した練り物は自然解凍orそのまま調理しよう
冷凍した練り物は、後で料理に加えたり温め直して食べたりできます。炒め物や煮物などに加える場合は、練り物が凍ったままでも調理可能です。冷蔵庫で時間を掛けて自然解凍すれば、冷たい食感やさっぱり感を活かしたサラダや和え物に使えます。
また、さつま揚げを解凍せずにオーブントースターで加熱すると、揚げ立てに近い風味や食感が楽しめます。ただし、焦げやすいので加熱時間には注意しましょう。
冷凍保存した練り物の活用レシピ3選!
冷凍した練り物は、そのままでも美味しく食べられますが、工夫次第でさらに料理の幅を広げられます。冷凍保存した練り物を、子供から大人まで美味しく食べられるレシピを紹介します。
①ちくわとブロッコリーのごま油和え

【材料】
・冷凍ちくわ:1本
・冷凍ブロッコリー:40g
・醤油:小さじ1/2
・鰹節:適量
・ごま油:小さじ1/2
ちくわとブロッコリーのごま油和えの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ちくわをスライスする
2.耐熱容器に冷凍ブロッコリーと冷凍ちくわを入れる
3.電子レンジで30秒~1分温める
4.電子レンジから取り出し、ごま油と醤油を和える
日々の食事の箸休めや、お弁当のおかずになる一品です。お弁当に入れる際は、弁当箱やカップの底に鰹節を敷いてから入れると汁漏れしません。鰹節の旨味も加わり、さらに美味しい味わいになります。
②簡単ポテトサラダ

【材料】
・じゃがいも:2個
・にんじん:1/2本
・水:野菜が浸る量
・塩:小さじ1
・冷凍インゲン:ひとつかみ
・冷凍カニカマ:3本
・ハム:4枚
・料理酒:ハムが浸る量
・わさび:適量
・マヨネーズ:適量
簡単ポテトサラダの作り方を紹介します。
【作り方】
1.じゃがいもは皮を剥いて小さめに切り、にんじんは薄切りにして縦に切る
2.鍋に水と塩を入れ、じゃがいも、にんじん、冷凍インゲンを加えて火にかける
3.野菜が柔らかくなるまで30分煮る
4.フライパンに細かく切ったハムを入れて炒め、料理酒を加え蓋をして蒸し焼きにする
5.蓋を開けて水気を飛ばし、火を止めたら冷凍カニカマを加える
6.野菜に火が通ったらザルで水分を切る
7.ボウルにカニカマを割いて入れ、野菜やハムを合わせる
8.マヨネーズとわさびを加え、箸でよく混ぜる
茹でて混ぜるだけの簡単レシピで、料理初心者でも美味しく作れます。マッシャーを使いませんが、じゃがいもを柔らかく煮ればクリーミーに仕上がります。
③簡単チゲ鍋

【材料】
・冷凍ウィンナー:3本
・冷凍ブロッコリー:5個
・冷凍ほうれん草:5g
・冷凍ご飯(麦1:白米1):1人分
・冷凍かまぼこ:2切
・乾燥野菜:5g
・麩:5個
・創味シャンタン:小さじ2
・麺つゆ:50cc
・しょうがチューブ:2cm
・にんにくチューブ:1cm
・コチュジャンチューブ:5cm
・豆板醤チューブ:3cm
・甜麺醤チューブ:3cm
・水:材料が浸るくらい
・一味:適量
・辣油:適量
・ごま:適量
・海苔:適量
簡単なチゲ鍋の作り方を紹介します。
【作り方】
1.土鍋に冷凍食材と調味料を全て加える
2.土鍋に蓋をし、中火で煮込む
3.煮えたら好みで海苔を加える
冷凍しておいた食材や乾物を土鍋で煮込むだけで完成するチゲ鍋です。冷凍食材は冷凍庫にある物なら何でも良く、冷凍庫内の余り物の処理として作っても良いでしょう。
練り物は冷凍保存できる!
練り物は冷凍保存を上手に活用すれば、日持ちを延ばしつつ食卓を彩る便利な食材になります。冷凍方法や解凍のポイントを押さえれば、練り物の味や食感を損ないません。冷凍庫に練り物をストックし、毎日の料理やお弁当作りに活かしましょう。