焼き芋の保存方法!冷蔵庫・冷凍・常温別に日持ちや温め直し方も紹介!
焼き芋の保存方法を知っていますか?冷蔵庫で何日ほど日持ちするのでしょうか?今回は、焼き芋の保存方法を〈常温・冷蔵・冷凍〉に分けて、保存期間や美味しい温め直し方とともに紹介します。食べかけやスーパーで買ってきた焼き芋の保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
焼き芋の保存方法は?冷凍できる?

スーパーで買ってきた焼き芋は一度に食べ切れないことも多く、余った分の保存方法に迷う人も少なくありません。常温に置くほか、冷蔵庫や冷凍庫を使う保存方法のメリットを解説します。
焼き芋の保存方法は冷蔵・冷凍がおすすめ!
保存方法 | 日持ち期間 | メリット |
常温 | 当日中 | 手間がかからない |
冷蔵 | 3~4日 | 成分の変化で健康効果が期待できる |
冷凍 | 1ヶ月 | 成分の変化で健康効果が期待できる 長期保存できる |
焼き芋は保存方法によって日持ちが変わり、より長持ちさせたい場合は冷凍保存が最適です。また、焼き芋を冷やすと、栄養面でもメリットがあります。焼き芋のデンプンの一部は冷やすことでレジスタントスターチに変化します。
レジスタントスターチは食物繊維のような働きをし、血糖値の急上昇を抑えたり、腸内環境を整える効果が期待できるのが特徴です。また、冷やすと甘味が凝縮されるため、甘くなるように感じられ、軽食やおやつとして楽しむのに向いています。
焼き芋を【常温】保存する方法・日持ちは?
焼き芋を常温で置いておく場合は、保存の仕方や環境で状態が変わります。常温保存における注意点や扱い方を解説しますので、参考にしてください。
焼き芋の常温保存はなるべく避けよう

焼き芋は常温環境で傷みやすく、夏は数時間、冬でも翌日には風味や食感が損なわれます。1本ずつ新聞紙で包む保存方法は表面の乾燥を防げますが、長期保存には適していません。特にカットや食べかけの焼き芋は断面が空気に触れることで劣化が早まり、品質が落ちやすいため、常温保存に向きません。
常温保存した焼き芋は当日中に食べ切ろう
常温に置いた焼き芋は時間の経過ともに硬さが増して、風味も損なわれます。放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒の危険性も高まるため、当日中に食べ切りましょう。翌日以降に持ち越す場合は、冷蔵庫や冷凍庫の保存に切り替えてください。
焼き芋を【冷蔵庫】で保存する方法は?何日持つ?
焼き芋を冷蔵庫に移すときは、保存方法によって味が変わります。保存の注意点を意識して、余った分も最後まで美味しく味わいましょう。
焼き芋を冷蔵保存する方法
焼き芋を冷蔵庫で保存する際は、余分な水分を拭き取り、ラップで包んで乾燥を防ぎましょう。保存袋や容器に入れて密閉すると、ほかの食品の匂い移りも防げます。なお、食べかけや半分にカットした物も、同じ保存方法で大丈夫です。
【焼き芋を冷蔵で保存する手順】
1.焼き芋の表面についた水分をキッチンペーパーで拭き取る
2.1本ずつラップで包み、空気が入らないよう密閉する
3.保存容器やジッパーバッグに入れて冷蔵庫の野菜室に置く
冷蔵保存した焼き芋の保存期間
冷蔵庫で保存した焼き芋は、3〜4日以内に食べ切りましょう。長く保存すると風味や食感が落ちるだけでなく、傷みの原因になります。食べかけや半分にカットした物は劣化が早いため、正しい保存方法で管理し、短期間で食べ切るよう心がけましょう。
冷蔵保存した焼き芋を美味しく食べる方法・温め直し方は?

冷蔵庫に保存した焼き芋は、そのまま食べるだけでなく温め直して味わう方法もあります。加熱の仕方によって仕上がりに違いが出るため、好みに合わせて選びましょう。
①電子レンジ
冷蔵した焼き芋を電子レンジで温め直すと、ラップをかければなめらかな舌ざわりに、外せば軽やかな口当たりに仕上がります。加熱しすぎると硬くなるため、短い時間で様子を見ながら調整しましょう。電子レンジは温め直しに気軽に使え、忙しいときでも短時間で美味しさを取り戻せます。
【電子レンジの温め直し手順】
1.焼き芋を耐熱皿に置く
2.水分、柔らかさを保ちたい場合は、ラップを密閉せずに軽く覆う
3.600Wで2分を目安に加熱する
4.足りない場合は30秒ずつ追加しながら温める
②トースター・オーブン

焼き芋をトースターやオーブンで温め直すと、表面は香ばしく、中は軽やかな口当たりに仕上がります。焦げ付き防止のため、濡れたキッチンペーパーとアルミホイルで包みましょう。電子レンジより時間はかかりますが、焼き立てに近い味わいが再現できます。
【トースター・オーブンで温め直す手順】
1.濡れたキッチンペーパー、アルミホイルの順で焼き芋を包む
2.トースターまたはオーブンで6分加熱
3.香ばしさを出したい場合は、包みを外して追加で2分焼く
③そのまま食べても美味しい
冷蔵保存した焼き芋は、冷たいまま食べると甘さが際立ち、デザート感覚で味わえるヘルシーなおやつになります。温めた場合とは異なる食感が楽しめ、なめらかな舌ざわりを堪能できるのも特徴です。
焼き芋を【冷凍】保存する方法は?

焼き芋は冷凍すると、ほかの保存方法よりも長く楽しめます。余った焼き芋を無駄にせず美味しく味わうために、保存方法や期間を守りましょう。
焼き芋を冷凍保存する方法
焼き芋を冷まして粗熱を取り、皮付きのまま1本または半分にカットしてラップで包みます。その後、ジッパーバッグや保存容器に入れて空気をしっかり抜き、平らにした状態で冷凍庫に入れると、保存後も美味しさを保ちやすくなります。
コロッケやスイートポテトなどの調理やお菓子作りに使いたい場合は、皮をむいて潰し、保存袋に平らに伸ばしてから冷凍すると必要な分だけ折って取り出せて便利です。
冷凍した焼き芋の保存期間
冷凍した焼き芋の保存期間は1ヶ月ほどが目安です。長く保存できる一方で、風味や食感は少しずつ劣化します。なめらかな舌ざわりや甘みを楽しむために、保存袋に日付を記入し、できるだけ早めに食べ切りましょう。
冷凍した焼き芋の解凍方法・食べ方
常温に置くと5分ほどで半解凍になり、スプーンですくいアイスのような感覚で味わえます。時間を置けば全体が柔らかくなり、なめらかな口当たりに変化します。オーブンやトースターで温めるときはアルミホイルに包み、180℃に予熱した状態で15分ほど加熱しましょう。余熱で火を通すと香ばしさと柔らかさが戻ります。
電子レンジを使う場合はラップを外し、凍ったまま600Wで2〜3分加熱してください。仕上げにトースターで表面を焼けば、皮が香ばしくなり風味が増します。
焼き芋の保存方法を知っておこう
焼き芋は保存方法によって日持ちが変わり、冷凍すれば長く楽しめるでしょう。また、冷蔵や冷凍するとレジスタントスターチが作られて、腸内環境の改善など健康面での利点も期待できます。さらに、冷やして食べると甘く感じられることが多く、デザート感覚で楽しめるのが特徴です。シーンに合わせた適切な保存方法を知り、焼き芋を美味しく味わいましょう。