舞茸にカビが?白いふわふわ・粉は大丈夫?見分け方や食べたらどうなるかも紹介!

舞茸のカビの見分け方を知っていますか?今回は、舞茸の白い〈ふわふわ・粉・つぶつぶ〉はカビなのかや、〈黒・緑〉色のカビは大丈夫なのかも紹介します。舞茸のカビを食べたらどうなるかや、カビを生えさせない保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 舞茸にカビが生えた?白いふわふわの正体は?
  2. 舞茸の白いふわふわ「気中菌糸」は食べても大丈夫
  3. 舞茸のカビの見分け方は?見た目・臭いの特徴は?
  4. ①黒・緑・青色のカビが生えている
  5. ②カビ臭い・酸っぱい臭いがする
  6. ③水っぽい・ぬめりが出ている
  7. 舞茸にカビが生えた時の対処法は?食べたらどうなる?
  8. 舞茸にカビが生えたら基本的に食べずに廃棄しよう
  9. カビが生えた舞茸を食べたら食中毒を引き起こす危険性がある
  10. 舞茸を日持ちさせたい時は新鮮なものを選ぼう!
  11. 舞茸のカビを防ぐ正しい保存方法も紹介!

舞茸にカビが生えた?白いふわふわの正体は?

舞茸を購入した際に、白いふわふわとした綿のような物が付着している場合があります。見た目がカビに似ているため、不安に感じて捨ててしまうことも少なくありません。舞茸の白いふわふわの正体を紹介しますので、安心して扱うための参考にしてください。

舞茸の白いふわふわ「気中菌糸」は食べても大丈夫

舞茸の表面に現れる白いふわふわは気中菌糸と呼ばれ、舞茸自身の菌糸が成長の途中で変化した物です。生育中に空気へ伸びる過程で白い綿のように見えることがありますが、自然な変化でありカビではありません。

カサの裏側に見える白いつぶつぶは胞子を作るための管孔で、成長とともに発達する部分です。根元や表面に付く白い粉のような物は胞子の一部で、いずれも白いふわふわと同じく人体に害はなく、食べても問題ありません。

舞茸のカビの見分け方は?見た目・臭いの特徴は?

舞茸に見られる白いふわふわはカビではありませんが、実際にカビが発生することもあります。カビが生えた舞茸の色や臭いなどの特徴を説明しますので、参考にしてください。

①黒・緑・青色のカビが生えている

舞茸が傷んでくると、白いふわふわではなくカサや軸にカビが発生することがあります。舞茸に本来の色と異なる黒や緑、青色の斑点が見られる場合は、カビの胞子が繁殖している証拠です。水分が多い状態で保存するとカビが発生しやすく、湿気がこもるカサや根元、ヒダの間などに現れやすくなります。温度や湿度が高い環境では、増殖が早く進むため注意が必要です。

②カビ臭い・酸っぱい臭いがする

舞茸からカビ臭さや酸っぱい臭いがする場合は、見た目が正常でも内部で腐敗やカビが繁殖している可能性があります。新鮮な舞茸は土のような自然の香りがあり、刺激臭や酸味を帯びた臭いなど、異臭がしないか注意しましょう。臭いは傷み始めにも現れるため、見た目だけで判断するのは危険です。

③水っぽい・ぬめりが出ている

舞茸の表面が水っぽくなったりぬめりが出たりしている場合は、すでにカビや細菌による腐敗が進行しています。新鮮な舞茸は表面が乾いており触れると軽い弾力がありますが、湿り気を帯びた状態は劣化のサインです。冷蔵庫で長期間保存した際やパック内に水滴が溜まっている場合に起こりやすく、悪臭を伴うこともあります。

舞茸にカビが生えた時の対処法は?食べたらどうなる?

舞茸の見た目に変化がある場合はできるだけ早く状態を確認し、適切に対処しましょう。カビが生えた時の処理方法と、誤って食べてしまった場合に起こりうるリスクを紹介しますので、参考にしてください。

舞茸にカビが生えたら基本的に食べずに廃棄しよう

舞茸にカビが生えた場合、菌糸は目に見える部分だけでなく内部まで入り込むため、削り取るだけでは完全に除去できないおそれがあります。有害なカビを少量でも口にすると体調を崩す危険があるため、もったいないと感じても見つけた時点で処分するのが安心です。

カビが生えた舞茸を食べたら食中毒を引き起こす危険性がある

カビが生えた舞茸を摂取すると吐き気や腹痛、下痢などの症状が現れます。免疫力が低い子供や高齢者は重症化しやすいため注意が必要です。カビの中には、アフラトキシンなど人体に有害な毒素を作る種類があり、加熱しても分解されずに肝臓などに悪影響を及ぼすことがあります。体調に変化を感じた場合は速やかに医療機関へ相談しましょう。

舞茸を日持ちさせたい時は新鮮なものを選ぼう!

舞茸の鮮度は日持ちに大きく影響するため、購入時点で状態の良い物を見極めることが大切です。新鮮な舞茸はカサにツヤがあり、触れると適度な弾力があります。時間が経つと表面に水分がにじみ、色や香りが落ちて品質が低下するため、見た目や手触りで鮮度を確かめましょう。

【新鮮な舞茸の特徴】
・カサに厚みがあり、全体に張りがある
・色が深く、自然なツヤが見られる
・表面が乾いていて、水分が浮いていない
・軸が白く引き締まり、弾力を感じる
・株がまとまり、形が崩れていない

舞茸のカビを防ぐ正しい保存方法も紹介!

舞茸は保存方法によってカビが発生します。キノコ類は水分にふれることで傷みやすくなるため、水洗いしないのがポイントです。水分を拭き取った後にキッチンペーパーなどで包み、通気性を保てるよう密閉せずに冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。長期保存したい場合は小分けにして、保存袋に入れて冷凍保存すると旨味が凝縮されるのでおすすめです。

舞茸のカビ見分け方を知っておこう

舞茸に生える白いふわふわとした綿は、カビではなく気中菌糸というキノコの一部です。舞茸の白いふわふわは人体に害はないため気にせず食べるか、拭き取って調理してください。カビや腐敗の目安である黒や緑の変色、酸っぱい臭い、ぬめりなどを見極めて、安全に舞茸料理を楽しみましょう。

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