冬瓜の保存方法は?冷凍はまずい?冷蔵や丸ごと常温で日持ちさせるコツも紹介!

冬瓜の保存方法を知っていますか?冷凍できるのでしょうか?今回は、冬瓜の保存方法・日持ち期間を〈冷凍・冷蔵・常温〉別に紹介します。常温保存のコツも押さえておきましょう。冬瓜の冷凍がまずい原因・対策や、腐るとどうなるかも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 冬瓜の保存方法は?冷凍できる?
  2. 冬瓜の保存方法・日持ち期間の一覧
  3. 夕顔も冬瓜と同じように保存・冷凍できる
  4. 【冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間は?まずくなる場合も?
  5. 【生のまま冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間
  6. 【下茹でして冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間
  7. 冷凍した冬瓜はそのまま調理して解凍がおすすめ
  8. 【冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間は?
  9. 【使いかけを冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間
  10. 【丸ごと冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間
  11. 【常温】丸ごと冬瓜の保存方法・日持ち期間は?
  12. 冬瓜が腐って食べられない状況も知っておこう

冬瓜の保存方法は?冷凍できる?

水分が豊富で淡泊な味わいの冬瓜は、調理次第で旨味が引き立つ便利な野菜です。しかし、サイズが大きい冬瓜を丸ごと買うとすぐに食べ切れないこともあるでしょう。冬瓜の適切な保存方法を覚えておくと役立ちます。冬瓜は冷凍できるのか、日持ち期間も紹介しますので参考にしてください。

冬瓜の保存方法・日持ち期間の一覧

保存方法 日持ち期間
生のまま冷凍 約3週間
下茹でして冷凍 約1ヶ月
使いかけを冷蔵 3~5日
丸ごと冷蔵 約6ヶ月
常温 1〜3ヶ月

冬瓜は、皮が厚く水分が失われにくいため、長く日持ちするのが特徴です。夏が旬の野菜ですが、適正に保存すれば冬までもつという意味で「冬瓜」と呼ばれます。


丸ごとのままなら冷蔵庫で約6ヶ月、冷暗所で1~3ヶ月ほどの保存が可能です。ただし、カットした後は日持ちしなくなるため、早めに使い切りましょう。すぐに食べ切れないときは冷凍すると、長く保存できます。

夕顔も冬瓜と同じように保存・冷凍できる

淡泊なクセのない味わいの冬瓜とよく似たウリ科の野菜に夕顔があります。夕顔も冬瓜と同じように保存できますが、日持ちする期間が違います。夕顔を冷暗所で保管した場合の保存期間は2週間ほどで、冬瓜ほどは日持ちしません。カットした夕顔は冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月ほど保存が可能です。

【冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間は?まずくなる場合も?

カットした冬瓜は保存がしやすく、調理の時短にもつながります。冬瓜を冷凍すると、長期保存が可能になるので、大量に手に入れた場合や、すぐに使い切れない場合に便利です。冬瓜の冷凍保存の方法や日持ち期間を紹介します。

【生のまま冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間

冬瓜は生のままでも冷凍保存でき、手軽に日持ちを伸ばせる便利な方法です。冬瓜はわたの部分から傷み始めるため、冷凍前には皮をむくだけでなくわたや種もしっかり取り除きます。

煮物やスープに使うなら3cmほどの角切り、炒め物用なら薄切りにしておくと使いやすいでしょう。生のまま冷凍したときの保存期間は3週間ほどとなり、下茹でした場合より少し日持ちが短くなります。

【生のまま冬瓜を冷凍する手順】

1.冬瓜の種とわたをスプーンでかき出す

2.皮をむく

3.好みの大きさにカットする

4.1切れずつラップで包む

5.保存袋に入れて空気を抜き、密封する

6.冷凍庫に入れ、平らにして凍らせる

【下茹でして冷凍】冬瓜の保存方法・日持ち期間

冬瓜を下茹でしてから冷凍すると、煮物などの料理に使うときにもすぐに火が通り、短時間で柔らかい食感になります。ひと手間かかりますが、茹でた冬瓜を氷水に入れる工程を省かないようにしましょう。氷水にとることで、余熱による火の通りすぎを防ぎ、冬瓜特有のきれいな翡翠色(ひすいいろ)を保てます。

【冬瓜を下茹でして冷凍する手順】

1.冬瓜の種とわたを取り除き、皮をむく

2.食べやすい大きさにカットする

3.鍋に湯を沸かし、塩を加えて冬瓜を6〜10分茹でる

4.茹でた冬瓜を氷水にとり、冷めたらザルにあげて水気を拭き取る

5.1食分ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する

冷凍した冬瓜はそのまま調理して解凍がおすすめ

冷凍した冬瓜は解凍すると酵素反応により、変色が起こることがあります。冬瓜のきれいな色をキープするためには、解凍せず凍ったまま味噌汁やスープ、煮物などに使いましょう。

また、冬瓜は水分が多い野菜なので冷凍や解凍により食感が悪くなりがちで、まずいと感じることもあります。解凍後の冬瓜は柔らかくなりやすいので、他の食材の火の通り具合に合わせた使い方をしましょう。

【冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間は?

大人数ですぐに冬瓜を食べ切れるようなケースであれば、冷蔵庫での保存が手軽で便利でしょう。使いかけの冬瓜を保存する方法と、丸ごと保存する場合に分けて紹介します。

【使いかけを冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間

カットした冬瓜を煮物などですぐに使い切る予定がある場合は、冷蔵保存でも良いでしょう。冬瓜のわたが残っていると雑菌が繁殖しやすいため、しっかり取り除いてください。​乾燥を防ぐため、しっかりとラップで包み密閉することも重要です。冷蔵での日持ちは短く、保存できる期間は3~5日ほどです。

【冬瓜の使いかけを冷蔵する手順】

1.冬瓜の種とわたを取り除く

2.切り口をキッチンペーパーで包み、さらにラップでしっかりと包む

3.ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する

【丸ごと冷蔵】冬瓜の保存方法・日持ち期間

冬瓜を半年ほど日持ちさせたいときは、冷蔵庫で丸ごと保存しましょう。そのまま保存すると、乾燥や低温障害を起こす可能性があるので、キッチンペーパーなどで包んでください。また、温度の低い冷蔵室ではなく、湿度と温度がやや高めの野菜室に入れると長期保存の場合でも鮮度が保ちやすくなります。

【冬瓜を丸ごと冷蔵する手順】
1.冬瓜をキッチンペーパーで包む
2.1をビニール袋に入れる
3.冷蔵庫の野菜室で保存する

【常温】丸ごと冬瓜の保存方法・日持ち期間は?

冬瓜は丸ごとであれば常温でも保存が可能で、約1~3ヶ月と比較的長く日持ちします。大量に冬瓜が手に入ったときや、すぐに食べる予定がない場合も困らないでしょう。ただし、保存するときは新聞紙で包んで乾燥を防ぎ、直射日光の当たらない涼しい場所で管理するのが鉄則です。温度や湿度の高い夏場は傷みやすいので、冷蔵庫で保存しましょう。

【冬瓜を常温で丸ごと保存する手順】
1.冬瓜を新聞紙で包む
2.風通しの良い冷暗所に置く

冬瓜が腐って食べられない状況も知っておこう

冬瓜が腐ると色や臭い、味など多くの変化が現れます。特に冬瓜をカットした場合は、切り口から傷んでくるので要注意です。種の周りに隙間ができていたり、茶色に変色し始めていたら傷み始めのサインです。早めに使い切るか、保存方法を見直しましょう。

【腐っている冬瓜の特徴】
・切り口や果肉の表面にぬめりがある
・腐敗臭がする
・カビが生えている
・中が茶色やピンク色に変色している
・触ると柔らかくなっている
・苦味がある

冬瓜の保存方法を知ろう

冬瓜は冷凍・冷蔵・常温と、それぞれの保存方法によって日持ち期間が異なります。冷凍なら長期保存が可能で、冷蔵や常温は使い方や保管環境に合わせて選びましょう。保存方法を知っておくことで、冬瓜を無駄なく美味しく食べられます。

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