トマト缶の開封後の保存は?冷凍・冷蔵どっち?日持ちや余った時の活用レシピも紹介!
トマト缶の開封後の保存方法を知っていますか?今回は、余ったトマト缶の保存方法を〈冷蔵・冷凍〉別に、解凍方法や日持ち・賞味期限とともに紹介します。また、保存後の活用方法や、残りのトマト缶の活用レシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
トマト缶が余ったら?開封後の保存方法は?

トマト缶は未開封であれば数年間保存がききますが、一度開封して使い切らなかった場合、すぐに傷んでしまいます。適切な保存方法を知り、トマト缶が余ったら残りを無駄なく使い切りましょう。
2〜3日で使い切るなら冷蔵保存がおすすめ
トマト缶の余りを数日内に使う場合の保存方法は、風味の劣化が少なく、手間のかからない冷蔵庫が適しています。ただし、使いかけの缶に入った状態のまま冷蔵庫に入れてしまうと劣化しやすいため、適切な保存方法を知ることが大切です。
長期保存したいなら冷凍保存しよう
トマト缶の余りを長く保たせたい場合に適した保存方法は冷凍で、1ヶ月ほど日持ちします。半分や少量の残りでも小分けにして冷凍しておけば、必要な分だけ取り出して使えます。トマト缶が余って2~3日以内に使わない場合は、鮮度が良いうちに早めに小分けにして冷凍すると良いでしょう。
余ったトマト缶の冷蔵保存する方法・日持ちは?そのままOK?
トマト缶を開封したあとに余ったら、残りをどのように冷蔵保存するか迷う人は多いでしょう。保存方法を誤ると、せっかくの風味が損なわれることもあります。冷蔵での適切な扱い方と日持ちの目安を紹介しましょう。
トマト缶を缶のまま保存するのは非推奨
トマトの酸で缶の内側が劣化すると、風味を損ねてしまいます。トマト缶が半分以上残っていても、食材の臭い移りやサビを防ぐために、開封後はタッパーやガラスの容器に入れ替えて密閉しましょう。
トマト缶の冷蔵保存方法・日持ち
冷蔵保存の目安は2〜3日程度です。時間が経つと酸化が進むため、なるべく早めに使い切ってください。適切な容器がない場合は、ジップロックなどの保存袋で代用し、空気が入らないように保存しましょう。
【トマト缶を冷蔵する場合の保存方法】
1.トマト缶の余りを別容器に移す
2.表面を平らにし、ラップで覆って蓋を閉める
3.容器に開封日を書いて冷蔵庫に入れる
余ったトマト缶の冷凍保存する方法・日持ちは?
トマト缶の余りを2~3日以内で使い切れない場合は、冷凍保存も可能です。正しく冷凍保存すれば、風味や鮮度も劣化しにくく、あと一品ほしい時に重宝します。トマト缶の余りの冷凍保存方法や解凍の仕方を紹介しますので、半分余った時などに試してください。
トマト缶の冷凍保存方法・日持ち
トマト缶が余ったら、冷凍保存で1ヶ月ほど保存が可能です。開封後すぐに小分けして保存すれば、使う分だけ取り出しやすく便利になります。さらに、平らにしておくことで冷凍時間も短縮できます。
【トマト缶を冷凍する場合の保存方法】
1.余ったトマト缶の中身を小分けにして保存袋に入れる
2.空気を抜き、平らにして冷凍庫で保存する
冷凍したトマト缶の解凍方法・使い方
冷凍したトマト缶を使う時は、冷蔵庫に移すか、電子レンジを使って解凍する方法があります。電子レンジの場合は短時間で解凍できますが、加熱しすぎに注意しましょう。時間に余裕がある場合は、冷蔵庫で自然解凍した方が味や食感が損なわれにくいのでおすすめです。
【冷凍したトマト缶の解凍方法と使い方】
1.冷凍したトマト缶の余りを使う分だけ取り出す
2.冷蔵庫に移して解凍する
3.加熱料理に使う場合は、そのまま入れる
余ったトマト缶の活用レシピ3選も紹介!
冷凍したトマト缶は、凍ったまま使えて便利です。時間がない時でもそのまま鍋に入れて煮込めば、時短しながらコクのある仕上がりになります。どれも手が込んでいるように見えますが、家によくある調味料で簡単に調理できるので、参考にして作ってください。
①ビーフストロガノフ

【材料】
・牛肉薄切り:200g
・塩コショウ:少々
・玉ねぎ:1/2個
・しめじ:1パック
・バター:30g
・トマト缶:100g
・ケチャップ:大さじ4
・ウスターソース:大さじ2
・砂糖:大さじ1/2
・水:100ml
ビーフストロガノフの作り方を紹介します。
【作り方】
1.牛肉に塩コショウを振り、一口に切る
2.玉ねぎは薄切り、しめじは石づきを取って小房に分ける
3.鍋を弱火で熱し、バターを入れて玉ねぎを炒める
4.玉ねぎが透明になったら牛肉としめじを加え、中火で炒める
5.鍋にトマト缶、ケチャップ、ウスターソース、砂糖、水を加え、10分煮込む
6.とろみが出たら、皿に盛って完成
フォンドヴォーがなくても、トマト缶やケチャップなど家によくある材料で簡単に作れます。お好みでパセリをかけたり、生クリームやサワークリームを添えたりしてもおしゃれに仕上がります。
②ミネストローネ

【材料】
・ベーコン:2枚
・じゃがいも:1個
・玉ねぎ:1/4個
・にんじん:1/4個
・キャベツ:2枚
・トマト缶:200g
・オリーブオイル:大さじ1
・コンソメ:小さじ1
・塩:小さじ1/2
・水:300ml
ミネストローネの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ベーコンは1cm幅、玉ねぎは1cm角のサイズに切っておく
2.鍋にオリーブオイルを入れ、中火で熱しながらベーコンを炒める
3.玉ねぎを加え、透き通るまで炒める
4.1cm角に切ったじゃがいも、にんじん、キャベツを加えて炒める
5.全体に火が通ったら、トマト缶とコンソメ、塩、水を加えて混ぜる
6.煮立ったら蓋をし、弱火で10分弱煮る
具沢山なミネストローネは、食卓を彩ってくれる一品です。具材はブロッコリーやセロリなどにアレンジもできます。マカロニやパスタを入れれば、より食べ応えのあるメイン料理になるでしょう。
③鶏むね肉のトマト煮

【材料】
・鶏むね肉:1枚
・トマト缶:1缶
・玉ねぎ:1個
・醤油:大さじ2
・ソース:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・塩コショウ:少々
・バター:10g
・片栗粉:適量
・醤油・酒(肉浸し用):適量
鶏むね肉のトマト煮の作り方を紹介します。
【作り方】
1.鶏むね肉は一口大の削ぎ切りにし、分量外の醤油と酒に浸し、片栗粉をまぶす
2.フライパンに油を熱し、中火で鶏肉を皮面から入れ、両面焼く
3.鶏肉を取り出し、同じフライパンでみじん切りにした玉ねぎをよく炒める
4.トマト缶、醤油、ソース、砂糖、塩コショウを加え、中火で3分煮込む
5.鶏肉をフライパンに戻し入れ、バターを加えてひと煮たちさせ、全体がなじんだら完成
こちらは鶏むね肉を使った節約レシピです。鶏もも肉でも代用できます。肉が固くなるのを避けるため、煮込みすぎないように注意してください。トマトの酸味と鶏肉の旨味が詰まった満足感のある一品です。
トマト缶の開封後の保存方法を知ろう
トマト缶は、保存方法によって日持ちが大きく変わります。冷蔵なら数日、冷凍なら約1ヶ月と賞味期間に差があるため、余ったら使い方に合わせて保存方法を選ぶことが大切です。トマト缶の正しい保存方法を知れば、料理の幅を広げながら無駄なく使い切れるでしょう。