里芋の赤い・ピンクの部分は食べられる?斑点・筋の原因や防止方法も紹介!
里芋が赤やピンクに変色することがありますが、その理由を知っていますか?食べても問題がないのか、気になる人もいるでしょう。里芋に赤やピンクの斑点や筋、点々が現れる原因や、変色を防ぐ方法を解説しましょう。里芋が傷んだり・腐ったりするとどうなるのかについても取り上げます。
目次
里芋が赤い・ピンクに...斑点や筋の原因は?食べられる?

里芋を切ったら中に赤やピンクの斑点や筋があり「食べても大丈夫なのか」と気になった経験がある人も多いでしょう。里芋に赤やピンクの部分ができる原因と、問題なく食べられるかどうかについて解説します。
里芋が赤やピンクになるのはポリフェノールの酸化が原因
ピンクや赤に変色する主な原因は、里芋に含まれるアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの酸化です。切った断面が空気に触れることや保存状態によって酸化し、赤やピンクの斑点や点々などになって目立つことがあります。また、ぶつぶつや赤い線のように現れるなど、見え方はさまざまです。
りんごやごぼうの切り口が茶色になるのと同じ現象で、生育中の状態や、保管時の低温によっても起こりやすくなります。
腐敗していなければ食べられるが食感や味が落ちる
里芋の赤やピンクの変色はポリフェノールの酸化によって起こりますが、体に害はなく、そのまま調理に使っても大丈夫です。安心して食べられます。しかし、里芋の酸化が進んだ部分は硬くなり、煮ても柔らかくならずに味が落ちてしまいます。見た目や食感が気になる場合は、変色している部分を切り取って使いましょう。
里芋が腐るとどうなる?傷みの見分け方は?

ピンクや赤への変色が「腐っているのではないか」と不安になる人は、里芋が腐るとどのような変化が現れるのかを知っておきましょう。傷んだ場合に見分けられるようになります。傷んだ里芋を見分けるポイントを臭い、感触、見た目の3つに分けて説明します。
①におい
新鮮な里芋はほとんどにおいがなく、あっても土のような自然な香りがする程度です。しかし里芋は腐ると、発酵したような臭いやカビ臭などの異臭を発します。臭いが気になる場合は、無理に食べずに処分しましょう。
【食べてはいけない里芋の臭い】
・酸っぱい臭いがする
・カビの臭いがする
・鼻をつくような異臭がする
②感触
新鮮な里芋は触ると硬く、力を入れても形が崩れないのが特徴です。傷みが進むと、全体が柔らかくなっていきます。
特に皮の上から触ると指が沈み込む物や、軽く押しただけで崩れる物は、内部の腐敗が進んでいるサインかもしれません。また、表面に通常とは異なるぬめりやベタつきがある場合も、傷んでいる可能性があるため食べるのは避けましょう。
【食べてはいけない里芋の感触】
・全体が柔らかく、弾力がない
・表面にぬめりがある
・水分が出て、押すと崩れる
③見た目
里芋が傷んでいるか判断するには、見た目も大切なポイントです。新鮮な里芋は皮が茶色く、切った断面が白いのが特徴です。皮が明らかに黒ずんでいたり、切った中が全体的に黒や濃い茶色へ変色したりしている場合は、傷んでいる可能性があります。
【食べてはいけない里芋の見た目】
・皮に白や緑、黒などのカビが生えている
・中身が黒や茶色に変色している
・皮が溶けている
里芋が赤い・ピンクに変色するのを防ぐ方法は?

里芋を赤やピンクに変色させないためには、どうすれば良いのでしょうか。家庭で簡単にできる、里芋の変色を抑える対策を3つ紹介します。
①切ったら水にさらす
里芋は、皮を剥いたり切ったりして空気に触れると酸化が進み変色します。切ったら、できるだけ空気に触れないようにしましょう。切った後、すぐに水にさらしておけば、ある程度は切り口の変色を防げます。
②皮を剥かないで茹でる
里芋は酸化すると変色しやすくなるため、皮付きのままよく洗ってから丸ごと茹でると色の変化を抑えられます。皮付きのまま茹でると、里芋の栄養の流出も抑えられるのもメリットです。そのまま茹でておけば皮が剥きやすくなり、下ごしらえの手間も減らせます。
③米の研ぎ汁で茹でる
米の研ぎ汁で下茹ですると変色を防げるだけでなく、アクが抜けやすくなり、えぐみを抑えながら下処理できます。研ぎ汁がない場合は、水に生米をひとつまみ加えて茹でましょう。ぬめりも取れやすくなり、味が染み込みやすくなります。
里芋の正しい保存方法は?

里芋をできるだけ長持ちさせるには、どのように保存すれば良いのでしょうか。常温、冷蔵、冷凍それぞれの正しい保存方法を紹介します。
里芋の常温・冷蔵保存方法
寒さと乾燥に弱い泥つきの里芋は新聞紙で包み、直射日光の当たらない風通しの良い場所で常温保存しましょう。洗って泥を落とした里芋は傷みやすいため、1日ほど乾かした後にキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
皮を剥いてカットした里芋はラップで包むか保存袋に入れて冷蔵庫で保存し、2〜3日で使い切りましょう。
里芋は冷凍保存もできる
すぐに使わない里芋は皮を剥いて食べやすい大きさにカットし、冷凍用保存袋に入れて空気を抜きます。袋を平らにならして口を閉じたうえで、冷凍庫で保存しましょう。冷凍した里芋を煮物や汁物に使うときは、凍ったまま加えて調理します。
里芋の赤い・ピンク以外の変色の原因は?食べられる?

里芋の変色は赤やピンクだけではないのか、気になる人もいるでしょう。変色の種類ごとに、原因や食べられるかどうかについて解説します。
①黒い・茶色い変色
里芋の断面が黒や茶色に変色する主な原因は、低温の場所で保存したことによる低温障害や腐敗です。赤やピンクへの変化とは原因が異なります。黒や茶色や変色した場合、臭いやぬめりなどの異常がある場合は食べるのを避け、気になる場合はその部分を切り取って使いましょう。
②緑の変色
里芋が緑がかって見えるのは、日光に当たってクロロフィルという色素が作られたためです。じゃがいもの緑色の部分とは異なり、里芋の緑色には毒性がなく、他に傷みなどが見られなければそのまま食べられます。ただし、表面に緑や青のカビが生えている場合は腐敗しているので処分しましょう。
里芋が赤い・ピンクなのは食べられるか知っておこう
里芋が赤やピンクに変色するのはポリフェノールの酸化が原因で、基本的には食べても問題ありません。里芋の変色は、水にさらしたり皮付きのまま茹でたりする方法で抑えられます。ただし、酸っぱい臭いや強いぬめり、カビなどがある場合は食べてはいけません。食べられる変色なのかを見分けて、無駄なく里芋を使い切りましょう。
