手作りプリンの日持ち・賞味期限!常温・冷蔵庫で何時間?保存方法も紹介!

手作りプリンの日持ち期間・賞味期限を知っていますか?常温で何時間持つのでしょうか?今回は、手作り・自家製プリンの日持ち期間や、正しい保存方法・長期保存させるコツを紹介します。手作りプリンが傷んで食べられない時の特徴も紹介しますので参考にしてください。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 平島さゆり
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創業約年の麹屋生まれ。学校・給食委託業務を経て病院管理栄養士13年(臨床・NST) 。...
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創業約100年の麹屋生まれ。学校・給食委託業務を経て病院管理栄養士13年(臨床・NST) 。食べていけないものはないをモットーに臨床データを病態毎に観察し完食してもらえる献立を探求。美味しい病院食が専門誌に。うんちを嗅ぎ下痢改善ほか学会発表。栄養指導1万人超。食の力、お米の素晴らしさを伝えるため20代から 173cmの体型維持、手作り麹と栄養学•陰陽五行で、リバウンドなしの食べるダイエットやセミナー実施。2022ミセス関西コレクション九州50’グランプリ等3受賞。時々オーガニックマルシェ出店。

目次

  1. 手作りプリンの日持ちはどれくらい?常温で何時間?
  2. 【前提】手作りプリンの日持ちは基本的に当日中
  3. 手作りプリンは常温で1時間未満
  4. ゼラチンで作ったプリンは冷凍で1ヶ月ほど日持ちする
  5. 手作りプリンを日持ちさせる保存方法・ポイントは?
  6. 手作りプリンの保存方法
  7. ポイント①足が早い食材を使わない
  8. ポイント②衛生管理を徹底する
  9. ポイント③完成したら素早く冷やす
  10. 手作りプリンを持ち運ぶ時のポイントは?
  11. 手作りプリンが傷んで食べられない時の特徴は?

手作りプリンの日持ちはどれくらい?常温で何時間?

プリンは柔らかい食感と濃厚な味わいが特徴であり、子供から大人まで幅広く人気があるデザートです。プリンは冷蔵庫にある材料だけで簡単に作れますが、手作りした場合はどのくらい日持ちするのでしょうか。今回は手作りプリンの賞味期限や日持ち期間、適切な保存方法について紹介します。

平島さゆり

管理栄養士

市販品より添加物が少なく、安心して食べられます。
甘さや硬さを自分好みに調整できるのが魅力です。
素材を変えて豆乳プリンや黒糖プリン、ココアプリン、抹茶プリンなど多彩なアレンジができて楽しいですね。

【前提】手作りプリンの日持ちは基本的に当日中

手作りプリンは作った当日〜2日以内に食べ切るのが基本です。冷蔵庫で保存する場合でも、必ず2〜3日以内に食べ切りましょう。作ってから4日目以降は品質が落ちている可能性が高いため、食べるのは避けてください。手作りプリンは市販品と違って保存料が使われていないので、保存方法を間違えると傷みやすく食中毒のリスクが高まります。

保存料とは細菌の増殖を抑えて、食品が腐ったり変色したりするのを防ぐ働きを持つ添加物です。市販のプリンは保存料が入っているため約1週間ほど日持ちしますが、手作りの場合は入れないことがほとんどなので、できるだけ早めに食べましょう。

手作りプリンは常温で1時間未満

手作りプリンは基本的に常温保存できませんが、もし常温で放置してしまった場合でも、涼しい場所に1時間未満であれば食べられる可能性があります。ただし、暑い季節や日光が当たる場所はすぐに傷むので、あくまで寒い時期や冷房の効いた場所に限ります。卵や牛乳を使うプリンはたんぱく質が多く細菌が増殖しやすいので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

平島さゆり

管理栄養士

75℃以上で加熱し、卵液の中心まで火を通すことで雑菌を抑えることができます。熱いまま冷蔵庫に入れると結露・菌繁殖の原因になります。ラップをして密閉し、冷蔵庫は5℃以下での保存がおすすめです!

ゼラチンで作ったプリンは冷凍で1ヶ月ほど日持ちする

基本的に傷みやすく日持ちしないプリンですが、冷凍庫で保存すると賞味期限が約1ヶ月ほど長くなります。ただし、冷凍保存はゼラチンや寒天で固めたプリンに限り可能です。卵の多い濃厚プリンや焼きプリンを冷凍すると、解凍した時にプリンに含まれる水分が抜けてしまい、スポンジのように乾燥した食感になるので避けましょう。

冷凍したプリンは、冷凍庫から取り出してそのまま食べると、シャーベット状の食感が楽しめます。柔らかい状態で食べたい場合には、冷蔵庫に入れたり室温に戻したりするなどして、自然解凍してください。

平島さゆり

管理栄養士

凍ったプリンをすぐに食べたい時、プリンの表面にお砂糖を乗せてバーナーで焦がすとブリュレみたいにして食べられますよ!冷たいとあったかいのコラボが楽しめます!

手作りプリンを日持ちさせる保存方法・ポイントは?

手作りプリンを保管する時に誤った保存をしてしまうと、すぐに傷んで食べられない状態になります。市販品と比べて日持ちしない手作りプリンは、どのような保存方法が適しているのでしょうか。手作りプリンをできるだけ長持ちさせる方法や、管理する時の注意点やポイントについて紹介します。

手作りプリンの保存方法

手作りプリンは粗熱を取ったらすぐに冷蔵庫か冷凍庫に入れてください。冷蔵庫に入れる場合には、冷蔵室や野菜室に入れましょう。チルド室はプリンが凍って食感が悪くなるので不向きです。また、プリンに含まれる卵は周りの匂いを吸収しやすいので、保管する時には保存袋に入れて匂いの強い食材の近くに置くのは避けてください。

【手作りプリンの保存方法】
1.プリンが完成したら粗熱を取る
2.空気に触れないようにラップをかける
3.保存袋や保存容器に入れてさらに密閉する
4.すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存する

平島さゆり

管理栄養士

プリンは全卵1:牛乳など2〜3で固まります。甘みは好みで入れたり、カラメルソースだけにしたり、少なめにして生クリームをつけたり調整してもいいですね!

ポイント①足が早い食材を使わない

手作りプリンを長く日持ちさせるには、クリームや果物などの傷みやすく足が早い食材は避けてください。特に果物や生クリーム、牛乳などの賞味期限が短い材料を使ったプリンは、冷蔵保存しても賞味期限が1〜2日と短く、日持ちしません。

ポイント②衛生管理を徹底する

プリンは卵や牛乳など菌が増殖しやすい材料を含むので、調理器具や容器を清潔に保つ必要があります。使い捨てのプラスチック容器は扱いやすいですが耐熱性がないことも多いので、密閉性の高い耐熱ガラス瓶を使うのが良いでしょう。使う前に煮沸消毒をして殺菌することで衛生的に使えます。

ただし、ガラスは冷凍庫に入れると室温に戻した時に破裂する可能性があるので、ガラス瓶を使う時は必ず冷蔵庫で保管してください。

ポイント③完成したら素早く冷やす

手作りプリンを常温で放置すると細菌が増殖して傷みやすいので、粗熱を取ったらすぐに冷やしてください。常温で放置しておくとすぐに傷んでしまい、食べた時に嘔吐や下痢など食中毒の症状を引き起こす可能性があります。できるだけ長く日持ちさせるためにも、冷蔵庫などで冷やして適切な温度で保存しましょう。

手作りプリンを持ち運ぶ時のポイントは?

手作りプリンを持ち出す時は、傷むのを防ぐために必ず冷やした状態で運ぶ必要があります。特に真夏の暑い日に、長時間常温で運ぶのは避けましょう。冷蔵庫から取り出したら、食べる直前まで冷やし続けるなど、常温に置く時間をできるだけ減らすための工夫が必要です。

【手作りプリンを持ち運ぶ時のポイント】
・保冷材や保冷バッグに入れて冷やした状態で運ぶ
・空気に触れないようにラップなどで密閉する
・運び終わったらすぐに冷蔵庫に入れる

手作りプリンが傷んで食べられない時の特徴は?

手作りプリンが傷んだ時の特徴として、見た目や匂い、味に変化が見られます。賞味期限が切れていたり常温で放置したりしている場合は、まず食べる前に見た目や匂いを確認してください。傷んだ手作りプリンを食べてしまうと、食中毒のリスクが高まるので食べずに捨てましょう。

【手作りプリンが傷んだ時の特徴】
・カビが生えている
・水分が浮いて分離している
・糸を引いている
・酸っぱい匂いがする
・食べると酸味や苦味がある

手作りプリンの日持ち期間・賞味期限に注意しよう

手作りプリンは市販品と違って保存料が含まれていないので、賞味期限が当日中と短いのが特徴です。常温で放置するとカビが生えたり細菌が増殖したりと、食中毒のリスクが高まるため日持ちできません。手作りプリンを長く日持ちさせるためには、必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存してできるだけ早めに食べ切りましょう。

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