手作りケーキの日持ちは?生クリームは短い?種類別の賞味期限・保存方法を紹介!

手作りケーキの日持ち・賞味期限を知っていますか?冷蔵庫で日持ちするのでしょうか?今回は、〈ショートケーキ・チーズケーキ・ガトーショコラ〉など種類別に手作りケーキの日持ち期間を紹介します。手作りケーキが腐るとどうなるかや、日持ちさせる保存方法も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 手作りケーキの日持ち・賞味期限はどれくらい?
  2. 手作りケーキの日持ちは種類による
  3. 【種類別】手作りケーキの日持ち・賞味期限
  4. ①ショートケーキ:約1~2日
  5. ②チーズケーキ:約2~5日
  6. ③ガトーショコラ:約4~5日
  7. ④タルト:約1~4日
  8. ⑤パウンドケーキ:約3~7日
  9. ⑥チョコケーキ:約2~3日
  10. ⑦シフォンケーキ:約3~5日
  11. 手作りケーキが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?
  12. 手作りケーキを日持ちさせる保存方法・ポイントは?
  13. 手作りケーキを日持ちさせる保存方法
  14. ポイント①保存する際は乾燥と匂い移りを防ぐ
  15. ポイント②常温保存は焼き菓子系のみOK
  16. ポイント③長期間日持ちさせたい場合は冷凍保存する

手作りケーキの日持ち・賞味期限はどれくらい?

手作りケーキは、保存料や酸化防止剤が使用されていない分、市販のケーキよりも賞味期限が短くなります。保存方法やケーキによって日持ち期間はどのくらい違うのかを紹介します。

手作りケーキの日持ちは種類による

系統 種類例 日持ち(冷蔵) 日持ち(冷凍)
生クリーム・フルーツ系 ショートケーキ、シュークリーム 1、2日 2週間
チョコレート・チーズ系 レアチーズケーキ、ティラミス 3、4日 2~4週間
焼き菓子系 ガトーショコラ、ベイクドチーズケーキ 4、5日 3~4週間

ケーキのスポンジは2、3日ほど日持ちしますが、ホイップクリームを乗せたショートケーキは1、2日しか保ちません。特に生クリームやフルーツを使用した手作りケーキは、傷みやすい傾向があります。

一方、賞味期限が長いケーキは焼き菓子系です。日持ち期間を延ばしたい時は、常温保存を避け、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存をしてください。ケーキごとの具体的な賞味期限は、次の章で解説します。

【種類別】手作りケーキの日持ち・賞味期限

手作りケーキの日持ちや賞味期限はケーキの種類によって異なります。使用している材料によって、保存温度や賞味期限が異なり、それぞれどのくらい日持ちするのか紹介しましょう。

①ショートケーキ:約1~2日

市販の生クリームには保存料が入っておらず、傷みやすいので注意が必要です。特にショートケーキでよく使われるイチゴは傷みやすく、当日中に食べ切る必要があります。食べ切れない場合は、フルーツをとって冷凍保存すると、日持ちが長くなります。

②チーズケーキ:約2~5日

チーズケーキの常温保存は避けてください。手作りケーキには乳製品や卵が含まれており、常温で保存すると細菌の増加につながります。特に、生クリームやチーズの使用量が多いケーキや加熱が少ないケーキは、日持ち期間が短くなります。

③ガトーショコラ:約4~5日

焼き時間が長いガトーショコラですが、材料に生クリームを使用している場合が多く、常温保存は乾燥や細菌が繁殖する原因になるため避けてください。粗熱を取らないままガトーショコラをラップに包むと、熱がこもって賞味期限が短くなります。焼き上がり後、冷めてからラップに包み冷蔵保存しましょう。

④タルト:約1~4日

タルトは使用する具材の種類によって賞味期限が異なります。生クリームを使用したタルトは翌日、カスタードが詰まっているタルトは2日、フルーツを使用したタルトは3日、アーモンドクリームを使用しかつトッピングがないタルトは4日です。ただし、イチゴなど傷みやすいフルーツを使用したタルトは賞味期限が短くなります。

タルト生地は薄く焼くと湿気を含みづらく風味も損なわないため、冷蔵庫で1週間保存ができます。

⑤パウンドケーキ:約3~7日

パウンドケーキは手作りケーキの中でも常温保存ができるケーキです。常温、冷蔵庫での保存どちらでも賞味期限は1週間程度です。しかし、生のフルーツを使用しているパウンドケーキは、傷みやすいので3、4日以内に食べてください。特に気温が高い夏は、常温での保存を避けましょう。ラップで密閉をして、冷蔵庫や冷凍庫で保存してください。

⑥チョコケーキ:約2~3日

生クリームを多く使用したチョコケーキはあまり日持ちしません。特に生チョコ系のケーキは生クリームを多く使っているので、賞味期限が約2〜3日と短い傾向にあります。常温で保存はできず、冷蔵庫保存が必須です。トッピングに生のフルーツやクリームを使用している場合は、傷みやすいので早めに食べ切りましょう。

⑦シフォンケーキ:約3~5日

シフォンケーキは常温保存もできますが、当日中に食べ切ってください。夏や梅雨の時期はカビの発生確率が高いため、常温での保存は避けてください。冷蔵庫で保存をすれば、賞味期限は約3〜5日に延びますが、水分が抜けてシフォンケーキの食感は損なわれてしまいます。冷蔵庫保存する場合は、乾燥しないようラップで密閉をし、水分が抜け切る前に食べましょう。

手作りケーキが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?

賞味期限が切れたケーキは味が悪くなったり異臭がするだけでなく、見えないところでカビや雑菌が繁殖しています。食べると腹痛や嘔吐、下痢などの症状が現れて危険です。手作りケーキの賞味期限は作った日からカウントします。作ったケーキを捨てるのはもったいないと感じるかもしれませんが、違和感があれば健康を害さないためにも捨てましょう。

【腐ったケーキの特徴】
・カビが発生している
・異臭がする
・クリームが変色している
・触るとスポンジが硬い
・触るとベタつく

手作りケーキを日持ちさせる保存方法・ポイントは?

手作りケーキは保存料が使われていないので、賞味期限が短く適切な保存が大切です。手作りケーキの日持ちを長くするための保存方法とポイントを紹介します。

手作りケーキを日持ちさせる保存方法

ホールタイプのケーキはカットしてラップに包むと密閉でき、味や水分量の変化を防げます。ホールケーキをそのまま保存したい場合は、上にボールをかぶせて蓋として活用すると形が崩れません。粗熱を取らないまま保存すると湿気が発生し、味が落ちてしまいます。キッチンカウンターの棚などでの保存が好ましいですが、オーブンやコンロの近くは避けましょう。

【手作りケーキの保存方法】
1.焼き上がったケーキを冷ます
2.ホールタイプは切り分ける
3.1つずつラップで密閉する
4.密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する


【手作りケーキの保存の注意点】
・完全に冷めてから保存する
・空気に触れないよう密閉する
・直射日光が当たる場所や高温多湿な環境は避ける

ポイント①保存する際は乾燥と匂い移りを防ぐ

冷蔵庫の中は乾燥しやすく、水分が少なくなると食感や味が悪くなります。空気中の酸素は、手作りケーキが酸化して風味や色が変わる原因です。特にナッツやチョコレートを使用したケーキは酸化によって苦味が出たり、香ばしさが失われたりします。スポンジケーキは匂い移りしやすいので注意が必要です。乾燥と匂い移りを防ぐためにも、しっかりと密閉しましょう。

ポイント②常温保存は焼き菓子系のみOK

基本的に手作りケーキは常温保存できません。特に生クリームやフルーツを使った手作りケーキは冷蔵庫で保存してください。しかし、パウンドケーキやシフォンケーキのような焼き菓子は常温でも保存ができます。夏や湿度が高い梅雨の時期は、腐りやすいため冷蔵庫で保存しましょう。

ポイント③長期間日持ちさせたい場合は冷凍保存する

手作りケーキを冷凍保存すると、長期間日持ちしますが、冷凍に向いていないケーキもあります。生のフルーツを使ったケーキは、解凍した時にフルーツから水分が出て風味や味が損なわれるため向いていません。解凍は、冷蔵庫で一晩ゆっくりと時間をかけてください。

【冷凍に向いているケーキ】
・スポンジケーキ
・ベイクドケーキ
・パウンドケーキ
・フルーツ無しのロールケーキ
・シュークリーム


【冷凍に向いていないケーキ】
・生のフルーツを使ったケーキ

手作りケーキの日持ち・賞味期限に注意しよう

手作りケーキに生クリームやフルーツを使用している場合は、冷蔵庫保存でも日持ちが短く、冷凍保存にも向いていません。一方、焼き菓子やシンプルな材料で作られた手作りケーキは冷凍保存もでき、日持ち期間も長い傾向にあります。作ったケーキを上手に保存して、美味しく食べ切りましょう。

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