ヨーグルトの冷凍での保存方法・日持ちは?パックのまま?解凍時に分離しないためには?

ヨーグルトは冷凍保存できるか知っていますか?パックのままでも良いのでしょうか?今回は、ヨーグルトの冷凍での保存方法や賞味期限・日持ちを、解凍方法・食べ方とともに紹介します。ヨーグルトを冷凍した場合の乳酸菌などの栄養への影響も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 余ったヨーグルトは冷凍できる?賞味期限・日持ちや栄養は?
  2. ヨーグルトは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
  3. ヨーグルトを冷凍すると乳酸菌・ビフィズス菌が減少することがある
  4. ヨーグルトの冷凍保存方法は?パックのままOK?
  5. 【大きめのパック】ヨーグルトの冷凍保存方法
  6. 【小さめのパック】ヨーグルトの冷凍保存方法
  7. 手作り・自家製のヨーグルトの冷凍はおすすめしない
  8. 冷凍したヨーグルトの解凍方法・食べ方は?
  9. 冷凍ヨーグルトは自然解凍して食べよう
  10. 冷凍ヨーグルトが分離しても食べられる
  11. 冷凍保存したヨーグルトのアレンジレシピ3選!
  12. ①フローズンヨーグルトアイス
  13. ②いちごと豆乳のスムージー
  14. ③レアチーズケーキ

余ったヨーグルトは冷凍できる?賞味期限・日持ちや栄養は?

朝食やおやつの定番であるヨーグルトは、乳製品のため賞味期限が長くありません。一方、体に良い栄養がたくさん詰まっているヨーグルトを長期保存させる方法があります。余ったヨーグルトを長持ちさせる方法や、賞味期限や栄養素についても紹介します。

ヨーグルトは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!

通常ヨーグルトの賞味期限は、未開封で1週間、開封後は1〜2日程度です。何日かに分けて食べたい場合に賞味期限が短いですが、凍らせると保存期間が1ヶ月に延びます。水切りしたギリシャヨーグルトやカスピ海ヨーグルトも冷凍保存可能です。

自家製ヨーグルトを作るためのタネは冷凍しても大丈夫ですが、解凍後は乳酸菌の力が弱まってしまうため再冷凍はできません。

ヨーグルトを冷凍すると乳酸菌・ビフィズス菌が減少することがある

ヨーグルトに入っている乳酸菌は0℃以下で活動が停止するものの、体内に取り込まれれば通常通り腸内で善玉菌を増やす役割を担います。仮に乳酸菌が死んでしまっても他の乳酸菌の栄養になるため、健康効果は変わりません。

ヨーグルトの冷凍保存方法は?パックのままOK?

ヨーグルトを冷凍する場合は、大きめのパックか小さめのパックかで保存方法が異なります。誤った方法で冷凍すると解凍した時にまずくなってしまい、美味しく食べられません。ヨーグルトを冷凍保存する時のコツを紹介します。

【大きめのパック】ヨーグルトの冷凍保存方法

無糖のヨーグルトをそのまま冷凍すると、解凍した時に分離してしまうため砂糖を加えましょう。砂糖の代わりに、はちみつやジャム、練乳なども使えます。甘味料が入っているタイプはそのまま冷凍保存して問題ありません。

【大きめのパックに入ったヨーグルトの冷凍方法】

1.100gのプレーンヨーグルトに対して砂糖大さじ1を加え、混ぜる

2.蓋付きの容器や密閉できる冷凍用保存袋に入れる

3.金属バットの上にのせて冷凍する

【小さめのパック】ヨーグルトの冷凍保存方法

市販の食べ切りサイズのヨーグルトはそのまま凍らせて構いません。フルーツ入りやアロエ入りのヨーグルトは、凍らせるとお手軽デザートになります。小さな木のスプーンや割り箸などを蓋の上からそのまま刺して冷凍すると、大きなアイスバーとして楽しめます。

手作り・自家製のヨーグルトの冷凍はおすすめしない

自家製のヨーグルトは、タネ用としてのみ冷凍保存が可能です。タネ用ヨーグルトも市販のヨーグルト同様、冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月保存できます。手作りのヨーグルトは解凍した時に、液体と個体が分離して食感や風味が落ちるため、美味しく食べられません。

冷凍したヨーグルトの解凍方法・食べ方は?

一晩ヨーグルトを冷凍保存するとカチカチになります。凍ったヨーグルトは、上手に解凍しないと食感や風味が悪くなったり、栄養素が失われたりして美味しく食べられません。冷凍保存したヨーグルトを美味しく食べるための解凍方法を紹介します。

冷凍ヨーグルトは自然解凍して食べよう

冷凍保存した市販のヨーグルトは、冷蔵庫で半日解凍すれば、少しゆるくなりますが分離もせずそのまま食べられます。自家製のヨーグルトは解凍すると水分と固体が分離しますが、混ぜ合わせてタネとして使用してください。電子レンジで解凍すると温度上昇により菌が死んでしまうため、使わないでください。

冷凍ヨーグルトが分離しても食べられる

冷凍保存したヨーグルトは、解凍した時に水分が分離している場合がありますが、そのまま食べても体に問題はありません。しかし、冷凍したヨーグルトはタンパク質が分解されて水分が大量に出てくるため、元々のヨーグルトのなめらかさは失われます。食感や風味を損なわないためにも冷凍する時に砂糖を加えましょう。

冷凍保存したヨーグルトのアレンジレシピ3選!

冷凍すると1ヶ月保存が可能なヨーグルトは、アイスやスイーツなどのデザートにアレンジが可能です。ストックしておくと甘い物が食べたい時に便利な、冷凍ヨーグルトを使ったアレンジレシピを3つ紹介します。

①フローズンヨーグルトアイス

【材料】
・プレーンヨーグルト:200g
・生クリーム:100g
・砂糖:大さじ4


材料3つだけでできる簡単なフローズンヨーグルトアイスを紹介します。

【作り方】
1.ボールに生クリームと砂糖大さじ2を加えて、泡立て器でツノが立つまで混ぜる
2.ヨーグルトに砂糖大さじ2を加えて、1と混ぜ合わせる
3.深さのあるバットなどに2を移して、一晩冷凍庫で凍らせる
4.翌日スプーンなどで取り出して完成


取り出したアイスにお好みでジャムやフルーツを添えると、リッチなデザートになります。1ヶ月冷凍保存が可能なので、多めに作っておくと、好きな時に食べられます。

②いちごと豆乳のスムージー

【材料】
・冷凍ヨーグルト:200g
・豆乳:100mL
・いちご:7〜8粒
・はちみつ:適量
・氷:適量


さっぱりした味わいのいちごと豆乳スムージーを紹介します。

【作り方】
1.いちごのヘタを取り、ミキサーに入れる
2.加糖済みの冷凍ヨーグルトをそのままミキサーに加える
3.豆乳も加えてミキサーのスイッチを入れる
4.ある程度混ざったらはちみつも加え、さらに混ぜて完成


冷凍したヨーグルトを加えているので十分冷たいですが、足りない場合はお好みで氷を加えてください。いちごとはちみつの代わりに、いちごジャムを使ったアレンジも可能です。

③レアチーズケーキ

【材料】
・冷凍ヨーグルト:400g
・ビスケット:60g
・溶かしバター:25g
・砂糖:20g
・生クリーム:200mL
・マシュマロ:80g
・レモン汁:大さじ1


冷凍ヨーグルトを使った混ぜるだけで簡単なレアチーズケーキを紹介します。

【作り方】
1.ザルにキッチンペーパーをセットし、冷凍ヨーグルトを入れて、ボールの上にセット。冷蔵庫で解凍、水切りをする
2.ケーキの型にラップを敷き、クッキングシートを敷く
3.ビスケットをポリ袋に入れて細かくなるよう叩く
4.3に溶かしバターを加えて揉み合わせ、型に敷き詰めて冷蔵庫に入れておく
5.1の水切りヨーグルトをボールに移し、砂糖を加えなめらかになるまで混ぜる
6.ボールに生クリームを少しずつ加え混ぜる
7.別の耐熱皿にマシュマロを入れ、電子レンジで様子を見ながら600Wで2分30秒加熱する
8.ヨーグルトのボウルにマシュマロを少しずつ加え、混ぜる
9.レモン汁も加えて混ぜる
10.ケーキの型に9を入れて、冷蔵庫で3時間冷やす


ブルーベリーソースをかけると甘みが加わり味変になります。大きめのパック1つ分使っており、パーティーなどのデザートに合ったレシピです。

ヨーグルトの冷凍保存方法を知ろう

賞味期限が短いヨーグルトですが、冷凍保存すれば1ヶ月日持ちします。プレーンのヨーグルトは水分と固形物が分離してしまい食感が悪くなるので、砂糖を加えることがポイントです。さまざまなスイーツにアレンジできるヨーグルトを冷凍保存して美味しく食べましょう。

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